劇場版「BLAME!」は、瀬下寛之監督の2017年のアニメ映画です。
この映画「BLAME!」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末について紹介します。
原作マンガ、アニメ化などの作品がありますが、劇場版「BLAME!」は、原作とは若干展開やガジェット類が異なります。
劇場版「BLAME!」スタッフ・キャスト
■ スタッフ
監督: 瀬下寛之
製作: 東亜重工動画制作局
脚本: 村井さだゆき
原作・総監修:弐瓶勉
音楽: 菅野祐悟■ 主要キャスト
霧亥:櫻井孝宏
シボ:花澤香菜
づる:雨宮天
おやっさん:山路和弘
捨造:宮野真守
タエ:洲崎綾
フサタ:島﨑信長
アツジ:梶裕貴
統治局:豊崎愛生
サナカン:早見沙織
劇場版「BLAME!」あらすじ
階層都市では人間を駆除すべき不法居住者と認識している時代。
霧亥は、都市の暴走を止めるネット端末遺伝子を持つ人間を求めて都市を探索していました。
ある時、霧亥は、電基漁師(でんきりょうし)の少女・づるを助けます。
その縁から、づるの村へ・・・
しかし、そこでもセーフガードとの闘いが始まるのでした・・・
ネット端末遺伝子を持つ人間は見つかるのか?
村の運命は?・・・
劇場版「BLAME!」ネタバレ
何階層にも連なる都市に住んでいた人類は今では「駆除」の対象となり、監視塔に見つからないよう細々と暮らしていました。
そんな中、づるの村では食料の残りが少なく、そのため5人の仲間と共に武装して都市を探索していたのです。
古い地図を元に監視塔に見つからないよう食料を探し、やっとそれらしきモノを見つけたと思ったら枯渇していたのを発見し落ち込む仲間たち…
そこに駆除系のセーフガードが彼らを襲います。
走って逃げるづるたちは銛状の武器を発射する銃でセーフガードを貫き、倒していきますが1人また1人と仲間は殺されていきます。
そして出口へ駆けるづるにも危険が迫った先に男の姿が…
彼は重力子放射線射出装置という銃型の兵器を放ち、大型の赤光線の起動上の敵を一層してづるを助けました。
男の名は霧亥。
ネット端末遺伝子を持つ人間を探しているとづるに言い、心当たりが無かったづるは村に行けばわかるかもしれないと思い、生き残った仲間と共に帰路へ。
霧亥の周りにいれば監視塔に検知されないことが分かり、無事に村に到着しましたが、村の頭領たちは霧亥を怪しいのではと疑います。
ひとまず霧亥を案内し、電基漁師でありプランターと呼ばれた頭領らは祖先が300年ほど前にこの村を見つけたと語ります。
霧亥のようなよそ者に会うことはなく、旅人は珍しいことから外の話を聞くのは貴重な機会でした。
村人が集まる中、霧亥は持っていた携帯食料を子供に渡し、その一片を水に入れると大量の食糧に増えたことで村人は喜びます。
頭領は霧亥のネット端末遺伝子を持つ人間、つまり感染前に都市を仕切っていた人間を探しているとわかりました。
その人間ならセーフガードを操る建設者にも命令を出すことができ、勝手な都市の増築も止められる…
村の平和にもつながることから、頭領は村の真下の「くされの祠」に心当たりがあると言って案内をします。
劇場版「BLAME!」シボ
廃墟と化したその場所にはシボという科学者が身動きできずにいました。
顔の部分だけで機械として動いている彼女を霧亥は助け、彼女は以前この村で実験を行って監視塔にバレない結界を張ったと言います。
そして、15ブロック東にある自動工場に行けばネット端末遺伝子と同じ機能となる偽装端末を作れると語り、食料も製造可能ということで頭領たちは霧亥と共に向かうことを決意。
3日ほどかかるため準備を整えて向かいました。
自動工場に到着し、シボが端末から操作したことで防御網に引っかからずに中に潜入、製造場所で大量の携帯食料と偽装端末を作り出すのに成功しました。
そこに突如、警報が鳴り響き、大量のセーフガードが襲ってきます。
仲間のタエも一度ははぐれましたがづるが迎えに行き再び合流し、逃げる途中でセーフガードに追い詰められてしまいました。
しかし、自動工場で身体を得たシボがやって来て、塗布防電を一時的に設置し結界を張ります。
づるたちはその先の列車に乗り込み、追ってくるセーフガードに霧亥が自身の電力を消費して銃を放ち、一掃して村へ帰還することができました。
持ち帰った大量の食糧に安心した村人は歓喜の声を上げます。
夜になり村人たちはこれまでの犠牲者の弔いを始め、食料と酒を飲みつつ自動工場へ再び行くには危険すぎることや、シボの実験が上手くいくことを祈ろうということを話します。
一方、シボは早速持ち帰った偽装端末を設置しに祠へ…
劇場版「BLAME!」サナカン
ちょうどその頃、タエが銃を持って結界を破壊したことでづるや頭領は驚愕。
セーフガードの代理構成体であるサナカンがタエと入れ替わっていたと判明しました。
上位型であるサナカンは村人を1人ずつ確実に撃っていき、セーフガードも呼び寄せます。
霧亥は村人を守るためサナカンに攻撃を仕掛けました。
しかし、力敵わず押さえつけられてしまい、その際にスキャンされたことで霧亥はセーフガードから盗まれた素体であると分かります。
サナカンはセーフガードに復帰する意思があるかを問い、断れば破壊すると言い放ちましたが、霧亥は了承せず…
突きつけられた銃が放たれそうになったその時、づるたちが加勢して弾道が反らし、霧亥に銃を渡しました。
充電器を撃ち込んだ霧亥は、最大出力で放射してサナカンを倒したのです。
一方、村人は塔に逃げ込み防衛戦を繰り広げ、下層から上ってくるセーフガードを仕留めていきました。
そして最後の1体を倒したところで歓声が上がり、生き残ったことに安堵します。
劇場版「BLAME!」ラスト最後の結末
戦いの最中、シボは祠に戻って設置した偽装端末と自身を接続、ネットスフィアへの空間にて統治局に到着したのですが、サナカンから攻撃を受けた際に偽装端末が破損したため権限が失われていると告知されます。
そのため、人間たちが再びセーフガードを統治することは叶いませんでした。
代わりにシボは、北にある昇降機に乗って下の階との狭間になるフロアならセーフガードに見つからない。と統治局から情報を得ます。
それをづるたちに伝えて移動を促し、これまでの村を捨てて昇降機に乗り込む生き残った人たち…
霧亥は彼らを見送ると決めていました。
づるたちは別れを惜しんで下層に移動中、霧亥が放った銃の赤い光線を見たのが最後となりました。
その後、再び安定した生活を取り戻した村人たちは、霧亥の功績を語り継ぎ、彼はきっと都市のどこかでネット端末遺伝子を持つ人間を探しているだろうと伝えていって終わります。
THE END