映画「フェア・ゲーム」は、シンディ・クロフォード主演、アンドリュー・サイプス監督の1995年の映画です。
そんな、映画「フェア・ゲーム」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見どころについて紹介します。
「フェア・ゲーム」のスカッとするアクションをお楽しみください。
「フェア・ゲーム」あらすじ
マイアミで弁護士を務めるケイト・マックイーン(シンディ・クロフォード)。
ある日、朝のジョギングをしている時突然銃撃を受けます。
かろうじて軽傷で済みましたが、犯人はそのまま逃走してしまいます。
その日、マイアミ署の刑事マックス・カークパトリック(ウィリアム・ボールドウィン)は元恋人に職場まで押しかけられ、部屋に残っている荷物を早く持ち帰るよう文句を言われます。
そこへ連行されてきた殺人事件の犯人が、保釈保証人の銃を奪い、保証人を盾に逃走しようとするのです。
警察内は騒ぎになりますが、マックスが隙を見てその犯人を無事取り抑えます。
騒ぎが収まったあと、メヤーン副署長(クリストファー・マクドナルド)は「今度から保釈保証人の銃を預からなかった奴には2か月間の交通整理をさせるからな。」と大声で刑事たちに伝えるのです。
そして、マックスの活躍を褒めたついでに、ケイトの事情聴取をマックスに指示します。
マックスとケイトを狙う組織との戦いが始まります・・・
「フェア・ゲーム」ネタバレ
マックスが取調室へと向かうと、その部屋をまるで自分のオフィスのように使うケイトがいました。
事情聴取をしようとしてもケイト宛の電話が鳴り続け仕事にならずマックスはイライラするばかり。
ケイトも仕事が忙しいからとあまり協力的ではありませんでした。
互いに皮肉を言いあいながら事情聴取を終え、ケイトを帰したマックス。
しかし、供述書にケイトのサインを貰うのを忘れてしまいケイトの元へ向かいます。
すると、マックスの目の前でケイトの家が爆破されてしまうのです。
ケイトは咄嗟の判断で家の前に流れる川に飛び込み無事でしたが、ケイトが生きているのを見た暗殺者は川にいるケイトに向けて銃を乱射します。
それを見たマックスは、暗殺者に向けて銃を放ちケイトを無事保護するのです。
現場検証で分かったのは、軍事やテロリストが使うようなセムテックスというプラスチック爆弾が使われていたということ。
ケイトは元KBCのイリア・カザク(スティーヴン・バーコフ)が率いる暗殺集団に命を狙われていました。
マックスは犯人を取り逃がしてしまったため、モーテルにケイトを泊まらせ仲間の刑事らと周辺を警護することに。
泊まり込みの刑事たちが頼んだピザをケイトがカードで支払いますが、カザクらはコンピューターを駆使しケイトのクレジットカードの利用履歴を調べてケイトが泊まるモーテルを見つけ出すのです。
ピザの宅配を装ってモーテルに侵入した犯人の一人がピザを取りに来た刑事を銃で射殺してしまいます。
サーモグラフィーを使って、建物のどこに人間がいるのかを調べたカザクらは次々に刑事を倒していくのです。
刑事が撃たれた拍子に発砲された銃がマックスの部屋に当たり、異変に気付いたマックス。
すぐに他の刑事に無線で連絡しますが応答がありません。
ドライヤーをトイレの中に投げ込み電気をショートさせ部屋の外に出たマックスは、モーテル内に侵入した暗殺者たちを一人ずつ射殺しケイトの部屋に向かいます。
どうにかモーテルから脱出したマックスとケイト。
マックスは自分が信用できる刑事に連絡をしようと公衆電話から署に連絡を入れます。
マックスはメイヤーン副署長に「こっちの動きが犯人にバレてるから電話では居場所を伝えられない。FBIに捜査の要請をしてください。」と訴えますが、それを聞き入れてもらえません。
カザクらはこの電話を傍受していました。
マックスの名前はすぐに調べられカザクらに個人情報がバレてしまうのです。
相棒の刑事ルイス・アラゴン(ジョン・ベッドフォード・ロイド)が機転を利かせ、場所を言わずに馴染の店で会おうとマックスに伝えます。
マックスはルイスに必ずFBIを連れてくるよう話すのです。
ルイスはFBIを捜査官を連れマックスとの約束の場所へと向かいます。
マックスは捜査官の身分証を確認しケイトに合わせますが、この捜査官もカザクの仲間だったのです。
マックスとは別れて車に乗ったルイスは暗殺者に射殺されてしまいます。
それに気づいたマックスは、運転する捜査官に向けて発砲しどうにか車から脱出することに成功するのです。
車を乗り換えその場から逃げたマックスとケイトは近くの大きめのホテルにチェックインすることに。
そこで目にしたギリシャ語を見て何かを思い出したマックスは、いとこで鑑識課のジョディ・カークパトリック(ヨハン・カルロ)に連絡をし現場に落ちていた薬きょうを調べてもらいます。
薬きょうはKGBの超精鋭集団で使われていたものだと分かり、ジョディからは「奴らは電子機器を駆使して探知されるから気を付けて。」と警告されるのです。
電話回線から自分たちの行動が筒抜けなのだと気づいたマックス。
その時、カザクからホテルの部屋に電話がかかってきます。
「25万ドルやるから女を渡せ。」と脅されたマックスは、それを断り、逆にカザクらをハメることを思いつくのです。
ガソリンスタンドに立ち寄った際、隣に停まっていた養豚場のトラックに携帯電話を投げ入れカザクたちにその車を追跡させます。
どうにかカザクらの追跡から逃れたマックスとケイトでしたが、カザクらは警察が盗難車を追跡できるシステムに侵入し、マックスの車の追跡を始めるのです。
そんなことも知らず、マックスとケイトはケイトの顧客名簿を調べるため途中で立ち寄ったコンピューターショップの店員を色仕掛けで騙し、店のパソコンからオフィスのデーターにアクセスを試みます。
ケイトが探しだした顧客の情報をジュディにFAXしたマックスは、すぐに店を後にするのです。
しかし、カザクらの手はすぐそこまで迫っていました。
車が故障しレッカーを呼んでいる間にカザクの手下がやってきます。
修理屋の車で逃走するマックスとケイトは犯らと激しいカーチェイスを繰り広げた末、犯人らを倒し、難を逃れるのです。
ケイトは狙われているのは自分なのだと言い、マックスの元を去ろうとします。
止めるマックスを無視して貨物列車に飛び乗ったケイト。
マックスは車で貨物列車に近づき、そこから貨物列車に飛び乗るのです。
マックスの乗った車はマックスが飛び移ったあとすぐに電柱に衝突し炎上してしまいます。
自分のために無茶をするマックスを殴るケイト。
二人は口喧嘩を始めますが、口づけを交わし互いに気持ちがあることを確認するのです。
列車の中で愛し合っていたマックスとケイトでしたが、そこへカザクらがやってきます。
ヘリコプターで列車内をサーモグラフィーで探り二人の居場所を確認したカザクの手下はゆっくりとマックスらの元に忍び寄るのです。
マックスとの口づけの最中、犯人に気付いたケイトはマックスの銃でその犯人を射殺します。
もう一人やってきた犯人に銃を向けたマックスでしたが、犯人ともみ合いになり列車の外に放り出されてしまうのです。
その時ケイトは犯人らに捕まりカザクのアジトへと連れて行かれてしまいます。
列車から放り出されたマックスはケガを負いながらも生きていました。
倒した暗殺者の無線を奪いケイトが連れ去られた場所へ向かいます。
その最中、ジョディに連絡をしますが、すでにカザクに殺された後でした。
カザクのアジトに連れてこられたケイト。
そこはケイトが弁護を担当したクライアントが所有している貨物船トルトゥガ号でした。
カザクはKGBがキューバから撤退するときに何人かの悪党が非合法で得た金を西側のあちこちの銀行に隠したのを知り、その金を強奪する目的だったのです。
トルトゥガ号は、カザクの仲間が所有する船でしたが、離婚裁判で自分の財産を隠すため名義を変更しようとしたところ、その妻の弁護人であるケイトが妻の財産に戻す手続きを始めたため、トルトゥガ号をアジトにし、銀行に侵入するシステムを作り上げていたカザクは船が仲間の妻にわたる事がないようケイトの暗殺を計画したのです。
「フェア・ゲーム」最後ラストの結末は?
システムの処理が完了し、銀行口座からお金を引き出すカザク。
カザクは送金が完了した後、ケイトを乗せた船事爆破する計画を立てていました。
そこへ奪った無線でカザクに連絡をしてきたマックス。
マックスは「もうお前の居場所は分かってる。まだそのことは誰にも話していないから彼女を返せ。俺が身代わりになる。」とカザクに提案します。
カザクはマックスの提案を受け入れず、無線を逆探知してマックスの居場所を突き止めるのです。
マックスの居場所が分かったカザクは手下にマックスを処分するよう指示します。
しかし、マックスは先を読みカザクを罠にはめるのです。
既に死んでいるカザクの手下をマックスだと装い、マックスを殺しに来た手下に攻撃させている間に背後から手下らを射殺するのでした。
手下の来ていたウエットスーツを着込んで仲間に成りすましたマックスは船の中へ侵入することに成功します。
敵を倒しながらケイトが監禁されている場所へと向かったマックス。
銃を向けられますが、それを躱しケイトを救出します。
しかし、カザクに撃たれそうになったケイトがカザクを蹴り上げた拍子に爆弾の起動装置が作動してしまうのです。
爆破ギリギリのところで海へ飛び込み事なきを得たマックスとケイト。
銀行からの送金を完了させようとしていたカザクは爆破に巻き込まれ船事海に沈んでしまいます。
マックスとケイトは互いの無事を確認し熱いキスをかわすのです。
THE END
「フェア・ゲーム」見どころ
派手なアクションや、緊張感のあるストーリーにハラハラしっぱなしです。
爆破や銃撃、カーチェイスなど、これでもかと見ごたえのあるアクションシーンが続くので、アクション好きな方におすすめです。
犯人に先回りされる展開が続きますが、マックスの機転で返り討ちに合わせるシーンはスカッとします。
理屈抜きに楽しめる90分です。
実は原作は1986年にシルヴェスター・スタローン主演の「コブラ」と同じ小説「逃げるアヒル」なのですが、シチュエーションや構想が違っていて別物として楽しめます。
スーパーモデルのシンディ・クロフォードの初主演映画として注目されましたが、さすがの美しさ・・・
最初は反発しながらも逃避行中に恋に落ちていく二人の過程も王道ながら楽しめます。
共演のウィリアム・ボールドウィンもこの作品が「バックドラフト」に次ぐ彼の代表作になったと思います。
他にも渋めの役者さんたちが出演しているのも見どころの一つです。
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