映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」は、ジェラルド・バトラー主演、アントワーン・フークア監督の2013年のアメリカ映画です。
この映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
ホワイトハウスが占拠されひとりの男が立ち向かう「エンド・オブ・ホワイトハウス」をお楽しみください。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」スタッフ・キャスト
■ スタッフ
監督: アントワーン・フークア
製作: ジェラルド・バトラー他
製作総指揮:ボアズ・デヴィッドソン他
脚本: クレイトン・ローテンベルガー他
撮影: コンラッド・W・ホール
音楽: トレヴァー・モリス■ 主要キャスト
マイク・バニング特別捜査官:ジェラルド・バトラー
ベンジャミン・アッシャー大統領:アーロン・エッカート
アラン・トランブル下院議長:モーガン・フリーマン
リン・ジェイコブス長官 :アンジェラ・バセット
カン・ユンサク KUF指導者:リック・ユーン
デイヴ・フォーブス:ディラン・マクダーモット
「エンド・オブ・ホワイトハウス」あらすじ
アメリカ合衆国大統領ベンジャミン・アッシャー(アーロン・エッカート)。
彼を護衛するシークレットサービスのマイク(ジェラルド・バトラー)は大統領(アーロン・エッカート)と親しく言葉を交わす存在です。
ところがクリスマスの夜、パーティーに向かう途中雪道をスリップした事故により、マイクは大統領(アーロン・エッカート)の妻を目の前で亡くしてしまいます。
これにより現場を離れ、財務省に職を移したマイク(ジェラルド・バトラー)。
しかしあの事故から一年半後、くすぶり続けるマイク(ジェラルド・バトラー)の目の前で、何者かによるホワイトハウスへの攻撃が始まってしまいます。
あっという間に占拠されたホワイトハウス。
果たしてマイク(ジェラルド・バトラー)は、今度こそ命を救うことが出来るのでしょうか―――?
「エンド・オブ・ホワイトハウス」ネタバレ
スリップし、車体の半分を橋から乗り出した状態の車に飛びついたマイク(ジェラルド・バトラー)たち。
しかし事故により頭部を強打し意識を無くしている大統領夫人のベルトが外れず、彼は致し方なく大統領(アーロン・エッカート)だけを引きずり出し・・・車はそのまま落ちてしまったのでした。
愛する妻を目の前で失った大統領(アーロン・エッカート)。
彼はマイク(ジェラルド・バトラー)の判断は正しかったとしながらも、彼を側に置いておくことで辛い記憶が蘇る・・・とマイク(ジェラルド・バトラー)から距離をとってしまいました。
それもあって財務省に職を移したマイク(ジェラルド・バトラー)ですが、未だシークレットサービスへの未練が捨てきれず、仕事にも家庭にも覇気がありません。
そんな彼を元の上司シークレットサービス長官・ジェイコブス(アンジェラ・バセット)は心配しています。
心を開いて現実に戻る準備をすべきだ、と。
そんな彼女は七月五日の今日、韓国首相が来るという事で大忙し。
かつての仲間が意気揚々と職務に向かう姿を見送り、マイク(ジェラルド・バトラー)もまた自分の仕事に向かうのでした。
AM10:00過ぎ、ホワイトハウスでは韓国大統領を迎える前に、と官僚を集めての会議が始まっています。
アメリカとの共同声明を出すことで軍事行動を示唆し北朝鮮を脅し、境界線からの撤退とミサイルの実験中止を望んでいる韓国。この懸案については、北朝鮮は理性的な国家とは言えないというルース国務長官(メリッサ・レオ)の意見が通り、ハッタリに北朝鮮が反応してきたら大変な事になるとして意見がまとまります。
ただ一人、ハッタリではないと意見を出したアラン下院議長(モーガン・フリーマン)が席を外し、会議は続けられたのでした。
―――その頃、ワシントンから30分の距離・チェサピーク湾を一機の飛行機が飛んでいることも知らずに・・・。
大量の警護に囲まれて韓国首相がホワイトハウスに到着しました。
首相の警護責任者は韓国から同行したパク(リック・ユーン)。
それと時を同じくして、あの飛行機には軍からの警告が出されていました。
飛行制限区域だとして未確認機に旋回を言い渡したのです。
ところが全く聞き入れようとしない未確認機。
首相と大統領(アーロン・エッカート)の会談は始まっています。
ソウルから50キロ圏内に100万人の北朝鮮常備軍が控えていると訴える首相。
彼らにとって驚異は現実なのです。
そこへ知らせが入ります。
未確認機がいきなり攻撃してきたというのです。
そのまま避難が始まりました。
警護に引っ立てられるようにして駆け出す大統領(アーロン・エッカート)と韓国首相。
領空侵犯の発生を受け、ハウスのあちこちで警備が強化され、周辺の一般人にも避難誘導が始まります。
しかしその頃にはもう、あの未確認機がワシントンへ。
いきなり地上に向けて乱射し始め、多くの市民が犠牲になっていくのです。
デスクの窓からその様子を見たマイク(ジェラルド・バトラー)。
慌てて財務省を飛び出すと、その足でホワイトハウスに向かいます。
避難した大統領(アーロン・エッカート)は、大統領危機管理センター(PEOC)に到着していました。
地下36mにもなるここは完全に安全な場所として、国の中枢を担う大統領を守る為に作られています。
トップとして職務を放棄するわけにいかない大統領(アーロン・エッカート)ですが、息子のコナー(フィンリー・ジェイコブス)が見つかっていないことが気掛かりで・・・探し出すよう指示を出したのでした。
未確認機からの乱射をかいくぐってハウスに到着したマイク(ジェラルド・バトラー)は、目の前で墜落する未確認機を確認します。
ミサイルによりダメージを受けた未確認機は、そのまま高度を下げ、ホワイトハウスに突っ込むようにして大爆発、炎上したのでした。
領空侵犯が報告されてからあっという間の出来事。
多くの市民を巻き込んだ未確認機の炎上により、とりあえずの攻撃が終わったハウス前にマイク(ジェラルド・バトラー)は来ていました。
すると突然、近くに停まっていたバスが爆発!
人々は再びパニックに襲われます。
逃げ惑う人々。
そんな中マイク(ジェラルド・バトラー)はハウスの柵に近づく二人の男に目を止めました。
動くな!と声を荒げたマイク(ジェラルド・バトラー)の制止にも耳を貸さない男たち。
こちらを向きかけた男にマイク(ジェラルド・バトラー)は迷いなく発砲。
それを見たもう一人の男はそのまま躊躇なく自爆してしまいました。
これにより更に広がる被害。
爆風に吹き飛ばされたマイク(ジェラルド・バトラー)の前を武装した男たちが次々と、自爆により穴の開いた柵を通ってハウスの庭に侵入していきます。
男たちはロケットランチャーまで持ち出して次々に発砲。
ハウスを守るために銃を構える警備達ですが、まるで隊列を組むようにして銃を乱射しながら進む男たちの前に成す術なく倒れていきます。
そのまま男たちは、ホワイトハウス内へ易易と侵入したのでした。
男たちを追って柵から侵入したマイク(ジェラルド・バトラー)は、小陰に隠れながら何人かを仕留めますが、如何せん数が多すぎます。
ハウス内でも激しい銃撃戦が行われている頃、大統領(アーロン・エッカート)のいる絶対安全圏なはずのOPECでは、思いもよらぬ事態に襲われていました。
パク(リック・ユーン)らにより制圧されてしまったのです。
本名をカン・ユンサク(リック・ユーン)とするパクは、偽名を使って韓国政府内に入り込んでいたKUF指導官だったのでした。
彼の計画により、テロリストたちは大型武器を使って一斉に警備の人間を排除すると、今度はトラックを乗り付けて武器の搬送を始めます。
ここに、ホワイトハウスは陥落したのでした。
難攻不落のホワイトハウスが占拠されたニュースは一斉に世界を駆け巡ります。
国防総省にて開かれていた緊急対策室では、OPECの大統領(アーロン・エッカート)と連絡が取れない事に焦りを感じていました。
すると突然、切られていた回線が繋げられ本部の大型モニターに韓国首相が大写しになります。
そしてそのまま頭を撃ち抜かれて殺された首相。
そして続いてモニターに現れたのは大統領(アーロン・エッカート)です。
大統領(アーロン・エッカート)に銃を突きつけて現れたカン(リック・ユーン)のだした要求は、警戒態勢を解くようにというものでした。
従わざるを得ない本部。
カン(リック・ユーン)たちテロリストは、ラジコンのように小さな無人偵察機を飛ばして政府の動きを警戒しつつ、アメリカ合衆国の中枢を掌握したのでした。
完全に制圧されたホワイトハウスにいたのはマイク(ジェラルド・バトラー)です。
唯一の生き残りとしてハウス内に侵入した彼は、かつての職場でもありすべてを知り尽くしているハウス内を進んでいきます。
途中何人かのテロリストを倒し、彼は大統領(アーロン・エッカート)の息子・コナー(フィンリー・ジェイコブス)を探し始めました。
しかしコナー(フィンリー・ジェイコブス)の事はカン(リック・ユーン)もまた探し始めています。
大統領(アーロン・エッカート)を自在に操るための近道として、彼の息子を手中に収めたかった官(リック・ユーン)。
部下に命じて捜索隊を出したのでした。
PM9:26、緊急対策室に召集されたアラン(モーガン・フリーマン)。
大統領も副大統領も職務を果たせない今、彼がアメリカの指揮を取らねばならないのです。
その20分ほど後、マイク(ジェラルド・バトラー)は大統領執務室に来ていました。
暗闇の中、迷いなく金庫を開けた彼が取り出したのは、大統領専用の衛星携帯です。
これを使って、本部への連絡が入れられたマイク(ジェラルド・バトラー)。
降って湧いた彼の存在に、本部では猜疑心を持つ者もいましたが、そこは彼の元上司でもあるジェイコブス(アンジェラ・バセット)が太鼓判を押してくれました。
それに、ハウス内の状況が全くわからない状況では彼を信じる他に手立てはありません。
マイク(ジェラルド・バトラー)は現状を報告します。
窓やドアには爆薬が仕掛けられ軍の侵入を阻止する罠があること、換気口は閉鎖されている上に監視カメラはマイク(ジェラルド・バトラー)自身が己の行動を隠すために切っていました。
そこで彼は自分を利用するよう、本部に言い切ったのです。
そうしてマイク(ジェラルド・バトラー)が電話を切った直後、PEOCからの映像がモニターに飛び込んできました。
現れたカン(リック・ユーン)はここに来てようやく、ハウスを征服してまで通したかった要求を述べ始めます。
日本海域にいる第七艦隊と非武装中立地帯の米軍の撤退。
そのうえ彼は、要求を拒んだり従わなかった時には人質を一人ずつ殺していくと宣言したのでした。
それだけを言って切れてしまったモニター。
本部では絶望感が流れています。
もし要求通り全てを撤退させてしまえば、韓国はあっという間に陥落してしまいます。
かと言って要求を拒めば大統領(アーロン・エッカート)達は殺されてしまう・・・。
その頃、人質である大統領(アーロン・エッカート)自身がカン(リック・ユーン)に答えていました。
アメリカはテロリストとは交渉しない、と―――。
この一言に立ち上がったカン(リック・ユーン)は、おもむろに統合参謀本部長を立ち上がらせると、彼の首にナイフを突きつけ「ケルベロス・コードは?」と問い始めました。
本気で殺そうとしている彼の気迫に大統領(アーロン・エッカート)は白旗をあげます。
押さえつけられている本部長に、コードを言うよう指示を出したのです。
ケルベロス・コード―――
高度な軍事手順である三段階の制御システムで、誤った核の発射を阻止するため、コードは本部長と国防長官(メリッサ・レオ)、そして大統領(アーロン・エッカート)の三人がそれぞれ管理していますが、万が一にもコードが揃うとアメリカは核攻撃に対して無力になるという一面も持っています。
そのひとつが入力され、コード変更も出来ないという事実は、本部にも即座に伝わり彼らは頭を抱えるしかありません。
カン(リック・ユーン)がコナー(フィンリー・ジェイコブス)を探していたのは、彼の存在を盾にして大統領(アーロン・エッカート)からコードを聞き出す為だったのでした。
頭の切れるカン(リック・ユーン)は、マイク(ジェラルド・バトラー)の切った監視カメラをすぐに繋ぎ、彼の存在に気付いています。
そこでカン(リック・ユーン)はカメラ映像を元シークレットサービスであるフォーブス(ディラン・マクダーモット)に見せ、マイク(ジェラルド・バトラー)の人物像を探ろうとしました。
しかしフォーブス(ディラン・マクダーモット)は、取るに足らない人物だと彼を重要視しません。
この会話を聞いていた大統領(アーロン・エッカート)は、自分が遠ざけてしまったマイク(ジェラルド・バトラー)が今ここに居ることを知り、希望を持ったのでした。
PM11:56。
マイク(ジェラルド・バトラー)が向かったのはリンカーン・ベッドルームです。
自分を探すテロリストたちがすぐ側まで来ている状況で、彼が進んだのはなんと部屋の壁の向こうでした。
秘密の抜け穴をも知り尽くしている彼は、かつて自分が教えたこの場所にコナー(フィンリー・ジェイコブス)がいるかもしれない、との期待を寄せていたのです。
そしてコナー(フィンリー・ジェイコブス)は本当にいました。
再会と保護の笑顔を見せる二人。
しかし部下からマイク(ジェラルド・バトラー)が居住区にはいないと聞かされたカン(リック・ユーン)はすぐさまその優秀な頭脳をフル回転させ、ハウスの歴史を思い浮かべていました。
ホワイトハウスはトルーマン大統領時代に大掛かりな改修工事が行われ、当時の古い石壁の周りを鋼鉄で補強していたことを思い出したのです。
ヤツは壁の中だ。
そう指示されたテロリストたち、一斉に壁に向かい発砲を始めました。
コナー(フィンリー・ジェイコブス)を抱えるようにして逃げたマイク(ジェラルド・バトラー)は、一回北西角にある通気シャフトへと向かいます。
ここからコナー(フィンリー・ジェイコブス)を逃がすため、彼の回収を本部へと連絡したのです。
不安を抱えながらもマイク(ジェラルド・バトラー)の言葉に鼓舞され、煙突上の通気口を登り始めたコナー(フィンリー・ジェイコブス)。
途中敵に見つかりながらも、マイク(ジェラルド・バトラー)の格闘のおかげで逃げ出す事が出来たのでした。
マイク(ジェラルド・バトラー)はコナー(フィンリー・ジェイコブス)を逃がす際に捕獲したテロリスト二名から、首謀者の情報を聞き出します。
それはテロリスト達の命を奪う洗い手法ではありましたが、これにより本部にもモニターに映るカンという男の実情が割れました。
KUF指導者として準軍事組織を指揮して侵入したカン(リック・ユーン)。
彼の元、ハウスに侵入してきたテロリストたちは40名、マイク(ジェラルド・バトラー)の活躍もあり、残りは28名とのはっきりした人数も分かってきました。
カン(リック・ユーン)は世界的に指名手配され、2004年の英国大使館爆破の黒幕とされている人物です。
幼少期に韓国へと亡命してきたものの父親は北朝鮮で死亡、母親はアメリカ製の地雷で爆死という波乱の人生を送ってきました。
その彼が韓国政府内に入り込んでいたとは・・・!
コナー(フィンリー・ジェイコブス)を逃がし、次は大統領(アーロン・エッカート)の救出だと進み始めたマイク(ジェラルド・バトラー)の耳に届いたのは、カン(リック・ユーン)の声でした。
お互いに挑発の言葉を投げあう応酬。
それが済むとカン(リック・ユーン)は二個目のケルベロス・コードを聞き出す為、今度は国防長官(メリッサ・レオ)を指名します。
しかし頑として口を開かない国防長官(メリッサ・レオ)。
殴られても蹴られても漏らそうとしないその姿に、先に参ってしまったのは大統領(アーロン・エッカート)でした。
自分の分は絶対吐かないから、君は言い給えと言葉を投げます。
しかしそれでも口を開こうとしない国防長官(メリッサ・レオ)に大統領(アーロン・エッカート)は、命令としてコードを吐くよう指示したのでした。
その頃マイク(ジェラルド・バトラー)は、カン(リック・ユーン)の指示で現れたフォーブス(ディラン・マクダーモット)と再会します。
ハウス内に生き残っているいのはもう自分だけだと思っていたところに現れたかつての仲間に喜びの色を浮かべるマイク(ジェラルド・バトラー)。
しかし彼がカン(リック・ユーン)の名前を口にした事で異変に気付きます。
格闘が始まり、やがて勝利を手にしたのはマイク(ジェラルド・バトラー)でした。
彼の前で、どこで道を誤ったのか、と悔やむフォーブス(ディラン・マクダーモット)。
死の直前に良心を取り戻した彼は、マイク(ジェラルド・バトラー)を殺したとカン(リック・ユーン)に報告してその命を終えたのでした。
日付を跨いだ深夜になっても大統領(アーロン・エッカート)の保護が進まない現状に焦れた本部は、ケルベロスを防ぐためにも特殊部隊を使っての突入を考えています。
もう少し状況を探ってからというマイク(ジェラルド・バトラー)の必死の訴えは聞き入れてもらえません。
ヘリが近づく様子をカン(ロック・ユーン)は偵察機で全てお見通しだというのに・・・。
マイク(ジェラルド・バトラー)の制止を振り切って屋上に降り立った特殊部隊。
しかしそんな彼らを待ち構えていたのは米軍試作機である「ハイドラ」です。
まるでビーム光線のように途切れなく無人で撃ち続けられる最悪の兵器。
これを使われてはいかに特殊部隊員といえども手のだしようがありません。
ヘリから降りることも難しく、またヘリそのものも爆撃され墜落してしまったのです。
しかもカン(リック・ユーン)は本部によるこの侵入作戦が許せなかった様子・・・。
モニターに政府高官を立たせた姿を映し出すとなんの躊躇もなく引き金を引いたのでした。
本部にいる全員が息を呑む中、カン(リック・ユーン)は強気の姿勢を崩しません。
一時間以内に第七艦隊と軍の撤退をさせるよう指示した上、北側の庭に逃走用のヘリまで要求したのでした。
この結果に静まり返る本部。
結論を急いだが為の甚大な被害に、アラン(モーガン・フリーマン)は攻撃を指示した陸軍参謀総長に怒りをぶつけます。
マイク(ジェラルド・バトラー)に、手を出すな、とお門違いな命令を下す総長に向かい、あなたを交代させても構わないんだぞ、と脅したのです。
そして彼は、第七艦隊と軍の撤退、そしてヘリの用意を決めました。
この結論に噛み付いたのはまたもやマイク(ジェラルド・バトラー)です。
30分だけ待ってくれというと、再び大統領(アーロン・エッカート)の搜索に乗り出したのでした。
マイク(ジェラルド・バトラー)はカン(リック・ユーン)達が操作しているパソコンのアクセスを禁止します。
これにより苛立った様子のカン(リック・ユーン)は、国防長官(メリッサ・レオ)を立たせると、彼女を連れて正面玄関へと向かいました。
訝しげな表情で歩く国防長官(メリッサ・レオ)の足元には多くの遺体が転がっています。
こうして正面玄関に進んだカン(リック・ユーン)は、多くのカメラや野次馬、そして軍など政府の人間たちの目の前で彼女を殺すつもりでいました。
しかしそんな彼らを狙っていたのがマイク(ジェラルド・バトラー)です。
彼はカン(リック・ユーン)に引き連れている部下に狙いを定め引き金を引きます。
一瞬にして乱射状態となった正面玄関。
この事態に走り出した国務長官は、命からがらハウスから脱出する事が出来たのでした。
なんとか一人の命は救ったマイク(ジェラルド・バトラー)ですが、アラン(モーガン・フリーマン)との約束の30分は過ぎてしまいます。
時間切れだとして、カン(リック・ユーン)の要求をすべて飲むことにしたアラン(モーガン・フリーマン)。
それを知ったカン(リック・ユーン)は次の行動に出ます。
人質たちに袋をかぶせて視界を奪うと同時に、アメリカ側からもどれが大統領(アーロン・エッカート)なのか分からないようにすると、人質たちを一列に並べて歩かせ始めました。
アラン(モーガン・フリーマン)は、カン(リック・ユーン)達が出てきた時を狙って狙撃の準備を指示します。
しかしどれが大統領(アーロン・エッカート)なのか識別できないままに、人質たちはヘリに乗り込んでしまいました。
ところが!
このヘリ、飛び立った瞬間何者かによる攻撃を受け落下して燃え上がってしまいます。
これにより、誰もが大統領(アーロン・エッカート)の命が奪われたことを確信してしまいました。
ただ一人マイク(ジェラルド・バトラー)を除いて・・・。
「エンド・オブ・ホワイトハウス」ラスト最後の結末
彼は、カン(リック・ユーン)であればこんなラストは選ばないと感じていたのです。
そしてその読みはあたっていました。
カン(リック・ユーン)は大統領(アーロン・エッカート)だけを残し、少数の部下とあらかじめ仕掛けてあったダイナマイトで壁を打ち破って逃走すると考えていました。
ケルベロスを発動して・・・。
大統領(アーロン・エッカート)のコードがなくても、三つのうち二つが手に入っているのなら残りを導き出すことぐらい彼らにとって難しい事ではなかったのです。
ケルベロスの発動により、カン(リック・ユーン)はアメリカを核による暗黒の荒廃地へと導くつもりでした。
しかしその逃走経路に現れたのがマイク(ジェラルド・バトラー)です。
マイク(ジェラルド・バトラー)の登場により、大統領(アーロン・エッカート)もまた渾身の力を振り絞って抵抗します。
ところがカン(リック・ユーン)に組み付いていた大統領(アーロン・エッカート)は、彼の銃弾を受けてしまいました。
それに気づいたマイク(ジェラルド・バトラー)。
あっという間に部下たちをさばくと、カン(リック・ユーン)に立ち向かいます。
至近距離での肉弾戦・・・
そして勝利を得たのはマイク(ジェラルド・バトラー)でした。
血を流し顔面蒼白ではあるけれど、大統領(アーロン・エッカート)を取り戻した事で戦いの終わりを噛み締めようとしていたマイク(ジェラルド・バトラー)。
しかしそんな彼に大統領(アーロン・エッカート)は必死で伝えるのです。
ケルベロスが発動されたことを・・・。
大慌てでコンピュータに飛びついたマイク(ジェラルド・バトラー)。
本部へ連絡を取り、なんとかオフ・コードを入力すると間一髪、残り三秒のところで作動を切ることができたのでした。
壊滅状態のホワイトハウスから帰還した大統領(アーロン・エッカート)とマイク(ジェラルド・バトラー)。
これを機にマイク(ジェラルド・バトラー)は再びシークレットサービスに戻ります。
そして、復活の意思を強いメッセージで国民に伝える大統領(アーロン・エッカート)の一番そばでそれを支えていくのでした。
THE END
「エンド・オブ・ホワイトハウス」見どころ
たった一人で立ち向かう系のアクション映画です。
アメリカが危機に陥るお得意パターンのハリウッド映画ですが、相手が北朝鮮というのが新しかったような気がします。
情勢が不安定な今は特に感情移入できる部分が出てくるかもしれません。
むちゃくちゃに放った銃弾で敵はあっさり死んでいくのに、乱射されても一発も当たらないマイクや、圧倒的にキレのある動きのカンになぜかマイクが勝ってしまうなどお約束感満載ではありましたが、個人的に大統領を演じたアーロンが見られたのは嬉しかったです。
ダークナイトのハービー役が素晴らしかった彼には、欲を言えばもっと出番多く活躍して欲しかった、との思いもありますが・・・。
ハリウッドのアクションは動きの速い東洋系の役者のキレのようなものはありませんが、それでも火薬多めの大掛かりなシーンはやはり迫力がありますよ。
この作品の続編「エンド・オブ・キングダム」もどうぞ。