映画「アイアムアヒーロー」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ!

映画「アイアムアヒーロー」ネタバレ あらすじ
ホラー・スリラー

映画「アイアムアヒーロー」は、大泉洋主演、佐藤信介監督の2016年の日本映画です。

この映画「アイアムアヒーロー」のネタバレ、あらすじ、最後ラストの結末と見どころを紹介します。

謎の感染によって崩壊した社会でのサバイバル「アイアムアヒーロー」をお楽しみください。

 

映画 アイアムアヒーロー キャスト・スタッフ

■ スタッフ
監督: 佐藤信介
制作: 山﨑倫明他
製作総指揮: 山内章弘
音楽: ニマ・ファクララ
脚本: 野木亜紀子
撮影:河津太郎

■ 主要キャスト
鈴木英雄:大泉洋
早狩比呂美:有村架純
藪(小田つぐみ):長澤まさみ
伊浦:吉沢悠
サンゴ:岡田義徳
てっこ(黒川徹子) :片瀬那奈
中田コロリ:片桐仁
松尾:マキタスポーツ
三谷:塚地武雅(ドランクドラゴン)
アベサン:徳井優
タクシー運転手:村松利史
千倉:風間トオル

 

映画「アイアムアヒーロー」あらすじ

売れない漫画家の鈴木英雄(大泉洋)は、かつて応募した作品が佳作を獲った事があるだけのしがないアシスタントです。

それでも夢が諦めきれない彼は、同棲中の恋人・てっこ(片瀬那奈)との仲も冷え切り、アシスタント先でも隅の机で独り言を言いながらこの業界にしがみついているような冴えない男。

そんな英雄の唯一の趣味は射撃。

その為家には厳重に管理した猟銃を保管しています。

このまま冴えない人生を送るのか―――

そんな時、日本に謎のウィルスが蔓延してしまい人々が次々に感染していきます。

果たして英雄はその名の通り「ヒーロー」となれるのでしょうか?

 

映画「アイアムアヒーロー」ネタバレ

漫画家・松尾(マキタスポーツ)のところでアシスタントをしている英雄(大泉洋)にとってここはさして居心地の良い場所ではありません。

かと言って自宅も安らげる場所ではないのです。

帰宅した彼に同棲中のてっこ(片瀬那奈)は言葉をかけることもなく、二人の間に会話は全くありません。

深夜一人机に向かい漫画を描く英雄は、唯一の楽しみである銃をロッカーから出してきました。

そこに起きだしてきたてっこ。

趣味にお金かけてる場合じゃないんだから売れば?と冷たく言い放つのでした。

 
そんな彼女に、次こそは連載貰えそうだから!と言って出版社に持ち込んだ漫画ですが、編集者は全く気乗りしない様子です。

主人公が普通すぎる、と言うとそこへやってきた売れっ子漫画家に追従して英雄の事は放置。

全く相手にされていない現状に落ち込みながら帰宅した英雄(大泉洋)を待っていたのはてっこの癇癪でした。

 
彼女は銃の入ったロッカーを無理やり外に出し、英雄の漫画関連物をゴミ袋に詰め始めます。
まってまって、と追いすがる英雄(大泉洋)ですが、彼の夢の為にいつまでも待たされているてっこの怒りは収まりません。

もう出て行ってよ!と追い出されてしまいました。

 
公園で一夜を明かした英雄はそのまま仕事に向かいます。

深夜、泊まり込みの仕事で束の間の睡眠をとっていた英雄に、てっこから電話がかかってきました。

昨夜とは打って変わった弱々しい声で謝罪してくる彼女の声に、体調不良かと心配する英雄は、翌朝仕事が終わるとそのまままっすぐ家に帰ったのでした。

 
ところが玄関のドアが開きません。

鍵も持たされないまま追い出されていた英雄は、郵便受けから室内の様子を見つつ、ベッドの上にいるてっこにここを開けてくれと声を掛けます。

すると、むくりと起き上がったてっこの様子が普通ではありません。

ベッドから転がり落ちると、まるで自分の関節の動きが把握できないようにドタバタとのたうち回りながらこちらへ近付いて来るのです。

そして急に動きのスピードを増し玄関を体当たりで開けるとそのまま英雄に襲い掛かってきました。

 
その見開かれた目に黒目はなく、皮膚も顔も人間のものではありません。

驚き慄きながらも抵抗する英雄は、彼女に噛み付かれ部屋の中に投げ飛ばされながらも必死で伸し掛ってくるてっこを跳ね除けます。

その拍子にてっこは、彼が獲得した漫画賞のトロフィーに後頭部を指して動かなってしまいました。

 
とりあえず英雄が向かったのはアシスタント先。

ところがそこでも惨劇は起きていました。

部屋の真ん中にぽつんと立っているのはアシスタント仲間の三谷(塚地武雅)のみ。

片手に血濡れのバッドを持った彼は返り血に顔を染めながら、いつもと変わらないトーンで英雄を室内に促します。

目の前の状況についていけてない英雄の前で三谷は、別室から胸に包丁をさした状態で出てきた松尾をメッタ打ちにし始めました。

これまでの嫉妬も織り交ぜながら松尾の頭を連打する三谷。

ネットで情報を集めていた三谷は、頭を完全に破壊しないと死なないんだ、と言いながら滅多打ちにしていましたが、突然動きを止めクルンっと目の玉がおかしくなってしまいます。

噛まれることで感染するんだ、と話していた彼もまた噛まれていたのです。

しかし三谷は、自分の意識を失う前に、と自分で自分の命を絶ったのでした。

 
てっこに噛み付かれた跡を確認した英雄ですが、幸いにも出血はしていません。

自分は大丈夫だと、言い聞かせるように再び外へ出ましたが、そこはもう感染者だらけになっており街はパニック状態です。

英雄はタクシーに乗り込むと、高そうなスーツを着た男性(風間トオル)と女子高生(有村架純)と三人で乗り合わせ、急いで車を出させます。

後部座席に座った男は居丈高な態度で電話し始め、相手に向かって自衛隊だの発砲許可だのといった言葉を発し始めました。

しかし隣に座る英雄は気付いてしまったのです。

男の左腕が噛まれて出血していることに・・・。

 
徐々に変異し始めた男はあっという間に自分を失い、運転手の腕に噛み付き、続いて英雄に襲い掛かると、二人が揉み合った事で後部座席のドアが開いてしまいます。

事態に気づいた女子高生の助けもあり、必死で男を車外に放り出しますが、今度は運転手が感染し襲いかかってきます。

前を走る車に次々とぶつかりながら仰向け状態で運転席に仰け反って手を伸ばしてくる運転手。

英雄(大泉洋)が助手席の女子高生を後部座席に移動させシートベルトを締めた瞬間、タクシーはほかの車にぶつかってクラッシュしてしまったのでした。

 
シートベルトをしていたことで助かった英雄と女子高生は、逆さ状態のタクシーから這い出すとネット検索を始めました。

それによると感染者はZQN(ゾキュン)と呼ばれ、人格を変え肉体を異常にするウィルスに感染するようです。

標高の高いところは感染しない。
その言葉を見つけたところでスマホの電源が落ち、気づいた二人の向こうには日本一の高さを誇る富士山が見えたのでした。

 
夜になって、二人は寂れた神社の本道で夜を明かすことにします。

ひとつのパンを分け合い、比呂美(有村架純)と名乗った少女と二人、英雄は猟銃を担ぎ座ったままの状態で朝を迎えたのでした。

 
翌朝、自分にもたれかかるようにして眠る比呂美を見て、彼女の首筋に噛み跡があることに気付いた英雄。

慌てて立ち上がり比呂美に向かって銃を構えます。

比呂美のその傷は、見た目普通の赤ん坊により噛まれたものでした。

けど母乳からでも感染するとしたその子もZQNだったのかもと話す彼女は、自分を殺していいよと話します。

おとなしく目を閉じる彼女に向かって発砲するなどということには英雄には出来ません。

自分だって噛まれたけど感染しなかったし、富士山に行けばきっと助かるよ!と明るく話す彼に比呂美は、泣きそうな顔で微笑み頷くのでした。

 
途中ついに変異し始めたものの、英雄を襲うどころか守ってくれた比呂美。

彼女は表情をなくし言葉も話さなくなってしまいましたが、少なくとも見た目の変化は左目だけです。

そんな比呂美(有村架純)を連れて、何日も森を彷徨い歩いた英雄がたどり着いたのはアウトレットパークです。

パーク内にはは人間はおろか、ZQNすらもいません。

 
所在なくアパレル店に入った英雄。

目に付いたジャケットを試着し姿見に向かう英雄。

そんな彼の後ろに映りこんだのはZQNでした。

いらっしゃいませ、としか繰り返さないZQNですがやはり英雄に向かって襲いかかってきます。

押し倒されてしまい銃を持ち出すこともできない状態の彼を救ってくれたのは、マスクをつけ完全防備した女性でした。

わらわらと集まってくる男たち。

彼らはここに集まり自警団を組んでいる男たちのようです。

 
眠り続ける比呂美の左目を覆い隠した英雄は、彼らの居住地でもある屋上へと案内されました。

店を出ると外には大勢のZQNがウロウロしており、その攻撃に喰われてしまった仲間もいましたが、彼らは屋上で女性たちが鍋などの金属を叩いてZQNの注意を引く連携プレーでもって、無事屋上に帰ることができたのです。

地上から7mしか離れていないとは言え、それでもここはセーフティゾーン。

屋上にはいくつものテントが張られ、人々は役割分担を決めて暮らしているようです。

井浦(吉沢悠)という青年をリーダーとして、彼から案内を受けた英雄はアベ(徳井優)と呼ばれる資材番から寝袋を二つ受け取り、一夜が明けました。

屋上から地上を見ていた英雄は、そこで一人のZQNに目を止めます。

大きく頭頂部が凹んだZそのQNは、急に走り出したかと思うと強く地を蹴ると高く舞い上がり頭から落ちます。

どうやらそれを何度も繰り返しているらしいそのZQNについてアベが説明してくれました。

彼は近くの大学の選手です、と。

ZQNは感染する前の生活と同じことを繰り返すと聞いていた英雄ですが、何度も何度も地面に叩きつけられるその姿には言葉を無くしてしまいます。

するとアベは、しきりに店内へ入ろうとしている女のZQNを指差すと、妻です、と・・・昔から買い物に時間のかかる女でした、そう話す彼の顔には諦めとも悲しみとも言えない表情が浮かんでいるのでした。

 
井浦は英雄含む男性ばかりを集めると、このアウトレットの手書き地図を出してきました。

ここの地下には食料庫があるというのです。

屋上に残されている食料は残りわずか・・・生き抜くためにはこの地下室への侵入が不可欠だと話す彼は、英雄に銃を差し出すようにと言い出しました。

彼らにとって狙いはこの銃だったのです。

断ると比呂美が・・・と人質を取られていることに気付いた英雄は慌てふためいて彼女のもとに走ります。

 
そこでは藪(長澤まさみ)が比呂美を守るように立ちふさがってはいますが、女子高生に興味津々のサンゴ(岡田義徳)は下卑た笑みを浮かべながら彼女の抗議に耳を貸そうとしません。

英雄が駆けつけたのはそんな現場でした。

衣浦に銃を突きつけ、やめさせるよう要求する英雄。

しかし衣浦もまた男達に腕を掴まれている比呂美に向かいボーガンを向けます。

打てます?と冷めた目で挑発するように話す衣浦にどうしても引き金が引けない英雄・・・。

その時動いたのは比呂美です。

彼女は自分を取り押さえている男を軽々と投げ飛ばします。

するとその拍子に眼帯が取れてしまい・・・比呂美の目を見た人々は一気に戦慄します。

ZQNだ!と叫ぶと、衣浦はなんの躊躇もなく彼女に向かってボーガンを打ちました。

頭に刺さり倒れこむ比呂美。

駆け寄ろうとするもあっという間に取り押さえられてしまった英雄は、銃を奪われてしまったのでした。

 
サンゴは英雄に殴る蹴るの暴行を加えたあと、衣浦に対して下克上を起こします。

自分のモノになるはずだった比呂美を、衣浦が殺してしまった事が許せなかったのです。

あれはZQNだった、と顔色ひとつ変えずに返す衣浦でしたが、銃という最強の武器を手に入れたサンゴは納得しません。

明日向かう地下の食料庫への先頭は衣浦だと言い切り、ここにリーダーの交代が決定したのでした。

 
しかし比呂美は死んでいなかったのです。

ヨロヨロと帰った英雄を迎えた藪が彼女を守ってくれていました。

かすかだが脈がある比呂美は他のZQNと何かが違うと感じている藪。

英雄が彼女を連れて逃げるのなら協力するという藪ですが、彼にその気力はもうありません。

銃を構え狙ったにも関わらず引き金を引けなかった・・・と呟く彼には、人間を撃たなかったあんたは間違ってない、という藪の言葉も届かなかったのでした。

 
朝を迎えて、英雄を含む男たちは思い思いに武装して食料庫に向かいます。

女たちがZQNの注意を引いている間に地上に降りた彼らは、地図にあった地階にたどり着きました。

真っ暗闇を進む一行。

新たなリーダーとなったサンゴですが、彼には統率力も決断力もありません。

彼らは暗闇の中をそろそろと闇雲に進むしかないのです。

その暗闇に身を隠すようにして一人別行動する衣浦。

彼は守衛室に向かうと地階の明かりを付けます。

 
突然の明かりに大喜びのサンゴたち。

食料庫になだれ込むと、換気の雄叫びを上げながら一気にかき集めます。

すると突然スピーカーから大音量で音楽が流れ始めました。

驚くサンゴですが、そこに音楽を聞きつけたZQN立ちがなだれ込んできます。

猛スピードで襲い来るZQN達に、てんでバラバラに逃げるしかない英雄たち・・・。

サンゴは銃を持ってはいるものの、その扱い方がなっておらず彼の撃った弾は仲間ごとZQNを吹き飛ばしてしまいます。

けれどそのまぐれ当たりを唯一の命中とするサンゴは、全く見当違いのところに銃弾を打ち込むことしか出来ず、結局はZQNに背を向けて逃げるしかないのでした。

 
仲間を罠にかけた衣浦には目的がありました。

彼は無傷の車を探していたのです。

モニターでその場所を確認した彼は、外にいるZQNをもおびき寄せるように、音楽を近いだけでなくパーク内全域に聞こえるよう音量を上げたのでした。

その音楽は屋上にいる藪にも届きます。

そしてあの高飛びZQNのボルテージをも上げてしまったのです。

両手を打ち鳴らし観衆を煽るような仕草をした高飛びZQNは、いつものように走り込むと、いつも以上に高く舞い上がらり―――なんと屋上に着地してしまったのでした。

 
その頃の英雄はロッカーに潜り込み隠れています。

彼の目の前をウロつくZQNたち。

そんな英雄に、落ちていた無線機から藪の声が聞こえてきました。

屋上は高飛びZQNによりあっという間に全滅。

隠れて生き残っている藪は比呂美を隠すようにしながら男達に助けを求めていたのです。

その声を、ただ聞いているしかない英雄。

何度妄想してもロッカーから飛び出した自分は無線にたどり着く事も出来ないまま、ZQNに群がられてしまうからです。

なんせ彼の唯一の武器は小さなトンカチだけ。

 
ロッカーの中で震えている事しか出来ない英雄ですが、そんな彼の姿が見えるかのように藪(長澤まさみ)は彼に語りかけます。

人任せにして死ぬんじゃない!と。

その言葉に背を押されロッカーから飛び出した英雄は、ZQNを討伐すると無線機に、今から向かいます、と叫んだのでした。

 
その声を聞いて行動を起こす藪。

彼女は比呂美を背負うと地階を目指し、英雄は落ちていた自分の銃を拾い上げると彼女たちを救うため走り出します。

地階の駐車場で衣浦に会った藪。

車を取りに行くと話す彼ですが、どこか様子がおかしく・・・衣浦もまたZQNに噛み付かれ感染していたのです。

追い掛けてくる衣浦から必死で逃げる藪ですが、比呂美を背負っているためスピードが出ません。

このままでは追い付かれてしまう・・・!その時でした。

英雄の声が聞こえたのです。

伏せて!と叫ぶ彼の言葉通り身を翻した藪のすぐ後ろで、衣浦は英雄の放った銃弾により頭を吹き飛ばされたのでした。

 

映画「アイアムアヒーロー」ラスト最後の結末

合流した三人は衣浦の言っていた車を取りに向かいます。

そこに現れたサンゴ。

しぶとく生き残った彼は、英雄の銃の腕前を褒めると行動を共にし、結局四人で先へ進む事になりました。

するとそこへもうひとりの仲間が・・・アベが大量のZQNを引き連れて逃げてきたのです。

前からも後ろからもZQNに迫られ、挟まれる形となってしまった五人。

英雄は銃弾を補充しながらZQNに確実に着弾させ、藪やサンゴ他たちはそれぞれの武器を手に闘います。

しかし多勢に無勢、サンゴはZQNに埋め尽くされるようにして命を落とし、アベはZQNとなっている妻に噛まれた事で自殺を選びました。

 
三人だけになり、少々減ったとは言えまだ数え切れない程のZQNが彼らを狙っています。

疲れきり荒い息を吐きながら、それでも銃を構えて立ち上がる英雄(大泉洋)。

全てのZQNを撃ち殺し、あたり一面血の海の床にへたりこんだ英雄(大泉洋)でしたが、そこへ天井から何者かが飛び込んできます。

あの、高跳びZQNでした。

 
銃で狙いを定めようとするも、変則的な動きの高跳びZQNにはなかなか狙いが定まりません。

なんとか頭部に着弾させても、頭を半分弾き飛ばされながらでも動きを止めない高跳びZQN。

男は藪と比呂美に狙いを定めると尚も立ち上がります。

もう英雄の銃には弾が残っていません。

残り僅かな力を振り絞って駆け寄った英雄は、銃をバット替わりにして高跳びZQNの東部をフルスイングで吹き飛ばしたのでした。

ヨレヨレになりながらも、身を挺して立ち上がるその姿に、比呂美が呟きます。

ヒーロー、と。

彼は名前のとおりHEROになったのです。

 
三人は発見した車に乗り込むと、アウトレットパークを後にしました。

後部座席で血濡れの掌を眺めていた英雄に藪が話しかけてきます。

ヤブ医者だから藪だと名乗っていた彼女は、ここで初めて本当の名前を口にしたのです。

そしてメガネと呼んでいた英雄の本名も聞いてくる藪。

これまで、英雄と書いてひでお、と自己紹介してきた彼ですが、藪に答える時は、ただのひでおです、と口にします。

そんな彼に笑顔を返す藪。

彼ら三人の旅はまだこれからも続くのでした。

完。

 

映画「アイアムアヒーロー」見どころ

想像以上にグロテスクな作品でした。

英雄を大泉洋さんが演じられたことで、ちょっととぼけたキャラクターが主人公だった事で救われた部分が大いにあります。

彼女から追い出されても気になるのは銃の不法所持になってしまう事だったり、非常事態にもかかわらず本当は銃を行動で持ってはいけない、と語ったり・・・

そういう普通の感覚を持った人が主人公だったことで、なんでもできる超人が謎のウィルスに立ち向かう作品よりもリアルに感じられた気がします。

 
しかし・・・それにしてもグロい・・・。

生々しく、ちょっと直視に耐えないところがあるのも事実です。

片瀬那奈さんがZQNになったのには、美しい容姿をあそこまで崩すことを受け入れた彼女の役者魂を感じます。

 
海外の映画祭で上映され様々な場所で優秀な成績を収めたということは、このジャパンゾンビが世界でも受け入れられたということ。

撮影も、舞台となったアウトレットは日本ではなく韓国のアウトレットを貸切にして撮影されたのだそうです。

【リング】や【呪怨】に代表されるようなジャパンホラーがハリウッドでも受け入れられたように、ジャパンパニックムービーが世界で受け入れられる成功例の先駆けとなった一作。

是非、お友達や家族とワイワイ言いながらお楽しみください。

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