映画「テッド2」はマーク・ウォールバーグ主演、セス・マクファーレン監督の2015年公開の映画です。
この映画「テッド2」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末と見どころについて紹介します。
結婚を無効にされた中年テディベアのテッドが大暴走するコメディ「テッド2」をお楽しみください。
「テッド2」あらすじ
本国アメリカでは2012年、そして日本では2013年に劇場公開された『テッド』。
一躍人気者になった、テディベアをご存知でしょうか?
物語のはじまりは、こんな感じです──
友達がいない8歳の少年ジョンは、クリスマスイブに「友達が欲しい」と、願いました。
すると、サンタさんからのプレゼントは、モフモフした愛らしいテディベア!
胸のボタンを押せば「だいちゅき」と言ってくれるテディを、ジョンも大好きになります。
そして「“テッド”が本当にしゃべれたら、ずっと親友でいられるのに」と、心から願ったら・・・
「ジョンは、僕の親友だろ!そう願ったよね」
ぬいぐるみのテッドに命が宿るという、すっげー奇跡が起きました。
自由に動きダンスも出来て、ブラックジョークも嗜むテッドはあっという間に有名人(熊)!
だけど、テッドにとって一番の親友はジョンだけです。
苦手な雷だって、2人が一緒ならどーにか我慢できる。
そう!僕たちは一生、雷兄弟だ!!
ところが、愛らしかった子供時代は終わり、ジョン(マーク・ウォールバーグ)は35歳の冴えないオッサンに。
声変わりして見事にオッサン化したテッドはと言うと、モフモフの見た目は維持して女の子にモテモテ!
ジョンと映画を見て大麻を吸ってハイになって、下ネタで大盛り上がりの日々を送ります。
だけど、タダのぬいぐるみに戻っちゃう!?なんて、大変な目にも遭いました・・・
命の危機を救ったジョンとの友情は深まり、絶好調のテッド。
(熊)人生初となるスーパーのレジ係をするテッドは、運命の女性にもめぐり逢い真剣交際!
彼女の名前は、タミ=リン(ジェシカ・バース)。
なかなか過激な性格で大麻&下ネタOKだから、テッドと波長が合いまくり。
そんなラブラブな2人が、とうとう結婚することになりました。
さあ『テッド2』の、はじまりで~す。
「テッド2」ネタバレ
披露宴に集まったのは、付き合いの長いヤベェ友達ばっかだけど、だからこそ最高!
ところが、半年前に離婚したジョンが、浮かない顔をしています。
※『テッド』で、長年付き合った彼女ロリー(ミラ・クニス)と、やっと結婚したのに・・・
こんな時は、手っ取り早く大麻吸うと思いきや、さすがのテッドも「今日は、やめとく!」
まあ、ジョンは放っておいても大丈夫みたい。
そして、1年後──
下品極まりない言葉連発の豪快な喧嘩しちゃう、テッドとタミ=リンは離婚危機!
本心では、愛し合っているのに・・・
タミ=リンに素直に謝るテッドは「赤ちゃんが欲しいんだ」と、気持ちを伝えました。
喜びを爆発させるタミ=リンのために、最強の精子を求めて奔走するテッドとジョン。
ところが、これまで大麻を吸い過ぎたタミ=リンには、赤ちゃんが出来ないと医師に宣告されてしまいます。
前を向くテッドとタミ=リンが次に向かったのは、養子縁組紹介所。
すると、思いもしなかった事実が2人に告げられました。
「テッド、マサチューセッツ州はあなたを人間と認めていません。厳密には“所有物”に分類されます」
養子を希望した2人の書類を見た当局は、野放しだったテッドをちゃんと調査。
そして、法的には市民権をもたない“タダのぬいぐるみ”との、見解に至ったようです。
「投票権もないし、税金も払ってない…」と、身に覚えはあるテッド。
当局の手が回り、銀行口座をはじめとする全部が解約、ピザ屋の会員証まで剥奪。
スーパーのレジ係も解雇されたテッドにとって、最大の悲劇は“婚姻無効”です。
タミ=リンは酷くショックを受け、ジョンは親友のために政府との徹底抗戦を約束!
早速、ググって見つけた法律事務所を訪れると、テッドの弁護を引き受けてくれる人物に出会えます。
だけどソレは、まだ若い見習い弁護士サマンサ(アマンダ・セイフライド)で、どう見ても頼りない。
早々に帰ろうとするジョンとテッドは、大麻を吸う彼女にロックオン!
「さあ!打ち合せしよう。アンタとなら気が合いそうだ」
弁護士として強い志を持つサマンサは、皆と違うってだけでテッドを否定する政府を許せません。
法的に人間として認めてもらうために、名字を考えるテッド。
「ひらめいた!クラバー・ラングだ」と、映画『ロッキー3』の登場人物を挙げます。
ところが『ロッキー』を知らない、サマンサは「誰それ?」
テーマ曲を歌ってもシャドーボクシングしても、反応が悪い彼女に呆れるジョン。
学んだ教養は全然違う2人だけど、同じ時間を過ごすにつれてイイ雰囲気になるようです。
テッドが起こした市民権を求める裁判が、世間に注目されると“あの男”の心に再び火を付けました。
テッド(テディベア)の製造元であるハズブロ社で、清掃員をしているドニー(ジョヴァンニ・リビシ)です。
※『テッド』では“ぬいぐるみ誘拐”で逮捕されたけど、馬鹿すぎる罪で不起訴に。
子供の頃、テッドに心を奪われた、サイコな彼の悪巧みは“テッドの大量生産”。
テッドをまた誘拐して解体、“生きている仕組み”を探るつもりです。
成功すれば、ハズブロ社は大儲け間違いなしだから、副社長(ジョン・キャロル・リンチ)も興味津々!
「テッドが裁判で敗訴すれば、正式のモノだと宣言される……」
タダの所有物を盗んだところで、捕まっても罪は軽いと言うドニー。
話はまとまり、副社長が持てる裏ルートをフル活用して、絶対に州が勝てる弁護士を雇うようです。
いよいよ、裁判が開廷。
州側の弁護士は負け知らずのベテラン、シェップ・ワイルド(ジョン・スラッテリー)。
彼は冒頭陳述で雄弁を振るいますが、公正と正義を訴えるサマンサも負けていません。
しかし、ワイルドの口撃で圧倒的に不利になってしまい、テッドは不機嫌に。
裁判は続き、証言台に立つテッドは「妻タミ=リンを、愛してる」と、真剣。
すると、追及をやめないワイルドは、テッドに胸のボタンを押すよう言います。
製造された全テディベアに組み込まれた、電子装置。
法廷に「だいちゅき」と言う、プログラムされた声が響きました。
後日、下された判決は「テッドは、人間ではありません」
落胆するジョンやタミ=リンの後ろでは、“所有物テッド”を狙うドニーが微笑みます。
テッドの市民権を勝ち取れなかったサマンサは、諦めません!
人権派弁護士で有名なパトリック・ミーガンに、直談判するとヤル気満々。
テッド裁判を知っている彼は、サマンサの申し出に会う約束だけはしてくれました。
「望みがあるぞ!」と喜ぶテッドとジョンは、お笑いライブに行って悪ふざけです!
空も心もスカッと晴れ渡る日、ジョンとテッドそして弁護士のサマンサはニューヨークへ。
タミ=リンは、良い知らせを家で待ちます。
その道中は、下品な会話が繰り広げられ、もちろん大麻三昧。
色々やらかしますが、3人は無事にニューヨークに到着します。
偶然にも、ニューヨークではハズブロ社が開催する、コミコンの真っ最中でした。
仲良く歩くのは『スター・ウォーズ』の、ダース・ベイダーとオビ=ワン・ケノービ。
おまけに、ストームトルーパーも。
「3人が一緒に歩くな、ボケ!」と、ジョンとテッドは文句を言いまくります。
気を取り直して、弁護士事務所がある巨大なビルにやって来た3人。
ところが、残念な結果が待っていました。
「君の置かれた状況には、同情はするが…」
人権派弁護士パトリック・ミーガン(モーガン・フリーマン)は、テッドの弁護を断ります。
これまでテッドが犯した悪行三昧は、もちろんマイナス。
なにより“社会貢献するのが人間”と考えるミーガンは、テッドが悪影響しか与えない者として厳しく言い返します。
想像と違ったミーガンに、がっかりする3人。
望みを絶たれたテッドは、いい感じになったジョンとサマンサに当たり散らします。
そして、1人でニューヨークを彷徨い、辿り着いたのはコスプレイヤーで賑わうコミコン。
そこには、ジッとテッドを見つめる、ドニーもいました。
会場には、ガイ(パトリック・ウォーバートン)をはじめ、ヤベェ友人の姿も。
すると、大して楽しんでないテッドに近づくのは『ニンジャ・タートルズ』の赤担当ラファエロ。
テッドのファンだと言うラファエロが、マスクを取るとドニーでした!
「あの時は、よくも引き裂いてくれたな!」と、過去の怒りが蘇るテッドは、とくかく逃走あるのみ。
だけど、パンチを食らわされ失神するテッドは、ドニーと副社長に連れ去られます。
コミコンにやって来たジョンとサマンサは、ヤベェ友人ガイの「酔ったテッドを男が…」との情報に捜索開始!
やっとの思いでドニーからテッドを奪還すると、ケンカしていた3人は仲直りしました。
厄介事に巻き込まれたくない、副社長は一抜け!
ところが、サイコ野郎ドニーは、今作でも諦めていません。
コミコンに飾られる『スタートレック』のエンタープライズ号。
そのワイヤーをドニーが切断すると、テッド目掛けて落下します。
「テッド、危ない!」と庇ったジョンは、大型ビジョンの下敷きになり意識不明の重体に!
※『テッド』では、テッドと大喧嘩してTVの下敷きになったジョン「俺の○○が潰れた(泣)」
ラファエロに扮した、ドニーの仕業だと気づいたテッド。
目の前に居る『ニンジャ・タートルズ』軍団から、見事に犯人ドニーを捕まえました。
「起きろよジョン!起きてよ!!」と、必死に呼び掛けるテッド。
その様子はニュースで取り上げられ、多くの人々が心を揺さぶられます。
「テッド2」最後のラストの結末は?
病院のベッドで眠るジョンは、心肺停止に陥るとそのまま目を覚ましませんでした。
「残念ですが…」と、医師に告げられ落ち込むサマンサ、テッドとタミ=リン。
命懸けで守ってくれた雷兄弟に、テッドは最後の別れを言って涙を流します。
すると「バーカめ!引っ掛かったな~!!」と、ドッキリを仕掛けたジョンが大爆笑♪
ノリの良い医師のせいで病室は大騒ぎになりますが、ジョンとサマンサは正式に恋人になりました。
テッドとジョンの真の友情に感銘を受けた、人権派弁護士ミーガンが「テッドを弁護したい」と、申し出ます。
誰かの心に愛を呼び起こさせるテッドは、人間であることに間違いはないと・・・
ミーガン弁護士と共に座るテッド、再び裁判が始まります。
「名前は、テッド・クラバー・ラング」
多くの人々があのニュースを見て、テッドには人間力があると知っています。
温かい拍手と大歓声に包まれるテッドは、法的に人間と認められ市民権を得ました。
膝を突いて「タミ=リン、結婚して下さい」と、プロポーズするテッド。
今度こそ、正式に夫婦となった2人は、“アポロ・クリード”・クラバー・ラングと名付けた、男の子を養子に迎えます。
見事なウンコをするアポロ・クリードに、テッドも仰天!
早速、ジョンに投げ付けると撮って投稿~。 #人生なんてクソまみれ
THE END
「テッド2」見どころ
大麻と下ネタで彩られる、クソ過ぎて最高の映画『テッド』の続編となる今作『テッド2』。
当然ながら、純粋な子供たちと良識ある大人が絶対にマネしちゃいけない映像が、バンバン出て来ます!
2013年に日本上陸して「モフモフが可愛い~!」って、スグに人気者になったテッド。
でも「絶対に子供に見せちゃダメ!」と、固く心に決めた親御さんは多かったハズです。
公開当時、まだ子供だったあなたは『テッド』を笑って楽しめる年頃になったでしょうか?
可愛いテッドの素顔を知って、心が荒んでいなければ良いのですが・・・
劇中に飛び交う“お下品な言葉”や“悪行”を書き出すのは控えさせて頂くとして、ここでは濃厚な登場キャラを紹介しますね。
今作の冒頭は、テッドとタミ=リンの結婚式からスタート!
神父を務めるのはもちろん、サム・J・ジョーンズ。※実在の俳優で本人役です。
『テッド』では、ジョン(マーク・ウォールバーグ)とロリー(ミラ・クニス)の結婚式でも神父さんやりました。
超ムッキムキの彼が主演した映画『フラッシュ・ゴードン』は、ジョンとテッドも大好き。
※1980年公開のガチの映画です。
『テッド』で、サムと初対面を果たすジョン。
そのシーンは、男のロマンって感じのバカらしい演出が最高なんです。
宇宙の救世主で、皆にとって憧れのヒーロー!?フラッシュ・ゴードン。
(劇中では)普段からコカインを嗜む奴で、テッドでも引いちゃうヤバめです。
後半に描かれるコミコンにも、フラッシュ・ゴードンとして参加しているサム。
会場をカオスにしちゃう暴れっぷりを、お楽しみください!
同じコミコンには、ガイ(パトリック・ウォーバートン)も来てますよ。
その目的は、オタクをいじめるって言う性格に難ありのジョンの同僚です。
自分がゲイだと認識した彼もまた、過激なアレコレが好きなこのシリーズには欠かせないヤベェ奴です。
そして、前作『テッド』同様、ねちっこいストーカーになって現れるのがドニー(ジョヴァンニ・リビシ)。
Tiffanyの『I Think We′re Alone Now』にノッて、踊っちゃうのがこの男の習性です。
コミコンでの犯人探しも、これで一発解決。
『テッド』で、その姿を目撃したテッドらしい方法なんですね~。
彼らのように、前作から引き続き出演したのが、タミ=リン(ジェシカ・バース)。
テッドとの恋を実らせ妻となった彼女も、存在感ありまくりです。
超絶に過激だけど、素敵なママになるでしょうね。※心から健全な暮らしを願っています。
クセが強くて、いつ逮捕されても良いような奴らばかりが集まる映画。
今作のヒロインである、見習い弁護士サマンサ(アマンダ・セイフライド)も、果敢に下ネタをかましてくれます。
彼女は、ほんとに・・・あんなに可愛い顔して・・・お察し下さい。
この『テッド2』で、私が本気で感心したのは、名優モーガン・フリーマンです。
ず~っと地上波では放送できないような映像が流れる中、人権派弁護士ミーガンの登場は空気を一変させてしまいます。
法廷に立って陪審員に、人間力を語るミーガン。
「あれ?感動のヒューマンドラマ観てたっけ?」と、錯覚してしまうほどです。
モーガン・フリーマン主演の感動のヒューマンドラマはこちら「インビクタス」です。
だけど、テッドが映し出されるから、紛れもなくお下品な映画を観ていたと再認識。(笑)
今作を振り返ると“NFLのスーパースター・トム・ブレイディの精子いただき作戦”や、夢のような大麻畑。
その他、バカバカしい大騒動が盛り沢山だけど、実はモーガン・フリーマン以外にもウルッとする場面はあるんです。
子供が欲しいと思うテッドとタミ=リン、そして命を懸けて親友を守るジョン。
あなたの心にも彼らの人間らしい感情が届き、きっと今作が大好きになると思いますよ。
あっ!とっても大事な登場人物を忘れていました。
レジ係のテッドの前に謎すぎる渋い男が来るんですが、是非謎のままで観て欲しいです!
彼の“悲しき末路”は、エンドロールの一番最後に描かれるので、油断しないで下さいね。
こんなクソ映画なのに(笑)有名人の使い方が、すっごい贅沢なのも好きなトコです。
結局、マーク・ウォールバーグには触れませんでしたが、バカでカッコイイのは間違いありません。
薬物乱用は「ダメ!」って事は心に留めて、雷兄弟ジョンとテッドを最後まで笑ってもらえると幸いです!
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