映画「ゲーム・ナイト」は、ジェイソン・ベイトマン主演、ジョン・フランシス・デイリー監督の2018年の映画です。
そんな、映画「ゲーム・ナイト」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見どころについて紹介します。
アメリカンジョーク満載の「ゲーム・ナイト」をお楽しみください。
「ゲーム・ナイト」あらすじ
とにかくゲームが大・大・大好きな男・マックス(ジェイソン・ベイトマン)。
おなじく“ゲームは遊びじゃない!”ガチで勝負する女・アニー(レイチェル・マクアダムス)。
雑学クイズ合戦というゲームイベントに参加していた二人が、恋に落ちるのに時間なんて必要ナシ!
プロポーズだってジェスチャーゲーム。
二人の人生にはゲームが不可欠、たのしい結婚生活を送っていました。
ところが謎解きゲーム中に本物の犯罪に巻き込まれてしまい・・・
「ゲーム・ナイト」ネタバレ
マックスとアニーの目下の悩みは子供を授かれない事。
どうやらマックスの精神的ストレスが原因のようです。
アニーが思い当たるのは“たった一人”マックスの兄・ブルックス(カイル・チャンドラー)。
負けず嫌いなマックスは、何でも出来るブルックスに幼い頃からコンプレックスを感じていました。
その事実を受け入れる事すら拒むマックス。
でも、もうすぐ兄が会いにやって来るから、内心ドキドキしているかも!?
一年以上会っていなかったから平和だったのに・・・
マックスの隣の家にはゲイリー(ジェシー・プレモンス)が住んでいました。
警官でいつも愛犬・バスティアンを抱いていますがチョット怪しい雰囲気。
奥さんに逃げられてから“キモさ”が増したようです。
「ゲームに呼んでくれ」と言うゲイリー、二人は【ゼッタイに呼ばない(心の声)】鉄壁の防御をしてみせます。
いつもの仲間をあつめて週末のお楽しみ“ゲーム・ナイト”を過ごします。
おバカで女好きのライアン(ビリー・マグヌッセン)は、今日も違う女を連れて来ました。
14歳で運命の愛に出会ったケヴィン(ラモーネ・モリス)とミシェルのラブラブ夫婦。
盛り上がっていると、いつの間にかマックスの兄・ブルックスの話題に。
投資家として成功している彼をライアンやケヴィンは尊敬しているようです。
萎えるマックスが気を取り直そうと、ジェスチャーゲームを始めるとクラクションが鳴り響きました。
真っ赤なコルベットに乗ったブルックスが登場!
静かな夜の住宅街に空気の読めない男・ブルックスの声。
残念ながらゲイリーにもバレますが、ジーっとマックスを睨むと家の中へ入って行きました。
数分前まで楽しんでいたマックスは、ブルックスの披露する昔ばなしでみんなの笑い者。
ゲームで見返そうとしますが“彼の存在”は、やはりストレスのようで散々な夜になるのでした。
次回のゲーム・ナイトをブルックス邸でやろうと言われ喜ぶライアンたち。
「忘れられない夜になるぞ」と意味深なことをブルックスは言います。
一週間後 いざ!ブルックス邸へ。
いつものメンバーと毎週変わるライアンのガールフレンド、今夜はサラです。
マックスが持ってきたボードゲームを勢いよく投げ捨てるブルックス、そして・・・
「壮大なゲーム──1時間以内にこの中の誰かが誘拐される、殺される前に見つけてくれ」と。
本格的な殺人推理ゲームにケヴィン夫婦が興奮気味。
助け出した者に高級車が贈られるとなって、ライアンは速攻やる気モードです。
酒を飲み“その時”を待つ彼らは、酔っぱらって少々険悪に・・・と、激しくドアを叩き黒服、サングラスの男が現われます。
「ヘンダーソン捜査官、FBI」と名乗る彼を見て、あまりのリアルっぷりにワクワクが止まりません。
誘拐犯が近くにいる、犠牲になるのはこの中の誰か。
ヘンダーソン(ジェフリー・ライト)*1は、誘拐犯を捕まえる“ヒント”が見つかる書類をメンバーに渡します。
*1) ヘンダーソンはゲーム運営会社が派遣した役者
そこへ覆面をつけた二人の男*2が乱入、ヘンダーソンを一発KO。
そしてブルックスに殴り掛かりますが、それを笑って感心しているメンバー。
*2) あとから来た二人組はガチの誘拐犯
反撃しようとしたブルックスの銃が転がります。*3
リビングからキッチンに場所が移ったブルックスVS二人組の乱闘。
*3) アニーが見ています…きっと拾ってる
チーズを味わいながら彼らが戻ってくるのを待っているマックスたち。
ところが、口にガムテープ、手首をロープで縛りブルックスを連れて行ってしまいます。
「名演技!」と拍手で見送るメンバー。
ヘンダーソンは床に転がって起きませんが、気にすることのも無く渡された書類に目を通します。
乱闘はリアル!?でも、FBIの書類の中身は“なぞなぞ”・・・マックスは疑い始めます。
「ブルックスの罠かも?」
独自調査を始めようと車でブルックスを追うマックスとアニー。
ライアン&サラ、ケヴィン&ミシェル。
それぞれが“ゲーム”に勝とうとアレコレ策を考えるのでした。
サラはゲームの演出をした会社を突き止めて一気に決着を。
会社名と住所が分かり、勝者への高級車は目前です!
パソコンをいじっているケヴィンたちを閉じ込め、ついでにヘンダーソンに蹴りを入れブルックス邸を出て行くライアンとサラ。
天窓から脱出を図るケヴィンたち、相変わらずヘンダーソンは動きません。
マックスとアニーはGPSでブルックスを追跡。
ところがスマホはゴミ箱に捨てられていて彼の姿はありませんでした。
悔しがっていると向かいのバーにさっきの役者(だと思い込んでる)を発見!
「勝つのは私たちね!」と店に入ります。
バーテンダーさえも役者だと思っている二人。
すると、別室に顔を覆われた男を見つけ「ブルックスだ」と勝利を確信。
気づけばマックスのうしろに、ブルックスを連れ去った二人のアノ役者が!
楽しむアニーは、ブルックスが落とした(オモチャだと思ってる)銃を持ち“パルプ・フィクションごっこ”を始めます。
(忘れてはいけない)ケヴィンとミシェルの脱出は・・・天窓からでは無く(王道の)積み上げた台からケヴィンが転げ落ちて無事にドアが開きました。
やっと目を覚ましたヘンダーソンにミシェルが第2のヒントを求めますが、彼は「演出じゃない!」と言い張ります。
そこへ、また覆面をつけた新たな二人の誘拐犯*4が登場。
しかもヘンダーソンの事を「ロン」と呼び、そのロンは「謎の二人の男に襲われた」と新たな二人組に愚痴っています。
*4) この新たな二人組がゲーム運営会社が派遣した誘拐犯役
運営会社ではライアンとサラが、金でこのゲームの“答え”をお買い上げ!
しかし、ヘンダーソンからの電話で“リアル誘拐”だと気づき二人は驚くのでした。
そうとも知らず(もはや本物の)誘拐犯相手に“ごっこ”を楽しんでるマックスとアニー。
捕らえられたブルックスも見つけ記念撮影を撮り気分はサイコーです!
ガムテープを剥がすと「本物の誘拐なんだ!」と声を荒げますが二人は信じません。
「ショーは終わり、僕らが車を貰う」
「あの大根役者が本物?銃は?…バン♪バン♪」
と、アニーが暴発して左腕を(やっぱり)撃たれるマックス。
ショックに浸る間もなく、やっとリアルだと気づき三人はその場を逃げ出します。
闇市で裏稼業をしていたブルックス。
「ブルガリア人*5に売るはずだった“皇帝の卵”*6をマーロン・フリーマンが2倍で買う」
*5) ブルガリア人 →ブルガリア人の男、ギャングのボス
*6) インペリアル・イースター・エッグ →宝石で装飾した卵型の飾り物
金に目が眩んだ結果、ブルガリア人(マイケル・C・ホール)にバレて誘拐され、凄い確率でリアルとフェイクが交わったのです。
本物の誘拐犯もあきらめません。
カーチェイスを繰り広げ、弟を巻き込んでしまったとブルックスは車から飛び降りるのでした。
捕まったであろうブルックスの事も気になりますが・・・
まずはマックスの左腕に残る弾を取る手術に“ググった”知識でアニーが挑戦!
結局、(B級あるある)不毛な時間でした。
気を取り直して“ブルックス救出作戦”をあのメンバーが話し合います。
マーロン・フリーマンという男を捜し出そう。
そのために警察の偽名データベースを見る事が出来たら・・・ゲイリー!!
メンバー全員が彼の家に出向きゲームに誘います。
「ずっと待っていた」と言うゲイリーとも彼の妻・デビーがいた頃は一緒に遊んでいたのです。
ゲイリーは嬉しそうに(チョット不気味に!?)奥に入って行き、マックスたちも恐る恐る入るのでした。
ジェンガを始めるとマックスが抜け出し、ゲイリーのパソコンを拝借。
まずはパスワード、まさかの“debbie(デビー)”一発ログイン成功です。
マーロン・フリーマンの本名はドナルド・アンダートン(ダニー・ヒューストン)。
情報をあつめるマックス、傷口から血が滴り落ちていることも気づいていません。
その血の匂いにつられてゲイリーの愛犬・バスティアンがやって来ます。
「お前は吸血鬼かい?」とマックスが気づいた時には、バスティアンは全身が血まみれ(お察しの通り)どんどんマズい状況に!*7
*7) もちろん伏線ですよ!
開き直ったマックスは、みんなの所に戻り急いで帰ろうとします。
まだ途中だと引き留めるゲイリーの前で、速攻ジェンガを崩すのでした。
これからの作戦を考えているとブルックスをさらった犯人から電話が来ます。
「卵を兄貴を交換しよう」と持ち掛けますが制限時間を深夜12時と決められてしまうマックス。
あと1時間もありません!
ドナルド・アンダートン邸に到着。
パーティーが行われていたようで都合よく侵入成功!
三組に別れ卵さがしをすると、見つけたのはライアン&サラ。
ところが完全に盗んでいる事がバレて屈強な男たちに追いかけられますが、パスを繋ぎ見事なワンチームで卵を奪い返すのでした。
指定された場所へ急ぎますが、急ブレーキを掛けると卵が割れてしまいます。
よく見るとプラスチック製?とても高価なものとは思えませんでした。
中に入っている“名前が書かれた紙”に気づいたアニー。
「狙いはコレだったのかも?」犯人とブルックスのもとへ向かいます。
卵に入っていたリストの事を伝えますが、うつ伏せにされ銃を向けられてしまいます。
ブルックスは「お前が羨ましかった」と初めて弟に打ち明けます。
車もマックスにあげるつもりだったのに、こんな事になるなんて。
“もう殺される…”
そこへパトカーに乗ったゲイリー登場!
さすがの腕前で銃撃戦を制します。
じつはマックスがやらかした、血まみれのバスティアンがヒントになってゲイリーが駆けつけたのでした。*8
*8) 伏線回収、エンディングで全貌が明かされます
みんながゲイリーを見直して安心しきっていると、まだ息があった犯人がゲイリーを撃ちます。
血を流し倒れるゲイリーをマックスとアニーは励まします。
「これからは、仲間外れはナシだ」と約束すると立ち上がるゲイリー。
これぞゲームの醍醐味だ!
アノ誘拐犯も、元気に立ち上がり去ります(裏ワザを使って協力させた) *9
*9) おいゲイリー!色々やってんな。
しかし、ブルガリア人や卵に入っていた“WITSEC証人保護プログラム”の人物リストとは一体?
「ゲーム・ナイト」最後ラストの結末
何も分からないゲイリー、すると背後から突然撃たれてしまいました。
今度は、ゲームでは無さそうです。*10
*10) おいおいゲイリーーー!!!
現れたのはブルガリア人と思われる男。
卵の経緯を話すマックスが「リストは無事だ」と紙を渡そうとすると、ブルックスが飲み込んでしまいます。*11
*11) おいブルックス、余計なことをするな!
またしてもブルガリア人に連れ去られるブルックス、今度は飛行機で逃げるようです。
マックスは真っ赤なコルベットで追いかけます。
前輪に車で突っ込み飛行機を止めたマックスとアニー。
機内に侵入しブルガリア人とマックスがサシで勝負!
なかなかの激闘ですが、最後はアニーが投げ落とした消火器でKOです。
3か月後、ブルックスの家でゲームを楽しむいつものメンバーに元気なゲイリー。
あと3年はGPSで警察の監視下にあるブルックスも恋人と充実している様子。
お絵描きゲームでは、アニーが書いた絵で赤ちゃんが出来たと気づいたマックス。
みんなが祝福していると、外には銃を持った二人の男がいました。*12
*12) 誰が依頼したのかな?まさかリアル!!?
THE END
「ゲーム・ナイト」見どころ
困っちゃうほど、アメリカンジョークがテンコ盛り!
もう、これは迷作?それとも名作??どっちなんでしょうか。
主人公・マックスを演じるジェイソン・ベイトマン。
今作とは180度違うシリアスな役から、超B級コメディなのにウルッと感動しちゃう作品までこなす、じつは!?イケメンの人気俳優。
『ザ・ギフト』(2016年)
『泥棒は幸せのはじまり』(2013年 日本未公開) など
マックスの妻・アニー役にレイチェル・マクアダムス。
社会派ドラマの熱演も高く評価される彼女の代名詞と言えば、涙腺崩壊のラブストーリー。
『スポットライト 世紀のスクープ』(2016年)
『きみに読む物語』(2005年) など
そんな二人が “おバカまっしぐら” な憎めない夫婦を魅せてくれます。
仲間もおバカで、『ファイト・クラブ』に憧れるライアン。
本当にそんなシーンが出て来るとは…。
ミシェルの浮気相手が、なんとデンゼル・ワシントン!?
あの拡大した写真、笑わずにはいられません。
映画好きにはたまらない小ネタ満載、こまかすぎて流石と思えるからやっぱり名作なのか。
しかし、何と言ってもゲイリー部屋を見れば、背筋が凍る断トツの衝撃に出会えるかも?
もちろん愛情だとは…分かっています。たぶん…
どっちが本物?こっちが偽物?なんて、頭フル回転させる必要はありません。
意外と人間ドラマも盛り込まれていて、ココに書き切れないほどの“おバカ”をやってくれるので、仲間と集まってツッコミながら鑑賞するのにオススメです!
みんなの感想