映画「メイズ・ランナー2」は、ディラン・オブライエン主演、ウェス・ボール監督の2015年のアメリカ映画です。
この映画「メイズ・ランナー2」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
今回は攻略不能な罠が潜む砂漠の迷宮!「メイズ・ランナー2」をお楽しみください。
原作はジェームズ・ダシュナーのSF小説です。
■ スタッフ
監督: ウェス・ボール
製作: マーティ・ボーウェン、エディ・ガマッラ、ウィック・ゴッドフリー、エレン・ゴールドスミス・ヴェイン、リー・ストールマン、ジョー・ハートウィックJr.
製作総指揮:ウェス・ボール、T・S・ノーリン
脚本: T・S・ノーリン
撮影: ギュラ・パドス
音楽: ジョン・パエザーノ■ 主要キャスト
トーマス:ディラン・オブライエン
テレサ:カヤ・スコデラーリオ
ニュート:トーマス・ブローディ・サングスター
ミンホ:キー・ホン・リー
フライパン:デクスター・ダーデン
エリス:ジェイコブ・ロフランド
ウィンストン:アレクサンダー・フローレス
エヴァ・ペイジ:パトリシア・クラークソン
ブレンダ:ローサ・サラザール
ホルヘ:ジャンカルロ・エスポジート
ハリエット:ナタリー・エマニュエル
ヴィンス:バリー・ペッパー
メアリー:リリ・テイラー
ソーニャ:キャサリン・マクナマラ
ブロンディ:アラン・テュディック
ジャンソン :エイダン・ギレン
「メイズ・ランナー2」あらすじ
前作で何者かによって孤島に送り込まれ、生き延びるために巨大迷路を克服したトーマス(ディラン・オブライエン)達。
彼らが保護されたのは砂漠の中に立つ要塞のような施設でした。
迎えてくれたのは施設の責任者・ジャンソン(エイダン・ギレン)です。
ここにはトーマス(ディラン・オブライエン)達の他にも、同じような年頃の若者たちが沢山保護されていました。
そしてその中から毎晩数名ずつが名前を呼ばれ、別室へと導かれていくのです。
果たして彼らは一体どこへ向かうのか、そしてここはなんなのか―――?
命懸けで逃げ出した迷路を超えてもまだ、トーマス(ディラン・オブライエン)達の戦いは終わっていなかったのでした。
「メイズ・ランナー2」ネタバレ
ここはWCKDが狙うフレア・ウィルスに影響されない君たちを守っている、そう聞かされたトーマス(ディラン・オブライエン)ですが、一緒に逃げてきたテレサ(カヤ・スコデラーリオ)のみ別行動な上、彼女への接触でさえ遮られることに不信感を抱いています。
ワケがわからないトーマス(ディラン・オブライエン)はその夜、この施設で最初に保護されたというエリス(ジェイコブ・ロフランド)と一緒に不思議なものを見ました。
ストレッチャーに乗せられた誰かがとある一室へと運び込まれていくのです。
エリス(ジェイコブ・ロフランド)曰く、これが毎晩行われているとのこと―――。
翌日もまた名前を呼ばれ選別されていく若者たち。
トーマス(ディラン・オブライエン)は昨日見たあの部屋に侵入するため、エリス(ジェイコブ・ロフランド)と一緒に再び部屋を抜け出すのでした。
その部屋には、体中に無数の管を繋がれた仲間たちが吊るされた状態で宙に浮いていました。
驚き言葉を失う二人・・・。
ところがそこへジャンソン(エイダン・ギレン)がやってきてしまいます。
慌てて隠れたトーマス(ディラン・オブライエン)達に気付くことなく彼は、迷路で死んだはずのペイジ博士(パトリシア・クラークソン)と話し始めました。
ジャンソン(エイダン・ギレン)はWCKDの人間、この施設もまたトーマス(ディラン・オブライエン)達を囲った籠に過ぎなかったのです。
二人の会話を聞いたトーマス(ディラン・オブライエン)達は、部屋に飛んで帰り逃げ出すよう仲間に訴えかけました。
別室に寝かされていたテレサ(カヤ・スコデラーリオ)を連れて施設からの脱出を図ります。
しかしその後を執拗に追い続けるジャンソン(エイダン・ギレン)。
外に出てもクランクが出ること、砂漠でどう生きていくのか?と彼らを懐柔しようとするジャンソン(エイダン・ギレン)ですが、トーマス(ディラン・オブライエン)は全く聞く耳を持ちません。
やっとの思いで外に続く扉を開け放ち、彼らは砂漠へと逃げ出したのでした。
夜の砂漠で逃げ込んだ施設で、身を隠すことに成功したトーマス(ディラン・オブライエン)は仲間たちに、WCKDは自分たちの血液の中にある何かを求めているのだ、とジャンソン(エイダン・ギレン)の話から拾った情報を伝えます。
ここからどうするか・・・とりあえず彼らは、誰かが住んでいたような痕跡の残るこの場所で、当座の物資を探すため二手に分かれる事にしました。
ところが、とミンホ(キー・ホン・リー)がブレーカーに触った瞬間でした。
ゾンビが現れたのです。
襲い来るゾンビはとても足が速く、逃げ込む先々に現れました。
ここはジャンソン(エイダン・ギレン)が言っていたクランクの巣窟だったのです。
必死で出口を探し出し外に出られたトーマス(ディラン・オブライエン)達でしたが、その際ウィンストン(アレクサンダー・フローレス)がクランクに咬まれてしまいました。
物陰に身を潜め迎えた朝。
彼らは先を急ぎます。灼熱の太陽に照らされながら登りきった、まるで崖のような砂漠の壁の向こうには遠く山々が見えます。
ジャンソン(エイダン・ギレン)がよく話していたという山の中に潜む人々の話を覚えていたエリス(ジェイコブ・ロフランド)の意見により、彼らはその山を目指して歩いてきたのです。
砂漠にぽつんと出来た物陰で休憩をしていた時です。
テレサ(カヤ・スコデラーリオ)が話しかけてきました。
施設に戻ろうというのです。
全て順調だったのにあなたが・・・そう非難めいた言葉を彼女が口にした時、突然発砲音が鳴り響きました。
ウィンストン(アレキサンダー・フローレス)が自殺を図ったのです。
このままではクランクになってしまう、と死を願う彼を救うことは誰にもできないのでした。
危険はクランクだけではありません。
翌日の夜は雷に襲われてしまいました。
クランクを避けて何もない砂漠で眠っていたのに、結局また施設へ逃げ込むハメになってしまったのです。
そこには鎖につながれたクランク達が・・・。
驚いたトーマス(ディラン・オブライエン)達でしたが、そこに一人の女性・ブレンダ(ローサ・サラザール)が現れました。
彼女に連れられて向かった先には、ホルヘ(ジャンカルロ・エスポジート)という男が待っていました。
トーマス(ディラン・オブライエン)は彼に、ペイジ博士(パトリシア・クラークソン)が言っていたR・A(ライト・アーム)と呼ばれる人々に会いにいくつもりであることを伝えるも、どこから来たのか?という質問には答えようとしません。
するとたちまちのうちに取り押さえられ、逆さにして吊るされてしまいました。
と、その時WCKDの部隊が施設内に侵入してきます。
外ではヘリに乗り込んだジャンソン(エイダン・ギレン)が拡声器を使ってトーマス(ディラン・オブライエン)達を差し出すように呼び掛けています。
体を振り子のように振ることで手摺を掴み宙吊り状態から脱したトーマス(ディラン・オブライエン)達はブレンダ(ローサ・サラザール)に助けられながら逃げ出します。
ホルヘ(ジャンカルロ・エスポジート)と合流し滑車を使って脱出していくのです。
しかしそれに上空のジャンソン(エイダン・ギレン)が気付かないはずがありません。
銃弾によりトーマス(ディラン・オブライエン)とブレンダ(ローサ・サラザール)は滑車から遠ざけられてしまいました。
二人は仲間とは別行動で脱出しなくてはいけなくなったのです。
ブレンダ(ローサ・サラザール)の誘導によりトーマス(ディラン・オブライエン)は、WCKDだけでなくクランクからも身を交わしながら脱出しなくてはいけませんでした。
命からがら逃げおおせた二人は、R・Aに繋がりのあるマーカスいう男を訪ねます。
しかしそこで対応してくれた男は、マーカスは死んだというのです。
そこでテレサ(カヤ・スコデラーリオ)達が来なかったかを聞くと、男は入場券替わりだ、と言って得体の知れないドリンクを差し出してきました。
意を決して飲んだ二人は、室内へと足を踏み入れます。
しかし次第に意識が朦朧とし始め、幻影が見えるようになった頃、トーマス(ディラン・オブライエン)は意識を手放してしまいました。
トーマス(ディラン・オブライエン)が目を覚ましたとき、そこにはテレサ(カヤ・スコデラーリオ)がいました。
そして先ほどの男を殴りつけているホルヘ(ジャンカルロ・エスポジート)。
男こそがマーカスだというのです。
R・Aの居場所を問うもマーカスは、彼らは放浪する、としか答えないのでした。
その言葉を聞いてトーマス(ディラン・オブライエン)達は再び山を目指します。
ところが途中、乗り捨てられた車に進路を塞がれ徒歩に切り替えたところで襲撃されてしまいました。
マーカスが裏切ったのか?と思われた瞬間、敵が目の前に・・・。
銃口を突きつけられ絶体絶命のピンチに突然、エリス(ジェイコブ・ロフランド)が声を上げます。
顔をマスクで覆った敵は彼の迷路仲間だったのです。
再会を喜び合う三人。
これによりトーマス(ディラン・オブライエン)達は彼女たちの砦に迎え入れて貰うことが出来たのでした。
しかし、R・Aの中心人物であるヴィンス(バリー・ペッパー)はトーマス(ディラン・オブライエン)達を受け入れることに積極的ではありません。
何かあればすぐに壊滅状態に陥ってしまうと心配する彼の目が捉えたのは、異常に顔色が悪いブレンダ(ローサ・サラザール)の姿でした。
クランクとの死闘を逃げ延びた彼女でしたが、その時噛まれてしまっていたのです。
状態がだいぶ進行している彼女にヴィンス(バリー・ペッパー)は銃口を向けますが、そんな彼の行動を諌めた女性・メアリー(リリー・テイラー)がいました。
彼女はブレンダ(ローサ・サラザール)をテントに運び込むよう支持すると治療に取り掛かってくれたのでした。
治療はトーマス(ディラン・オブライエン)から採った血液を使うようです。
免疫を持つ若者の血液から酵素を分離させるとウィルスの拡散を遅らせられるというメアリー(リリー・テイラー)はかつて、WCKDにいました。だからトーマス(ディラン・オブライエン)のことも知っているようです。
「メイズ・ランナー2」最後のラスト結末
日暮れの時間。
一人崖の上に佇むテレサ(カヤ・スコデラーリオ)と話すトーマス(ディラン・オブライエン)。
幼い頃の記憶を話す彼女にトーマス(ディラン・オブライエン)が、何が言いたい?と疑問を投げかけた時でした。
彼女の背後、近づいてくるヘリに気付きます。
テレサ(カヤ・スコデラーリオ)が裏切ったのです。
ヘリからの爆撃、降り立った部隊による制圧の中逃げ惑う人々。
戦いの中心部ではヴィンス(バリー・ペッパー)と共にミンホ(キー・ホン・リー)達仲間が応戦しています。
しかし圧倒的武力に劣るR・A軍はあっという間に捕縛されてしまいました。
トーマス(ディラン・オブライエン)と共に物陰に隠れていたホルヘ(ジャンカルロ・エスポジート)は、なすすべがないと言ってブレンダ(ローサ・サラザール)を連れてその場を離れましたが、仲間をおいてはいけない彼はジャンソン(エイダン・ギレン)の前に投降します。
そこへ飛行船から、ペイジ博士(パトリシア・クラークソン)が降りてきました。
治療法を見つけるためには仕方がなかった、というテレサ(カヤ・スコデラーリオ)ですが、裏切りに違いはありません。
トーマス(ディラン・オブライエン)は隠し持っていた爆弾を手に抵抗します。
彼の覚悟にミンホ(キー・ホン・リー)ら仲間も立ち上がりますが、とはいえ逃げ場があるわけでもなく爆弾を使うことは自分たちの身も滅ぼす可能性があります。
と、その時、ホルヘ(ジャンカルロ・エスポジート)がトラックを飛ばして突っ込んできました。
彼は逃げたわけではなかったのです。
再び荒れる戦場。
とにかく場を離れることを優先するペイジ博士(パトリシア・クラークソン)らは、飛行船に乗り込んで飛び立ちます。
捕らえたミンホ(キー・ホン・リー)を乗せて・・・。
トーマス(ディラン・オブライエン)はミンホ(キー・ホン・リー)を助けに行く覚悟を固めます。
彼の覚悟は仲間にも伝染し、彼らの戦いはまだ終わらないのでした。
THE END
「メイズ・ランナー2」見所ポイント!
展開がスピーディーで、前作よりも逼迫感や緊張感に満ちていて、とても楽しく見られました。
逃げても逃げても追われる、しかも今度はゾンビまで登場!
結構生々しく、まるでゲームの世界に飛び込んだような錯覚さえ覚えるほどです。
徐々に物語の確信に近付いているようですが、トーマスがWCKDに勝つ日が来るのか、ということ以上に、この病の完治は望めるのか―――?という事のほうが気になる物語展開。
単なる迷路攻略から全体の謎解きにストーリーのウェイトが移っていってますね。
前作同様、今作もキーマンは主人公ではなくミンホでした。
登場人物たちの成長が見られますし、さらにもうひと波乱ありそうな完結編に大いに期待です。