映画「96時間」はリーアム・ニーソン主演、 ピエール・モレル監督の2008年の映画です。
この映画「96時間」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
誘拐された娘を救うべく元CIAの父親が立ちあがるアクション「96時間」をご堪能ください。
「96時間」あらすじ
元CIA工作員のブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)。
別れた妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と娘キム(マギー・グレイス)とは中々会えずにいます。
それでも、キムと一緒に暮らしたいと考え、引退後の仕事に精をだしていました。
キムの誕生日パーティーへと向かったブライアンは、将来歌手になりたいと言うキムの為にカラオケセットをプレゼントしますが、レノーアの再婚相手がキムに馬をプレゼントしたのを見て肩を落としその場を去ります。
その後、昔の仲間から人気歌手シーラ(ヒリー・バランス)のボディーガードをしないかと仕事を持ち掛けられ、渋々了承するブライアン。
仕事当日、熱狂的なファンに襲われそうになったシーラを救います。
シーラはブライアンの娘が歌手になりたいことを知り、今回の御礼にキムを応援してくれると約束するのです。
キムからランチをしないかと誘われたブライアンはシーラの事も話そうと出かけていきますが、そこにはレノーアもいました。
キムは友達のアマンダ(ケイティ・キャシデイ)と一緒にパリに旅行に行きたいからブライアンのサインが欲しいと言います。
しかし、ブライアンは二人だけで旅行なんて危険だとサインを断るのです。
レノーアに諭されたブライアンは、こまめに連絡をすることを条件にサインをすることに。
当日、空港までキムを送ったブライアンでしたが、その時、パリだけではなく好きな歌手のツアーで違う土地にも行く事を知り不安が襲います。
パリに着いたキムたちは、写真を撮ってくれると言うピーター(ニコラ・ジロー)と出会い、タクシーが高いからという理由で相乗りをすることに。
アマンダのいとこのアパートまで送ってくれたピーターに、アマンダは「いとこの部屋に泊まるけど、しばらくいとこは留守だから私たち二人だけなの。」と話すと、ピーターから大学のパーティーに誘われ浮かれてしまいます。
キムたちと別れたピーターはキムたちの特徴と住所を誰かに連絡するのです。
「96時間」ネタバレ
その頃、キムと連絡が取れなくて不安になったブライアンは何度も電話をかけ続けます。
やっとキムと繋がりますが、その時ピーターが呼んだ怪しい男たちにアマンダが拉致されそうになるのを目撃するキム。
そのことをブライアンに話します。
ブライアンはキムに落ち着くよう言い、バッドルームに隠れるよう指示すると「キムもいずれ拉致されるだろう。その時、犯人たちの特徴を何でもいいから叫びなさい。」そう話します。
やがてキムを見つけた男たちはキムを拉致していきます。
その時キムが叫んだ男たちの特徴をしっかりと聴きとめるブライアン。
そしてキムの携帯を持ったであろう犯人に向けて「娘を返さないなら必ずお前を見つけ出し殺す」と脅しをかけます。
それを聞いた犯人は「幸運を」とだけ残し電話を切ってしまうのです。
ブライアンはレノーアの再婚相手スチュアート(ザンダー・バークレー)に取引相手に恨みを持たれている相手はいないかと尋ねます。
突然の事に困惑するスチュアートとレノーアでしたが、キムが拉致されたことを話し、スチュアートにプライベートジェットを手配してもらいパリに向かうことに。
ブライアンは元同僚のサム(リーランド・オーサ)に協力を仰ぎ、キムが叫んだ犯人たちの描写と録音した音声から、拉致した犯人が犯罪組織のボスマルコ(アーベン・バジラクタラジ)ではないかと推理します。
その組織が絡んでいるのは若い女性の人身売買で、もし犯人がマルコであれば、96時間以内にキムを助け出さないと永遠に見つけることが出来ないだろうと話すのです。
パリへと向かったブライアンは、キムが泊まったアパートに侵入しキムの携帯を見つけます。
入っていたSDカードのデーターにはアマンダとキムのツーショット写真が残されていて、近くの公衆電話に撮影しているピーターの顔が写っているのを発見するのです。
空港で張っていたブライアンはピーターを見つけ捕まえようとしますが、逃げられてしまいます。
執拗にピーターを追うブライアンでしたが、捕まえる寸前でピーターがトラックに撥ねられ死亡してしまうのです。
キムを探す手立てを失ってしまったブライアンは、現在フランス国土監視局の副局長で元工作員のジャン=クロード(オリヴィエ・ラブルダン)に接触を試みます。
ジャンはマルコの犯罪組織の縄張りを教えますが、違法な手を使わないようブライアンに忠告するのです。
通訳を雇ったブライアンはマルコの組織が売春をさせている地域へ向かいます。
そこでわざと売春婦に絡み、監視役の男に脅されるふりをしながら盗聴器を仕掛けるのです。
その会話を通訳させ、電話中の男がある建設現場で商品に問題が起きたという話を聞き、そこで通訳とは別れその建設現場へと向かいます。
客のふりをしてその建設現場内の売春宿に潜入したブライアンは、そこでキムの来ていたジャケットを持つ女性を見つけるのです。
しかし、薬漬けにされ朦朧とする女性はブライアンの問いかけに反応しませんでした。
どうにかその女性を連れ出したブライアンでしたが、後ろから尾行されていることに気付きその車を上手く巻きます。
尾行していたのはジャンの部下でした。
ホテルでその女性を看病するブライアン。
キムのジャケットを抱きしめ思いを馳せます。
そこへジャンから連絡が入り、翌日会うことに。
ジャンはブライアンを強制的に国に帰そうとしますが、ブライアンはキムを見つけるまで帰る気はないと言い、ジャンが用意した尾行を躱し姿を消します。
ホテルに帰ると看病していた女性が目を覚まし、キムからジャケットを貰った場所を話すのです。
マルコのアジトに向かったブライアンは見張りの男にジャンの部下だと名刺を見せ、ガサ入れされたくなければボスに合わせろと脅しをかけます。
上手く潜入できたブライアンは言葉巧みに組織の男らを騙し、「幸運を」という言葉をアルバニア語で話させます。
その声でマルコを見抜いたブライアンは、「忘れたか?お前を見つけると話しただろ。」と言いマルコ以外の男たちを次々に殺していくのです。
そのアジトには薬漬けになり死んでしまったアマンダがいました。
しかしキムの姿はなかったのです。
その後、生かしておいたマルコを拷問しキムの居場所を聞き出すブライアン。
マルコは、処女は高く売れるからパトリス・サンクレア(ジェラール・ワトキンス)という人物に売ったと白状するのです。
それを聞いたブライアンはマルコを殺しジャンの元へ向かいます。
家に帰ってきたジャンはブライアンが上がり込んでいることを警戒し銃を携帯し、話をすることに。
ジャンが売春組織と繋がっていることを知っていると話しサンクレアの居場所を吐くよう脅しますが、ジャンはどんな金でも家族を養うための金だと言ってブライアンに銃を向けます。
しかし、その銃の弾はブライアンによって抜き取られていました。
口を割らないジャンを脅すため、ジャンの妻イザベル(カミーユ・ジャピ)の腕を撃ってサンクレアの居場所を聞き出すのです。
「96時間」最後ラストの結末は?
サンクレアの家で行われている人身売買のオークションに潜入したブライアンは、やっとキムの事を見つけます。
適当に入った落札室にいた男を脅し、キムを落札させることに成功しますが、部屋を出たところで襲われ捕らえられてしまうのです。
しかし、どうにか拘束を解いたブライアンは、サンクレアの手下たちを殺し、サンクレアにも銃を向けキムの居場所を吐くよう脅します。
川岸に停泊しているボートにいると白状したサンクレアを銃殺してキムを捜しに向かうブライアン。
サンクレアの家を出ると、落札した男がキムを乗せて車で逃走するのを目撃します。
どうにかその車を追ったブライアンでしたが、追いついたときにはすでにキムはボートに乗らされていた後でした。
落札した男の車を奪ってボートを追跡したブライアンは、ボートが通るであろう橋へ先回りして、橋からボートに飛び乗ります。
その船は落札した男のボスが乗っていてキムを含む数人の女性を買っていました。
護衛の男らを次々と殺したブライアンはついにキムがいる部屋へとたどり着きますが、そこにはキムを買った男にナイフを突き立てられているキムが居たのです。
その男はキムを盾に取り交渉しようとしますが、ブライアンはその男の言葉を聞く前に銃で頭を撃ち抜くのでした。
やっとキムを助けることができたブライアン。
キムを連れて、レノーアとスチュアートが待つ空港へと降り立つのです。
その後、ブライアンはキムを連れて歌手シーラの元を訪れます。
シーラは約束通りキムの夢を叶える手助けをしてくれるのでした。
THE END
「96時間」見どころ
元工作員が娘を助けるために奮闘するというシンプルなストーリーですが、今までの経験を最大限に生かし犯人を追い詰めていく過程はハラハラドキドキの連続でとても見ごたえがあります。
また、アクションシーンも満載で、アクション物が好きな方にはぜひおすすめしたい作品です。
そして主演のリーアム・ニーソンの渋い演技にも注目です!
普段はイマイチうだつが上がらないオヤジですが、いざとなると容赦なく敵を次々に殺っていく・・・無敵オヤジ全開です!
でもあんな姿見ちゃったら、たとえ自分の家族でも怖いかも・・・
タイムリミットに指定された96時間が迫るにつれ、ストーリーも、俳優たちの演技も緊迫感が増していくのが凄かったですね。
スリル満点でおすすめです。
続編はこちらです。
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