「ペット」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「ペット」ネタバレ あらすじ
アニメ

映画「ペット」は、 2016年のクリス・ルノーとヤーロー・チーニー監督のアメリカ3Dアニメ映画です。

この映画「ペット」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

個性あふれるペットたちの冒険を描く「ペット」をお楽しみください。

■ スタッフ
監督: クリス・ルノー、ヤーロー・チーニー
製作: クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヘーリー
脚本: ブライアン・リンチ、シンコ・ポール、ケン・ドーリオ
音楽: アレクサンドル・デスプラ

■ 主要キャスト
マックス:ルイ・C・K
デューク:エリック・ストーンストリート
スノーボール:ケヴィン・ハート
オゾン:スティーヴ・クーガン
ケイティ:エリー・ケンパー
メル:ボビー・モイニハン
クロエ:レイク・ベル
ポップス:ダナ・カーヴィ
バディ:ハンニバル・バーエス
ギジェット:ジェニー・スレイト
タイベリアス:アルバート・ブルックス
スイートピー:タラ・ストロング
ノーマン:クリス・ルノー

「ペット」あらすじ

大都会N・Yで暮らすテリア犬のマックス。

飼い主のケイティと暮らす毎日は、彼女が家を空ける以外は幸せに満ちています。

ところが、そんな幸せな暮らしにある日転機が訪れました。

ケイティが保健所から犬を引き取ってきたのです。

彼は大型の雑種犬・デューク。

なんとかケイティとの二人の暮らしを取り戻したいマックス―――

果たして彼に平穏な日々は戻ってくるのでしょうか?

 

「ペット」ネタバレ

マックスの住むアパートには他の部屋でも沢山のペットが飼われています。

犬に猫、インコに亀などその種類は様々。

彼らは飼い主たちが出かけている間、家の中で普段は出来ない自由を謳歌しています。

ダイエットフードを蹴り飛ばして冷蔵庫の中のチキンを平らげてしまう猫や、パンクロックにノリノリのプードル、籠から飛び出し扇風機の風に向かって戦闘機気分で飛ぶインコなど、その過ごし方はどれも自由で楽しそうです。

しかしマックスだけは玄関の前に座り、一日中ケイティが帰ってくるのを待つことが日課・・・。

向かいに住む白い小さな犬・ギジェットが話しかけても、待機が一番大事な仕事と心得ているマックスは彼女に目を向けることなくドアを見つめて一日を過ごすのです。

 
そんなマックスに降って湧いた災難がデュークの存在でした。

体だけでなく態度も大きいデューク。

寝床も餌も奪われるマックスが、何とかして彼を追い出したいと考えついたのは、部屋を荒らし回る事でした。

花瓶を倒し本をバラまいてキッチンの上にある者を全て落とす・・・
こうしてグチャグチャになった部屋をみたケイティは、それをデュークの仕業と思い込み彼をまた保健所に返すと考えたのです。

そんなマックスを見て自分の非礼を詫びるデューク。

こうして立場が逆転したかに思われた二匹ですが、散歩先で大きなトラブルを起こしてしまいます。

アルバイトで犬の散歩を請け負っている青年が、マックスの紐を離すことを忘れたのがそもそもの始まりでした。

デュークはマックスの紐を咥えて公園を飛び出したのです。

引っ張られるまま街を走り抜けたマックス。

ケイティとの生活を独り占めしたかったのはマックスだけではなかったのです。


こうして自宅から離れた路地裏にマックスを置いて来ようと考えたデュークでしたが、事はそう上手く運びませんでした。

気味の悪い猫の集団が現れたからです。

みるみるウチに数を増やしていく猫たちに逃げ場をなくす二匹ですが、災難はこれで終わりません。

なんと動物管理局の人間が現れてしまったのです。

彼らに捕まってしまえば即保健所送り・・・

必死で逃げようとした二匹でしたが、あっさり捕獲されトラックへ乗せられてしまいました。

しかしここに思わぬ助けが入りました。

マンホールからヒョコッと顔を出した白うさぎ・スノーボールです。

彼は愛くるしい見た目とは反対に人間へのただならぬ憎悪を持つ凶悪うさぎ。

マックスたちと同じように、別の檻に捕らえられているブルドックを助ける為管理局の人間をコテンパンにした彼はなんと、人参を歯で削って合鍵を作り出してしまいました。

まるで魔法のように開かれた檻の扉を見て、自分たちも助けて欲しいと訴えるマックスとデューク。

本来ペットとして飼われている動物を軽蔑しているスノーボールですが、自分たちは飼い主を殺した!と話すマックス達を仲間と認め助けてくれたのです。

これによりスノーボールの仲間としてアジトへ向かうことになってしまったマックスとデューク。

汚い下水道を通って地下へと降りていくのでした。

こうして、マックス達は災難に巻き込まれていますが、散歩バイトの青年はその事に気づきもしません。

他にも沢山の犬を預かっていた彼は適当に数を数えて帰ってしまい、マックス達がいない事にすら気付いていないのです。

しかしそれは彼だけではありません。
マックスの友人である犬たちも全く気付いていません。

唯一マックスの不在に気付いてくれたのは、彼に恋するキジェットだけでした。

 
部屋を抜け出しマックスを探す彼女がたどり着いたのは、アパートの屋上にある小さな小屋です。

そこから漏れ聞こえる気持ちの悪い声・・・。

ここでは、猛禽類である鷹・タイベリアスが飼われていたのです。

始めこそギジェットを餌として襲いかかったタイベリアスですが、彼が本当に欲しかったのは餌ではなく友達でした。

彼は足に付けられた鎖によりここから離れられないのです。

そんな彼に取引を持ちかけるギジェット。

マックスを探してくれるなら鎖を外してあげる、と持ちかけられたタイベリアスは、探してくれたら親友になるという彼女の言葉に大喜びで飛び立ちました。

そうして捕まえてきたのがあの気味の悪い猫です。

猫から得た情報を得てマックスの居場所を掴んだギジェットは、同じアパートに住む猫のクロエなど、仲間を募って街へ繰り出すのでした。

 
ギジェット達は街一番の情報通・ホップスという犬を訪ねます。

足が悪く後ろ足を車椅子で支えているホップスですが彼女たちの頼みを快諾。

普通に行ったらいつたどり着けるか・・・という距離のアジトまで、アパートの屋上から窓清掃用ゴンドラに乗ったり街の大型電光掲示板の前を横切るなどして、あっという間に目的地に案内してくれたのです。

アジトでは、スノーボールたちの仲間になる儀式を受けさせられそうになったマックスたちがまたもやピンチに陥っていました。

ペットとして人間に飼われている身であることがバレ、大蛇に襲われそうになったのです。

逃げ惑ううち天井が崩れたことで死んでしまった大蛇。

仲間を失ったことでスノーボールの怒りはマックス達に一直線です。

ギジェット達がアジトにたどり着いたのは、マックスとデュークがなんとか逃げ出した後の事でした。

ギジェット達がマックスの仲間だと知ったスノーボールは、矛先を彼女たちに向け追いかけます。

ギジェットたちもまた必死でその場から逃走したのでした。

 
なんとかアジトから逃げおおせたマックスとデュークですが、たどり着いたのはなんとケイティの家とは反対側の街・・・。

やっと家に帰れると思った矢先の事実に、腹ペコのお腹を抱えて途方にくれる二匹ですが、そんな彼らの鼻に届いたのは美味しそうなソーセージの香りでした。

鼻を効かせてソーセージ工場を見つけた二匹は、そこで生産ラインに乗っかってたらふく食べ始めます。

ここまで手を取り合うようにして逃げ惑ううち、いつしか友情が芽生えていたマックスとデューク。

するとデュークが自分の過去を話し始めました。

彼は昔、飼い犬だったというのです。

 
白いヒゲが特徴的な優しい飼い主と幸せに暮らした日々。

ところが蝶々に夢中になるうちに家から遠く離れてしまい迷い犬となってしまったデューク。

彼はこうして保健所に送られていたのです。

ここは当時暮らした家の近くだ・・・そう、淋しそうに話すデュークにマックスは、家を探そうよ!と提案しました。

躊躇いつつも歩き続けるうち、見つけたのは懐かしい家です。

思わず駆け寄ったデュークですが、そこには全く知らない猫が住んでいました。

彼女は、この家の前の持主は亡くなってしまった、というのです。

思いがけない事実に狼狽え、悲しみのあまりここへ来ようと行ったマックスに怒りをぶつけるデューク。

 
しかしそこへまた管理局の人間がやってきました。

捕まってしまったマックスをかばい、逆に捕らえられてしまったデュークは彼に、君は家に帰るんだ!と叫ぶとトラックに入れられてしまうのです。

しかしマックスは諦めませんでした。
必死でトラックを追ったのです。

 

「ペット」最後のラスト結末

そんなマックスを見付けたスノーボール。

始めこそマックスに復讐するつもりで追いかけてきたスノーボールですが、いつしか彼に協力する気に・・・。

彼らは一緒になって運転するバスを使ってトラックにぶつかり横転させます。

こうして動きを止めることには成功しますが、その衝撃により橋から落ちかけてしまうトラック。

しかもスノーボールもまた衝撃で意識が朦朧としているところへ、彼の仲間たちがやってきてしまいました。

彼らにしてみればマックスは我らがボスに狼藉を働いた不届きもの。

じりじりと取り囲まれ、誤解だと訴えるも聞いてもらえないマックスでしたが、そこに駆け込んできたのはギジェットでした。

彼女はあっという間にマックスを取り囲む動物たちをなぎ倒して助けてくれたのです。

 
ピンチを脱したマックスはすぐにデュークのもとに向かいます。

しかし鍵のかけられた檻は開けることは出来ず、その上トラックは海に落ちてしまいました。

海の中でもがく二匹。

何度もピンチを脱してきた二匹ですが、ここに来て絶体絶命です。

そこへスノーボールが飛び込んできました。

彼は檻の鍵束を渡しに来てくれたのです。

長かった一日が終わりました。

ペットたちはみんな自宅へと帰ります。

スノーボールもまた可愛い女の子に抱き上げられ、今日からは暖かい寝床で暮らすようです。

マックスは、ずっと自分を好きでいてくれたギジェットの知らなかった一面に、やっと心惹かれ始めました。

彼からの告白に胸を躍らせるギジェット。

これからは新しい関係が始まるかもしれません。

 
ケイティを待つマックスとデュークの間には確かな友情が結ばれています。

帰ってきたケイティは、荒れ放題の部屋に驚きますが、彼らを叱り飛ばしたりはしません。

優しく抱き寄せ、三人は立ち並ぶビルの夜景を見ながら仲良く暮らすのでした。

THE END

 

「ペット」見所ポイント!

ミニオンズのスタッフによる制作で、早速続編の制作も決まっているアニメ作品です。

飼われているペットたちは、飼い主がいない間どうやって過ごしているのか?に焦点を当てた今作は、子供たちがいない間のおもちゃたちに照準を当てた【トイ・ストーリー】から着想を得たのだそうです。

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様々な種類の動物たちが出てきますが、どこか人間臭くありながらもちゃんと動物として描かれている為、可愛さが際立っています。

こういう仕草するする、と共感できる部分もあれば、こんなこと考えて(して)るのか、と想像させられる部分も多く、とても楽しい作品でした。

 
ご覧になった方の中には、面白いだけ、との感想を持たれたかたもいらっしゃったようですが、果たしてそうでしょうか?

今作は、たとえ言葉が話せなくても、動物だって生きている、ペットとして家族に迎えたのならその人生にもきちんと責任を負うべきだ、という当たり前の事を説教臭くなく楽しく見られる秀作だと思います。

三、四歳の子でも楽しく観られて、鑑賞後は生き物への愛情の確認ができる素敵な物語です。

是非、お子さんと一緒にご覧になってみてください。

映画の中の動物たちと同じくらい百面相状態の子供をも楽しむことができますよ。

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