映画「バイロケーション」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末は?

映画「バイロケーション」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末は?
ホラー・スリラー

映画「バイロケーション」は水川あさみ主演、安里麻里監督の2014年公開の作品です。

実はこの映画、結末が違うバイロケーション・表とバイロケーション・裏の2作品あるのですが、このふたつの映画「バイロケーション」のネタバレ、あらすじや最後ラスト結末を紹介します。

もひとりの自分があらわれる恐怖を描く「バイロケーション」をお楽しみください。

 

「バイロケーション」とは?

「バイロケーション」は法条遙さん作の小説が原作です。
しかし、原作と映画では設定が違うようです。

私が見たのは映画の方で、小説は読んでいませんので、映画版のネタバレとなります。
そもそも「バイロケーション」とは、

超常現象の一つで、同一の人間が同時に複数の場所で目撃される現象、またはその現象を自ら発現させる能力を指す。

のだそうです。

映画の中での、この「バイロケーション」の定義も結構あいまいで、細かい事を言えば矛盾やツッコミ所満載なのですが(笑)今回はそれを抜きにして純粋に紹介します。

・バイロケーションはオリジナルの強い念から生まれてくる
・バイロケーションはオリジナルとまったく同じである(記憶も知識も共有できる)
・オリジナルはバイロケーションが経験した記憶などを共有できない
・バイロケーションは自分がバイロケーションだとは思っていない

このあたりを事前に理解しておくと、よりこの映画を楽しめます。

 

映画「バイロケーション」あらすじ

この話は、もうひとりの自分(バイロケーション)に悩まされる人達の戦いを描いています。

バイロケーションに悩まされるのは4人。
主人公の高村忍(水川あさみ)
大学生の御手洗巧(千賀健永)
刑事の加納隆(滝藤賢一)
シングルマザーの門倉真由美(酒井若菜) です。

この4人を助けるべく行動?するのが、飯塚誠(豊原功補)でバイロケの会の主催者です。そのバイロケの会の会員が、加賀美榮(高田翔)でキーマンになっています。

この自分(オルジナル)とバイロケ(偽物)との戦いがこの作品のあらすじになります。

 

映画「バイロケーション」のネタバレ

最初に重要なポイントとなるネタバレを言いますと、このバイロケの会の部屋は2つあります。

カーテンが赤い部屋とカーテンが緑の部屋です。

カーテンが赤い部屋はオリジナルが集まる部屋、カーテンが緑の部屋はバイロケの集まる部屋なのです。

つまりこの会を主催していた飯塚誠(豊原功補)は、最初からオリジナルとバイロケの共存を目的としていたのです。

加賀美榮(高田翔)にはバイロケはいません。
そして緑の部屋にしか顔を出さないのです。

ですからオリジナルと加賀美榮(高田翔)は出会う事がありません。

つまり、加賀美榮(高田翔)の事を知っている人、加賀美榮と一緒にいる人は、飯塚誠(豊原功補)を除いてすべてバイロケです!

この事は、飯塚誠(豊原功補)しか知りません。
見た目では見分けのつかない、オリジナルとバイロケの判断方法でもあります。

加納隆(滝藤賢一)はバイロケと間違えられて、オリジナルの御手洗巧(千賀健永)によって殺されてしまいます。

門倉真由美(酒井若菜)も自分のバイロケによって・・・

オリジナルが亡くなると、バイロケも消滅してしまうので、両方とも消えてしまいます。

御手洗巧(千賀健永)はバイロケと共存する道を選び、飯塚誠(豊原功補)を刺してしまいます(飯塚誠が死亡したかは、ハッキリ描かれていません)

 
ココが最大のネタバレになりますが、オリジナルである高村忍(水川あさみ)の目線で話が進んでいると思わせておいて、実はバイロケの忍(水川あさみ)の目線に話がすり替わっているのです。

もともとのオリジナルは桐村忍(水川あさみ)なのですが、画家を目指して苦悩している時にバイロケが誕生します。

そのバイロケが高村勝(浅利陽介)と出会い結婚して、高村忍になるのです。

そこからはオリジナルの桐村忍(水川あさみ)目線、バイロケの高村忍の目線で話が展開しますが、観客はずっとオリジナルから見た話だと思い込んで鑑賞してしまうわけです。

この際、「バイロケと結婚できるのか?」という話は置いておきます・・・(笑)


 

映画「バイロケーション」ラスト最後の結末

このふたりの忍は絵を描き続けますが、コンテストに入賞したのは、バイロケの高村忍(水川あさみ)の方でした。

オリジナルの桐村忍(水川あさみ)は落選します。

バイロケを判別するキーマンの加賀美榮(高田翔)によって、この時すでに、高村忍(水川あさみ)は自分がバイロケである事を理解します。

自分がニセモノであることを・・・

そしてオリジナルの桐村忍(水川あさみ)とバイロケの高村忍(水川あさみ)は赤の部屋で対面します。

バイロケの高村忍(水川あさみ)は、オリジナルの桐村忍(水川あさみ)に自分の代わりに高村勝(浅利陽介)と暮らして欲しいと頼むのです。

愛する夫、高村勝(浅利陽介)を置いて自分はいつかは消えゆく運命であるからです。

 
逆にバイロケ高村忍(水川あさみ)が画家としても女性としても幸せである事を知ったオリジナルの桐村忍(水川あさみ)は絶望のあまり身を投げてしまいます。

オリジナルの桐村忍が亡くなったことによって、バイロケの高村忍も高村勝(浅利陽介)に「これだけは本当。愛してる」という言葉を残して忽然と消えてしまうのです。

これが映画「バイロケーション」のラストです。

ホラー映画だと思って鑑賞していましたが、実は悲しい恋愛話でもありました。

 
さて、前述した「バイロケーション・裏」ですが、内容はラストの3分間くらいまでは全く同じです。

そのラストの違いは・・・

身を投げてしまったオリジナルの桐村忍。
バイロケの高村忍も消えてしまうと思った瞬間・・・消えてませんでした。

消滅しなかったのです。

理由は、バイロケ高村忍のお腹の中の赤ちゃんのようです。

こちらはハッピーエンドでした。

しかし、映画の序盤で、結構インパクトのある登場の仕方をした高村勝(浅利陽介)でしたが、映画の中では、ほとんど見所はなく少々拍子抜けでした。

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