「コードネームU.N.C.L.E.」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ!

映画「コードネームU.N.C.L.E.」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「コードネームU.N.C.L.E.」は、ヘンリー・カヴィル主演、ガイ・リッチー監督の2015年の映画です。

この映画「コードネームU.N.C.L.E.」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころを紹介します。

アメリカとロシアのエージェントが共闘するスパイ劇「コードネームU.N.C.L.E.」をお楽しみください。

 

「コードネームU.N.C.L.E.」キャスト・スタッフ

■ スタッフ
監督: ガイ・リッチー
脚本: ガイ・リッチー
制作: ジョン・デイヴィス他
製作総指揮: デヴィッド・ドブキン
音楽: ダニエル・ペンバートン
撮影: ジョン・マシソン

■ 主要キャスト
ナポレオン・ソロ: ヘンリー・カヴィル
イリヤ・クリヤキン: アーミー・ハマー
ガブリエラ(ギャビー)・テラー: アリシア・ヴィキャンデル
ヴィクトリア・ヴィンチグエラ: エリザベス・デビッキ
アレグザンダー・ヴィンチグエラ: ルカ・カルヴァーニ
サンダース: ジャレッド・ハリス
アレキサンダー・ウェーバリー: ヒュー・グラント
ルディ: シルヴェスター・グロート
ウド・テラー: クリスチャン・ベルケル
オレグ: ミシャ・クズネツォフ
映写技師: デヴィッド・ベッカム

 

「コードネームU.N.C.L.E.」あらすじ

冷戦真っ只中の1960年代。

一大テロ計画を阻止すべく、敏腕エージェントであるCIAのナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)とKGBのイリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)は手を組むはめに。

水と油のふたりだったが、女整備士・ギャビー(アリシア・ヴィキャンデル)を守りながら、その父でテロの鍵を握る科学者の行方を追い…。

アメリカとロシアの一級エージェントが共闘するスパイ活劇です。

 

「コードネームU.N.C.L.E.」ネタバレ

冷戦真っただ中の1963年、東ドイツの自動車修理工場に、パリッと偉そうなスーツを着た男がやって来て、いきなり車の下に潜り込んで作業をしていたギャビー・テラー(アリシア・ヴィキャンデル)に話しかけました。

男の名はナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)。

第2次世界大戦中に陸軍兵士としてドイツに赴任し、そのまま戦後も残り続け、裏で闇取引や密売を行って国際指名手配をされて逮捕され、自由を得る代わりにCIAエージェントとして活躍していました。

今回の任務は、行方不明になったドイツの核兵器科学者のウド・テラー博士(クリスチャン・ベルケル)の消息を知る為に娘であるギャビーを東ドイツに逃がす事でした。

 
その時、ソロは荷物の中に盗聴器がある事に気が付きます。

修理工場の周りには既にKGBのエージェント達が集まってきており、一刻の猶予もない状態でした。

ソロとギャビーはそこにあった車に乗り込み、工場を脱出しました。

何気ない振りをしながら道路を走っていた二人の車の横に、不審な車が横付けしてきました。

「銃声がしたら、すぐに走り出せ」

ギャビーにハンドルを任せたソロは後部座席に移り、息をひそめて相手の動きに神経を集中しました。

運転していたのはエージェントのイリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)。

彼が片手をグローブボックスに伸ばした時、銃声が轟きました。

ソロが後部座席からを撃ったのです。

しかし、イリヤはシートを倒してとっさによけていました。

 
指示通り、ギャビーはアクセルを目一杯踏み込み急発進しました。

イリヤも猛スピードで追ってきました。

ソロがタイヤを撃ち抜きイリヤの車は路肩に乗り上げえ大破しましたが、イリヤは走って追いかけてきました。

東西を隔てるベルリンの壁付近まで来たソロとギャビーでしたが、細い道を無理に通ろうとして車はつっかえてしまいます。

二人は窓から脱出して近くのビルの屋上に立ち、ソロが西側のトラックで待機していたエージェントに合図を送りました。

するとビルに向かってフック付きのロープが発射され、二人はそのロープを伝って西側へ逃げる事が出来ました。

 
無事に隠れ家に辿り着き、任務は終わったと思っていたソロでしたが、上司からまだ終わっていないと釘を刺されます。

次の日、上司から「いいにくい事だが、今回の任務は彼と組んで行って欲しい」と言われ、紹介されたのは昨日カーチェイスを演じたイリヤでした。

いきなり組みあった二人でしたが、お互いの上司に説得されて渋々タッグを組むことを承諾しました。 

テラー博士の伯父・ルディは、イタリアにあるヴィンチグエラという海運会社の幹部です。

ヴィンチグエラは表向きは海運と航空宇宙業の会社ですが、ナチスの残党が集まる国際犯罪組織でした。

創立者のセルジオはムッソリーニの友人で、大戦末期に金塊を南米に運んで隠し、戦後にその金で会社を興しました。

今は息子のアレグザンダー(ルカ・カルヴァーニ)とその妻・ヴィクトリア(エリザベス・デビッキ)が、その会社を継いでいます。

 
博士はその会社でどうやら、核弾頭を作らされているようなのです。

もしそれが本当ならば、東西の核の均衡が崩れるどころか、第3の勢力が誕生し世界中が脅威にさらされることになります。

今回の任務はソロとイリヤが組み、ヴィンチグエラの組織に潜入して博士と研究データが入ったディスクを奪回することでした。

しかし、二人は完全に打ち解けてはいませんでした。

イリヤが「お前のようなクズの泥棒がCIAきってのエージェントとは驚きだ」と挑発してくるとソロも「父親が党の金を横領して強制収容所に行かされたのに、KGBのエージェントに昇りつめたのは驚いた」とやり返します。

 
イリヤは建築家、ギャビーは彼の婚約者、ソロは古美術商となってイタリア・ローマにやって来ました。

ギャビーにスペイン階段の事を聞かれてでたらめを言ったり、すりに父の形見の時計を奪われそうになり、彼らを叩きのめそうとしてソロに止められたりします。

不安は残るものの、3人はヴィンチグエラ社の創立記念パーティー会場にやってきました。

ギャビーに会った伯父・ルディはメイの事は歓迎しますが、イリヤには「ドイツの女は駄馬を見ぬくだけの力はあるはずだが」と挑発されてしまいます。

その場では何もしなかったもののフラストレーションがたまったイリヤは男子トイレを占拠していた若者3人に挑発されてボコボコにしてしまいます。

 
夜、レース場の倉庫に侵入しようとフェンスに穴を開けようとしているイリヤとソロが侵入します。

警備の男の背後にイリヤが回り込み、立ったまま失神させます。

警備の男が持っていた時計が奪われたものと似ていたからですが、イリヤの勘違いでした。

しかし、研究所への扉をあけるスイッチと放射線作業用の防護服を見つけます。

スイッチで空いた入り口の奥にはスイス製の大きな金庫がありました。

ソロがすぐに解錠して、証拠のウラン濃縮圧縮用機械を見つけます。

しかし、警報が鳴り始めて警備員が殺到したので、ソロとイリヤは窓から降りてボートで逃走しました。

イリヤが操縦しましたが、急旋回の時、ソロがボートから落ちてしまいました。

 
ソロは陸にあがるとトラックを盗みます。

背後ではイリヤの乗るボートと警備の船舶が追いかけっこをしています。

すぐに助けようとしますが、助手席にサンドイッチがある事に気付き、食べ始めます。

やがてイリヤの乗ったボートは炎上し、沈没しました。

それを見たソロは重い腰を上げ、イリヤのボートの横につけた船舶に車ごとダイブして沈めると、車に乗ったまま前照灯でイリヤを探して救出します。

 
研究所が襲われた一報を聞き、アレグザンダーが妻・ヴィクトリアに話し、ヴィクトリアは怪しんでいるソロのホテルに電話をかけました。

電話に出ないので、ヴィクトリアはソロのところへ乗り込みます。

ギャビーの方にはルディ伯父が電話をかけてきて、明日の昼間に2人でランチをしたいと言いました。

電話を切った後、ギャビーは同じホテルの304号室に電話をし「エサに食い付いた」と知らせます。

ソロとイリヤはホテルに戻りましたが、フロントにヴィクトリアを見つけて裏口から入り、ソロは風呂に入っていたふうに装いました。

疑いが晴れたついでに、ソロはそのままヴィクトリアとベッドインします。

 
翌日。
ルディ伯父とのランチに出かけるギャビーに、ソロとイリヤは追跡装置を仕掛けます。

伯父と会い、ヴィンチグエラ海運に行ったギャビーは、アレグザンダーに直接、父のことを質問しました。

アレグザンダーは暗に認めます。

そのギャビーが裏切り、イリヤがKGB、ソロがCIAの手先だとアレグザンダー夫妻にばらしてしまいました。

「彼らを利用して父を探しだしたの」

追跡装置で尾行してそばの茂みにいたイリヤは、ギャビーが裏切ったことを知りショックを受けますが、慌てて逃げるしかありませんでした。

 
ソロは、アレグザンダーから連絡を受けたヴィクトリアに薬物を盛られ、拷問に遭います。

世界大戦でも拷問を生きがいにしていた男性が、ソロを電気椅子に乗せて電気を賭けながら拷問しますが、イリヤがやって来てソロを救出する(ソロの靴に追跡装置を仕掛けていた)と、ギャビーの裏切りを報告し、逆に男性を拷問にかけます。

男は簡単に口を割り、もうテラー博士は核弾頭を完成させており、明朝8時にナチスに引き渡すと言いました。

(男は証言台にも立つと言って助けを乞いますが、二人が男の処分を相談している内に通電が治り男性は電気椅子ごと燃えてしまいました)

 
ソロとイリヤのところへパーティーで出会った男性・ウェーバリー(ヒュー・グラント)が現れると、協力を申し出ます。

その代わり、ある頼みごとをしたいと言います。

実はウェーバリーは英国のMI6(秘密情報部)のスパイでした。

そしてなんと先にギャビーに接触し、英国に協力を要請していました。

要はギャビーも、MI6のスパイだったのです。

ウェーバリーは島へ行くヘリを出す代わりに、自分の部下・ギャビーを救出してくれと頼みます。

ホテルの304号室でギャビーからの報告を受けていたのは、ウェーバリーでした。

 
その頃、ギャビーはアレグザンダーに連れられて、ヴィンチグエラの持つ島へ渡り、テラー博士と父娘の再会をしていました。

博士も作戦を聞かされています。

博士は核弾頭の最終調整と言ってレンズをすり替えますが、ヴィクトリアに見抜かれました。

完成後、博士はヴィクトリアに射殺され、ギャビーは手錠をつけたまま、アレグザンダーの運転する車で連行されます。

ヘリで島へ潜入したソロとイリヤは、博士の死体を見つけました。

ギャビーが乗った車を見つけ、ソロは車で、イリヤはバイクで追跡します。

イリヤは先回りして車をパンクさせ、横転する車から出て来たアレグザンダーをナイフで倒しました。

ソロはデータを見つけ、回収します。 

 

「コードネームU.N.C.L.E.」ラスト最後の結末

後方部隊が核弾頭を奪取しますが、偽物でした。既にヴィクトリアが、別の船で持ち出していました。

過去数時間のうちに港を出た船はたくさんあり、その中から絞り込むのは困難を極めます。

ヴィンチグエラの創立者・セルジオが大戦末期に金塊を南米に運んだこと、ヴィクトリアを訪問した時に見た写真の背後に船が映っていたことをソロが思い出し、出航船リストから『ディアデマ号』と目星をつけました。

ソロは船舶無線で「アレグザンダーはみじめに命乞いをしながら死んでいった」とヴィクトリアを挑発し、ヴィクトリアも「この件が片付いたらお前の親族を苦しめて殺した後、お前を殺す」と挑発に乗って応答します。

実はそれは作戦で、その無線信号をロックし、英国が先に回収した爆弾を撃っていました。

爆弾は核弾頭と連動する装置が搭載されており、核弾頭を追尾するようになっていました。

見事、爆弾はヴィクトリアの船に命中し、核弾頭は船ごと海に沈みます。

 
任務は完了と思われました。命令のために裏切ったと、ギャビーはイリヤに謝ります。

任務が終わったので偽の婚約指輪(追跡装置つき)をギャビーは返そうとしますが、イリヤは「君が持っていろ。いつでも追跡できる」と言います。

互いに思いを寄せるようになったギャビーとイリヤはキスしようとしますが、ホテルの客室係が入ってきたのでやめました。

その時イリヤにKGBから連絡が入り、ソロが持っているディスクを奪い取れという任務が舞いこみます。

しかし任務を通じ、イリヤにとって今ではソロはよき好敵手になっていました。

そしてソロにもKGBに取られずディスクを持ち帰れという命令が下っていました。

 
ソロが思い出したように、時計をイリヤに渡しました。

ローマで強盗に遭った時に盗まれた、イリヤの父の形見の時計を、その直後にソロが倒して取り戻してくれていたのです。

ディスクの中身がアメリカとソ連、どちらに持ち帰っても「世界にとって」いい結果をもたらさないと判断したソロとイリヤは、灰皿の上で燃やしてしまいました。

別れの乾杯をするソロとイリヤのところへ、ウェーバリーがやってきます。

「実は厄介な事態が発生した。君達にはもう少しチームを組んで欲しい。イスタンブールへ飛んでくれ」

こうして英国MI6のアレキサンダー・ウェーバリーが陣頭指揮を取り、アメリカCIAのソロ、KGBのイリヤ、MI6のギャビーがチームを組み、コードネームが「U.N.C.L.E(『United Network Command Law Enforcement(法執行のための連合網司令部)』の略)」として活動する事が決まったのでした。

THE END

 

「コードネームU.N.C.L.E.」見どころ

知的でスマートなナポレオン・ソロ(ヘンリー・カヴィル)と、肉体派のイリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)。

国もタイプも違う敏腕スパイの二人がタグを組んで世界的な陰謀に立ち向かってゆきます。

手を組んだとは言いながら、お互いに競い合う部分もあり、その掛け合いがコミカルでもあり、緊張感だけではないスパイアクションを楽しむ事が出来ました。

 
3人共が秘密を抱えているので、だましだまされで油断できないスパイ映画ならでは展開も楽しめます。

ギャビー(アリシア・ヴィキャンデル)とイリヤのくっつきそうで中々そうならない焦れったい関係も見どころの一つです。

ギャビー、綺麗でしたね。

ギャビー役のアリシア・ヴィキャンデルは「リリーのすべて」でオスカーを獲ってます。

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勿論、格闘も迫力があり、走る車に飛びついたり、格闘で壁が壊れたりするシーンは迫力がありました。

皆が思い描く「カッコいいスパイ映画」そのもので、カーチェイス、格闘、頭脳戦と楽しめる要素が程よく盛り込まれたストレートに楽しめる作品です。

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