「うちの執事が言うことには」ネタバレ!あらすじや犯人と最後ラストの結末や見どころ!

映画「うちの執事が言うことには」ネタバレ あらすじ
ミステリー/サスペンス

映画「うちの執事が言うことには」は、永瀬廉主演、久万真路監督の2019年の映画です。

この映画「うちの執事が言うことには」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、犯人や見所について紹介します。

笑って泣けてキュンとする極上ミステリー「うちの執事が言うことには」をお楽しみください。

 

「うちの執事が言うことには」あらすじ

名門烏丸家の一人息子である烏丸花穎(永瀬廉)は、イギリスから留学した翌日気まぐれな父親・真一郎(吹越満)から自分は引退するから家を継ぐよう言われます。

目を覚ました花穎は自分に仕えるはずの執事・鳳(奥田英二)を部屋に呼びますが、花穎のもとにやって来たのは衣更月蒼馬(清原翔)という若い男でした。

真一郎に真相を聞こうとも海外に旅に出ているため連絡が取れずにいました。

花穎は鳳を巻き込んで真一郎が自分を騙しているのだろうと考えますが、衣更月から本当のことだと聞かされた花穎は激しく動揺するのです。

 
気を取り直し、慣れ親しんだ使用人・雪倉叶絵の料理が食べられると喜んだ花穎でしたが、叶絵はぎっくり腰で療養中だと聞かされ叶絵を心配します。

叶絵の息子である峻(神尾楓珠)と美優(優希美青)が叶絵の代わりに手伝いに来ていると衣更月から聞かされるのです。

その後、烏丸花穎はある事件に巻き込まれてしまい・・・

 

「うちの執事が言うことには」ネタバレ

27代目の当主になるための手続きも済み心細い気持ちでいた花穎は、不愛想な衣更月からの小言にイライラを隠せません。

そんな花穎の様子には見向きもせず淡々と考えを述べる衣更月。

衣更月の態度や言葉は花穎をますます心細くさせていくのです。

花穎は色彩感知能力が高く、周りとあまり溶け込めない幼少期を過ごしていました。

その時花穎の側にいて力になってくれたのが鳳だったのです。

花穎はそんな鳳と衣更月をどうしても比べてしまうのでした。

 
屋敷の階段に飾る絵画は四季折々変えられていましたが、花穎は自分でその絵を選びたいと衣更月に話し、収蔵庫からお気に入りの絵を見つけ飾るのです。

後日、仕事に復帰した雪倉から、お花をありがとうございますと礼を言われた花穎は、自分に相談もなく勝手に花を贈った衣更月を叱りつけます。

鳳ならこんな真似はしなかったと衣更月と鳳を比べてしまうのです。

 
芽雛川家の御曹司・肇大(前原滉)の誕生日パーティーに出席することになった花穎は、その日つけていくネクタイを衣更月に選んでもらいますが、スーツと合わないネクタイを差し出され、峻にネクタイを選んでもらうことに。

花穎は「同じデザイナーが作ったものだからって何でも合うと思うな。このネクタイは衣更月にやる。これからは峻に僕のコーディネートを任せる。」と衣更月に話すのでした。

 
向かったパーティー。

花穎は周りの好奇な目にめまいを覚えますが、鳳から言われたことを思い出し気持ちを立て直します。

そこで招待客で人気洋菓子店「アントルメ・アカメ」のオーナーである赤目刻弥(神宮寺勇太)と、モデルの莉沙(田辺桃子)を紹介され、刻弥の人懐っこさに緊張がほぐれる花穎。

一通り挨拶を済ませた花穎が一息つくために化粧室へと向かうと、女性用の化粧室から悲鳴が聞こえそこへ駆けつけると莉沙が倒れていました。

花穎はすぐに助けを呼ぼうとしますが、集まってきた肇大たちに犯人扱いされてしまうのです。

 
目を覚ました莉沙は記憶があいまいで誰が犯人か見ていないと話します。

肇大は花穎に「花穎くん、これは立派な傷害事件だよ。でも家を継いだばかりの君を通報するようなことはしたくないんだ。彼女が承知してくれるなら皆で知らないフリをすることもできる。」と告げるのです。

しかし、花穎は肇大のネクタイに違和感を覚え、現場をもう一度調べさせて欲しいと肇大に言うのです。

 
化粧室を調べた花穎は殴った犯人は莉沙の口紅が手に付いただろうと推測し、犯人の取るであろう行動を自分で再現してみることに。

すると、手を洗おうとしてハンドウォッシュのボトルに手をかけると石鹸が飛び出し花穎のネクタイにかかってしまいます。

それにピンときた花穎は肇大に「犯人は君だね。」と招待客の前で告げるのです。

花穎が肇大のネクタイに違和感を覚えたのは最初に挨拶した時と僅かに色が違ったからだったのです。

石鹸でネクタイが汚れたため、付け替えたのだと推理した花穎はそのことを肇大に付きつけますが、肇大は自分は犯人ではないと言い張ります。

そこへ莉沙を連れた刻弥がやってきて、莉沙にどちらが犯人か尋ねると莉沙は肇大を指さしたのです。

開き直った肇大は花穎に向かって「みんなが君をちやほやしたのは君が烏丸家の当主だからだ。」と詰め寄りますが、衣更月はそんな肇大に「失礼いたします。」と告げまわし蹴りをお見舞いするのです。

訴えると喚く肇大に刻弥は「これ以上騒ぐならこっちも訴える。」と告げ肇大を黙らせるのでした。

 
帰りの車内、「申し訳ございません。烏丸家の家名を汚すわけにはまいりません。私を解雇してください。」そう謝る衣更月に花穎は「お前のおかげで今日のことを気に病むのがばかばかしくなった。気にしなくていい新しい執事を探すのは面倒だ。」そう告げるのでした。

後日、自分の経営する店のケーキを土産に烏丸家を訪ねてきた刻弥。

花穎は喜んで刻弥を招き入れますが、刻弥は広間の階段に飾られた絵を見て「つまらない絵だ。」と呟くのでした。

 
それから烏丸家では不可解な事件が起こり始めます。

運転手の駒地がドローンに追いかけられ事故を起こし、雪倉もバスでスリに間違われ警察に突き出されてしまうのです。

その頃、何も知らない花穎は最近飼い始めた番犬ペロが、花穎が衣更月にあげたはずのネクタイを咥えているのを目撃します。

そのことを美優に告げると美優は「衣更月さんが捨てるはずありません!このことも母の事も何かの間違いです!母はスリなんかしていません、信じて下さい!」そう訴えるのです。

 
雪倉の所から帰った衣更月に花穎は「僕があげたネクタイはどうした?一度も付けたことがなかったから気に入らないのだろうと思っていたけど捨てることはないじゃないか。」そう言い「お前は大事なことを僕に話していないな。雪倉の事だ。お前はまだ僕を当主として認めていないんだな。お前が嫌々僕の執事をしていたことは気付いていた。もう家から出ていけ。」そう告げるのでした。

それを聞いた衣更月は「雪倉叶絵、そして峻、美優三人の休職願いがでております。花穎様がご判断ください。花穎様は若く、未熟です。しかし花穎様は私が初めてお仕えする初めての主人でした。」そう言い烏丸家を後にするのです。

広い屋敷で孤独を感じる花穎の元に刻弥がやって来ます。

刻弥は広間の階段にある絵を譲ってくれないかと花穎に頼み、花穎は父親に確認してみると約束するのです。

 
その頃、衣更月は雪倉がスリに間違われた時にその場を目撃した人を探していました。

衣更月の話を聞いていた人物の中から財布を盗まれたという人が現れます。

その人の話から、証言した若い女性は沢鷹という苗字だったということが分かるのです。

雪倉はその苗字を聞いて、以前つき合いのあった画商がそんな名前だったと思い出します。

その画商は贋作を売ってしまい廃業してしまったのだと聞いて衣更月はその画商を探すことに。

沢鷹という画商と知り合いだったという人から見せてもらった写真の中に「アントルメ・アカメ」の文字を見つけるのです。

 
花穎は階段に飾られた絵を見てあることを思い出します。

収蔵庫の奥に隠された絵がある事に気付きその絵を見ると階段にある絵の贋作だということが分かります。

それは花穎が子供の頃、贋作だと見抜いた作品でした。

 
その時美優が屋敷にやって来ます。

美優は「花穎様、衣更月さんはネクタイを捨ててなんかいません。執事は高価なものを身に着けてはいけないという気配りだったんです。母も兄も花穎様がきちんと食事をしているか心配しています。みんなこの家と花穎様の事が好きなんです。」そう花穎に告げるのです。

花穎は刻弥を屋敷に呼び出します。

そして「赤目さんはどうして駒地に事故を起こさせたり、莉沙さんを使って雪倉をスリの犯人にでっち上げたの?このネクタイもそうでしょ?」と刻弥に詰め寄ります。

刻弥はしらを切りますが、花穎は衣更月を呼び階段の絵と贋作の絵を持ってこさせるのです。

 

「うちの執事が言うことには」最後ラストの結末は?

贋作を売った沢鷹という画商の娘が莉沙でした。

花穎は莉沙が復讐をしているのだと考えていましたが、これは刻弥の復讐だったのです。

刻弥が子供の頃、たまたま心奪われた絵画が有名画家の幻の作品だった事が分かり、それからは祖父が買い付けに行く画廊に一緒に足を運んでいました。

神童だと言われた刻弥の選んだ絵が価値をつける度にもてはやされてきた刻弥でしたが、花穎が贋作を見つけたせいで大好きだった祖父からの信頼を失ってしまったのです。

そのことを恨んだ刻弥は幼いころからずっと花穎の事が嫌いだったと話します。

「お前は俺が一番大切にしていたものを奪った。だから俺もお前が一番大切にしている物を奪ってやろうと思ったんだ。」そう告白する刻弥。

花穎の父親は贋作を買い取り、その後本物を買い付けています。

そして贋作は処分することなく退蔵していたのです。

贋作であっても、刻弥がその絵に感動したことを知っていたから。

 
花穎はそのことを刻弥に話し「うちの執事が言うことには僕は、未熟で若くて当主としての自覚が足りないんだって。でもみんなを手放したりしないんだ。赤目さんもそうだよ。赤目さんが巻き込んだ人もね。僕は赤目さんが嫌いじゃないから。」そう刻弥に告げるのです。

それを聞いた刻弥は「俺はおまえなんか大っ嫌いだ。」そう言って笑い、そして涙を流すのです。

 
後日、烏丸家に使用人たちが戻ってきます。

花穎はみんなに「僕の為にやめようとするなんて、そんなの嬉しくない。ぼくがみんなを守る。」そう宣言するのです。

そして解雇されたままだった衣更月に「衣更月蒼馬に烏丸花穎の執事を命じる。」そう辞令を言い渡すのでした。

おしまい

 

「うちの執事が言うことには」見どころ

人気推理小説の実写化作品です。

推理シーンは勿論、若くして名家の当主になった花穎の葛藤や孤独も描かれていてホロリとさせるシーンも多いのが見どころ。

スーパーヒーローではない主人公には親近感を覚えますね。

その完全無欠ではない所を補ってくれるのが使用人たち・・・

 
花穎と衣更月のやり取りも最初はハラハラとさせますが、少しずつ心を通わせ互いに心を開いていく過程が描かれているのも良かったです。

父親の真一郎(吹越満)と元執事の鳳(奥田英二)があまり出番がなかったのは少々残念でした。

 
若く旬な俳優に加え、脇を固める俳優陣はベテラン揃いなので、豪華な共演も見どころのひとつです。

重ための内容は無いので家族でも楽しめる作品です。

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