映画「スガラムルディの魔女」は、ウーゴ・シルバ主演、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の2013年のスペイン映画です。
この映画「スガラムルディの魔女」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
魔女の村に迷い込んでしまった間抜けな強盗一味を描く「スガラムルディの魔女」をお楽しみください。
鬼才、A・デ・ラ・イグレシア監督独自の世界を築いたホラーコメディ映画です。
■ スタッフ
監督: アレックス・デ・ラ・イグレシア
製作: エンリケ・セレッソ
脚本: アレックス・デ・ラ・イグレシア、ホルヘ・ゲリカエチェバァリア
撮影: キコ・デ・ラ・リカ
音楽: ジョアン・バレント■ 主要キャスト
ホセ(キリストに変装した強盗犯):ウーゴ・シルバ
アントニオ(兵士に扮した強盗犯):マリオ・カサス
グラシー(人食い魔女リーダー、バーの女主人の娘):カルメン・マウラ
マリチェ(グラシーの母):テレレ・パベス
エバ(グラシーの娘):カロリーナ・バング
マヌエル(タクシー運転手):ジェイミー・オルドネス
セルジオ(ホセの息子):カブリエル・デルガルド
シルビア(ホセの離婚した妻):マカレナ・ゴメ
ルイス:ハビエル・ボテ
アルフォンソ・カルボ(刑事):ペポン・ニエト
ハイメ・パチェコ(刑事):セクン・デ・ラ・ロサ
コンチ(魔女):カルロス・アレセス
ミレン(魔女):サンティアゴ・セグーラ
「スガラムルディの魔女」あらすじ
スペインのマドリード。
失業し家庭も壊れかけているホセ(ウーゴ・シルバ)達、強盗団は白昼堂々、キリストや大道芸人、アニメキャラなどの扮装で宝石店を襲撃しました。
何故かホセ(ウーゴ・シルバ)の息子セルジオ(ガブリエル・デルガルド)と一緒です。
そして、パトカーの追跡から逃げるうちに、道に迷ってしまいます。
たどり着いたのは、魔女伝説が伝わるスガラムルディ村。
そこには人食い魔女がいるという・・・
やがてホセ(ウーゴ・シルバ)達を追う警察も加わって、魔女軍団との戦いが始まります。
ホセ(ウーゴ・シルバ)達の運命は?
今、壮絶なサバイバルが始ります・・・
「スガラムルディの魔女」ネタバレ、最後のラスト結末は?
フランスに逃げるつもりのホセ(ウーゴ・シルバ)達でしたが、国境を超えるにはスガラムルディ村を通らなければいけません。
実は、村では魔女達が、生け贄となる肉を求めていました。
途中でグラシー(カルメン・マウラ)という女性から「手術した股関節が痛むので家まで乗せて」と頼まれます。
グラシー(カルメン・マウラ)の家には、娘エバ(カロリーナ・バング)が・・・
もちろん魔女です。
グラシー(カルメン・マウラ)の家では、息子セルジオ(ガブリエル・デルガルド)がいなくなってしまいます。
探したホセ(ウーゴ・シルバ)が見たのは、丸焼きにされそうになっているセルジオ(ガブリエル・デルガルド)が!
ホセ(ウーゴ・シルバ)達は、セルジオを助け、家から逃げ出します。
しかし、金の入ったカバンをグラシー(カルメン・マウラ)の家に忘れてきた事に気が付き戻るのです。
捕らわれるホセ達。
セルジオは彼女たちが崇拝する女神の生贄に、他の男は晩餐の食材に・・・
そしてたくさんの魔女たちの晩餐会が始ります。
そのタイミングでホセの元妻シルビア(マカレナ・ゴメ)と刑事が到着。
混乱に紛れてホセ達は脱走するのです。
逃げる途中でホセ(ウーゴ・シルバ)を助けたのは魔女のエバ(カロリーナ・バング)でした。彼女はホセを好きになっていたのです。
しかし、グラシー(カルメン・マウラ)とマリチェ(テレレ・パベス)はそれを許さず、エバ(カロリーナ・バング)を罰として生き埋めにしてしまうのでした・・・
逃げたホセは息子セルジオを助けに儀式が行われる洞窟へ向かいます。
そして洞窟へと向かう地下道で、埋められたエバ(カロリーナ・バング)を見つけ、助けます。それから行動を共にするのです。
儀式には巨大な女神が現れていました。
セルジオは女神に丸飲みされますが、直にまた出てきます。
グラシー(カルメン・マウラ)によると、セルジオは女神の胎内で転生して悪魔になったそうです。
その後、エバ(カロリーナ・バング)は、母グラシーと戦って倒します。
洞窟は大爆発・・・
ホセ、トニー、マヌエル、ルイス、セルジオも無事脱出し決着しました。
この「スガラムルディの魔女」のラストは、それから一か月後。
セルジオは手品師になっていました。
そしてホセ達強盗団は、大金持ちに。
やはり女神に丸飲みされた事で、セルジオは魔法が使えるようになったようです。
人間を切って、くっつけるというマジックを披露しています。
本当に切ってから、魔法でくっつけてていますので、正確に言うと手品ではありません(笑)
そんな過激なシーンでTHE ENDでなのですが、そのショーを元妻のシルビア(マカレナ・ゴメ)と、魔女のグラシー(カルメン・マウラ)、マリチェ(テレレ・パベス)、が見ている。という意味しんなシーンです。
あの魔女たち生きていたんですね。
ちなみにホセとエバはお付き合いをしているようです・・・
THE END
「スガラムルディの魔女」見所ポイント!
なんともハチャメチャな映画です。
映像はグロテスクなファンタジー風で、なかなか好きです。
あのアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の独自の世界観が好きな方はたまらないでしょう。
もう、映画の冒頭のコスプレ強盗から笑えます。
想定外の連続ですので、ストーリーが読めないのもグッドです。
この「スガラムルディの魔女」の見所は、恐怖と笑いが交互に繰り広げられるトコロですね。
ハイライトとなる巨大な女神は必見です(笑)
女神でもなんでもありません・・・
セルジオをつまんで食べてしまうシーンは、まさしく「進撃の巨人」でした。
そしてルイス(ハビエル・ボテ)までも・・・
ラストで魔女たちとセルジオのショーを見ていた元妻のシルビア(マカレナ・ゴメ)は、本当に魔女になってしまったという事でしょうか?
ハッピーエンドとは、言い難い終わり方で、まだ続きがあるような雰囲気でした。
ただ、鑑賞後に残る気持ちは、単純に楽しめたな。という印象。
理屈抜きにご覧になってはいかがかと思います。