「土竜の唄 Final」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「土竜の唄Final」ネタバレ あらすじ
コメディ

映画「土竜の唄 Final」は生田斗真主演、三池崇史樹監督の2021年公開の映画です。

この映画「土竜の唄 Final」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。

生田斗真が潜入捜査官を演じる人気シリーズ土竜の唄完結編「土竜の唄 Final」をお楽しみください。

 

「土竜の唄 Final」あらすじ

イタリア、シチリア島。

乳首をカモメにつつかれて目を覚ますと、海を臨む絶壁で磔にされていた玲二(生田斗真)。

さらに下半身にはチーズの入ったツボがかぶせられ、あそこがカモメに狙われています。

愛する純奈(仲里依紗)のことを考えてツボを落とさないようにする玲二。

しかし潜入捜査官土竜としての本分を思い出すつもりでうっかり上司である酒見路夫(吹越満)、赤桐かずみ(遠藤憲一)、鴎田 茂(皆川猿時)のことを思い出し、あそこの元気がなくなってツボが落ちそうになります。

そしてシチリアで出会った美女ロザリアを思い出して何とか復活するも、元気すぎてツボが割れてしまいました。

結局カモメに襲われる玲二。

 
なぜ玲二がシチリアにいるのか。

それは玲二が土竜として潜入している数寄矢会のトップ轟周宝(岩城滉一)がイタリアマフィアのドン・ラッザと覚せい剤の取引をするためです。

なかなか取引に応じずキレタ玲二を磔にしたのはラッザでしたが、磔にされても持ちこたえた様子を見て玲二を気に入ります。

そして取引は進められることに。

なんと周宝達は、パスタに覚せい剤を練りこんで日本に密輸しようとしているのです。

 
その様子を指輪に仕込まれた指輪で撮影していた玲二。

銭湯で酒見達にあった玲二は横浜港に10トンの覚せい剤が届くことを伝えます。

その取引を仕切るのは玲二。

酒見達は玲二にこれが最後の任務だと言います。

最後の任務、それは杯を交わして兄弟となったパピヨンこと日浦(堤真一)との別れを意味しています。

ついに周宝逮捕が見えてきた玲二。

そして恋人、若木純奈との関係(仲里依紗)は…?

 

「土竜の唄 Final」ネタバレ

日浦からの電話で出かける玲二。

組でクーデターが起き、その首謀者が玲二だというのです。

そして裸になって組員と並ばされた玲二。

そこに火のついたボールが投げられます。

玲二達はボウリングのピンにされたのです。

しかし球は当たらず穴に入り花火が上がりました。

なんと日浦からの玲二へのサプライズのバースデープレゼントだったのです。

 
日浦からシチリアで何をしていたか聞かれ、ごまかす玲二。

玲二がいない間に20歳の専門学生の彼女ができたという日浦はSNSをはじめ、フォロワーが10万人いるそうです。

そしてハッシュタグ違法薬物で検索した日浦は、周宝の息子烈雄(鈴木亮平)のアカウントを見つけました。

今はイタリアレストランのシェフをしている烈雄ですが、裏では覚せい剤のパスタを作っていると言います。

 
クスリを嫌う日浦はシチリア島へ行き、その覚せい剤の工場を破壊しました。

シャブパスタの話を聞かされ、わざとらしく驚く玲二。

イタリアで覚せい剤の取引が行われたときに烈雄と周宝がいたことが気になる日浦、もう周宝を疑う余地はないと言います。

そしてもうすぐ烈雄が帰国するということで、覚せい剤の取引が日本で行われると確信した日浦。

それを聞かされた玲二は心の中で取引は横浜、取引つぶさないで…とつぶやきます。

そんな玲二の気持ちを知らない日浦は、周宝に引導を渡して、新たな数寄矢会を作ると言います。

生きて逮捕したい玲二にとってはまずい展開で、複雑な思いで日浦の話を聞いています。

そう言っている間にパスタは日本に向かって出発しました。

 
取引の2日前。

周宝の屋敷にヘリコプターがやってきました。

乗っていたのは烈雄。

周宝は烈雄に向かって矢を放ち、烈雄のお尻に刺さります。

「ちゃんと狙えよ」と言って周宝に抱き着く烈雄。

常人には考えられない親子関係のようです。

 
この烈雄の帰国によって、取引は烈雄が行うことに。

自分が外されては逮捕ができなくなると焦る玲二。

周宝に覚せい剤をパスタから取り出す方法を教える烈雄。

この情熱を違うことに使えば立派な科学者になれそうな気も…

その場に居合わせた玲二でしたがカメラがなく、録音だけでもしようとポケットに入れたままスマホを操作します。

しかしうまくいくはずもなく、アダルト動画の音声が流れます。

玲二を怪しみ、銃を向けた烈雄。

しかし周宝が玲二は命の恩人だとかばいます。

 
縁日を隠れ蓑に、酒見達と密会する玲二。

指揮から外された玲二は運転士として作戦に加わるということで、コンテナごと覚せい剤を押収することになりました。

 
そして、つかの間の純奈との時間を楽しむ玲二。

その日の夕飯は夏に火鍋。

ふたりの話題はプロポーズについてとなり、周宝逮捕の作戦まであと二日に迫った玲二は「あと二日待ってほしい」と言います。

喜ぶ純奈。

しかしイタリアでロザリアとキスを2回ほどしたことがばれてしまい、「私の中の菊川玲二は死にました」と純奈の部屋を追い出されてしまいます。

 
そんな玲二を、なぞの若い女性が誘います。

側には怪しい男もいてハニートラップと直感するものの、純奈からお預けを食らった直後で部屋に行くと言ってしまった玲二。

案の定、返事するなりスタンガンで気絶させられます。

拘束され、目隠しをされた玲二は女から「モグラなんでしょ」と言われます。

色仕掛けを仕掛けられるちょっとエッチなことをするも、モグラであることは否定する玲二。

そしてそこに「合格」と酒見達が現れます。

彼女は沙門夕磨(滝沢カレン)、酒見の娘で今回の捜査に当たる警視庁の本部長だと言います。

そして玲二は今回の逮捕がうまくいけば、元のお巡りさんに戻れることに。

 
取引の日、横浜。

覚せい剤パスタの取引に運転手として参加する猫沢(岡村隆史)。

ふたりは烈雄に持ち逃げ防止のためと、GPS付きの首輪を留けられます。

しかしこの首輪はふたりが離れるとどちらかが爆発する爆弾が仕掛けられていたのです。

そして行われる取引。

しかし現れるはずの周宝の姿がありません。

 
結局周宝不在のまま行われる取引、警察は周宝が側にいるはずと必死に探します。

烈雄が外に出て、覚せい剤検査の結果を見せると周宝が取引の許可を出します。

周宝は側にいるのは確かのようです。

しかし結局周宝を現行犯で捕まえられないまま、取引が終わってしまいました。

 
そんな時、玲二は純奈の姿を見つけます。

純奈は婚活クルーズに乗りに行くところでした。

それを聞いて自棄になった玲二は、持っていた合図用の花火を上げてしまいました。

その花火を目で追った沙門はクルーズのスイートに周宝がいることに気が付き、これで逮捕ができると言います。

 
取引が終わり、トラックに揺られる玲二と猫沢。

税関がパスタを調べますが、覚せい剤の反応が出ません。

おかしいと思った玲二は、覚せい剤入りパスタが本物のパスタにすり替えられていたことに気が付きます。

回転テーブルになった床でコンテナが入れ替えられたのです。

気が付いた時にはすでに、純奈が乗る船にコンテナが積み込まれていました。

覚せい剤入りパスタは、純奈が乗る外国籍の船の中に積み込まれていました。

これでは警察も手が出せません。

 
一方、烈雄がふたりに着けた爆弾を作動させました。

爆弾が起動した玲二は、猫沢達を巻き込まないようにしようと人々を遠ざけます。

しかし爆発したのは猫沢の爆弾でした。

猫沢の死に怒りを覚える玲二、玲二は船に乗り込み周宝を逮捕することを誓います。

 
やはり玲二が気になる純奈は、豪華客船に乗っているというのに全然楽しめません。

そんな純奈は船の中で周宝に出会い、玲二の目的に気が付きます。

まだ玲二のことが好き、と周宝を追いかける純奈。

しかし純奈は覚せい剤入りパスタから覚せい剤を取り出すところを見てしまい、捕まってしまいます。

 
一方、ヘリコプターですでに出向していた船に乗り込んだ玲二も抽出作業をしている現場を目撃します。

そして純奈が捕まったことを知り助けますが、そこに因縁の相手、胡蜂(菜々緒)が現れます。

さらに烈雄も現れ、ピンチの玲二。

しかし、胡蜂の電気鞭が烈雄に当たったことがきっかけで烈雄が胡蜂を感電させます。

その後烈雄の手下に襲われた玲二でしたが、何とか逃げ出します。

 
その頃日浦は、周宝に手をかけようとしていました。

船に日浦がいて驚く玲二。

日浦は玲二が来てくれると思ってた、と喜びます。

しかしそんな日浦を、周宝はマシンガンで狙います。

日浦をかばって撃たれた玲二、呆然とする日浦を烈雄は海に落とします。

海に落ちるも靴の仕掛けで船に戻った日浦、驚く烈雄の仲間たちをあっという間に倒します。

玲二も純奈から受け取った防弾チョッキのおかげで無事でした。

日浦は周宝を倒しに向かいますが、玲二は目を覚ました烈雄に叩きのめされます。

肉弾戦となったふたり。

猫沢の分も込めて玲二は烈雄に頭突きをかまします。

 
一方、周宝の元へ向かった日浦、ついに周宝に銃を向けます。

「駄目だ、兄弟」と現れた玲二、死なせるわけにはいかないと周宝の前に立ちはだかります。

ついにこの時が来たーこの瞬間の為に俺は…

「轟周宝、麻薬物取締法違反で逮捕する」と手錠を出した玲二。

玲二がモグラであることが、とうとうあきらかになったのです。

なんだよ逮捕って、と意味が分からない日浦。

「俺は、潜入捜査官土竜だ」とついに玲二は周宝に手錠を掛けました。

 
そんな玲二に銃を突きつけた日浦。

「正義とは兄弟分をだましてでも貫くものなのか」

その時、烈雄が証拠を燃やそうとスマホから起爆装置を起動させました。

玲二達の周りでも爆発が起こり、火の手が上がります。

周宝は捕まることよりも死を選んだのです。

 
火の手に包まれた玲二。

礼二は「もう兄弟じゃない」と日浦に言います。

正義とは誰のか、と玲二に尋ねる日浦。

「俺やあんたや純奈や死んだ猫沢や全人類を守るための正義だ、日浦さん、だからあんたを騙した」

周宝を逮捕したら自分を殺していいと日浦に伝える玲二。

日浦は銃で玲二を撃ちますが、弾が外れました。

「たった今、俺の中の菊川玲二は死んだ」と言う日浦。

 
沈没しそうな船から逃げだし、純奈と再会した玲二。

日浦は船を着岸させると言います。

土竜になって兄弟を騙すのはつらかった、でも土竜にならなければ兄弟に会えなかったという玲二。

自分の命を守った日浦を守るという玲二、純奈も玲二の大事なものは守ると言います。

そんな玲二を日浦はキングオブ土竜、いやキングオブ男だと言います。

 

「土竜の唄 Final」最後のラストの結末は?

口笛を吹く日浦。

すると超巨大な海の蝶、マンタが姿を現わします。

そこに烈雄が挑みますが、あっけなく食べられてしまいました。

船の中では覚せい剤入りパスタは燃えていきます。

玲二と純奈は何とか船にしがみつき助かります。

そして船は横浜に着岸し、周宝は逮捕されました。

しかし日浦の姿はありません。

それでもどこかで生きていると信じる玲二なのでした。

 
玲二は派出所勤務のお巡りさんに戻りました。

純奈は巡査長に昇進、玲二は嫁が上司ということで尻にひかれています。

 
「メキシコの麻薬シンジケート壊滅」という記事が載った新聞。

写真にはシンジケートを襲う巨大マンタの姿が。

よく見るとマンタの上には日浦が乗っているのでした。

完。

 

「土竜の唄 Final」見どころ

やくざの世界に潜り込んだ潜入捜査官、菊川玲二を演じたのはジャニーズの演技派、生田斗真さんです。

みずみずしい恋愛映画やシリアスなサスペンス映画で主演として活躍してきた生田さんですが、このシリーズでは体を張ったぶっとんだ演技を見る事ができます。

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白目をむく生田斗真さん、鈴木浩平さん、菜々緒さんが見られるというのもこの映画ならではの楽しみでしょう。

 
そしてこちらの作品に欠かせないのが、堤真一さんが演じるパピヨンこと日浦匡也です。

裏の社会の住人でありながら覚せい剤を嫌う日浦。

コミカルな演出も多い日浦ですが、兄弟分の玲二をとても大事にしています。

義理人情にあつい、昔ながらのヤクザという役どころは2006年の「セーラー服と機関銃」で演じた佐久間に通じるものがあります。

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