映画「ヴァン・ヘルシング」は、 ヒュー・ジャックマン主演、スティーヴン・ソマーズ監督の2004年のアメリカ映画です。
この映画「ヴァン・ヘルシング」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末について紹介します。
モンスターハンターがドラキュラ伯爵を倒すべく戦う「ヴァン・ヘルシング」をお楽しみください。
ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』の主人公ヴァン・ヘルシングとは、設定が全く異なります。
「ヴァン・ヘルシング」スタッフ・キャスト
■ スタッフ
監督: スティーヴン・ソマーズ
製作: スティーヴン・ソマーズ他
脚本: スティーヴン・ソマーズ
撮影: アレン・ダヴィオー
音楽: アラン・シルヴェストリ■ 主要キャスト
ヴァン・ヘルシング:ヒュー・ジャックマン
アナ・ヴァレリアス:ケイト・ベッキンセイル
ドラキュラ伯爵:リチャード・ロクスバーグ
カール:デビッド・ウェナム
フランケンシュタイン:シュラー・ヘンズリー
ヴェルカン・ヴァレリアス:ウィル・ケンプ
ヴィクトール・フランケンシュタイン博士:サミュエル・ウェスト
「ヴァン・ヘルシング」あらすじ
過去の記憶をなくしている、バチカンの闇の組織でモンスターハンターとして活動しているヴァン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)
ヘルシングは、トランシルバニアを支配するドラキュラの抹殺と、ドラキュラと400年間戦い続けているヴァレリアス一族を保護するように命令を受けます。
ヘルシング達とドラキュラ族の戦い・・・
結末はいかに?
「ヴァン・ヘルシング」ネタバレ
1887年、トランシルバニアの古城で、ビクトール博士(サミュエル・ウェスト)はフランケンシュタイン(シュラー・ヘンズリー)を生み出す実験に成功していました。
そこに資金提供をしていたドラキュラ伯爵(リチャード・ロクスバーグ)がフランケンシュタインを奪いに来ます。
しかし博士は拒み、ドラキュラ伯爵を刺し殺そうとします。
ところが、ドラキュラ伯爵の正体は不死のヴァンパイアであり、逆に殺されてしまいました。
フランケンシュタインは怒り、ドラキュラ伯爵を暖炉へ放り込み時間を稼いで近くの風車小屋へ。
そこに近隣の村人が化け物退治のため押し寄せて火を放ち、フランケンシュタインもろとも焼失したのでした。
その一年後、パリにてヴァンヘルシング(ヒュー・ジャックマン)はジキル博士を救いに訪れていました。
ジキル博士は変身しており、狂暴化したハイドとなっていたため、しかたなく戦うことに。
その戦いの最中でハイドは建物から落ちてしまい、ジキル博士もとろも死んでしまったのでした。
ヴァンヘルシングはバチカンの聖騎士団に報告に戻ります。
ジネット枢機卿からは任務遂行がいつも雑なことをたしなめられ、いつものように過去の記憶を失った彼が行き倒れていたから助けたのに。と説教が始まるのでした。
ひと段落して次はルーマニアでドラキュラ伯爵が支配する街での任務を命じられます。
そこには450年前から伯爵と戦い続ける一族の末裔のアナ(ケイト・ベッキンセイル)とヴェルカン(ウィル・ケンプ)がいることを聞き、2人を助けるべくヴァレリアス長老が残した紙片を持って準備を始めます。
そしてヴァンヘルシングは修道僧のカール(デビッド・ウェナム)を連れて向かうのでした。
ヴァンヘルシングたちが訪れた村ではよそ者を歓迎せず、アナがリーダーとして仕切っていました。
そこに伯爵の3人の花嫁が襲ってきます。
空を飛び牙を生やしたモンスターを相手に苦戦しますが、ヴァンヘルシングは1人を倒すことができました。
しかし、村人は喜ばす、伯爵の怒りを買ったことで村人全員が殺されると恐れたのでした。
アナはヴェルガンがウルフマンに襲われて谷底へ落ちたことから、伯爵に立ち向かうべく戦う準備をしていました。
今にも一人で向かいそうな彼女をヴァンヘルシングは眠らせてその場をしのぎます。
夜になり、アナが目覚めると死んだはずのヴェルカンが現れて喜びますが、彼はウルフマンに噛まれたことで呪われモンスターに変身してしまいます。
ヴァンヘルシングはウルフマンになったヴェルカンを殺そうとしますが、アナが止めて呪いを解く薬を見つけると言い出すのでした。
かろうじて意識の残っていたヴェルカンが城にいた伯爵の元へ行くと、1年前に行った実験に父親を使っていたと知ります。
怒りを露わにするヴェルカンですが伯爵は彼を捕えて実験体にするのでした。
その頃、ヴァンヘルシングたちが城の下にたどり着き、吸血鬼の子供の無数の繭を発見。
伯爵がちょうど実験を開始し繭にエネルギーが伝わったことで孵り、吸血鬼の子供たちは村人を襲いに行きます。
ヴァンヘルシングは伯爵と対峙している間にアナはヴェルカンを解放しましたが、ウルフマンはアナたちを襲い始めます。
実験のエネルギーが止まったこともあり、吸血鬼の子供達を絶命させるのには成功したため、城から脱出するヴァンヘルシングたち。
逃げた先でヴァンヘルシングとアナは、死んだと思われていたフランケンシュタインと偶然出会います。
フランケンシュタインは自身が吸血鬼の子供に命を与えるカギだと話し、ヴァンヘルシングは彼を聖騎士団の元に連れていくため馬車に乗せるのでした。
移動中に伯爵の花嫁に馬車が襲われてしまいます。
馬車は谷底に落ちてしまいますが、中は空っぽでした。
この馬車は囮だったのです。
馬車を追いかけてきた、伯爵の花嫁は、仕込まれていた銀の杭で射抜かれました。
もう一つの馬車に乗ったフランケンシュタインはそのまま逃げ切れるかと思われた最中、今度はウルフマンが襲いに来ます。
ヴァンヘルシングは仕方なくウルフマンを殺します。
アナは亡くなった兄、ヴェルガンを供養していました。
そこへ最後の一人である伯爵の花嫁が現れ、アナを連れ去ってしまいました。
花嫁はハロウィンの夜のブタペストの仮面舞踏会でフランケンシュタインと交換する言い残すのでした。
交渉の日時となり、ヴァンヘルシングは舞踏会にてアナを奪還することができましたが、今度はフランケンが捕まってしまいました。
そして伯爵の居場所を突き止めるべく、研究していた部屋にあった大きな絵画を探るヴァンヘルシングたち。
聖騎士団から預かっていた紙片を欠けていた部分にはめると、鏡の氷の扉が現れます。
一行は、その扉から、伯爵の城へ向かいます。
しかし、ウルフマンとの戦いで噛まれたヴァンヘルシングには変身までのタイムリミットが迫っていました。
ヴァンヘルシングはフランケンを助けに、アナとカールはウルフマンの呪いを解く薬を探しにいきます。
薬を見つけた2人の元に伯爵の花嫁が襲いかかります。
一方では実験が始まっていました。
実験体のフランケンのエネルギーが残されていた数千の繭に伝わってドラキュラの子供達が孵化。
そこにヴァンヘルシングが現れフランケンを助けますが、フランケンは投げ出されてしまってアナのいた部屋へ。
フランケンは花嫁からアナを助け、なんとか倒すことができました。
アナは薬を届けるためにヴァンヘルシングの元へ向かいます。
「ヴァン・ヘルシング」ラスト最後の結末
12時の鐘が鳴りヴァンヘルシングはウルフマンに変身してしまいます。
しかし、ドラキュラ伯爵と戦って倒そうとする寸前にその変身が解けてしまい人間の姿に・・・
安心した伯爵はヴァンヘルシングに昔殺されたことを語り、2人で組もうと言い出します。
が、ヴァンヘルシングは再びウルフマンに変化して伯爵を殺すのでした。
聖水も十字架も効かない伯爵を唯一殺せるのがウルフマンだったのです。
伯爵が死んだことで子供たちも消滅します。
ヴァンヘルシングの元に薬を持ったアナがやってきますが、その時ウルフマンだった彼はアナを殺してしまうのでした。
しかし、アナはしっかりと薬をウルフマンに打っていました。
呪いは解け、ヴァンヘルシングは人間に戻ることができたのです。
アナを失った悲しみに暮れつつも彼女を弔って物語は終わります。
THE END
「ヴァン・ヘルシング」見どころ
冒頭のモノクロシーンから始まるこの世界観にドップリとハマります。
ティム・バートン作品ともちょっと違うゴシックホラーはどこかSFチックでもあり細かなところまで作りこまれていて飽きさせません。
特撮も見事ですし、戦闘シーンのスピード感も手に汗握ります。
くぎ付けになること間違いなし!
クライマックスはヴァンヘルシング対ドラキュラ伯爵ではなく、ウルフマン対ドラキュラ伯爵という形のモンスター対決になってしまったが唯一の不満。
最後まで人間の姿のヴァンヘルシングの戦いぶりが見たかったです。
またヴァンヘルシングの過去も完全に解き明かされていないので続編も可能なのではと思います。
カールと共に旅に出て・・・みたいな・・・
とにかくゴシックホラーアクションの傑作なので、ぜひこの世界観を味わってください。