「アジョシ」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ!

映画「アジョシ」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「アジョシ」は、ウォンビン主演、イ・ジョンボム監督の2010年の映画です。

この映画「アジョシ」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころを紹介します。

孤独な元エージェントが少女を助けるべく立ち上がる「アジョシ」をお楽しみください。

 

「アジョシ」キャスト・スタッフ

■ スタッフ
監督: イ・ジョンボム
脚本: イ・ジョンボム
制作: イ・テホン
音楽: シム・ヒョンジョン
撮影: イ・テユン

■ 主要キャスト
チャ・テシク: ウォンビン
チョン・ソミ: キム・セロン
マンソク: キム・ヒウォン
ジョンソク: キム・ソンオ
キム・チゴン: キム・テフン
オ社長: ソン・ヨンチャン
ラム・ロワン: タナーヨング・ウォンタクーン

 

「アジョシ」あらすじ

アパートの隣室に暮らす少女ソミ(キム・セロン)と、心を通わせるようになった質屋を営むテシク(ウォンビン)

ある日、ソミの母親が犯罪組織の麻薬を盗んだことから母娘ともにさらわれてしまいます。

実は政府機関の元エージェントであったテシクは、そのスキルを使ったソミを救い出そうとしますが・・・

悪の組織にさらわれた少女を救うため、孤独な男が立ち上がるアクションストーリーです。

「アジョシ」とは韓国語で「おじさん」の意味です。

 

「アジョシ」ネタバレ

薬物の取り締まりである店を張っていた刑事のキム・チゴン(キム・テフン)。

店の中で取引が行われたのを部下が確認し、店に突入しますが、その薬物は店で働く女に奪われた後でした。

時間をかけて張り込みをしていた刑事たちでしたが、証拠が無くなってしまったため、捜査は行き詰ってしまうのです。

 
ひっそりと質屋を営むチャ・テシク(ウォンビン)。

口数も少なく影のある男ですが、何故か隣に住むチョン・ソミ(キム・セロン)には懐かれていました。

ソミはテシクのことを「おじさん(アジョシ)」と呼び、テシクもソミとだけは話をするのです。

ソミの母親が麻薬を奪った女で、テシクは何も知らず麻薬が隠されたカメラをソミの母親から預かります。

大量の麻薬が奪われたことに腹を立てたオ社長(ソン・ヨンチャン)は、マンソク(キム・ヒウォン)に三日間の猶予を与え麻薬を取戻し、奪った犯人を捕まえるよう命令します。

 
ソミの母親は、手を組んでいる男と薬物を売った分け前をどうするかでもめていました。

そこへ帰ってきたソミ。

母親が自分を部屋の外へ追い出し、薬物に溺れる姿を見てどんどん殻に閉じこもってしまいます。

そんな時に頼ったのはテシクでした。

テシクはソミに何も言わず一晩泊めてあげるのです。

 
翌日、ソミは盗みを働き、警察に保護されそうな所にテシクが通りかかります。

ソミは思わずテシクを父親だと警察に話しますが、テシクは無視してその場から去ってしまうのです。

ソミはそんなテシクに「おじさんは私のことが恥ずかしくて知らんぷりしたんでしょ。クラスの子も先生もそうだから。私の事を皆バカにするけど、おじさんのほうが酷いよ。でも嫌いにならない。おじさんを嫌いになったら私の好きな人がいなくなっちゃう。」と告げるのです。

家に帰ったソミは母親が拘束されている姿を目撃してしまいます。

マンソクの手下が、ソミの母親が麻薬を奪った犯人だと知り、奪い返しにやってきたのです。

 
テシクの質屋にもマンソクの手下が忍び込んでいて、テシクの帰りを待っていました。

全く取り合わなかったテシクでしたが、ソミとソミの母親が攫われた事を知りソミの母親から預かったカメラをマンソクの手下に渡し、ソミを助けに向かいますが、ソミが乗せられた車に追いつくことが出来ませんでした。

 
テシクは、マンソクの手下ラム・ロワン(タナヨン・ウォンタラクン)が残していった携帯でマンソクから指示され、ソミ達を助けるためオ社長に会う事に。

指示された通り車のダッシュボードに隠してあった麻薬をオ社長に渡しソミたちの居場所を尋ねますが、オ社長は何のことか分からず「誰の差し金だ!」とテシクを怒鳴りつけます。

オ社長のところへマンソクから電話がかかってきます。

マンソクはテシクを運び屋に使い、オ社長を嵌めたのです。

オ社長の元には警察が乗り込んできますが、オ社長は警察をかわし車で逃走を図ります。

テシクは車に乗り込み、オ社長の運転する車にぶつけ止めようとしますが逃げられてしまいます。

 
後を追おうとしたテシクは、乗り込んだ車のトランクにソミの母親の遺体があるのを発見し足を止めます。

その遺体は臓器を抜き取られ悲惨な状態になったものでした。

警察はテシクを連行し取り調べをしますが、テシクは警察から逃走しソミを捜しに行きました。

 
テシクの営む質屋にマンソクの手下の遺体があった事で増々警察から疑われるテシク。

しかもテシクのファイルはロックがかかっていて閲覧することが出来ずに捜査は難航します。

その頃、ソミは監禁されていた車から放り出され、ある女に連れていかれます。

母親に会わせてあげると嘘を付かれ連れて行かれた部屋にはソミの他にも数人の子供が監禁されていました。

 
警察はテシクが警察から逃走した監視カメラを見て4分30秒で6人の刑事を殴り倒し、オ社長のファイルを盗み出したことを知り只者ではないと警戒します。

そしてついにテシクの情報を掴むことに成功します。

テシクは暗殺を目的とした秘密工作員だったのです。

2006年に事故に遭ったのをきっかけにそこから記録が途切れていました。

実はその時の事故で妻とお腹の中の子供が亡くなっていたのです。

 
テシクはラムが置いて行った携帯を使い、マンソクたちの情報を掴もうと調べ廻ります。

ラムが置いて行った携帯の入手先を調べあげ、そこでマンソクに繋がる情報を手に入れたテシク。

マンソクとジョンソク(キム・ソンオ)がいるクラブへと向かいます。

そこでまたラムとやり合うテシクでしたが、警察もテシクの居所を掴みそこへやって来ていました。

テシクとラムの戦いには決着がつきませんでしたが、マンソクはテシクに新たな携帯を残してクラブから立ち去ります。

 
その携帯を拾ったテシクはマンソクらが乗った車を走って追いかけますが、ラムと戦った時に撃たれた傷が痛み追いつくことが出来ませんでした。

近くにあった車を奪ってマンソクを追いかけるテシク。

そこへチゴンが駆けつけテシクの乗った車に銃を放ちます。

しかし、テシクはそれをかわし車を走らせました。

テシクはマンソクと電話で話し「お前は明日を生きている。明日をいきている奴は今日を生きている奴に殺される。俺は今日を生きている。どんな悲惨な末路が待っているか思い知らせてやる。」と警告するのです。

 
テシクは工作員だった時の仲間を訪ね撃たれた銃弾を取り除いてもらいます。

そして銃を用意してくれないかと頼みます。

髪を短く切り戦闘に備えるテシク。

そこにチゴンから電話がかかってきて、ソミのことを聞かれます。

ある防犯カメラにソミが大金をおろしている姿が録画されていたのです。

情報がないとソミを捜せないというチゴンにテシクは「マンソク、ジョンソク兄弟が俺をオ社長に会わせ、ソミの母親を殺した奴らだ。」と答え電話を切るのでした。

 
ソミと一緒に監禁されていた一人の少女が家に帰れることになり、ソミはその少女にネイルアートをしてあげて、その少女を見送ります。

ソミは自分たちを見張っているラムの額に傷がある事に気付き絆創膏を貼ってあげます。

そして「いい子にしていればママに会えるんだよね?」とラムに問いますが、ラムは何も答えられないでいるのでした。

 
テシクからマンソクたちの情報を得たチゴンは、マンソクらのブローカー、チャン・ドゥシク(チョ・ジェユン)の居場所を突き止めます。

監視カメラに映ったソミの写真をドゥシクに見せ「マンソクたちは子供の売買もしているのか?」と問うと「これは”アリ”だな。中国マフィアの手口だ。謝金を返せない連中の子供にブツを運ばせ集金させる。子供を疑う奴はいないから足がつかないんだ。」と言うのです。

テシクはアリをさせられているある少年の後を追います。

ソミもアリをさせられていましたが、テシクは気づきませんでした。

ソミが出て行った後、テシクが追っていた少年が再び現れたため、またその少年の後を追うテシク。

ついにマンソクたちのアジトを見つけます。

 
そこでは、子供たちがジョンソクに命令され薬物を製造させられていたのです。

別の部屋には臓器を摘出している部屋もあり、そこには臓器を抜き取られたオ社長と、ネイルアートをした子供の遺体があったのです。

テシクはジョンソクの手下を銃で銃殺し、ジョンソクも銃で撃ちます。

まだ息のあるジョンソクに暴行を加えマンソクに電話をします。

電話口からジョンソクのうめき声を聞かせ、一時間以内にソミを連れて来いとマンソクを脅します。

弟を痛めつけられ激怒したマンソクはラムにソミの目玉をくり抜けと命令するのでした。

 
テシクはジョンソクを拘束して、アジトが爆発するよう簡易的な時限装置を作ります。

ジョンソクは「俺になにかあったらソミには会えない。」と言いますが、テシクは「ソミを見つけてもお前らは死ぬ。」という言葉を残しテシクはその場から立ち去ります。

その後ジョンソクのいたアジトは爆破してしまいます。

テシクは子供たちをアジトから連れ出していました。

アジトが爆発した音をチゴンに電話で聞かせ、その携帯を子供に渡し「お家に帰るんだ。」と子供たちに告げます。

 
その頃ソミはラムに連れられマンソクの手下の解剖医のところへ来ていました。

解剖医から、お前の母親の心臓を取り出したと聞かされ絶望するソミ。

「いい子にしてたらママに会わせてくれるって言ってたのに嘘だったの?」と言って泣き崩れるソミに解剖医は麻酔を嗅がせ眠らせてしまいました。

 

「アジョシ」ラスト最後の結末

刑事たちは子供が監禁されていた場所を突き止め子供たちを保護し、子供を連れ去った女から解剖医の情報を聞きだし居場所を探します。

テシクはマンソクの元へ単身で向かいます。

「弟はどこだ。」というマンソクに「ソミが先だ」というテシク。

マンソクは眼球が入った瓶を見せます。

ソミを殺されたと知ったテシクは涙を流し、「虫歯は何本ある?金歯なら買ってやる。だがそれ以外は全部食いちぎってやる。」と言いマンソクの手下を次々に銃で撃っていきます。

ラムがテシクを狙いますが、テシクはラムの肩を撃ち、外すことなくすべての手下を撃ち続けます。

 
ラムと激しい死闘を繰り広げたテシクはラムを倒し、逃亡しようとするマンソクを追います。

防弾ガラスで覆われた車に逃げ込んだマンソクでしたが、タイヤを銃で撃たれ身動きが取れなくなってしまいます。

警察に通報したマンソクは、防弾ガラスだから警察が来るまでは大丈夫だろうと安心しますが、何度も銃を撃ちこまれたガラスには穴が開き、マンソクはテシク撃った銃で息絶えたのでした。

 
ソミを救う事が出来ず、また大切な人をうしなってしまったテシクは銃で自らの命を絶とうとします。

その時ソミの声が聞こえました。

ソミは生きていたのです。

テシクは「汚れるから来るな。」と言いますが、ソミは「私の事助けに来てくれたんでしょ。」といってテシクに泣きながら抱きつきました。

マンソクが渡してきた眼球は解剖医の物でした。

ラムがソミを助け解剖医の眼球をくり抜いたのです。

 
ソミと一緒のパトカーに乗せられ連行されたテシクはチゴンに「頼みがある。」と言って以前ソミが万引きをした雑貨屋に寄ってもらいます。

警察官に見守られる中、ソミと手を繋ぎ店に入ったテシクは、沢山の文房具をソミに買い「あの時は知らんぷりしてごめん。知っているふりをしたい時つい知らないふりをしてしまう。」と言うテシクに「それどういう意味?」と言うソミ。

テシクは笑顔で「俺にも分からない。」と答えます。

テシクはソミに「一度だけ抱きしめさせてくれ。」といって、最後にソミを抱きしめるのでした。

THE END

 

「アジョシ」見どころ

主演のウォンビンがめちゃくちゃカッコいいです!!

日本でも高い人気を誇るウォンビンがそれまでのイメージを覆した作品でもあるんですよね。

ウォンビンはこの作品で大鐘賞の主演男優賞に輝いています。

静かな演技に魅せられてしまうのです!

 
そして、この作品に欠かせないのが激しいアクションシーン。

テシクが秘密工作員だったということもあって、スピードの速いアクションシーンが多いのです。

それも、銃を使ったりナイフを使ったり、素手で殴ったりと見応えのあるアクションシーンが続きます。

ただ、大量の血も流れるので、正直目を瞑りたくなるシーンも多いのですが…。

それでも、悪人が全て倒されていくのはスッキリします!

 
アクションシーンの中でも、タナヨン・ウォンタラクン演じるラムとの戦闘シーンは凄いです!

ラムとは二度戦闘シーンがありますが、どちらも見応え十分!

二人の俊敏な動きに感動すらしてしまいます。

 
テシクとソミの心温まるシーンも見どころで、最後のお別れのシーンは号泣です!

ソミを演じるキム・セロンの演技も素晴らしくて、この作品で大韓民国映画大賞の新人女優賞を最年少で受賞しているのも頷けます!

キム・ヒウォンやキム・ソンオなど名バイプレイヤーと言われる俳優たちの演技にも注目です!

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