「スノー・ロワイヤル」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ!

映画「スノー・ロワイヤル」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「スノー・ロワイヤル」はリーアム・ニーソン主演、ハンス・ペテル・モランド監督の2019年のアメリカ映画です。

この映画「スノー・ロワイヤル」のネタバレ、あらすじやラスト最後の結末、見どころを紹介します。

ある除雪作業員の復讐劇を描く「スノー・ロワイヤル」をお楽しみください。

ハチャメチャな登場人物達に注目ですよ。

 

「スノー・ロワイヤル」キャスト・スタッフ

■ スタッフ
監督: ハンス・ペテル・モランド
脚本: フランク・ボールドウィン
制作: フィン・イェンドルム 他
製作総指揮: マイケル・ドライヤー 他
音楽: ジョージ・フェントン
撮影: フィリップ・ウーゴート

■ 主要キャスト
ネルソン・コックスマン(ネルス): リーアム・ニーソン
グレース・コックスマン: ローラ・ダーン
キンバリー・ダッシュ刑事: エミー・ロッサム
ヴァイキング: トム・ベイトマン
ブロック・コックスマン(ウィングマン): ウィリアム・フォーサイス
アヤ: ジュリア・ジョーンズ
マスタング: ドメニク・ランバルドッツィ
ソープ: ラオール・トゥルヒージョ
デクスター: ベンジャミン・ホリングスワース
ギップ: ジョン・ドーマン
オスガルド刑事: アレクス・ポーノヴィッチ
シヴ: クリストファー・ローガン
スモーク: ナサニエル・アルカン
ウィンデックス: ベン・コットン
ホワイト・ブル: トム・ジャクソン

 

「スノー・ロワイヤル」あらすじ

雪の町で模範市民賞を受賞するほどの除雪作業員ネルズ・コックスマン。

ある日、一人息子が地元の麻薬組織に殺されてしまいます。

ネルズの生活は一変。

犯人がギャングであることを突き止め、復讐を始めるのでした。

しかし、ギャングはこの復讐をネルズではなく敵対する他のギャングの仕業だと勘違いして・・・

こうして三つ巴の戦いが始まるのでした。

 

「スノー・ロワイヤル」ネタバレ

コロラド州。
ロッキー山脈近くのリゾート地で除雪業を営んでいるネルズ(ネルソン)・コックスマン(リーアム・ニーソン)は、模範市民に選ばれるほど真面目で実直な人物でした。

一方、空港に勤めるネルズの息子・カイルが作業を終えて控室に戻った所、突然スピードというチンピラ率いる一団に襲われます。

バンの中へ押し込まれたカイルは、無理矢理薬物を注射され、そのまま走る車両から投げ出されてしまいます。

 
警察から報せを受けたネルズと妻・グレイス(ローラ・ダーン)は、州都デンバーへ向かいます。

遺体安置所で息絶えたカイルの身元確認に立ち会った夫妻に、刑事は麻薬の過剰摂取が死因だと告げます。

刑事に捜査する気は全くなく、麻薬中毒者が自業自得で死んでしまったとしか思っていないのが態度にはっきりと出ていました。

 
麻薬などに手を出す息子ではなかったと反論しますが、相手にされず呟くネルズ。

1人息子を失ったグレイスの怒りと悲しみは深く、側にいて寄り添ってくれない夫を遠ざけるようになります。

そして、ついにグレイスは家を出て行ってしまいました。

 
度重なる不幸に打ちのめされたネルズは、自分のショットガンを職場に持参し、自殺を図ろうとします。

そこへ息子の知人だったダンテが現れ、金を貸してほしいと言ってきました。

事情を聴いてみると、カイルは麻薬をくすねたダンテと間違えられて組織に殺されたと分かります。

怒り狂ってダンテを問い詰め、実行犯の名前がスピードだと知ったネルズは、復讐する為にスピードがいるクラブへ向かいました。

エレベーターでスピードと2人きりになったネルズは、息子の仇と信じて叩きのめしますが、スピードはもっと上からカイル殺害の指示を受け、ただそれを実行したに過ぎなかったと知ります。

その男の名前を聞きだした後、ネルズは怒りを抑えきれずスピードを絞殺してしまいます。

 
翌日、その指示を出した男が勤めるブティックを訪れ、ショットガンで脅します。

すると更にその上に命令を下した麻薬の運び屋がいることが分かります。

ネルズはこの情報を聞いた後、男を射殺して遺体を網に巻いて崖の上から川へ投げ込みました。

更に、麻薬を運んでいた男を見つけ出し、先回りして除雪車で行き先をふさぎ、隙をついて麻薬を奪って殺害しました。

 
そんな頃、ギャングのボス・バイキング(トム・ベイトマン)は、息子の教育に余念がありませんでした。

「火曜はチキンとブロッコリーを食べろ」「お菓子は食べるな」など、ルールを押し付けて破る事を決して許しませんでした。

そんな中、スピード達の失踪が部下から伝えられます。

最初は気にしていませんでしたが、段々といなくなる人数が増えてゆくと流石に見過ごすわけにはいかなくなってきます。

 
バイキングは、かつて自分の父親が縄張りを与えたホワイト・ブル(トム・ジャクソン)と言うネイティブアメリカンのギャングが勢力拡大を目論んでいると疑います。

そこでホワイト・ブル一味の一人を捕まえ、拷問の末に殺し、見せしめとして死体を道路標識に張り付けて晒しものにします。

それをみたホワイト・ブル達は愕然とし怒りに震えながら復讐を誓います。

実は殺されたのはホワイト・ブルの一人息子だったのです。

 
一方、ネルズは、かつて街を支配していたギャング(バイキングの父親)の元で働いていた兄“ウイングマン”ことブロックの元を訪ね、カイルの死の真相を追っている事を打ち明けます。

ブロックは昔のコネを使ってバイキングが関与している事を調べ上げ、復讐の為に殺し屋を雇うようアドバイスをします。

ネルズは兄の助言に従い“エスキモー”と言う殺し屋に接触します。

ネルズは“エスキモー”に金を渡し、バイキング一味の壊滅を依頼します。

依頼を承諾したかに見えた“エスキモー”でしたが、その足でバイキングの所に向かい、ネルズの依頼の内容を明かしてバイキングからも金を取ろうとします。

しかし、バイキングは「お前みたいに汚い奴を生かしておくわけにはいかない」と“エスキモー”を殺してしまいます。

 

「スノー・ロワイヤル」ラスト最後の結末

そして、“エスキモー”の口座を調べたところ「コックスマン」から入金があった事を突き止め、ブロックが依頼したと思い込み、部下に彼を始末してくるように命じます。

刺客がやってきたと知ったブロックは、バイキングの部下を殺したのは自分で、かつてバイキングの父親に恋人を奪われた復讐だったと嘘をついて殺されます。

復讐者を始末したと思いホッとしたものの、ホワイト・ブルの息子を誤って殺してしまったと知ったバイキングは、場違いなジョークを言ってしまった部下を撃ち殺し、その首をホワイト・ブルの息子を殺した犯人だと偽って届けさせます。

しかし、ホワイト・ブルの怒りが収まる事はありませんでした。

 
また、息子ばかりか兄までも殺されてしまったネルズは更に怒りを募らせ、彼の息子を誘拐してバイキングをおびき出そうと考えます。

そして本当に学校から出てきたバイキングの息子を誘拐しますが、同じ事を考えていたホワイト・ブルの部下にその一部始終を見られてしまいます。

ネルズはバイキングに「息子を誘拐した」と連絡し、除雪車の中に息子を隠して迎え撃とうとします。

しかし、バイキングが部下を忍び込ませてネルズを捕まえてしまいます。

もう少しで始末されそうになった時、遠くから機会をうかがっていたホワイト・ブル一味が乗り込んできて壮絶な銃撃戦が始まります。

不意を突かれたバイキングはその場から逃げようとしまうが、ネルズが操る重機に車を破壊されて足止めされ、最後はホワイト・ブルに撃ち殺されてしまいます。

 
そして夜になり、ネルズはいつものように除雪車に乗り込んで仕事に出かけました。

途中、道端で待っていたホワイト・ブルが乗り込んできます。

最初はネルズに銃を向けて殺そうとしたホワイト・ブルでしたが、黙々と除雪車を運転するネルズの横顔をしばらく眺めた後、そっと銃をダッシュボードの上に置いたのでした。

THE END

 

「スノー・ロワイヤル」見どころ

真面目な仕事人間のネルズ、大様気取りで傍若無人なバイキング、物静かだが身内以外には容赦のないホワイト・ブル―彼らは3人とも息子を持つ父親です。

そして、それぞれ息子を奪われた事で怒り狂って三つ巴の戦いを繰る広げる事になります。

特にリーアム・ニーソン演じるネルズは腕っぷしもギャング顔負けな程に強い上に、除雪車で相手の車をポーンと跳ね飛ばすなど、見ていて気持ちが良くなるくらいに容赦がありません。

一般市民のネルズが犯人などと思いもしないバイキングが勝手に勘違いをしてホワイト・ブルに喧嘩を売ってしまったり、深く考えずに殺してしまった部下が実はゲイで、彼と密かに付き合っていた部下が恋人の復讐の為にバイキングを裏切ってしまったりと、思いもしない展開が次々と続いてストーリー的にも見ごたえのある作品です。

 
また、勘違いや怒りで頭に血を上らせて暴走するネルズやバイキング、平和に慣れ切ってセクハラまがいのつまらないジョークをいう事しかできない古株の保安官など、どこか抜けている男性登場人物達の中で、的確に事件の状況を見極める新人の女性警察官キム(エミリー・ロッサム)の存在感も見逃せません。

特に、まだ自分に未練あるような元カレをうまく操って捜査に役立つ情報を引き出す場面では思わずニヤリとさせられます。

 
リーアム・ニーソンが主演という事で単なる硬派な復讐劇かと思っていましたが、意外に他の登場人物の個性も作り込まれており、思った以上に楽しむ事が出来ました。


リーアム・ニーソンと言えばこの「96時間シリーズ」ですね。

「96時間」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!
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