「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ!

映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」ネタバレ あらすじ
アニメ

映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」は、山崎貴監督の2019年の日本アニメ映画です。

この「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」のネタバレ、あらすじやラスト最後の結末、見どころを紹介します。

原作の世界観やおなじみのモンスターがCGの美麗なグラフィックで再現「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」をお楽しみください。

 

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」キャスト・スタッフ

■ スタッフ
監督: 山崎貴
脚本: 山崎貴
制作: 藤村直人 他
製作総指揮: 阿部秀司 他
音楽: すぎやまこういち

■ 主要キャスト
リュカ:佐藤健
ビアンカ:有村架純
フローラ / 占いババ:波瑠
ヘンリー:坂口健太郎
アルス:内川蓮生
パパス:山田孝之
サンチョ:ケンドーコバヤシ
プサン:安田顕
ブオーン:古田新太
ルドマン:松尾スズキ
スラりん:山寺宏一
ミルドラース:井浦新
マーサ:賀来千香子
ゲマ:吉田鋼太郎

 

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」あらすじ

少年リュカ(佐藤健)はゲマ(吉田鋼太郎)率いる魔物たちに連れ去られた母マーサ(賀来千香子)を取り戻すため、父パパス(山田孝之)と旅を続けていました。

ところが、パパスは道中での魔物たちとの激闘で非業の死を遂げてしまいます。

それから10年後、故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」と書かれた父の日記を発見。

パパスの遺志を受け継ぎ、冒険へと旅立つのでした・・・

 

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」ネタバレ

物語は主人公リュカ(声:〔幼少時代〕 大西利空 〔青年期〕佐藤健)が産まれるところから始まります。

父親のパパス(声:山田孝之)は息子の誕生を喜びます。

しかし幸せは束の間で終わりってしまいます。

妻・マーサ(声:賀来千香子)が何者かに連れ去られてしまったのです。

パパスとリュカはマーサを探す長い旅に出ました。

 
パパスは段々と成長してゆくリュカに剣の修行をつけながら、世界各地を巡ってマーサを探し続けました。

リュカも旅を通して勇気ある少年に成長し、幼馴染のビアンカ(声:有村架純)とレヌール城でゴーストを倒してオーブを手に入れるまでになりました。

そして親子はラインハット国にやって来ます。

その国の王子・ヘンリー(声:坂口健太郎)は、口調は偉そうですが心は優しく、リュカとすぐに仲良くなります。

しかしある日、王子は魔物にさらわれてしまいます。

パパスとリュカはすぐに救出に向かいますが、あと一歩のところで姿を現したゲマ(声:吉田鋼太郎)にリュカを人質に取られ、パパスは抵抗できずに命を落とします。

そしてヘンリーとリュカは奴隷としてゲマの城に連れていかれてしまいます。

 
そして10年が経ちました。

奴隷として城の建造にこき使われていたリュカとヘンリーは死体に化け、樽詰めになって脱走する計画を思いつきます。

何とか計画通りに城の外には逃げだせたものの、すぐに見つかって追いかけられ、危ない所を街の酒屋・プサン(声:安田顕)に助けられます。

彼はゲマに対抗する為に情報を集めていたのです。

そして、城の情報と引き換えに2人をラインハットに帰してくれました。

 
久しぶりに王宮に辿り着いたヘンリーは、自分の為に命を落としたパパスと、危険を顧みずに一緒に逃げてくれたリュカに心から感謝し「いつか困った時には何を置いても駆けつける」と約束してくれました。

ヘンリーと別れたリュカは、昔パパスと暮らしていた小屋に戻り、従者サンチョス(声:ケンドー・コバヤシ)と再会します。

そしてパパスの日記を見つけ、マーサが魔王ミルドラースの封印を解く呪文を知る天空人で、再び封印するには天空の剣と天空人の血を引く勇者が必要で、リュカがその勇者であると思っていたと知ります。

そして、天空の剣を持つ大富豪・ルドマンに会う為にサラボナに向かいます。

 
キラーパンサーのゲレゲレとスライムのスラりんが仲間になり、魔物を倒しながらの過酷な旅を経て、リュカが遂に辿り着いた時、サラボナの街は無残に荒廃してしまっていました。

実はサラボナには3つ目のモンスター・ブオーンが住み着き傍若無人に暴れまわっていたのです。

困り果てたルドマンは、ブオーンを倒した者と娘・フローラ(声:波留)を結婚させると御触れを出していました。

リュカは、最初はブオーンの退治などする積りはなかったのですが、天空の剣がブオーンに持ち去られたと知り、渋々ながらブオーン退治に向かいます。

しかし、突然現れた巨大なブオーンにあっという間に返り討ちにあってしまいます。

命からがらで宿屋に逃げ込み「薬草は・・・ありませんか・・・」と倒れ込んだリュカに薬草を恵んでくれたのは成長したビアンカでした。

実は彼女もブオーン退治に街にやってきた一人でした。

リュカは天空の剣、ビアンカは巨額の報酬を手に入れる為、二人は協力してブオーンを倒す事になりました。

 
再びブオーンの住む洞窟へやって来たリュカ達は、ビアンカがブオーンを引き付け、その間にリュカが剣を取り戻してブオーンを倒す作戦に出ます。

魔法で首尾よくブオーンの注意をひき、天空の剣を手にしたものの、リュカがいくら頑張っても剣を抜くことは出来ませんでした。

リュカもビアンカもガッカリしましたが、ブオーンは容赦なく襲ってきます。

追い詰められたリュカはブオーンの額の目を攻撃した時にひるんだことを思い出します。

不意を突き、バギで翼を攻撃して地面にたたき落としとどめを刺そうとします。

しかし、忠誠を誓うと約束させて解放します。

 
街に帰ったリュカ達は英雄として大歓迎されます。

そして、ビアンカに後押しされてリュカはフローラにプロポーズします。

フローラは顔を真っ赤にしてOKしてくれました。

 
自分が結婚する喜びをかみしめているリュカでしたが、奇妙な占いババから本当の自分の心がわかるという聖水を渡されます。

「そんなものは必要ない。本心はきまっている」と強がるリュカでしたが、結局飲んでしまいます。

そして、自己暗示の先にある自分の本心、「ビアンカが好き」ということに気づいてしまいます。

その翌日、ルドマンに婚約破棄をもうしでてから、あらためてリュカは、ビアンカにプロポーズをします。

最初は驚いていたビアンカも、リュカが真剣だと知ってプロポーズを受け入れます。

 
そして二人はリュカの故郷に帰って夫婦となり、やがて息子・アルスが産まれます。

しかし、幸せは長くは続きませんでした。

ミルドラースの封印を解く呪文をマーサが教えない事に業を煮やしたゲマが、リュカを連れ去ろうと再び襲ってきたのです。

リュカはビアンカ、サンチェス、アルスを逃がしますが、ゲマによって石像にされてしまいます。

実はゲマはビアンカも天空人の末裔であることを見抜いていました。

そこで彼女を追いかけ自分の城へ連れ帰りますが、サンチェスとアルスには気づかず逃してしまいます。

自分の城に帰ったゲマは、ビアンカを使ってマーサから封印を解く呪文を聞き出そうとしまうが、彼女はそれに応じず抵抗し、結局はリュカと同じように石像にされてしまいます。

 
それから8年後、アルス(声:内川蓮生)はサンチェスと共に深く空いた穴の底から魔法のアイテムを奪う事に成功します。

しかし、そこを守っていた魔物たちに見つかり追いかけられてしまいます。

ルーラーで逃げて来たアルスはアイテムを使ってリュカの石化を解きます。

元に戻ったリュカは、突然大きくなった息子との再会に驚きながらもアルスを追いかけてきた魔物たちと戦います。

その戦いの最中、天空の剣を手にしたアルスはそれを鞘から抜き、魔物を一瞬で倒してします。

アルスこそ伝説の天空の勇者だったのです。

そしてリュカ、アルス、サンチェスの3人はゲマの城へ向かいます。

 
ゲマを倒す為に協力してくれるマスタードラゴンを探そうとプサンの酒屋を訪ねた3人は、実はプサン自身がマスタードラゴンの化身であると打ち明けられます。

しかし、彼は変身を解くのに必要なドラゴンオーブを失くしてしまっていました。

リュカが持っていた、昔ゴーストから取り返したオーブも偽物でした。

そこでリュカは何でも願いを聞いてくれると言う妖精王の元に向かいます。

周囲を守るロボットの攻撃をすり抜け、妖精王に会う事の出来たリュカは、過去に戻って少年だった頃のリュカの持つ本物のオーブとすり替えて持ってくるように言われます。

過去に戻ってまだ長に自分に巡り合ったリュカは、その純粋さに感動しながらもオーブをすり替える事に成功します。

 

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」ラスト最後の結末

元の時代に戻ったリュカは、ドラゴンになったプサンに連れられてゲマの城に向かいます。

そこで石化されていたビアンカの魔法も解き、アルスが探し求めていた勇者だったと告げます。

マーサとも再会しますが、その直後に彼女はゲマに殺されてしまいます。

リュカ達もまた、待ち構えていた魔物の大軍に襲われます。

追い詰められ、もはや一巻の終わりと思われたその時、かつて命を助けたブオーンとヘンリー王子率いるラインハット軍が駆けつけます。

 
そして、リュカとアルスは協力してゲマを倒します。

しかし、ゲマは最後の力を振り絞ってエマの頭の中から封印を解く呪文を見つけ出し、魔王を復活させて息絶えます。

魔王を再び封印する為、アルスはブオーンに空に広がる穴に向かって自信を放り投げてもらい、見事に穴に天空の剣を投げ入れる事に成功しました。

その時、リュカ以外のすべての物が時が止まったように停止してしまいました。

驚くリュカの前に、封印したはずのミルドラース(声:井浦新)が姿を現します。

そして、自分は、仮想現実のゲームに浸る愚かな人々を目覚めさせるためにハッカーが送り込んだ、ミルドラースの姿に扮したコンピューターウィルスで、これまでの話は全てバーチャルリアリティー装置を使った仮想現実だったと告げます。

リュカは、本当は記憶を一時的になくして自分を本物と思い込んだゲームのプレイヤーだったのです。

 
ミルドラースによってゲームの世界は消え去り、リュカも現実に引き戻されようとした時、スラりん(声:山寺宏一)が現れます。

実はスラリンは仮想現実を壊そうとするウイルスに対抗するアンチウイルスプログラムだったのです。

スラりんとリュカの想いの強さはミルドラースの力を跳ね返し、ゲームの世界は元に戻りました。

気が付くと、リュカは再びゲマの城にいました。

周りには魔物を倒したビアンカやアルス達がいました。

そしてリュカは平和になった世界を旅して皆と故郷に帰ったのでした。

THE END

 

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」見どころ

大人気ゲーム「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」のストーリーをベースにした作品です。

数々のCG作品を手掛けてきた山崎貴が総監督と脚本、監督は八木竜一と花房真というだけあって、ゲームの壮大で美しい世界が見事に3Dアニメ化されていました。

また冒頭のゲームの画面を再現したシーンは、少しでもドラクエの事を知っているものならドキドキせずにはいられません。

 
作品中にはいくつもの名シーンがあります。

ミルドラースに現実世界に引き戻されそうになったリュカが叫んだ「ゲームがくれた思い出は現実だ!」と言う言葉、

自分の命を犠牲にして息子を助けるパパスの勇気、

ヘンリー王子の「お前が困った時はいつでも駆けつける」と言う別れのシーン、

ビアンカを選んだ時の「生涯の伴侶は何でも言い合える人だ」と言うリュカのプロポーズ、

石化が解け少年に成長したアルスと再会した時の「一番かわいい時を見逃しちゃった・・・」「これから、それを埋めていけばいい」というリュカとビアンカの会話は、家族や仲間との絆のありがたさを思い出させてくれました。

中でも、ドラゴンクエストのテーマ曲と共に天空の剣をアルスが抜き放つシーンは正に圧巻です。

ロールプレイングゲームの最高傑作を基にしているだけに、どれも強く心を揺さぶりました。

 
確かにゲームや漫画の世界は現実ではありません。

しかし、それらが現実世界を生きる上での勇気をくれている事、困ったときや弱気になった時に大切な事を思い出させてくれる事、そうやって時には辛い事もある現実の日々を生き抜いてきた人が大勢いる事を思い出させてくれる作品です。

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