映画「S・W・A・T」は、コリン・ファレル主演、クラーク・ジョンソン監督の2003年のアメリカ映画です。
この映画「S・W・A・T」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
麻薬王の護送任務を遂行するSWATチーム運命は?「S・W・A・T」をお楽しみください。
原作はテレビドラマシリーズ『特別狙撃隊S.W.A.T.』で、このリメイク映画になります。
■ スタッフ
監督: クラーク・ジョンソン
製作: ニール・H・モリッツ、ダン・ハルステッド他
脚本: デヴィッド・エアー、デヴィッド・マッケンナ
撮影: ガブリエル・ベリスタイン
音楽: エリオット・ゴールデンサール■ 主要キャスト
“ホンド”ダン・ハレルソン巡査部長:サミュエル・L・ジャクソン
ジム・ストリート巡査:コリン・ファレル
クリス・サンチェス巡査:ミシェル・ロドリゲス
“ディーク”ディーコン・ケイ巡査:LL・クール・J
T・J・マッケイブ巡査:ジョシュ・チャールズ
ブライアン・ギャンブル巡査:ジェレミー・レナー
マイケル・ボクサー巡査:ブライアン・ヴァン・ホルト
アレックス・モンテル:オリヴィエ・マルティネス
グレッグ・ベラスケス警部補:レグ・E・キャシー
トーマス・フーラー警部:ラリー・ポインデクスター
マーティン・ガスコイン(アレックスのおじ):ケン・デイヴィシャン
SWATトラックドライバー:スティーヴ・フォレスト
「S・W・A・T」あらすじ
警察組織として世界でもトップクラスの実力を誇るSWAT。
ストリート巡査(コリン・ファレル)は相棒のギャンブル(ジェレミー・レナー)と組んで任務に当たりますが、銀行強盗制圧の無茶が上司のフーラー警部(ラリー・ポインデクスター)の怒りに触れ、SWATから解雇されてしまいました。
逆ギレして警察自体を辞めてしまったギャンブル(ジェレミー・レナー)。
当然のように相棒も一緒に辞めると思っていた彼ですが、ストリート(コリン・ファレル)はその提案には乗りません。
彼自身ギャンブル(ジェレミー・レナー)の暴挙にはもううんざりしていたのです。
道を分かつ二人・・・
そこにメキシコの麻薬王が絡んできて―――。
アクションを散りばめた追走劇の始まりです。
「S・W・A・T」ネタバレ
SWATを解雇され、武器保管庫で働くストリート(コリン・ファレル)。
ギャンブル(ジェレミー・レナー)の暴挙に巻き込まれる形で、自分のスキルを活かせる職場から放り出されたにも関わらず、全く腐ることなく自分の仕事に邁進しています。
彼はSWAT時代の経験を元に、篭城している建物を破る道具などを自作し、意外と楽しそうに働いているのです。
そんな彼に運転手を頼んできた人がいました。
彼の名はホンド(サミュエル・L・ジャクソン)。
彼はSWATの指導官として活躍していた伝説的人物です。
しばらく他部署に出ていたホンド(サミュエル・L・ジャクソン)がSWATに復帰することになり、新しい構成メンバーの視察に赴く為の運転手に、ストリート(コリン・ファレル)が指名されたのでした。
街中を駆け回って薬物違反者を追い掛けるディーク(LL・クール・J)や、何度もSWAT試験に受かりながらもフーラー(ラリー・ポインデクスター)の判断により落とされ続けて来たサンチェス(ミシェル・ロドリゲス)などの現場に顔を出してスカウトしていくホンド(サミュエル・L・ジャクソン)。
彼はストリート(コリン・ファレル)の事もメンバー候補にしていたようで、機転を聞かせた彼の運転や素質に合格を下します。
ここに経験豊富なボクサー(ブライアン・ヴァン・ホルト)と射撃の名手T・J(ジョッシュ・チャールズ)を加えた六人が新しいSWATとして誕生したのでした。
フーラー(ラリー・ポインデクスター)は切ったばかりのストリート(コリン・ファレル)の復帰や、唯一の女性隊員サンチェス(ミシェル・ロドリゲス)には納得がいっていないようですが、自分が率いるチームは自分で決める、と言い切るホンド(サミュエル・L・ジャクソン)の言葉には強く出られません。
苦し紛れに出した試験にも合格したストリート(コリン・ファレル)達は、結束を強めながら初任務の籠城事件をも素早く制圧し、その実力をフーラー(ラリー・ポインデクスター)も認めないわけにはいかないのでした。
そんな頃、街では一人の犯罪者が捕らえられます。
たまたま車のテールランプが消えていたことでパトカーから身分証を求められた男・・・
彼は、指名手配中の麻薬王アレックス(オリヴィエ・マルティネス)だったのです。
思わぬ形で捕らえられた大物犯罪者の移送を命じられたのがホンド(サミュエル・L・ジャクソン)達のチームでした。
なんてことない移送。
少し緊張感が増すだけの移送。
それだけの任務がアレックス(オリヴィエ・マルティネス)の言葉で状況が一転してしまいます。
彼はマスコミの前で突如、俺を逃がしてくれたら一億ドル払うぞ!と叫んだのです。
これにより移送は厳重な警護の元行われることになりました。
ストリート(コリン・ファレル)達も二台の車に分かれて乗り込み、アレックス(オリヴィエ・マルティネス)を挟んで座っています。
上空からはヘリで周囲に注意を働かせ、無線でやりとりしながらの移送。
しかしそれでもお金に目のくらんだギャングたちはやはり仕掛けてきました。
大掛かりな武器でもってアレックス(オリヴィエ・マルティネス)の生死さえ気にしていないかのような攻撃を仕掛けてくるギャングたち。
しかし彼らが暴いた車両にアレックス(オリヴィエ・マルティネス)はいませんでした。
ホンド(サミュエル・L・ジャクソン)はこういった事態も想定して、わざと目立つ形での移送を仕掛けとして作っておいたのです。
こうして静かな道を進むストリート(コリン・ファレル)たち。
しかし彼らの敵は外にいるだけではありませんでした。
一緒に乗り込んでいるT・J(ジョッス・チャールズ)が仲間に向かい銃を向けたのです。
思わぬ展開に驚く一同に銃を向けたのはT・J(ジョッシュ・チャールズ)だけではありません。
停車した車の外をギャンブル(ジェレミー・レナー)率いるギャングたちが取り囲んでいたのです。
なんの躊躇いもなくボクサー(ブライアン・ヴァン・ホルト)に向かって発砲するギャンブル(ジェレミー・レナー)。
これにはT・J(ジョッシュ・チャールズ)も怒り焦ります。
しかしそんな事は意にも介さないギャンブル(ジェレミーレナー)はT・J(ジョッシュ・チャールズ)を急かすようにしてアレックス(オリヴィエ・マルティネス)を奪うと、ストリートたちの前から消え去ってしまいました。
ストリート(コリン・ファレル)からの連絡で事態を察知したホンド(サミュエル・L・ジャクソン)はすぐに取って返し、彼らと合流してギャンブル(ジェレミー・レナー)の後を追います。
下水道のような場所に様々なトラップを仕掛けながら逃げるギャンブル(ジェレミー・レナー)たちですが、それらに引っかかる事なく追うストリート(コリン・ファレル)達。
しかし足早に逃げる彼らを追うには、警戒しながらの追走には時間がかかります。
しかもギャンブル(ジェレミー・レナー)の逃げ道は地上だけではなかったのです。
ストリート(コリン・ファレル)達が手間取っている間に彼らが向かったのは大きな橋の上でした。
ここでギャンブル(ジェレミー・レナー)は小型ジェットに乗り換えての逃亡を計画していたのです。
彼らはあらかじめ、自家用ジェットに乗り込む夫婦の運転士に仲間を忍ばせ、飛行場を飛び立ったジェットがこの橋の上に降りるようにしていたのでした。
「S・W・A・T」最後のラスト結末
橋の出入り口は封鎖し、ここは簡易の滑走路。
アレックス(オリヴィエ・マルティネス)を連れて乗り込んだ彼らは、意気揚々と逃亡劇のラストを飾るつもりでした。
ただここで誤算が生じます。
ストリート(コリン・ファレル)達がこの場所を特定して向かってきたのです。
彼らは橋に向かって着陸姿勢を取ったジェット機を見て、ここがギャンブル(ジェレミー・レナー)の最終目的地だということを掴んだのでした。
今まさに飛び立とうとしている機体。
そこに思いきり突っ込む形で車を走らせたストリート(コリン・ファレル)達は、なんとかジェット機の離陸を阻止します。
計画の失敗を悟りいち早く逃げ出したギャンブル(ジェレミー・レナー)。
その彼の後をストリート(コリン・ファレル)が追います。
制圧した機体の中を覗いたホンド(サミュエル・J・ジャクソン)が見たのは、諦めたように座っているT・J(ジョッス・チャールズ)でした。
彼は、ボクサー(ブライアン・ヴァン・ホルト)の安否を聞くと、自らのこめかみに銃を当ててその引き金を引きます。
その姿に、悔やむようにして目を閉じるしかないホンド(サミュエル・L・ジャクソン)なのでした。
ギャンブル(ジェレミー・レナー)を追ったストリート(コリン・ファレル)は、沢山の線路が走る場所で肉弾戦となります。
かつてはお互いの命を預け合う相棒だった二人。
しかし警察組織を辞めたギャンブル(ジェレミー・レナー)はストリート(コリン・ファレル)を裏切り者だと思い込み、並々ならぬ恨みを持っているようです。
お互いのプライドと命をかけた戦いは、時折走り始める貨物列車を挟みながら続きます。
そうして最期に勝利を勝ち取ったのはストリート(コリン・ファレル)でした。
彼は走る列車を利用してギャンブル(ジェレミー・レナー)に競り勝ったのでした。
こうして、一億ドルをかけた奪還劇は終演を迎えます。
アレックス(オリヴィエ・マルティネス)は無事、移送先へと搬送され、ストリート(コリン・ファレル)達の任務も終わったのでした。
THE END
「S・W・A・T」見所ポイント!
アメリカの警察を舞台にした作品ですが、FBIやCIAなどの機関と違い、街の安全安心を守るSWATが活躍する話だからでしょうか?小難しい設定は一切なく、わかりやすいアクションでドキドキさせてくれる一本です。
個人的にコリン・ファレルの出世作の一本だと思っているのですが、この作品は今や様々な大作に出ているジェレミー・レナーの若かりし頃も観られて楽しいと思います。
あまりビジュアルに変化のない彼にも驚きです。
単純明快で正義は悪に勝つ!という勧善懲悪物語。
鑑賞後にもやもやが残らないスッキリ作品としてもオススメです。
ちなみに続編も公開されていますが、内容も登場人物もまったく繋がりがありません。