映画「ヒロイン失格」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「ヒロイン失格」ネタバレ あらすじ
ラブストーリー

映画「ヒロイン失格」は、桐谷美玲主演、英勉監督の2015年の日本映画です。

この映画「ヒロイン失格」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

笑って泣ける三角関係ラブストーリー「ヒロイン失格」をお楽しみください。

原作は幸田もも子の同名漫画です。

■ スタッフ
監督: 英勉
製作: 伊藤卓哉、宇田川寧
脚本: 吉田恵里香
音楽:横山克
撮影: 小松高志

■ 主要キャスト
松崎はとり:桐谷美玲
寺坂利太:山﨑賢人
弘光廣祐:坂口健太郎
中島杏子:福田彩乃
安達未帆:我妻三輪子
恵美:高橋メアリージュン
中尾彬:中尾彬(特別出演)
柳沢慎吾:柳沢慎吾(特別出演)
六角精児:六角精児(特別出演)
利太の母:濱田マリ
学食のオヤジ:竹内力
桝太一
増田有華
今野浩喜(キングオブコメディ)

「ヒロイン失格」あらすじ

小さな頃から幼馴染である寺坂利太(山﨑賢人)の事が大好きな松崎はとり(桐谷美玲)。

この恋の物語のヒーローである利太(山﨑賢人)にふさわしいのはヒロインである私、と思い込んでいるはとり(桐谷美玲)だったけど、ヒロインはヒーローからの告白を待っているもの、との固定観念により自分からの告白はしないまま。

ところがそんな二人の間に冴えない地味女子・安達未帆(我妻美和子)と、目を見張るほどのイケメン弘光廣祐(坂口健太郎)が現れて―――?

果たしてこの物語のヒロインは誰なのでしょうか?

 

「ヒロイン失格」ネタバレ

はとり(桐谷美玲)の恋が始まったのは小学生の時。

母親が家を出た事でからかわれカッとなった利太(山崎健人)を止めた日からずっと彼を思っているはとり(桐谷美玲)。

一方、人見知りで協調性ゼロ、ひとりでいることが多い利太(山﨑賢人)ですが、その姿がクールに映るのか学校では意外と人気があり、モテ男子の一人です。

そんな彼が本物の愛に気づくまで側で待っているのがヒロインだと思い込んでいるはとり(桐谷美玲)でしたが、ひょんなことから利太(山崎賢人)に彼女が出来てしまいました。

 
相手は学年でも地味で大人しい印象しかない安達未帆(我妻美和子)。

その事実が認められないはとり(桐谷美玲)ですが、友人の中島杏子(福田彩乃)からは冷静に突っ込まれてしまいます。

曰く、未帆(我妻美和子)は告白というオーディションをちゃんと受けてヒロインを勝ち取ったのだ、と。

その言葉にはとり(桐谷美玲)は利太(山﨑賢人)を取り返すべく、邪道ヒロインの道を突き進むことを心に誓います。

しかしなかなか上手くいかない利太(山﨑賢人)奪還作戦。

 
ただ、彼が未帆(我妻美和子)と付き合い始めたことは、ほかの女子にとっても認められないことのようで・・・

ある日、トイレで未帆(我妻美和子)の事をこき下ろす同級生に会いました。

彼女たちが口にする未帆(我妻美和子)の悪口に、内心ホクホクのはとり(桐谷美玲)は最後の最後、つい同感を示してしまいました。

その瞬間鏡に映る自分の顔が一瞬般若に!

それに驚く彼女の後ろには未帆(我妻美和子)の姿が写っていました。

すべてを聞いていた未帆(我妻美和子)ですが、彼女ははとり(桐谷美玲)が利太(山﨑賢人)を好きなことを見抜いています。

そして、今まで通りにしていて、と言うのです。

それで利太(山﨑賢人)がはとり(桐谷美玲)のところに行っても恨んだりしない、と―――。

未帆(我妻美和子)の言葉に抜け殻のようになるはとり(桐谷美玲)。

そんな彼女の前に現れたのが、常に女の子の噂が絶えないイケメン弘光廣祐(坂口健太郎)です。

 
私には利太(山﨑賢人)しかいないのになぁ、という独り言を聞いて隣に座ってきた弘光(坂口健太郎)ですが、同じクラスの彼を認識したのがつい最近のはとり(桐谷美玲)。

彼女にとって利太(山﨑賢人)以外の男は目に入っていなかったようです。

理屈じゃなくて利太(山﨑賢人)一筋10年だというはとり(桐谷美玲)ですが、そんな彼女に弘光(坂口健太郎)は、ずっと片思いし続けてきた自分が好きなんだね、と言ってキスしたのでした。

彼にとって恋愛とは、感情でするものではない、コントロールして楽しむものなのです。

 
翌日。
キスに驚いて逃げてしまったはとり(桐谷美玲)でしたが、これが利太(山﨑賢人)にバレるとマズイと弘光(坂口健太郎)のもとへ。

しかしキスを黙っておく代わりに、彼ははとり(桐谷美玲)に交換条件を求めます。

壁ドン状態で追い込んでくる弘光(坂口健太郎)から逃げられないでいるはとり(桐谷美玲)を助けてくれたのは利太(山﨑賢人)でした。

これをきっかけにはとり(桐谷美玲)は弘光(坂口健太郎)の提案により、利太(山﨑賢人)・未帆(我妻美和子)たちと一緒にボウリングに行くことになったのでした。

 
当日、やけに距離の近い弘光(坂口健太郎)とはとり(桐谷美玲)に嫉妬したのか、珍しく利太(山﨑賢人)がムキになっています。

しかしそんな利太(山﨑賢人)が席を外したとき、未帆(我妻美和子)が言うのです。

利太(山﨑賢人)に一途なはとり(桐谷美玲)が格好良かった、と。

無理に好きな人を作って彼を傷付けるのは違うと思う、と言う未帆(我妻美和子)ですが、そんな彼女に反論したのは弘光(坂口健太郎)でした。

彼は、そんな風に言うのなら利太(山﨑賢人)と別れてあげなよ、と冷たく言うのです。

答えられない未帆(我妻美和子)に、偽善者、と言い放った弘光(坂口健太郎)は、はとり(桐谷美玲)に優しく微笑み、その場から連れ出してくれたのでした。

 
しかしはとり(桐谷美玲)がどんなに傷ついても利太(山﨑賢人)の隣にいるのは未帆(我妻美和子)なのです。

自分を空っぽの人間だと思っている利太(山﨑賢人)にとって、将来はジャーナリストになりたい、という夢がある未帆(我妻美和子)の存在はとても大きいようで、自分にないものがいっぱい詰まっている、と語るその表情はとても柔らかいのでした。

利太(山﨑賢人)の言葉に恋を吹っ切ろうと決意したはとり(桐谷美玲)でしたが、そんな彼女に未帆(我妻美和子)がとあるお願いをしてきました。

夏休み中メキシコへ短期留学に向かう自分の代わりに利太(山﨑賢人)と一緒にいてほしい、と言うのです。

 
これにより再熱する恋の炎。

ところがはとり(桐谷美玲)はギャップ作戦を狙い、利太(山﨑賢人)に連絡はしません。

自分が連絡しなければ利太(山﨑賢人)からの連絡があるだろう、と期待しての行動でしたが、しかし一向に彼からの連絡はありません。

ぼやくはとり(桐谷美玲)の前に現れたのは弘光(坂口健太郎)でした。

彼に連れ出される形で向かった公園デートでしたが、ソフトクリームを食べたり小学生たちと戯れたりと、思っていた以上に楽しい一日を過ごしたはとり(桐谷美玲)。

楽しかった、と帰路についた時、弘光(坂口健太郎)に撓垂れ掛かってきた女性がいました。

彼女は彼の元カノ。

年上の彼女を介抱しながら自宅まで送り届けた弘光(坂口健太郎)達でしたが、そんな彼を小馬鹿にしたような言葉で嬲る元カノに我慢できなくなったのははとり(桐谷美玲)でした。

おばさん!と声を上げると、弘光(坂口健太郎)を庇い、彼を振ったことを後悔すると言ったのです。

この時から弘光(坂口健太郎)の気持ちは大きくはとり(桐谷美玲)に傾いていくのでした。

 
弘光(坂口健太郎)の元カノの部屋を出たはとり(桐谷美玲)は、思わず利太(山﨑賢人)に電話してしまいます。

明日、花火行かない?と。

すると意外にもすんなりOKした利太(山﨑賢人)。翌日ふたりは浴衣を着て待ち合わせたのでした。

女の子扱いしてくれる利太(山﨑賢人)に感激するはとり(桐谷美玲)。

これがギャップ効果かと浮かれるはとり(桐谷美玲)でしたが、ところがそこに弘光(坂口健太郎)までもが浴衣でやってきます。

思わぬ3ショットに流れるぎこちない空気。

あきらかに利太(山﨑賢人)の機嫌が良くありません。

彼ははとり(桐谷美玲)に席を外させると、弘光(坂口健太郎)に釘をさします。

はとり(桐谷美玲)を遊びに使うな、と。

しかし弘光(坂口健太郎)から、自分を無条件で好いてくれる相手を失いたくないだけだろう、と言われてしまい反対に言い負かされてしまいました。

 
そう言って弘光(坂口健太郎)は去りましたが、自分がいない間に何を話していたのかが気になって仕方ないはとり(桐谷美玲)。

話を流そうとする利太(山﨑賢人)の頬を両手で挟むと、私には利太(山﨑賢人)だけだもん、と告げるのです。

そしてギャップ作戦でさみしい思いをさせたことを詫び、これからはもう一生離れない、ずっと側にいると誓ったのでした。

はとり(桐谷美玲)の勢いに思わず笑顔になる利太(山﨑賢人)。

彼はそっと彼女にキスをしたのでした。

 
やっと巡ってきたチャンス。

この機会を無にしないために喫茶店に場所を移し、気持ちを熱くぶつけるはとり(桐谷美玲)。

そんな彼女に利太(山﨑賢人)が答えようとした時でした。
窓がコンコンとノックされたのです。

外にいたのは未帆(我妻美和子)でした。

メキシコから帰ってきたのです。

行かないでと願うはとり(桐谷美玲)に利太(山﨑賢人)は、ケリをつけてくるから時間が欲しい、と言って未帆(我妻美和子)の元へと向かったのでした。

 
夏休みのあけた校内では、はとり(桐谷美玲)と利太(山﨑賢人)の花火デートが噂になっています。

概ね好意的な言葉で交わされるその噂に顔が凍ったのは未帆(我妻美和子)です。

彼女ははとり(桐谷美玲)に、利太(山﨑賢人)の側には自分がいるから、と言い出しました。

前に、恨まない、といった時のような余裕はもうありません。

彼女は偽善者でいることをやめたのです。

 
その日の帰り、未帆(我妻美和子)は別れ話を始めようとした利太(山﨑賢人)の言葉を遮って拒否します。

感情の昂ぶりからか倒れてしまった未帆(我妻美和子)。

目を覚ました彼女に胸を撫で下ろす利太(山﨑賢人)は、自分のおかげで変われたという未帆(我妻美和子)に別れを言えなくなってしまいました。

やっと利太(山﨑賢人)のヒロインになれると思っていたはとりですが、告げられた言葉は願っていたものとは全く違っていました。

未帆(我妻美和子)とは別れない、という利太(山﨑賢人)に打ちのめされたはとり(桐谷美玲)を抱きしめてくれたのは弘光(坂口健太郎)でした。

 
これをきっかけに付き合い始めた二人。

修学旅行中に誕生日が来る弘光(坂口健太郎)を喜ばせたいと計画を練るはとり(桐谷美玲)はもう、利太(山﨑賢人)のことなんて吹っ切ったように見えます。

しかし旅行先で訪れたお土産屋さんではとり(桐谷美玲)が見たのは、小学生の頃出て行った利太(山﨑賢人)の母でした。

利太(山﨑賢人)の人格形成に大きく影響した母親だけに、彼を会わせてはいけないと思ったはとり(桐谷美玲)は一緒にいた弘光(坂口健太郎)を置き去りにして利太(山﨑賢人)の手を取り駆け出します。

驚く利太(山﨑賢人)を適当にごまかしたはとり(桐谷美玲)でしたが、彼女の恋人は彼ではありません。

 

「ヒロイン失格」最後のラスト結末

その日の夜、利太(山﨑賢人)は未帆(我妻美和子)の部屋へ向かいます。

しかし中から聞こえてきたのは、はとり(桐谷美玲)を悪し様に罵る未帆(我妻美和子)の声でした。

思わず怒鳴り込んでしまった利太(山﨑賢人)でしたが、その部屋にいたのは未帆(我妻美和子)だけ・・・。

鏡に映る自分に向かって一人でガス抜きしていた、という彼女はこれを本音だと認めます。

そうした上で、これ以上利太(山﨑賢人)を引き止めるために嘘を重ね続けることに疲れた、と涙するのでした。

 
その頃、観覧車デートを楽しんでいたはとり(桐谷美玲)は、昼の騒ぎで買い忘れていたお揃いのキーホルダーを弘光(坂口健太郎)から受け取っていました。

嬉しそうにデートを楽しんでいるはとり(桐谷美玲)でしたが、彼女の本心を弘光(坂口健太郎)は知っています。

自分に正直になって、とはとり(桐谷美玲)を促し、彼は彼女の心を開放してくれたのでした。

利太(山﨑賢人)は未帆(我妻美和子)に、はとり(桐谷美玲)は弘光(坂口健太郎)に頭を下げ、別れを選びます。

そして二人はお互いを求めて走り出すのです。

ところがその時、利太(山﨑賢人)は母親に会ってしまいました。

その事を帰ってきた直後に知って焦るはとり(桐谷美玲)。

利太(山﨑賢人)を探して見つけたのは、高い塔の上にいる姿でした。

しかしはとり(桐谷美玲)が塔のしたにたどり着いた時にはもう姿がありません。

パニック状態になるはとり(桐谷美玲)でしたが、しかし当の利太(山﨑賢人)本人はそんな彼女の姿に登場し辛い・・・と言いながら現れるのでした。

 
母親に会ったけど思っていたより平気だったという利太(山﨑賢人)。

彼がそう思えたのは、自分にはいつだってはとり(桐谷美玲)がいるから、という自信からでした。

そうして二人はキスをして、美しく揺れるキャンドルのあいだに倒れ込む形で微笑み合うのでした。

完。

 

「ヒロイン失格」見所ポイント!

桐谷美玲の、桐谷美玲による、桐谷美玲のための映画、といった印象の作品です。

少女漫画が原作ということで、ノリが軽い作品ですが、主演をつとめられた桐谷さんがとにかく可愛かった!

もともと原作のファンということで、映画のオファーが入る前から自宅で真似していたという彼女の「変顔」はとてもクオリティが高く、あの綺麗で可愛い顔を守らない姿勢に好感が持てました。

 
ストーリー自体は王道の少女漫画、といった形ですので、未帆の善人ぶった勝手な行動にイライラしたり、妙に影のある利太(山﨑賢人)よりも優しい宏光(坂口健太郎)との方が幸せになれそうだな、なんて老婆心が湧いてきたりもしましたが、気軽に見られますよ。

あなたはどっち派になるでしょうね?


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