映画「MEG ザ・モンスター」はジェイソン・ステイサム主演、ジョン・タートルトーブ監督の2018年の映画です。
この映画「MEG ザ・モンスター」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
伝説の超巨大ザメとの壮絶な戦いを描くパニックアクション「MEG ザ・モンスター」をご堪能ください。
「MEG ザ・モンスター」あらすじ
潜水レスキューのジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)は、潜水事故現場で指揮を取ります。
沈没した原子力潜水艦の中は悲惨な状態になっていましたが、乗組員を救助している最中ものすごい衝撃を感じました。
仲間の救助隊員から潜水艦の外に何かがいるようだと知らせを受け、閉じ込められる前に脱出しようと試みます。
しかし、その最中、仲間のマークス(タワンダ・マニーモ)とディアンジェロ(ロブ・キパ・ウィリアムズ)が潜水艦の中に取り残されてしまうのです。
すぐに救出へ向かおうとしたジョナスでしたが、怪我をしている乗組員や他の仲間を巻き込むことが出来ずマークスとディアンジェロを残したまま潜水艦を切り離します。
残された潜水艦は水中で爆破するのでした。
それから五年。
上海沖に浮かぶよう建設された海洋研究所マナ・ワン。
そこに駐在する職員たちは、ミンウェイ・ジャン博士(ウィンストン・チャオ)の仮説“マリアナ海溝の底に未知なる空間がある”ことを実証するべく研究をしています。
出資者であるジャック・モリス(レイン・ウィルソン)に10億ドル以上の巨額を投資してもらい調査を始め、潜水艇オリジン号は無事にマリアナ海溝の底へと到着するのです。
オリジ号の乗組員はローリー(ジェシカ・マクナミー)、ウォール(オラフル・ダッリ・アラフソン)、トシ(マシ・オカ)の三人。
海底には見たことのない深海生物が泳ぎ、乗組員たちは息を飲みますが、次の瞬間オリジン号に強い衝撃が加わります。
その衝撃によって制御不能となったオリジン号。
乗組員らを救助するため、マナ・ワンでは緊急会議が開かれました。
そこで話題に上がったのが五年前の事故。
ジャン博士は、五年前の事故を経験しているジョナスを呼び救助の協力を得ようと話しますが、その事故の時に一緒に潜水艦にいたヘラー医師(ロバート・テイラー)は、ジョナスがパニックになり仲間を見捨てたと思っているため、ジョナスを呼び戻すことを反対します。
それでも、誰も経験した事のない緊急事態に対応できるのはジョナスしかいないと話がまとまり、タイにいるジョナスの元に向かうことに。
ここから巨大サメとの壮絶な戦いが始まります・・・
「MEG ザ・モンスター」ネタバレ
ジョナスは、タイで酒ばかりを飲みぐうたらな生活を送っていました。
今回の事故に協力して欲しいとやって来たジャン博士とジェームズ・“マック”・マックライズ(クリフ・カーティス)の頼みを断るジョナス。
しかし、録音された潜水艇内部の音声から元妻のローリーが取り残され、五年前の自分と同様、何かに襲われていると知ったジョナスは協力することを決心します。
一方、オリジン号の中では、乗組員のトシが、もしもの時の為に妻に充てた遺書を書いていました。
それを見たローリーとウォールは生きてここから一緒に出ようと元気づけます。
停電していたオリジン号の電気がやっと復旧しました。
安心した乗組員でしたが、電気がついた途端、また何かが衝突してきたのです。
その衝撃で腹にドライバーが刺さってしまったローリーは重傷を負います。
最悪な事にその衝撃でオリジン号の酸素が洩れ絶体絶命のピンチに。
ジャン博士の娘スーイン(リー・ビンビン)はローリーたちを救うため、グライダーで海底に向かうことを決心します。
娘のメイイン(ソフィア・ツァイ)がいかないでと言うのを説得するスーイン。
愛していると娘を抱きしめ海底へと向かいます。
無事にオリジン号の元へたどり着いたスーインでしたが、巨大なイカに巻きつかれ、クライダーが圧壊されそうになってしまいます。
もうもたないと思った時、そのイカを巨大なサメが襲いました。
スーインを追って海底に向かっていたジョナスはその光景を見て五年前の何かが巨大なサメ「メガロドン」だと確信します。
絶滅したと言われていたメガロドンは生きていたのです。
光に反応して近づいてくるメガロドンの特性を知ったジョナスは、スーインの乗ったグライダーを助けるため、自分の乗った潜水艦から閃光を放ちます。
メガロドンが離れたことを確認したジョナスは、オリジン号と自分の乗った潜水艦をドッキングさせ乗組員を救助することに。
しかし、そこに近づくメガロドン。
トシは、自分が逃げる時間はないと判断し、先ほど書いた遺書をウォーリーのポケットに忍ばせてハッチを閉じてしまうのです。
トシは照明をつけてメガロドンを引き寄せると、呆然とするジョナスたちの目の前でメガロドンに襲われオリジン号は爆破するのでした。
陸に戻ったジョナスたち。
スーインはトシを犠牲にしたとジョナスを責め立てます。
ジョナスはそんなスーインに、潜水するクルーは命がけだ、そのクルーを送っているのは君たちだろうと言い返すのでした。
ローリーの怪我の具合を見たヘラー医師は、ジョナスに、五年前の事を勘違いしていたと謝罪するのです。
ジョナスを責めたスーインでしたが、パニックになり正気ではなかったことを詫び、救ってくれたことの感謝を伝えます。
絶滅していたはずのメガロドンが生きていたことは世紀の大発見だと言うジャン博士。
投資家のモーリスはスタッフたちにメガロドンを捕獲するよう指示しますが、ジョナスは、「奴と戦っても死ぬだけだ。もしまた潜るというなら俺を巻き込まないでくれ。」そう言って会議室を後にするのです。
その頃、スーインの娘、メイインが研究所の廊下で遊んでいると、そこに不穏な気配が。
メガロドンでした。
メイインがいる廊下のガラスに向かって大きな口を開けたメガロドンはメイインを食べるかのようにガラスに噛り付くのでした。
メガロドンがぶつかった衝撃とメイインの悲鳴を聞いたスーインとジョナスたちは急いで廊下へと向かいます。
そこで見たのはガラスに残されたメガロドンの歯形でした。
本来海溝の下で生息するメガロドンでしたが、スーインとジョナスたちが海溝から浮上した事で水温が上昇しメガロドンの通る道が出来てしまったために海上付近にメガロドンが現れるようになってしまったのです。
そんな中、マナ・ワンには3隻の船から救難信号が入ります。
現場に駆け付けたジョナスたちは船の残骸を見つけ、早急にメガロドンを殺す計画を立てます。
メガロドンの背びれにGPSの発信機をつける作業に向かったジョナス。
無事に発信機を着けることに成功しますが、ジョナスを回収する際、ケーブルの振動に気付いたメガロドンがジョナスを襲います。
船はメガロドンから逃げながらジョナスを回収することに。
どうにか無事船に戻る事が出来たジョナス。
シャークケージにスーインが乗り込み、メガロドンに毒を打ち込む作戦が取られます。
スーインは麻酔薬を仕込んだ銛をメガロドンに打ち込むことに成功しますが、シャークゲージごとメガロドンに加えられ強い力で引っ張られてしまいます。
慌ててスーインを助けに向かうジョナス。
スーインは無事救助され、毒によって死んだメガロドンは船のクレーンに吊られます。
乗組員全員がホッとしたその時、吊られたメガロドン目掛けて巨大なサメが!!!
騒いで海に落ちたウォーリーを巻き込んでクレーンで吊られたサメに噛り付くのです。
巨大なサメ、メガロドンはもう一匹いました。
メガロドンの勢いで船は横転し、乗組員は海へと投げ出されます。
ジャン博士も海に投げ出されますが、ジョナスが助け一命を取り留めます。
しかし、ヘラー医師とジャックス(ルビー・ローズ)の近くにはメガロドンが・・・
ジャックスを助けるため、ヘラー医師が囮になりメガドロンに食われてしまうのでした。
一同は救命ボートで逃げることにします。
しかし、そのすぐ後をメガロドンが・・・
逃げ切れるかどうかという時、モリスが要請したヘリの救助がやって来てメガロドンに向けて発砲します。
銃でメガロドンを追い払いどうにか研究所まで戻った一同。
しかし、ジャン博士はボートの中で息を引き取るのでした。
モリスに集められた研究員たち。
メガロドンのことを周辺各国に伝えたと報告されます。
国が動き始めたので、マナ・ワンではこの件にこれ以上関わらなくても良いということが発表されたのです。
そしてマナ・ワンを閉鎖しスタッフは解散すると告げられます。
モリスは、この件で命を落としたスタッフたちに謝罪をするのでした。
深夜にヘリで飛び立ったモリスはメガロドンに打ち込んだ発信機を頼りに、その場所へプラスチック爆弾を投下します。
各国に報告したというのは嘘で、誰にも知られずにサメを始末するつもりだったのです。
しかし、爆弾を落としたところにいたのは鯨でした。
異変に気付き船を出したモリスでしたが、急発進した船から振り落とされメガロドンに食べられてしまうのでした。
ジョナスたちにもそのことが報告されます。
モリスの追跡システムをハッキングしてメガロドンの行方を捜索すると三亜湾にいることが分かります。
三亜湾は海水浴に来た客で賑わっています。
海上では船上結婚式が挙げられていました。
「MEG ザ・モンスター」最後ラストの結末は?
多くの海水浴客で賑わう海中を泳ぐメガロドンに客たちが気付き始めます。
大勢の人達が襲われ始めます・・・
浜辺はパニック状態です。
その時、ジョナスたちが海中に仕掛けたスピーカーからクジラの鳴き声が流れます。
それに反応したメガロドン。
引き寄せられて向かった先にはジョナスとスーインがグライダーに乗って待ち構えていました。
ジョナスはわざと狭い所を進みメガロドンの行き先を阻みます。
その様子を撮影していたヘリが、救助のヘリと衝突しメイインらのいるクルーザーの上に墜落したため、皆は海に飛び込むことで難を逃れました。
しかしメガロドンは海の中にいます。
メイインらがメガロドンに襲われないようスーインは浮上し、ジョナスは自分が囮になる決心をするのです。
メガロドンを待ち構えたジョナスはグライダーの背を使ってメガロドンの腹を切り裂くことに成功します。
しかし、勢力を弱めないメガロドンはグライダーを噛みつぶそうと・・・
グライダーから脱出したジョナスはメガロドンの目に銛を突き刺します。
まだ息のあるメガロドンでしたが、そこへ血の匂いを嗅ぎつけたザメが次々と現れます。
そしてメガドロンに食いついていくのでした。
やがてメガドロンはついに力尽きます・・・
結婚式を挙げていたクルーザーに保護されたジョナスとスタッフたち。
無事に帰還できたことを祝います。
ジョナスはスーインとメイインに「これから休暇をとってバカンスを楽しむ」と話すと、メイインは「ママも誘うでしょ?」と茶目っ気たっぷりにジョナスに言うのでした。
THE END
「MEG ザ・モンスター」見どころ
ジョナス(ジェイソン・ステイサム)とメガドロンは5年前からの因縁があること、そしてそれがきっかけで堕落した生活を送っている事。が序盤に描かれていることで後半の感情移入がスムーズにできます。
これはジョナスの「過去の忌まわしい出来事」に落とし前をつける物語なのです。
それは決して海には戻らないと強い意志を持っていたジョナスが「何かに襲われている」の一言で決意することでわかります。
絶滅した巨大サメとの対決は息を飲む迫力があります。
見えないところからぐわっと現れるメガロドンの出現にハラハラとしてつい手に汗を握ってしました。
サメのリアルさは映画「ジョーズ」の比じゃないですよ!
しかもメガドロンが2匹いたのはビックリの展開でした。
そして海水浴場のシーンも怖いですよ・・・
メイイン(ソフィア・ツァイ)の可愛さもワンポイント。
また、ジェイソン・ステイサムのカッコよさは抜群でエッジの効いたセリフが随所で聞けます。
個人的にはサメ映画の歴代トップ5に入る秀作です!
みんなの感想