「テッド」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ

映画「テッド」ネタバレ あらすじ
コメディ

映画「テッド」はマーク・ウォールバーグ主演、セス・マクファーレン監督の2012年公開の作品です。

この映画「テッド」のネタバレ、あらすじや最後のラストの結末と見どころについて紹介します。

命が宿った毒舌テディベアとダメ中年コンビの痛快コメディ「テッド」をお楽しみください。

 

「テッド」あらすじ

1985年、クリスマスイブ──

ボストン郊外の町で心優しい両親と暮らす8歳のジョンは、素直な良い子だけど友達ゼロ。外で遊ぶ近所の子供たちを見て思うのは、“たった1人でいいから、親友が欲しいなあ”。

そして、クリスマス。

サンタさんからのプレゼント“モフモフのテディベア”に、笑顔が弾けるジョン。

ギュッと抱きしめたら「だいちゅき(I Love you)!」って答えてくれる、初めての友達が出来ました。
※製造時に内蔵された自動音声装置が作動しただけです。

星が輝く、クリスマスの夜。

隣に居てくれる“テッド”に「あのね…」と、ジョンは叶えたい事を教えました。

すると、純粋なジョンの願いは流れ星に届き、テッドに命が吹き込まれます。

 
翌朝、自力で立っているテッドがいきなり喋って、ビビりまくったジョン。

だけど「ジョンは僕の親友だろ!」と言われ、願いが叶った喜びがブワッと湧いて来た!

両親も普通じゃないテッドに錯乱したけど、撃つのをやめてクリスマスの奇跡に感謝感激。

愛くるしいモフモフと毒っ気のある喋りで、テッドはテレビに引っ張りだこの人気者に。

更に時が流れて人気も下火になると、違法薬物で逮捕されてニュースに出るだけでした。

そして時は、もっともっと流れて──

 
ジョン(マーク・ウォールバーグ)は35歳になり、レンタカー店勤務。

次期支店長候補だけど「僕のせいじゃない…」と、基本的に適当で責任感の欠片もない男。

出世にも興味がない平凡なジョンの良いところは、優しい面白い、エロくて愛情深い。

同棲中の恋人ロリー(ミラ・クニス)も、そんなジョンにベタ惚れでした。

付き合って4年になる、ジョンとの将来を見据えているロリー。

だけど、現状の3人暮らしに満足しているジョンは、まだ結婚する気がありません。

そして・・・

 

「テッド」ネタバレ

子供の頃から大好きな映画『フラッシュ・ゴードン』を、テッドと一緒に見る。

苦手な雷が鳴れば「♪……お前なんか神様のオナラだ~ブッ!」って、テッドと歌う。

マリファナ常習者でエロクマで、ロリーの悪口も言うけど、親友テッドが大好きなジョン。

もちろん、テッドと同じくらいロリーを愛しているから、彼女の気持ちも気になります。

そして、テッドに「ロリーは何か期待してるかな?指にする金色の丸い…」って相談。
※結局、不景気だのナンダカンダ理由付けて、テッドは2人の結婚を先延ばしに。

素敵なレストランで記念日を祝っても、最後にはテッドの事で衝突するジョンとロリー。

「8歳の時からの親友だぞ! 友達がゼロだった僕に自信をくれたのはテッドだ」

「…テッドと居たらダメになる! もう8歳じゃない、35歳なのよ」

だけど、互いを想うジョンとロリーは、テッドが留守番している家に帰りました。

待っていたのは、4人のデリヘル嬢に囲まれてご機嫌なテッドと、床に転がるウンチ。

ジョンもさすがに庇いきれず、全部片付けてくれたロリーの気持ちを優先。

観念したテッドは“ジョンといつでも遊べる”と約束を取り付け、人生初の1人暮らしをはじめます。

 
アパートも仕事(スーパーのレジ係)も、スムーズに見つかったテッド。

ジョンが居ない寂しさを除けば、絶好調でした。

一方、(テディベアを手離して)、大人への第一歩を踏み出したジョン。

ロリーとの愛は順調ですが、テッドを思うと仕事中もボーッとしています。

すると、暇を持て余すテッドから、急な呼び出し電話。

心が揺れるジョンは、大好きなTVドラマ『チアーズ』のDVD-BOXに釣られました。

「ロリーが、ひどい怪我を…」と、嘘をついて早退。

テッドの新居でハッパを吸って、2人は近況を語り合います。

たった47ドルで買い揃えたIKEAのお洒落家具、お隣さんはアジア人家族。

同じスーパーのレジ係で働く、タミ=リン(ジェシカ・バース)と仲良くなった。

テッドの恋の始まりを喜ぶジョンは、ダブルデートを約束します。

 
ある夜、仕事が終わってスーパーを出たテッドは、背中がゾワゾワ~。

暗闇に紛れて待ち伏せしていたのは、ドニー(ジョヴァンニ・リビシ)でした。

数日前、公園でこの男に出会ったジョンとテッドは、完全にヤバい奴だと認定済み。

ドニーは子供の頃からテッドのファンで、今では立派なストーカー。

ふてぶてしい顔した、息子のロバートも「“それ”欲しい!」って。

その場はジョンに追っ払われたヤバい親子は、テッドがどうしても欲しいのです。

大金を出してでも、誘拐をしてでも・・・

暗闇から出て来たドニーを警戒して、しっかり距離をとるテッド。

この場は、タミ=リンに救われて、何事も無く終わりました。

とは言え、その後のダブルデートは、タミ=リンが何故かブチギレて大荒れ。

先日の嘘つき早退が、ロリーにバレていたジョンは「大人になって」と、怒られます。

 
テッドとハッパを控える事が出来ない、ジョンとの別れを本気で考えるロリー。

彼女を失いたくないジョンは「もう一度だけチャンスを!」と、その気持ちは真剣です。

だけど、やっぱりジョンは同じ過ちを繰り返しました。

この日、開催されたのは、ロリーが勤める大手広告会社の創立記念パーティー。

ジョンは「君の上司、殴ってもイイか?」と、割と本気で言っています。

社長の息子で自称“お金も地位もあるイケメン”の、イケ好かない上司レックス(ジョエル・マクヘイル)。

彼からの猛アプローチにウンザリしているロリーは、日頃からジョンに愚痴っていました。

レックスに「…お前なんか、屁のガス爆発で死んじまえ!」と、ぶちかますジョン。

その後、ナンダカンダと男2人で話しているところにテッドから着信。

なんと「…サム・ジョーンズが来てる!」って言うのです。

子供の頃から大好きな映画『フラッシュ・ゴードン』の主演俳優サム・J・ジョーンズ。

ジョンとテッドが友情を育んだ27年間には、サム・ジョーンズがいつも居ました。

 
心が大いに揺れるジョンが下した決断は、恋人ロリーには絶対内緒でテッドのアパートへ。

そして、悪の支配者・皇帝ミンから人類を救ってくれた、フラッシュ・ゴードンとご対面。
※映画の世界へと没入するジョン、流れる音楽はQueenの「フラッシュ!アアー……」

サム・ジョーンズ(本人)との、ド派手(コカイン)パーティーで、羽目を外しまくるジョン。

「人生最高の夜だー!」と大はしゃぎ、その後は「ヤバい!やっちゃった」

すでに、創立記念パーティーは終わっている時間。

自粛するはずの“テッドとハッパ”に手を出した事は、ロリーにバレました。

完全にロリーに振られたジョンは、家には帰れず近くの安ホテルへ。

35歳になってもテディベアと映画を見て、クスリやってるだけの自堕落な暮らし。

「ロリーを失ったのも、ぜ~んぶお前のせいだ!」と、テッドを責めて絶交します。

 
数日後の夜、野外音楽堂のコンサートに、上司レックスとやって来たロリー。

いつもはウザいレックスが真剣にデートに誘い「一度だけ…」と、彼女はOKしました。

そんな2人を目撃したテッドは、傷心のジョンに急いで報告。

ところが、絶交中のテッドの言うことを信じてくれず、2人はますます険悪なムードに。

そして「…“くまモン”のほうがイイ!」って、地雷を踏むジョン。

殴り合いの大喧嘩が始まり、思いをぶつけ合った2人は「ごめん」と、涙を流して仲直り。

 
ジョンとロリーに元サヤに戻って欲しいテッドは、野外音楽堂へ急ぎます。

コンサートをしているのは、10年前から付き合いがあるノラ・ジョーンズ(本人)。

飛び入り出演したジョンは、客席で見ているロリーに愛の歌を捧げました。

コレで上司レックスは敢えなく失恋、だけどロリーの気持ちは取り戻せていません。

ロリーとジョンの幸せを望むテッドは、“2人の前から永遠に消える”と決心します。

そんな時に「やあ!テッド」って現れたのが、ストーカーのドニーと息子ロバート。

テッドは捕まりドニーの自宅に監禁、ふてぶてしい息子ロバートのオモチャに!?

この親子に初めて公園で会った日、ジョンはテッドに言いました。

「地下室に連れてって……手足を引きちぎるはずだ!(笑)」

本当に左耳を引きちぎられたテッドは、かくれんぼの最中に電話を探します。

 
目をつぶって、100数え始めた鬼のロバート。

父のドニーは、テレビに映るTiffanyの『I Think We′re Alone Now/ふたりの世界』に夢中。

同じ頃、まだ元サヤに戻れない、じれったいジョンとロリーは車に乗っていました。

真剣に話そうとすると、非通知着信に「誰だよ?今忙しい…」と、キレ気味のジョン。

だけど、テッドがストーカーに誘拐されたと知ると、急いで救出に向かいます。

 

「テッド」最後ラストの結末は?

ドニーの自宅周辺までやって来た、ジョンとロリー。

すると、テッドを車にぶち込んで走り出す、ドニーと息子ロバートを発見します。

始まったカーチェイス、ドニーの車をクラッシュさせたテッドはなんとか脱出。

切り裂けたお腹から綿を落とさないように、必死で野球場に逃げ込みました。

だけど、しつこいドニーは照明塔をのぼるテッドまでも追い、とうとう足を掴みます。

真っ二つに裂けて、地面に落ちるテッド。

 
駆け付けたジョンとロリーは、散らばった綿を全部集めました。

意識が消えかかるテッドが、ジョンに伝えたのは「ロリーを二度と離しちゃダメだ…」

普通のテディベアになったテッドを家に持ち帰り、急いで縫い合わせるロリー。

「生きろ!」そう呼び掛けるジョンの願いは、届きませんでした。

悲しい気持ちのまま、眠ったジョン。

ロリーは雨がやんだ星空を見上げ、流れ星に願います。

 
翌朝、元気のないジョンが溜息を吐くと、テッドがムクッと起き上がった!?

ジョンはギューッと抱きしめ、ロリーは「おかえり、テッド」って、微笑みます。

大切なロリーに、ジョンはプロポーズ。

教会で愛を誓う2人の笑顔に、最高に幸せな気持ちになるテッド。

3人で居ることの大切さを知った彼らは、いつまでも仲良く暮らしました!

THE END

 

「テッド」みどころ

テッド=可愛いテディベアの姿をした下品なエロおっさん。

劇場公開から、およそ10年も経った今。

この事実を、世界中の人々が知っている事でしょう。

清い心のテディベアたちに命が宿ったなら、総スカンを食らうであろう職権乱用しまくるテッド。

キレイなお姉さんに記念写真を求められれば、笑顔で胸タッチ。

一目ぼれした、タミ=リン(ジェシカ・バース)には、投げキッスや腰クネ・・・

この先は、下ネタに寛大なタミ=リンでもドン引きしているので、規制させて頂きます。

 
命を宿した、テッドの第一声は「ハグちて(Hug me)!」

27年後には、“自分の昔の声”「だいちゅき(I Love you)!」に、反吐が出るように。

大麻ばっかり吸って、改善の見込みもない。

ハッキリ言って純真無垢なお子様及び、下ネタが苦手な人にはおすすめ出来ません。

それでも、しょーもないクマと35歳のガキの友情は、信じられないくらい胸を震わせるのです。

 
『テッド』が、長編映画監督デビュー作となる、セス・マクファーレン。

製作・原案・監督・脚本、テッドの声とモーションキャプチャーまでこなすヤベェ人物。

1回観ただけでは回収しきれないくらいの、映画ファンをときめかせるパロディだらけ!

もう、ブッ込み過ぎにも程があるけど、ハマった人には堪らない満足感ある映画なのです。

 
冒頭は、青い地球、魔法、想像力、少年・・・

心地良いナレーションは、心温まる優し~い物語のはじまりを予感させます。
(字幕版:パトリック・スチュワート/吹き替え版:富田耕生)

いざ始まってみると、ボッコボコにぶん殴るイジメっ子が出て来たー!

その次は、鼻血たれてるイジメられっ子にも「消え失せろ!」って言われる少年ジョン。

陽気な状態じゃないけど、子供たちの絶妙な“間”と、ほんのり毒づくナレーションで前置きからニヤリ。

声変わり前の邪気控えめのテッドと、少年ジョンの友情が生まれる場面は純粋に温かい。

目をキラキラ輝かせるジョンは、リビングに居るパパとママに親友を紹介するのですが。

温厚そうなパパ(ラルフ・ガーマン)が、瞬時に吐き捨てるFワードと、危険性が高いテッドに向ける敵意の目。

そして、ママ(アレックス・ボースタイン)の絶叫顔!からの「奇跡だわ(It’s a miracle)!」って涙ぐむ顔。

パパとママの出番はここで終わりですが、印象に残るお気に入りのキャラになるでしょう。

 
本編開始8分頃からのオープニングクレジットもスキップしないで、少年ジョンとテッドの思い出を楽しんで欲しいです。

時は流れて、ジョン(マーク・ウォールバーグ)は、ロリー(ミラ・クニス)に夢中。

テッドも初めはロリーと仲良しだけど、友情を引き裂く“嫌な奴”に変わって行きます。

 
下ネタ連発、マリファナの吸い放題となる、『テッド』の本格始動は本編10分頃から!

もはや、全シーンがおすすめですが、テッドが車を運転する姿も必見ですよ。

ちゃんと足元がテッド仕様、でも絶対に視野は狭いとしか思えません。

助手席でのんきに目薬さしてる、ジョンからの信頼度ハンパないけど、まあ…余裕で事故ります。

 
27年間、一緒に暮らして来たジョンとテッドが離れるキッカケは“うんち”です。

第一発見者となるロリーが受ける衝撃と、理不尽な後処理は心から同情。

だけど、無責任なジョンと、“親指についたロリー”のやり取りはバカバカしい!(笑)

無職だったテッドは、稼ぐためにスーツ着てスーパーのレジ係の面接へ。

テッドの下ネタを、強靭な度胸と捉えるフランク店長(ビル・スミトロヴィッチ)。

仕事中に性行為に及ぶダメ店員のテッドは、約3年後には別件で解雇を言い渡される事に。

それは『テッド2』での、お話です。

「テッド2」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ
映画「テッド2」はマーク・ウォールバーグ主演、セス・マクファーレン監督の2015年公開の映画です。この映画「テッド2」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末と見どころについて紹介します。結婚を無効にされた中年テディベアのテッドが大暴走するコメディ「テッド2」をお楽しみください。

中盤では、ロリーの上司で“クマ好き男”を小馬鹿にする、レックス(ジョエル・マクヘイル)の金持ち自慢が発動。

ロリーはじめ女性社員から嫌われるクセ強めの男ですが、その素顔はイイ奴っぽいです。

まさか、レックスの最期が、ジョンの宣言通りになるなんて・・・

 
そして、本編53分頃から始まる『フラッシュ・ゴードン』祭りは、カオスです。(笑)

ジョンとテッドの人生の指針となるヒーロー、サム・J・ジョーンズの腕力チェック方法はアパートの壁を壊す!

お隣のアジア人・ミンさん大激怒も始まると、テッドの対戦相手はガチョウ。

その名もジェームズ・フランコが、突っつきまくってテッド完敗です。

5分以上も乱痴気騒ぎを見せられますが、一度くらいはちゃんと観るべき、これぞ『テッド』が詰まっています。

 
サム・J・ジョーンズの存在感も強烈ですが、今作のメインイベントは“テッド誘拐される”です。

ストーカー親子ドニー(ジョヴァンニ・リビシ)と、息子のロバート。

2人から漂う雰囲気に、テッドの読みは「PS3はなくて、木馬で遊ぶ家族って感じ…」

まさにドンピシャの、危険極まりないドニーたちからの脱走劇はスリル満点!

そして、カラダを引き裂かれたテッドが落下。

テッドは、真っ二つになった自分を、映画の名シーンに例えて冗談を。

だけど、助ける事に必死なジョンの顔は真剣そのものです。

あのテッドが居なくなった時、あなたの心にもきっと寂しさが込み上げて来るでしょう。

「ずっと一緒だよね?」と8歳のジョンが聞くと「約束する!」と微笑んでくれたテッド。

立派な大人とは言えないけど、2人が積み上げて来た時間は、誰が何と言おうと最高の宝物なのだと気づかされます。

 
字幕版も良いですが、テッド役を芸人・有吉弘行が務めた吹き替え版もオススメです。

ジョンとテッドが、サラッと口にする“ガチャピン”、“星一徹”などお聞き逃しなく!

星一徹となったジョンの、愛の一撃KOを食らう相手とは?是非本編でご確認ください。
※キャラ関係で言えば、海外ドラマの“宇宙人・アルフ”に間違えられたって、テッドが愚痴るのが個人的には好きです。

テンコ盛りに盛られた、有名楽曲や映画の名場面を探すのも大忙しの本編106分。

ジョンとロリーの結婚式にも、有名俳優が紛れ込んでいますよ!

濃いキャラクターたちの、アフターストーリーもあるので最後まで楽しんで下さいね。

created by Rinker
Nbcユニバーサル エンターテイメント

みんなの感想

テキストのコピーはできません。