映画「アングリーバード」は、ファーガル・ライリー監督の2016年のアメリカアニメ映画です。
この「アングリーバード」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末について紹介します。
仲間と打ち解けられない主人公が絆を取り戻していくストーリー「アングリーバード」をお楽しみください。
元はゲームアプリ。その映画化となります。
「アングリーバード」キャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: ファーガル・ライリー
製作: ジョン・コーエン他
製作総指揮:ミカエル・ヘッド他
脚本: ジョン・ビッティ
音楽: ヘイター・ペレイラ■ 主要キャスト
レッド:ジェイソン・サダイキス
チャック:ジョシュ・ギャッド
ボム:ダニー・マクブライド
マチルダ:マーヤ・ルドルフ
レオナルド:ビル・ヘイダー
マイティーイーグル:ピーター・ディンクレイジ
「アングリーバード」あらすじ
たくさんの鳥たちが平和に生活しているバードアイランド。
怒りん坊のレッド、超ハイテンションのチャック、ビビると爆発するボムたちはこの島で平和に暮らしていました。
ところがある日、緑のピッグの集団があらわれ、大事な卵を盗まれてしまいます。
大切なタマゴを取り返すため、レッド達は伝説のヒーロー「マイティーイーグル」を探す旅に出るのですが・・・
「アングリーバード」ネタバレ
鳥たちが暮らす島で、赤い鳥の眉毛の太いレッドは怒りん坊で嫌われ者…
浜辺にこじんまりと住んでいたのです。
ある日、レッドはピエロの衣装を着けて孵化デーパーティーを訪問。
ケーキの配達に来たのですが遅れたことで親鳥にケーキ代を払えと言われ、「グルテンフリーのケーキを探し回ったんだ!」と怒ってそれを投げつけました。
そして、帰ろうとすると滑って孵化してない卵を割ってしまったのです。
「パパ~」と呼ばれるようになったレッドは親鳥に申し訳なくも思いました。
親鳥はレッドは訴え、度重なる問題を起こしたこともあり「怒りをコントロールできていない」と裁判長は判断。
アンガー・マネジメント教室へ通うよう判決を言い渡しました。
教室では先生のマチルダが他の生徒を紹介し、動きの速い黄色い鳥のチャックは警察官をからかった罪があったり、見るからに大きな事件を起こしてそうな大柄の鳥のテレンスは言葉数が少ない。
黒い鳥のボムは嫌なことがあると爆発してしまうという一風変わった面々が…
早速、マルチダの指導の元、ヨガのポーズのレッスンを開始しますが、ボムが片足立ちの姿勢が辛かったことから爆発。
その日は解散となりました。
そんな折、レッドは寂しい気持ちに駆られて、英雄のマイティ・イーグルの存在を信じていたことを子供の頃にバカにされたことを思い出します。
なぜなら彼には家族がおらず、そういったことを教えてくれる人がいなかったから…
そんな思いを抱いて夜を過ごし、翌日もマルチダの教室へ。
すると、浜辺が騒がしくなったことで向かうと大きな船が来航。
中から緑色の豚のレオナルドが自己紹介をしに出てくるのでした。
彼を歓迎するパーティーが村で始まり、レオナルドは発明品である好きなものを飛ばせる「スリングショット」という巨大なパチンコが紹介し、まずは果物を投げて配ります。
そして、彼は難癖をつけてくるレッドを選んで浜辺へ飛ばしますが…
レッドはそのまま船へ忍び込びこむことに決めました。
中にはたくさんの豚や怪しい道具もあったことで鳥のみんなに報告。
するとレオナルドは「カウボーイショーを見せるために先に安全を確かめたかった」と言って悲しげな顔をし、レッドは皆に責められます。
村の者たちは「ショーを見たい」と言い出して、その後も豚たちと仲良く過ごし始めたのでした。
レッドだけは彼らの存在を怪しみ、豚の船がさらに一隻来航したことで危機を察し、英雄のマイティ・イーグルを探すことを決意。
チャックとボムを誘って島で一番高い岩山に登ると、そこには草原と泉が広がっていたのです。
泉で踊り、水を飲んで過ごすボムとチャック…
すると、マイティ・イーグルが現れたため3人は歓喜!
レッドは豚たちが何か企んでいるハズだと相談しますが、彼は聞く耳を持たず自分の話ばかり…
憧れていた彼に幻滅し、「カッコつけて他人に無関心なだけだ!」と憤って山を降りました。
無料パーティーに鳥のみんなが集まっている間に、豚たちはダイナマイトを各所で爆破して、鳥の卵を盗んでいたのです。
そして船に集まって逃げようとしていたため、ボムとレッドは追いかけて卵を奪い返そうと奮闘しますが失敗。
チャックは急いでパーティーにいた皆を呼び戻しますが時すでに遅し…
村の鳥たちはレッドを頼り、彼は「みんな、怒ってるだろう!?」と煽って船を造り始めたのです。
木箱をたくさん並べて紐でくくり、帆をつけて準備完了。
船の跡をたどってピギー・アイランドに辿り着くことができました。
島には街が広がっていてその中心には城があり、卵を食べようと国王のレオナルドは宴会の準備を兵に命じており時間も限られる中、城を見ておののくレッドたち…
なぜなら、高い壁に囲まれていたため、どうやって卵の元に行けばいいのか?
そこで、船に乗せてきた巨大なパチンコを使い、鳥たちを勢い良く発射することに!
試しに何羽か飛ばすと、勢いに乗った彼らは街の建物をを破壊していきますが城には届かず…
レッドは街中にそびえ立つ積み上げられた石を中継して城を目指すことを決意。
見事、作戦は成功!
潜入して卵の場所を探します。
「アングリーバード」ラスト最後の結末
卵を隠している部屋までたどり着きましたが、煮えた湯の張る窯に運ばれていったため、追いかけるとそこにはレオナルドや兵たちが…
そこに、マイティ・イーグルが空を飛んでやって来て、チャックとボムも合流し卵を全て取り戻すのです。
しかし、1個だけ落ちてしまったため、奪いあうレッドとレオナルド。
2人はたくさんのダイナマイトが保管しあった地下に落ちていった際に、レッドは上から大きな煮窯が落ちてくるのが見えました。
そこで、タマゴを奪ってレオナルドが持っていたローソクから引火させ、レッドは窯の中に上手く隠れて城や街を爆破したのです。
レッドは無事に卵を守り、雛が孵って親鳥は喜びました。
マイティ・イーグルは「自信を持たせるために一度、落胆させたのだ」と言って、呆れつつも助けてもらったことには変わりなく、その後「卵を救った英雄 マイティ・イーグル」の像が造られたのです。
そして、村の中には新しいレッドの家が設けられ、「マイティ・レッドありがとう~♪」と、子供たちが歌って愛と勇気と怒りん坊を称えたのでした。
レッドは内心嬉しく思いつつも、チャックとボムも一緒に暮らし始めて物語は幕を閉じます。
THE END
「アングリーバード」見どころ
いつも怒りっぽくて嫌われ者の主人公が敵からタマゴを守る事によって変わっていきます。
「怒りで解決するな」
この作品はアニメの顔した反戦争映画です。
一方的な理不尽さで追い込まれていく鳥族は人間界にもそのまま当てはまります。
しかし敵もタマゴが食料であり、そこに正義も悪もありません。
それでも「怒りで解決するな」なのです。
ぜひ紛争のはざまにある国の政治家に見てもらいたい作品でした。
アニメーションもキレイでリアルですし、オーバーアクションが子供にはウケそうです。
私は字幕版で鑑賞しましたが、日本語吹き替え版は主役が坂上忍さんなので、そちらでも面白そうですね。
子供向けかと思いきや、深い意図が描かれた絆を取り戻す物語をお楽しみください。