「海猿 THE LAST MESSAGE」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見所!

映画「海猿 THE LAST MESSAGE」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「海猿 THE LAST MESSAGE」は、伊藤英明主演、羽住英一郎監督の2010年の日本映画です。

この映画「海猿 THE LAST MESSAGE」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

海猿シリーズ第三弾の完結編、今回は海に浮かぶ巨大天然ガスプラントが舞台です。

■ スタッフ
監督: 羽住英一郎
製作: 加太孝明、水口昌彦、島谷能成、亀井修、小笠原明男
製作総指揮:亀山千広
脚本: 福田靖
撮影: 佐光朗
音楽: 佐藤直紀

■ 主要キャスト
仙崎 大輔:伊藤英明
仙崎 環菜:加藤あい
吉岡 哲也:佐藤隆太
桜木 浩一郎:加藤雅也
西沢 夏:吹石一恵
服部 拓也:三浦翔平
木嶋 久米夫:濱田岳
下川 嵓:時任三郎
遠藤 翔太:勝村政信
吉森 久貴:鶴見辰吾
北尾 勇:石黒賢

 

「海猿 THE LAST MESSAGE」あらすじ

環奈(加藤あい)と結婚してもうすぐ三年になる仙崎(伊藤英明)は、長男太陽と三人で迎える結婚記念日の準備に余念がありません。

バディの吉岡(佐藤隆太)に協力して貰いながら、アレコレ準備していた彼ですが、福岡玄界灘に浮かぶ天然ガスプラント≪レガリア≫で発生した事故の救助に向かう事になりました。

日本だけでなく外国との協力体制で作り上げたプラントなだけに、政府の思惑と現場の感情が入り乱れる中、超大型台風がレガリアに直撃。

仙崎(伊藤英明)は環奈(加藤あい)と息子・太陽の元に帰れるのか―――?

孤立無援のまま荒れる海で一夜を明かす事になった彼らの運命は如何に…。

 

「海猿 THE LAST MESSAGE」ネタバレ

井戸の修復作業江御していたドリルシップがレガリアに激突して起こったこの事故。

海上保安庁にとっても初めての事故ケースでしたが、当初の予定では作業員を避難させ、レガリアの設計者である桜木浩一郎(加藤雅也)と行動を共にする事が仙崎(伊藤英明)の任務でした。

しかし、台風のど真ん中にこのままレガリアを置いていくわけにはいかないとアレコレ作業を続ける桜木(加藤雅也)により、女医の西澤(吹石一恵)、作業員の木嶋(濱田岳)らと共に施設内に取り残されてしまいます。

台風が過ぎ去るまでの一夜を、仙崎(伊藤英明)は急ごしらえのバディとして、共に取り残された新人潜水士の服部拓也(三浦翔平)と組むことになったのでした。

 
台風の暴風域に入るという事で撤退を与儀なくされた保安庁ですが、しかし日韓共同の上ロシアからも技術提供を受けているレガリアを守る事が国益だと言い切る政府関係者からは、人命救助だけでなくレガリアも台風に備えるようにとの指示が下されます。

そうは言っても近付きようがない大荒れの海。

二次災害の危険が高いと下川(時任三郎)はその指示を跳ね除けるのでした。

バディを残して去ることになってしまった吉岡(佐藤隆太)は、無線で仙崎(伊藤英明)と連絡を取り合います。

台風が過ぎ去るまで救助には向かえない事を伝えた吉岡(佐藤隆太)は、環奈(加藤あい)にも連絡をするのでした。

その頃環奈(加藤あい)は自宅で、仙崎(伊藤英明)が仕掛けておいた結婚記念日を祝うメッセージの山を開いています。

沢山の愛に包まれた環奈(加藤あい)ですが、そんな彼女は吉岡(佐藤隆太)からの連絡で、仙崎(伊藤英明)が危険な救助活動に関わっている事を知るのでした。

 
仙崎(伊藤英明) は取り残されたメンバーに現状を説明します。

救助が来ない事に憤り、レガリア至上主義の桜木(加藤雅也)によって危ない目にあった西澤(吹石一恵)たちが揉め始めるも、若手隊員の服部(三浦翔平)は状況に怖じているようだし、実質仙崎(伊藤英明)一人でこの場を保たなくてはなりません。

仙崎(伊藤英明)は、聴こえてくる音に疑問を持ちます。
それはドリルシップから聴こえる警告音だったのです。

もしかしたらドリルシップはまだ掘削孔と繋がっているのでは…?

そうするうちに嫌な音が響き始め、揺れ出したかと思った瞬間!一気に天井が裂け黒い水が雨のように降りかかってきます。

様々な物が倒れたり落ちたりする中必死で西澤を庇う仙崎(伊藤英明)に対し、怯えた顔で一人安全圏に逃げ込む服部(三浦翔平)。

やがて自然に揺れは治まりましたが、これはブローアウトと呼ばれる現象。

いつ起こるか分からない次のブローアウトは先ほどのものとは比較にならないだろうという桜木(加藤雅也)により、ドリルシップ内のバルブを直接締めるしか止めようがない事が分かります。

ドリルシップに移動して任務を遂行する仙崎(伊藤英明)と服部(三浦翔平)。

落ちそうになったり海中を進んだりして辿り着いた先で見つけたバルブを必死で閉めようとしますが、あまりの固さになかなか回せるようなものだはありません。

そうしている間も警報音はなり続け、アチコチ破裂したり揺れたりしています。

怯えて一度は逃げ出した服部(三浦翔平)ですが、必死の形相で一人バルブに組みつく仙崎(伊藤英明)を見て、彼と共に危機を脱するのでした。

 
締めはしたものの、呆然自失の服部(三浦翔平)は、自分が望んでこの道に進んだわけではない事を漏らします。

自分が死ぬかもしれないなんて、と泣く彼に仙崎(伊藤英明)は、あの辛い訓練を乗り越えて潜水士になったという事はお前は逃げなかったという事だ、と諭し、もう一度自分達がバディである事、一人じゃない事を強調するのでした。

 
台風の直撃まであと二時間。

下川(時任三郎)はレガリアを取り囲んでいた全船に向かい、その場からの離脱を指示します。

吉岡(佐藤隆太)は仙崎(伊藤英明)に向かい、しばらく無線も繋がらなくなるが明日迎えに行く、と明るく話すのでした。

荒れる海に残されたのはレガリアに残る五人だけ…。

泣きながら備品のチェックをする吉岡(佐藤隆太)や、不安にさいなまれながら息子を守る環奈(加藤あい)など、それぞれが長い一夜を過ごします。

レガリア内では、ありものの食材で簡易の食事を五人が囲んでいます。

少しずつ打ち解けてきた五人ですが、そこに大きな破裂音が…!

本部のモニターには燃えるレガリアが映し出されているのです。

 

「海猿 THE LAST MESSAGE」最後のラスト結末

仙崎(伊藤英明)に連絡を取ろうにも無線の通信圏内に入れず為す術がない下川(時任三郎)。

レガリア内では火災の中を縫うようにして逃げ惑う仙崎(伊藤英明)たちがいます。

外に出たことで夜明けに気付く五人。

無線も繋がり彼らの無事が報告されますが、しかし暴風によりあと一時間は救助に向かえない状況です。

そうしている間にもガスタンクの下に迫る炎。

こうなるともうレガリアを沈めるしか助かる方法がありません。

下川(時任三郎)は本部に呼び寄せているレガリアの遠藤(勝村政信)に、沈める方法を調べるように指示します。

遠藤(勝村政信)たちが見つけ出した方法は、レガリアの北側にあるバルブを解放する事で浸水させ、バランスを崩させて沈めると言う方法。

ただ一歩間違えばバルブを解放した人間も海水に飲まれてしまう危険も孕んでいます。

それでも仙崎(伊藤英明)は、怖気づく服部(三浦翔平)を励ましながら向かうのでした。

 
協力してバルブを開いた途端流れ込んでくる海水。

急いで退路を走る2人ですが橋が落ちてしまい、仙崎(伊藤英明)は足を折ってしまいます。

これ以上は進めない仙崎(伊藤英明)から一喝された服部(三浦翔平)は、未練を断ち切るようにして桜木(加藤雅也)たちを救う為に戻るのでした。

 
戻ってきた服部(三浦翔平)の働きにより、無事ドリルシップに乗り移った四人の前で、レガリアはゆっくりと沈んでいきます。

完全浸水してしまったら一気に海の底まで沈んでしまうレガリアを前に、仙崎(伊藤英明)の場所を知るのは服部(三浦翔平)ただ一人…。

震える手でボンベの準備を始める服部(三浦翔平)ですが、吉岡(佐藤隆太)からの叱咤により奮い立ちます。

一人海の中で、仲間を信じて待っている仙崎(伊藤英明)を救う為、光の届かない海を進む服部(三浦翔平)は、瓦礫に埋まりながらもボンベを確保し待っていた彼を発見するのでした。

 
レガリアの外に浮かび上がった彼らを待っていたのは多くの仲間たち。

全員無事です!の声に本部も歓声に包まれます。

仙崎(伊藤英明)は環奈(加藤あい)と息子に再会し、3人で救急車に乗り込むのでした。

完。

 

「海猿 THE LAST MESSAGE」見所ポイント!

人気シリーズの映画化第三弾!です。

主人公仙崎の成長が一番感じられる作品でした。

連ドラ時代のような陽気な一面も持ちながら、息子を授かった事で父親として守らなくてはいけない存在が出来た男性の大きさが、どんな逆境でも落ち着いて、絶対にあきらめない姿に表れていたように思います。

シリーズを通して見ると、熱血少年から父親になり家庭を持った仙崎のその成長ぶりがしっかりと伝わります。

「海猿」第1作のネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ
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守るものができた仙崎ですが、けっして守りに入ったりひるんだりしません。

人を救う!ことにかけてはあの熱血青年のままなのです。

 
これまでとは違い、クライマックスで仙崎は助けてもらう立場。

そこに前作で仙崎に助けてもらった吉岡(佐藤隆太)の咤激励が飛ぶ!

前2作を見ている人には感慨深いシーンでしょう。

 
ところどころ、こんだけ風が凪いでいるんならヘリも飛ぶんじゃない?とか、こんな悠長に話してて良いの?とか、気になる部分もありましたが、娯楽大作として突っ込んだり感動したりしながら、ご家族や友人同士でご覧になると楽しいと思いますよ。

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