「十三人の刺客」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「十三人の刺客」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「十三人の刺客」は、役所広司主演、三池崇史監督の2010年の日本映画です。

この映画「十三人の刺客」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

原作はアラン・グリンのベストセラー『ブレイン・ドラッグ』です。

 

「十三人の刺客」スタッフ・キャスト

■ スタッフ
監督: 三池崇史
製作: 梅澤道彦、市川南、白石統一郎
製作総指揮:中沢敏明、ジェレミー・トーマス、平城隆司
脚本: 天願大介
撮影: 北信康
音楽: 遠藤浩二

■ 主要キャスト
島田新左衛門(御目付七百五十石):役所広司
島田新六郎(新左衛門の甥):山田孝之
倉永左平太(御徒目付組頭):松方弘樹
三橋軍次郎(御小人目付組頭):沢村一樹
樋口源内(御小人目付):石垣佑磨
堀井弥八(御小人目付):近藤公園
日置八十吉(御徒目付):高岡蒼甫
大竹茂助(御徒目付):六角精児
石塚利平(足軽):波岡一喜
平山九十郎(浪人・剣豪):伊原剛志
佐原平蔵(浪人・槍の名手):古田新太
小倉庄次郎(平山九十郎の門弟):窪田正孝
木賀小弥太(山の民):伊勢谷友介
松平左兵衛督斉韶:稲垣吾郎
間宮図書(明石藩江戸家老):内野聖陽
土井大炊頭利位(江戸幕府・老中):平幹二朗
牧野靭負(尾張家木曽上松陣屋詰):松本幸四郎
鬼頭半兵衛(明石藩御用人千石):市村正親
両腕両足の無い女:茂手木桜子

 

「十三人の刺客」あらすじ

舞台は江戸後期の弘化元年の明石藩。

将軍の異母弟に当たる藩主、松平佐兵衛督斉韶(稲垣吾郎)は暴虐の限りを尽くす暴君でした。

そのあまりの振る舞いに、明石藩江戸家老間宮図書(内野聖陽)は、抗議の訴状を携えて老中土井大炊頭利位(平幹次郎)の屋敷の前で切腹してしまいます。

江戸時代当時、こういった藩内のゴタゴタが幕府にバレてしまうと何かしらのお咎めが下されるのが通例でした。

しかも今回は藩を憂う家老が藩主を訴えて果てる、という大事件です。

幕府では利位(平幹次郎)を中心にして明石藩の処分を考えますが、母が違うと言えども現将軍の弟であり、先代将軍の子である斉韶(稲垣吾郎)への処分はそう簡単には下せません。

将軍の意向もありお咎め無しとなった本件ですが、斉韶(稲垣吾郎)が来春には老中就任が内定している事を知る利位(平幹次郎)は、遂には彼の暗殺を企てるのです。

 
利位(平幹次郎)は、信頼する御目付役旗本島田新佐衛門(役所広司)を呼び出し、彼に斉韶(稲垣吾郎)暗殺を命じました。

しかし、暗殺ではなく将軍を説得ししかるべき処分を下すべき、と正論を掲げる新佐衛門(役所広司)は素直にその命に従おうとしません。

そんな彼に引き合わされたのが牧野靭負(松本幸四郎)。

尾張藩士である靭負(松本幸四郎)は、前回の参勤交代の時、通りかかった斉韶(稲垣吾郎)によって息子、そしてその嫁を惨殺されていたのです。

理不尽な暴力により非道の限りを尽くす斉韶(稲垣吾郎)の振る舞いを聞き、新佐衛門(役所広司)は自身を含め13人の刺客を集めると、参勤交代からの帰国途中である中山道落合宿にて、斉韶(稲垣吾郎)を撃つ決意を固めました。

藩主暗殺、という大きな使命を背負った新佐衛門(役所広司)…。

果たして彼ら13人はその使命を果たすことが出来るのか―――?

 

「十三人の刺客」ネタバレ

新佐衛門(役所広司)はもう一人、斉韶(稲垣吾郎)の被害者に会います。

一樹を起こした首謀者の娘(茂手木桜子)は、斉韶により手足を切られた挙句舌まで抜かれ慰み者にされただけでなく、飽きたからとの理由で山中に捨て置かれていたのです。

家族はどうした?との新佐衛門からの問いに、舌を無くした女(茂手木桜子)は筆を口にくわえ、みなごろし、と書き上げるのでした。

 
暗殺を決意した新佐衛門(役所広司)は、その為の仲間集めに奔走します。

結果、甥の島田新六郎(山田孝之)始め、この太平の世にあって唯一人を切った事がある平山九十郎(伊原剛志)とその弟子小倉庄二郎(窪田正孝)など、自身を含め12人の暗殺集団を作り上げたのでした。

しかし、非道な斉韶(稲垣吾郎)と言えども、その身を守らんとする者はいます。

斉韶(稲垣吾郎)の残虐性は承知の上で、それでも藩主と言う立場にある以上それを守ることが使命だ、とする鬼頭半兵衛(市村正親)は、新佐衛門(役所広司)の動きを察知すると、何としてでも斉韶(稲垣吾郎)を守る為の決意を固めるのでした。

とはいえ、そんな半兵衛(市村正親)の決意を余所に、斉韶(稲垣吾郎)は間宮(内野聖陽)の一族を的にして弓を射て遊んでいるのでした。

 
新佐衛門(役所広司)による斉韶(稲垣吾郎)暗殺計画は、参勤交代の帰りに宿場町で待ち伏せし、そこに閉じ込める形で決行する、と言うものです。

その為、新佐衛門(役所広司)は中山道にある落合宿全体を買い取り、そこに住んでいた住人を空にする事で戦場を作り上げたのでした。

その落合宿に向かう道中、新佐衛門(役所広司)らは奇妙な男を拾います。

木賀小弥太(伊勢谷友介)と名乗るその小汚く真黒な男は、早く到着したいなら自分が案内してやる、と言って元気いっぱいに山道を駆け回るのでした。

当初は山道の案内だけの役割だった小弥太(伊勢谷友介)は、狩りなら俺も混ざりたい、くらいの軽い感じで仲間に加わります。

丸太で殴られても意に介さない小弥太(伊勢谷友介)は鈍いのか強いのかイマイチ測り兼ねる戦力ですが、これで暗殺団は13人になったのでした。

 
買い取った宿場町を急ピッチで改装し、アレコレと罠を仕掛ける一行ですが、その作業が済んでからも一向に斉韶(稲垣吾郎)の行列がやってきません。

ヤキモキしながら待ち続ける新佐衛門(役所広司)たち。

確実に斉韶(稲垣吾郎)がこの宿場町を通る保証もない為、ジリジリとした時間が流れますが、尾張藩の靭負(松本幸四郎)の命を懸けた策略により遂に行列が現れます。

ところが、当初聞いていたよりもはるかに多い300人という大行列。

それは勿論半兵衛(市村正親)による警戒策だったわけですが、こうなったらもうやらないわけにはいきません。

こうして、13人対300人と言う、あまりに無謀な戦いの火ぶたが切って落とされたのでした。

 
裏山を駆け上ってく村人たちの姿に胸騒ぎを覚えながらも馬を進めた半兵衛(市村正親)。

そこへ刺客たちは仕掛けておいた罠でもって行列を閉じ込め、爆破や火を背負った牛を放つなどして300人もいた行列を一気に3分の1程まで殲滅させます。

ここで刺客たちからの暗殺口上。

斉韶(稲垣吾郎)に対して掲げられたその紙には、手足を失った女(茂手木桜子)の、みなごろし、の文字が力強く書かれているのでした。

 

「十三人の刺客」最後のラスト結末

斬って斬って斬りまくれ!その言葉を機に、ここからはラストまで激しい戦闘シーンが一時間弱続きます。

減ったとはいえ100人以上の敵を13人で切り続けなくてはならない刺客たちですが、彼らはチームワークと、あらかじめ準備しておいた罠や武器を使って次々と敵を切り殺していきます。

しかしやはり圧倒的な人数差…。
多勢に無勢、疲れたところを襲われ、徐々に人数を減らしていく刺客たち。

とはいえ、斉韶(稲垣吾郎)陣の人数も討ち果たされ…

最後には新佐衛門(役所広司)と新六郎(山田孝之)、斉韶(稲垣吾郎)と半兵衛(市村正親)の四人しか残っていません。

 
半兵衛(市村正親)と向かい合った新佐衛門(役所広司)。

その二人を見ながら、一対一とは風流だ、みたいなことを言っている斉韶(稲垣吾郎)ですが、半兵衛(市村正親)がやられてしまった今、自分を守る人間は一人もいません。

新佐衛門(役所広司)は斉韶(稲垣吾郎)の太刀を受けながらも、その首をはね暗殺の悲願を果たすのでした。

 
生き残ったのは新六郎(山田孝之)と小弥太(伊勢谷友介)の二人だけ…。

切り付けられ、痛い痛い、と騒ぐわりに死に際には、生きてきて一番楽しかった、などと笑みを浮かべる斉韶(稲垣吾郎)…

自分を老中の座に付けようとする幕府なぞ長持ちしない、と言い切るクレバーさも持ち合わせているのに、どうしてあれほど残虐な事が出来たのか…

言いようのない不快感の残るシーンでしたね。

完。

 

「十三人の刺客」見所ポイント!

これはもう、稲垣吾郎さんの出世作と言って過言ではないでしょう。

主演の役所広司さん、カメレオン俳優の山田孝之さんや伊勢谷友介さんなどの実力者の塊である刺客が霞むほどの怪演っぷりでした。

普段から右手と右足が一緒に出るようなイメージとでも言うのか、ちょっと佇まいに特徴があるな、と思ってましたが、その空気感なのか歩き方ひとつとっても斉韶の異様さが現れているようで、とても印象深かったです。

もう一人印象深かった人と言えば、松方弘樹さん。
元々時代劇畑の方だな、とは思っていたのですが、殺陣のシーンがもの凄い迫力で格好良かったです!

マグロ釣ってる気のいいおじさん、の空気感は全くありません。

目の力強さから剣捌き、本物の時代劇スターという感じでした。

 
また、三池監督作品という事で、グロさもなかなかのもの…。

この三池監督の「悪の教典」もグロかった・・・

「悪の教典」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころは?
映画「悪の教典」は、 2012年の伊藤英明主演、三池崇史監督のR15+指定、日本映画です。この映画「悪の教典」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。サイコパス教師の狂気を描く「悪の教典」をお楽しみください。原作は貴志祐介の小説です。

特に、茂手木さんの演じた四肢欠損女性のシーンは直視に堪えかねるインパクトでした。

この作品に関してはこのシーンがあるため、映画館という薄暗い箱の中で大画面を通して見るのは、ある種の拷問に近いとすら感じる程です。

苦手な方は覚悟してご覧になった方が良いかもしれません。

このシーンで役所さん演じる新佐衛門が笑うのですが、これは、切羽詰まった時に笑ってしまう人間らしさや怒りなど様々な感情が混ざり合った表情を体現されたんだそうです。

思わず出た、とも言われていたので、計算して演じたわけではないようですね。

 
唯一、この作品中で癒しの時間を提供してくれたのは伊勢谷さん演じる小弥太ですね。

痛みに鈍かったり以上に性欲が強かったり、そのキャラクターは他の12人とは全く違って堅苦しさが無く、彼がシーンに登場するだけで張りつめた緊張感からホッと一息つける感じです。

仲間に加わった後も、誰もが自分を認めてくれていなかった中で、いよいよ決戦!と言う時に新佐衛門が自分を人数に加え13人と言ってくれた、そのシーンが最高に可愛い!

表情が一変して嬉しそうになり、ヒョコヒョコと側に寄る姿がなんだか健気と言うか…

これから命がけの戦い、もしかしたら小弥太も死んじゃうかもしれないのにも関わらず、良かったね!小弥太!と思わずにいられません。

 
反対に言うと、この小弥太のシーン以外は常に血生臭さに満ちているような作品です。

最後に転がる斉韶の首以外はリアルで、正直気分が悪くなるようなシーンも沢山あります。

しかも、スカッとするとかそういった類の作品とも言い難い作品ですが、ただ、稲垣さんの怪演を知る為だけにでも見る価値はあると思いますので、興味を持たれた方には是非その眼で異様な雰囲気の吾郎さんを確認して頂ければな、と思います。

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