映画「真夏の方程式」ネタバレ!あらすじや犯人と最後ラストの結末や見どころ!

映画「真夏の方程式」ネタバレ あらすじミステリー/サスペンス

映画「真夏の方程式」は、福山雅治主演、西谷弘監督の2013年の映画です。

この映画「真夏の方程式」のネタバレ、あらすじや犯人、最後ラストの結末や見所について紹介します。

天才物理学者・湯川学のガリレオシリーズの映画版第2弾「真夏の方程式」をお楽しみください。

 

「真夏の方程式」あらすじ

帝都大学物理学准教授・湯川学(福山雅治)は、田舎町・玻璃ヶ浦(はりがうら)を訪れました。

海底鉱物資源開発の説明会に、電磁探査のアドバイザーとして出席するためです。

偶然おなじ電車に乗り合わせ “変人・湯川” に興味を持った小学4年の柄崎恭平(山崎光)。

夏休みを、伯母の川畑節子(風吹ジュン)のところで過ごすため一人でやって来ました。

 
川畑節子の夫・川畑重治(前田吟)が脱サラ。

そして節子の実家、玻璃ヶ浦の小さな旅館・緑岩荘(ろくがんそう)を引き継いだのです。

 
説明会は、海底資源の開発計画を推し進める企業側、そこには湯川の姿も。

それに対し “海底採掘絶対反対” と、玻璃ヶ浦の美しい海を守りたい地元住民たち。

企業側に猛抗議する川畑成実(杏)を、見慣れない男・塚原正次(塩見三省)が見ています。

 
夕方、緑岩荘に帰った成実はイトコの恭平と再会。

塚原と湯川を、宿泊客として迎えます。

電車で会った湯川が気になっていた恭平は、顔を見るなり「うぉーっ!」と嬉しそう。

しかし、子供が嫌いな湯川は顔を背けるのでした。

 
大広間で夕飯を終えた湯川が先に部屋を出ると、塚原は節子に話を切り出します。

「仙波を逮捕したのは、私です」

塚原が元警視庁捜査一課の刑事だと分かった節子は、逃げるように部屋を出ました。

これが事件の始まりだったのです・・・

 

「真夏の方程式」ネタバレ

──15年前、1998年2月18日

新聞には【元ホステス殺害容疑 48歳の知人男性・仙波英俊(白竜)を逮捕】

「ごめんね…母さんのせいで」と、罪悪感に苛まれる母・節子を見つめる実娘・成実。

記事を目にする母と娘は、この日を境に二人だけの一生の秘密を抱えます──

 
食事を終えた湯川は、節子に送られ地酒が飲める店へ。

そこで、成実と一緒になると彼女はここでも食って掛かるのでした。

そんな成実に「すべてを知ったうえで、自分の進むべき道を決めるべきだ」と冷静な湯川。

「私はただ、玻璃ヶ浦の海を守りたいだけ」と、成実は声を絞り出します。

 
その頃、緑岩荘の庭では重治と恭平が、ロケット花火を打ち上げ楽しんでいました。

足を悪くし杖が手放せない重治ですが、恭平の喜ぶ顔に張り切ります。

翌日、緑岩荘の宿泊客・塚原が海の岩場で死んでいるのが見つかりました。

堤防を乗り越えた、転落事故とみられます。

「ハカセ!」と、朝食をとる湯川に近づき、事件の矛盾を指摘する恭平。

湯川は、恭平に対して拒否反応のジンマシンが出ない事に驚きます。

 
警視庁では、塚原を良く知る多々良(永島敏行)が「他殺を視野に捜査を」と草薙(北村一輝)に命令。

緑岩荘に “湯川” が居ると知った草薙は、岸谷美砂(吉高由里子)を送り込みます。

 
夕方、堤防に座り海を見ていた恭平に湯川が近づいて来ました。

“夏の太陽に海底が照らされると、キラキラ光る水晶がたくさん沈んでいるように見える”。

「玻璃は水晶のこと!」と、玻璃ヶ浦の名前の由来を湯川に教える恭平。

しかし、まだ澄んだ海の中を見た事がないと言います。

200メートルも離れた沖でしか見れず、酔うから船にも乗れないと諦めていました。

すると「フッ」と笑い難しい事を言う湯川、分からない恭平は首をかしげます。

 
翌日、照りつける太陽の中、大量の実験材料を買い込んで緑岩荘に戻った湯川。

そこに、湯川を訪ねて岸谷がやって来ます。

塚原の死因は司法解剖の結果、一酸化炭素中毒と判明。

さらに睡眠導入剤の反応も出ており、他殺の疑いが出たのです。

そこで、挙がったのが “15年前、殺人容疑で塚原が逮捕した仙波英俊”。

 
──1998年2月15日、雪が舞う夜に事件は起きました。

東京都杉並区の歩道橋で、被害者・三宅伸子(西田尚美)40歳が刃物で刺され死亡。

事件前夜、伸子と仙波が金銭トラブルで揉めていたと目撃情報があり、捜査員は仙波のアパートへ。

慌てて逃走した仙波を塚原が取り押さえ、所持品から犯行に使用した血の付いた包丁を発見したのです──

刑期を終え、釈放された仙波の行方は今なお不明のままでした。

 
その仙波は、ここ玻璃ヶ浦の出身。

もう使われず朽ち果てた生家だけが残り、そこを塚原らしき男が訪ねていたと言います。

15年前に逮捕された仙波による、逆恨みの犯行なのか?

岸谷が刑事だと知った節子と成実は、不安な表情をしています。

 
晴れ渡る夏空の下、玻璃ヶ浦の海の中を見るため、実験装置を背負い海へ来た湯川と恭平。

一方、塚原家を訪ねた岸谷は生前彼が「仙波の事件は悔いが残る」と語った事を知ります。

夕方、実験を成功させ恭平と湯川が緑岩荘へ帰ると、屋上に上がる捜査員の姿。

下からは見えませんが、屋上に “煙突” があると恭平が教えてくれました。

庭に残るロケット花火の燃えカス、湯川は緑岩荘を見上げます。

そして、階段の隣に置かれた段ボールを目にすると屋上へ。

湯川は煙突を見つめ、ある仮説を立てたようです。

 
その夜、長らく使用していない海原の間に湯川と恭平は忍び込みます。

三階の塚原が泊まった角部屋・虹の間と、逆方向に位置する角部屋・海原の間。

その部屋からは、恭平と重治が花火をした庭が見下ろせました。

「危険だから、ロケット花火が飛び込みそうな窓は閉まってた」

重治に指示されて “全部塞いだ” と言う恭平の言葉に確信を持つ湯川。

部屋を調べ、押し入れを開けると壁に亀裂を見つけたようです。

 
重治と節子夫婦が、この緑岩荘を引き継いだのは成実が中学生だった14~15年前。

15年前の三宅伸子殺害事件の真相に気づき、玻璃ヶ浦を訪れた塚原。

湯川は、塚原殺害の犯人に気づき仮説を実証するため、岸谷に川畑重治たち家族三人の過去を調べるよう助言します。

 
事件当時、仙波と被害者・伸子が住むエリアと、事件現場の杉並区は遠く離れていました。

そして、川畑家は重治が名古屋に単身赴任中、都内の中学に通う成実と節子の所在は不明。

湯川は、塚原を殺したのは「川畑重治だ」と、草薙と岸谷に伝えました。

続けて「ある人物の人生が、大きくねじ曲がる…」と、危惧します。

 
見学説明会に参加する成実は、同じ調査船でAUV(自律型無人潜水機)を写真に収める湯川に声を掛けました。

玻璃ヶ浦の海を紹介する、成実のブログを見ていた湯川。

“どうか海の色を確かめに…いつまでも貴方をお待ちしております”

その文章から、ある人物に向けたメッセージだと感じていました。

湯川は振り返った成実の顔を、写真に収めます。

一方、岸谷は都内にある成実が通った中学校を訪ねていました。

 
大広間で、湯川と恭平が一緒に夕飯を食べています。

恭平は大きなエビフライ、湯川は海鮮や紙鍋料理に舌鼓。

湯川は理科が苦手な恭平に、火に掛けられているのに底が燃えない紙鍋の原理を教えます。

「へぇ」と、理解した恭平は新たな疑問を持ちました。

「濡れた紙のコースターを、火に掛けるとどうなる?」と、ジュースを飲み質問します。

固形燃料が燃えるコンロの上に、濡れたコースターを被せる恭平。

その行動に重治の顔が強張り、コースターを払い除ける湯川は食事を楽しもうと言います。

 
その頃、成実のもとには中学の同級生から電話が来ていました。

それは、あまりに突然で「警察が来たんだよ…もう無理」と、声を震わせる成実。

泣き喚く成実を節子がなだめていると重治が現れ、二人はピタリと静まります。

腰を下ろし、ため息を吐く重治は「節子…湯川さんは気づいてるよ」と言いました。

重治が犯した罪を、まだ成実だけが知りません。

 
岸谷の連絡で15年前の事件当時、川畑家が住んでいたのは杉並区と判明。

三宅伸子が殺害された、現場のスグ近くです。

しかし、少しずつ接点が見えてきた矢先、川畑重治が自首をするのでした。

 
「寝付けない」と言う塚原に、処方された睡眠薬を渡したと自白する重治。

恭平と花火を終え、翌日の朝食の確認のため塚原さんの泊まる虹の間に電話をしました。

ところが、塚原さんは一向に出ず不審に思い、虹の間がある三階へ行ってみる事に。

すると、使用していない海原の間に灯りが点いていました。

様子を見るため海原の間に入ると、そこに塚原さんが倒れていたのです。

充満するススけた匂いに気づき、急いで窓を開けました。

老朽化した緑岩荘、ボイラー室から煙突に繋がる配管は壁の中を通っている…と。

 
配管を検証する捜査員は、海原の間の壁に入る亀裂から煙が出る事を確認しました。

塚原が一酸化炭素中毒になったのは、あくまで事故だったと重治は主張します。

しかし、睡眠薬を渡した事や、緑岩荘の評判のためだけに塚原を岩場に投げ捨てた事。

そして、警察を呼ぼうとしていた妻・節子に死体遺棄を手伝わせた事を重治は後悔します。

別室では節子も取り調べを受けていて、重治の自白と相違が無い事から二人は業務上過失致死と死体遺棄で逮捕されました。

 
草薙がこの事を湯川に伝えると、事故では無く “殺害” と言い返されてしまいます。

「あの家族は、全員が秘密を抱えている」と。

節子と成実の秘密、そして二人も知らない重治だけの秘密。

彼らの抱える秘密に巻き込まれ “ある人物の人生が、ねじ曲がる・・・”

 
仙波の生家を訪ね、彼と節子と成実の関係に気づいた湯川。

東京で捜査する岸谷も、重治と節子、仙波さらに三宅伸子の四人が知人だと分かります。

小料理屋を営む鵜飼(綾田俊樹)は、若い頃の四人を知っていました。

笑顔で写る節子たち、岸谷はアルバムから一枚の写真が無くなっている事に気づきます。

節ちゃんは人気者だったから、誰かが持っていったのだろうと言う鵜飼。

そして、当時を思い起こし「節ちゃんは、仙波さんに惚れていた」と。

しかし、仙波は妻帯者で叶わぬ恋でした。

 
「三宅伸子殺害は冤罪…仙波は犯人じゃない」と、真相にたどり着いた草薙と岸谷。

真犯人である川畑節子を庇うために、罪を被ったと推測します。

しかし、湯川が導いた真犯人は「川畑成実」でした。

節子は、妻帯者である仙波と男女の関係になり子供を身籠った、それが成実です。

 
──15年前、仙波と三宅伸子は馴染みの店で酒を飲んでいました。

すると、伸子は仙波が持っている節子と赤ん坊が写る写真を見つけます。

伸子に「どうして、そんな写真なんて?」と聞かれ、仙波は慌てていました。

“29年前の当時、仙波には妻が、そして節子は仙波への想いを断ち切り重治と結婚”。

伸子は、仙波と節子の関係に気づきます。

 
雪が舞う夜、杉並区にある川畑家を訪ねた伸子。

家には成実しかおらず、強引に上がり込み「本当の事、知ってるのよ」と詰め寄ります。

その言葉の意味を、成実は分かっていました。

「全然、俺に似てないってさ」と、重治が節子に言っているのを聞いていたのです。

三人が写る写真を奪われた成実は、伸子から家族を守るため必死で追い彼女を刺しました。

翌日、何も知らない節子に久しぶりに仙波から電話が掛かり、節子は事件を知るのです。

 
テレビに流れる、三宅伸子殺害のニュース。

受話器の向こうから聞こえる成実の叫び声に、仙波は娘を守ると決心したのです──

刑期を終え、出所した仙波の行方を捜していた塚原。

独りになり病気を患った仙波を世話する…塚原に出来る償いのようなものでした。

 
仙波が入る、ホスピスを訪れる湯川と岸谷。

白髪で、すっかり生気が感じられない仙波に湯川は話し始めます。

「玻璃ヶ浦の海は、実に美しい…」と、成実のブログと写真を見せました。

彼女が、この玻璃ヶ浦の海を守っていると伝えた湯川。

そうする事で「誰かの、恩返しになると彼女は信じている…僕にはそう思えます」と。

塚原正次が成実に会いに玻璃ヶ浦を訪れたと言っても、仙波は「私は、何も知らない」とだけ答えます。

その言葉に、湯川と岸谷が立ち去ろうとした時。

「ありがとうって、この人に…」と、成実の写真を見つめる仙波。

湯川は「伝えます」と、ホスピスをあとにします。

 

「真夏の方程式」犯人

仙波は、節子と赤ん坊だった頃の成実の写真を大切に持っていました。

二枚の写真を並べて、美しく育った成実の姿に胸を熱くします。

愛する娘を守り、刑期を全うした仙波。

三宅伸子殺害事件は解決していて、塚原を殺害した川畑重治の犯罪は立証出来ません。

それでも湯川は、ある人物を守るため、哀し過ぎる仮説を実証しに重治に会いに行きます。

 
緑岩荘で行われる【一酸化炭素中毒の検証実験】

しかし、いくらやっても致死濃度には至らず、重治の供述に食い違いがうまれます。

「僕には、再現できます」と、事故では無く “殺人” だと重治を問い質す湯川。

「手を下したのは、恭平君です」と。

 
玻璃ヶ浦にやって来た夜に、恭平が楽しんだ花火。

「ロケット花火が、部屋に飛び込んだら危ないって…」と、海原の間の窓を閉めた。

足の悪い重治の代わりに、彼の指示で恭平は屋上へ。

梯子を使って、高い煙突に濡れた段ボールを被せ塞いだのです。

海原の間に塚原を誘い込んだ重治は、睡眠薬を入れた酒を提供。

その時、押し入れを少し開け、恭平と花火をするため庭へ。

煙突を塞がれた事で、排煙は逆流。

不完全燃焼を起こしたボイラーから、一酸化炭素が発生した。

壁の亀裂から室内に流れ込み、塚原は死亡。

煙突に被せた段ボールを回収したのも恭平、すべて重治の計画通り…。

 
二人の話を鏡越しに隣の部屋で聞く岸谷、そして成実。

続けて湯川は、塚原を殺害に至った動機 “仙波英俊” の名前を挙げます。

真相に触れようとする湯川に「やめろ!」と、重治は声を荒げますが湯川は止めません。

 

「真夏の方程式」最後ラストの結末は?

29年間、成実を本当の娘として愛してきた重治。

仙波と節子の関係、成実が自分の子供では無いと気づいていたが、そんな事はどうでもよい事だった。

15年前の事件で、成実が三宅伸子を殺害してしまい “実娘・成実を守った仙波”。

身代わりに罪を被った “本当の父・仙波が愛する海を成実が守っている”。

そう気づきながら重治は、さらに大きな愛で家族が抱える秘密を守って来た。

しかし、そこに現れたのが事件の真相を知る塚原。

秘密が暴かれ、家族の幸せが崩壊すると恐れた重治は、塚原を殺害すると決めた。

成実を守り、決して15年前の真相が明かされない方法で…。

「秘密なんて持っていません」と、重治は湯川の仮説を否定しました。

 
すると、最後に一つだけと言う湯川の言葉に、重治の表情が曇ります。

「恭平君に、伝えたい事はありませんか?」

「せっかくの夏休みだったのに、ごめんな…と」

そう言って目を潤ませる重治は、帰り際鏡に目をやる湯川に気づきます。

鏡の向こうでは「お父さん…ごめんなさい」と、成実が泣き崩れていました。

立ち上がり鏡をのぞき込む重治は、まるで成実の姿が見えているように優しく見守ります。

 
玻璃ヶ浦の海に来た湯川に「罰を受けようと思います」と言う成実。

そんな彼女に、湯川は仙波のメッセージを伝え “恭平を守る” という使命を持たせます。

「あの夜、何をしたのか気づいた恭平は、きっと自分を責めてしまう」

恭平が真実を知りたいと聞いてきた時は、隠す事なく話すことを約束します。

“すべてを知ったうえで、自分の進むべき道を決めるために”

 
恭平は、あの夜の事を忘れられず、小さな胸は押し潰されそうになっていました。

玻璃ヶ浦の駅で、恭平と湯川は再会します。

暗い顔をしている恭平に「楽しかったな」と、微笑みかける湯川。

そして、答えが出せない大きな問題を抱えた恭平に湯川は、成長すればその答えにたどり着けると伝えます。

恭平に寄り添い「僕も一緒に考える…悩み続ける、君は独りじゃない」と。

「はい」と、小さな声で返事をする恭平は、じっと湯川を見上げ二人は別れました。

 

「真夏の方程式」見どころ

テレビドラマ『ガリレオ』の劇場第2弾となる今作。

美しい海が広がる玻璃ヶ浦を舞台に、物理学者・湯川学が謎を解き明かします。

印象的な海の “青い世界” が映し出され、観る者の感情を揺さぶるでしょう。

 
太陽の光が反射して、キラキラと光る水面。

海中まで射し込むその光のなかを、川畑成実役の杏が泳ぐ姿がとても美しい。

しかし、事件の全貌が見えてくると、一転して深い哀しみの青となります。

成実が “愛されていた” と感じる程、美しい海の青に胸が締め付けられるでしょう。

 
湯川の相棒 “小さな名探偵” 恭平の光と影も、海が効果的に描き出します。

湯川が作った【ペットボトルロケット】で、海の中を見る実験にはしゃぐ元気な笑顔。

二人が過ごした夏休みの、最高の思い出となったハズです。

でも最後、恭平に笑顔はありません。

まだ小学4年の彼が抱えた不安、恐怖に「君は独りじゃない」と、湯川が伝え物語は終わります。

 
エンドロール、電車から海を見つめる恭平は、湯川との実験を思い出します。

200メートル先までロケットを飛ばすため、何度も繰り返したテスト。

「距離は? 回収…」 「本番…プシュー」

小さな声で、あの時間を思い浮かべる恭平に笑顔が戻る事を願うばかりです。

 
今作は、実力派俳優が集結していますが、中でも川畑重治を演じた前田吟に魅せられます。

「恭平に何てコトしてくれたんだ!」と怒りを滲ませつつ、その “いぶし銀” の演技に胸が熱くなります。

特に、節子(風吹ジュン)と成実のことを話す、湯川との最後の面会シーン。

その語り口や顔に刻まれたシワ、目尻をクシャッとさせ愛おしそうにする表情が優しい。だからこそ、とても哀しくなります。

 
事件は、心にシコリを残す “イヤミス” で幕を閉じます。

湯川があぶり出した哀しい真実を、あなたの目で見届けてください。

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