「デンジャラス・ラン」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「デンジャラス・ラン」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「デンジャラス・ラン」はデンゼル・ワシントン主演、ダニエル・エスピノーサ監督の2012年の作品です。

この映画「デンジャラス・ラン」のネタバレやあらすじ、最後ラストの結末、見どころを紹介します。

元CIAの犯罪者と新米CIAの逃亡劇を描く「デンジャラス・ラン」をお楽しみください。

 

「デンジャラス・ラン」あらすじ

元CIA工作員のトビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)。

彼には組織を裏切った過去があり10年以上逃亡生活を続けています。

ある日、トビンはレストランでM-I6(秘密情報部)の旧友アレック・ウェイド(リアム・カニンガム)と落ちあい極秘情報が入ったデータファイルを受け取ることに。

アレックはトビンに「それは私たちの世界を窮屈にする。お互い狙われるかもしれない。」と忠告しますが、トビンは24時間後に金を振り込むと言って取引を終了させるのです。

 
トイレでデータの中身を携帯電話に移したトビンは、テータが入っていたマイクロチップを注射器で体内に埋め込みます。

その時、何者かが銃を構えトイレに侵入してきました。

トビンはその男をかわし、店内にいた黒人男性に金を渡し、服を交換してそれぞれが外に。

すると、トビンの服を来たその男性は店の外で銃殺されてしまいます。

トビンは裏口からアレックと逃げますが、カーチェイスの末アレックは狙撃され死んでしまうのです。

 
トビンはデモ行進している中に紛れ込み追手を撒きますが、中々諦めないため持っていた銃をゴミ箱に捨て目の前に建つアメリカ大使館に逃げ込み出頭することに。

トビンが出頭したことは直ぐにCIA本部に伝えられます。

彼はスパイ行為の容疑者として指名手配されていました。

知らせを受けた職員たちはトビンに厳しい尋問を始めるのです。

 

「デンジャラス・ラン」ネタバレ

CIAの新米工作員で隠れ家の客室係であるマット・ウェストン(ライアン・レイノルズ)は取調室のカメラを切るように言われその通りにすると、目の前でトビンが尋問という名の拷問を受けているのを目撃します。

そんな時、施設が急に停電し激しい警告音が響きわたりトビンを追っていた武装集団が侵入してくるのです。

尋問を行っていた職員たちは武装集団と銃撃戦を繰り広げます。

マットは何も出来ず、トビンを拘束している鍵を渡されその場に残されることに。

激しい銃撃戦でほとんどの職員が倒れ、マットはトビンを連れて施設の外に脱出するのです。

 
マットは車にトビンを乗せ、運転しながらCIA本部に施隠れ家が襲撃され職員全員が死亡したことを報告し今後の指示を仰ぎますが、追跡をかわして18時まで時間を稼ぐようにと言われてしまいます。

追手とのカーチェイスと銃撃戦をどうにかかわしたマット。

トビンから極秘のはずの隠れ家が何故襲撃されたのだと思うかと問われ何も答えられません。

そんなマットにトビンは、組織の中にそれを漏らした奴がいる、もし君のボスやその仲間が「よくやった、あとは任せろ」そう言ったら気を付けるんだなと忠告をします。

 
CIA本部でも内通者がいるかもしれないと疑い始めていました。

副長官のハーラン・ホイットフォード(サム・シェパード)は職員のキャサリン・リンクレイター(ヴェラ・ファーミガ)とマットの上司デヴィッド・バーロ(ブレンダン・グリーソン)に調査に関わった全ての職員を全て調べ上げるよう指示するのです。

その頃、マットとトビンは一旦ホテルの一室に隠れることに。

マットはそこから恋人のアナ・モロー(ノラ・アルネゼデール)に電話し、部屋の外に怪しい人物や車が停まっていないか確認します。

警察車両が停まっていると答えるアナに、そこは危険だから友達の家に避難して欲しいと話すのです。

部屋でその様子を聞いていたトビンはマットに、この仕事をしていたら恋人に嘘をつき続けなくてはならないと言い、そのうち辛くなって自分から別れを切り出すことになるだろうと忠告します。

 
18時になりデヴィッドに連絡したマットでしたが、救出チームがそちらに到着するまでに後12時間はかかると言われてしまうのです。

CIA本部はそれまでの間二人が隠れられる家を用意したと言い、スタジアムのあるメトロレール駅のロッカーに隠れ家の場所が分かるGPSを入れたバッグがあるからそれを使って隠れ家へ行くよう指示されます。

駅へと向かうとそのワールドカップが開催されていて多くの人でごった返していました。

手錠をしたままマットに連れられて歩いていたトビンでしたがGPSを入手したあと、警備員の姿を見るといきなり「助けてくれ!この男に誘拐される」そう叫びます。

マットは誤解を解こうとしますが、警備員に拘束されてしまうのです。

医務室へと連れて行かれたトビンは警備員を殴り、その警備員の制服を着て逃走を図ります。

警備室のモニターでその様子を確認したマットも警備員に暴力を振るいトビンを追いかけました。

 
人込みの中を歩くトビンを見つけたマットでしたが、トビンに銃を向けたところを警備員に見つかり発砲されてしまうのです。

咄嗟に銃を撃ち返したことでその警備員を撃ってしまったマット。

会場付近はパニックになりますが、マットはその場から立ち去りトビンを追います。

どうにかトビンを見つけるも銃を奪われ逃げられてしまうのでした。

 
CIA本部は、正当防衛だとしてもマットが警備員を射殺した挙句トビンを逃がしたことで、マットの任務を解き総領事館で詳細を説明するよう指示し、「よくやった。後は任せろ」とマットに告げるのです。

トビンに言われたあの言葉。

それを聞いて思わずアナに連絡を取り再会すると、今までの嘘を明かします。

CIAだと告げたマットはアナに街を出てフランスへ帰るようチケットを渡し、独自にトビンを追うのです。

 
一方、トビンは体に埋め込んだチップを取り出し、変装して旧友のカルロス・ビラル(ルーベン・ブラデス)を訪ねます。

チップの内容をカルロスと確認したトビンは、これを金にすると言い、書類偽造のプロであるカルロスに新しい身分証明書を作ってくれるよう頼むのです。

 
南アフリカに向かったキャサリンとデヴィッド。

総領事館にはいかず、単独行動しているマットがトビン側に寝返ったのではないかと疑い始めるのです。

そんな中、カルロスの家に武装集団が侵入し、カルロスとその家族は全て殺されてしまいます。

銃撃戦になりながらも外へと逃げ出しましたが、追い込まれてしまうトビン。

そこへマットがやって来てどうにかトビンを救い出します。

 
どうにか建物内に逃げ込んだ二人は、追手の一人から誰が雇い主なのかを聞き出すことに。

雇い主はCIAのファルガスという人物だと言うことが分かりました。

二人は薬局に忍び込み、トビンが撃たれた場所の手当てをします。

そこでトビンはマットに、罪のない人を殺すなと言い、自分も過去に間違った情報で罪のない人を殺してしまったと話すのです。

 
トビンを連れ、用意された隠れ家に向かったマット。

そこの客室係と一緒にトビンを拘束し、本部に連絡するよう指示します。

キャサリンとデヴィッドは連絡を受けて隠れ家に向かいますが、武装集団が追っていた理由が、極秘情報が入っているチップだと分かるとデヴィッドがキャサリンを射殺するのです。

黒幕はデヴィッドでした。

 
救出チームの到着を待っていたマットでしたが、客室係の男に襲撃されてしまいます。

重傷を負いながらもその男を殺害したマット。

トビンはマットにチップを渡し、汚職職員のリストだと中身を明かします。

トビンが追われている理由を知ったマットは、トビンの拘束を解き、ここから逃げようと言いますがそのまま気を失ってしまうのです。

その間にトビンは姿を消します。

 
マットが目を覚ますと、そこにはデヴィッドがいました。

デヴィッドはマットに、トビンが持っていたのは何だったか問います。

ファイルだったと答え、その中にデヴィッドの名前もあるのだろうと言うマット。

デヴィッドは、おまえはすべきことだけをすればいいと話します。

裏切り者がデヴィッドだと気づいたマットはファイルの場所を聞かれるもそれには答えず、あんたは終わりだよと告げるのです。

 

「デンジャラス・ラン」最後ラストの結末は?

そこへトビンが戻ってきます。

デヴィッドの手下を殺したトビンでしたがデヴィッドに撃たれてしまいます。

ファイルを奪われそうになったその時、マットがデヴィッドを射殺するのです。

トビンは息を引き取る直前、「お前は俺とは違って優秀だ。そのままでいてくれると約束してくれ。」そう言ってファイルをマットに託すのでした。

 
CIA本部に帰ったマットは今回の事を全て副長官に報告します。

しかし、副長官はデヴィッドに汚点があったことを伏せるよう指示するのです。

真実に反すると言うマットに誰も真実など求めていないと言い聞かせる副長官。

上級工作員への昇進を盾に報告書を改ざんするよう求めるのです。

そしてトビンが持っていたファイルについてもマットに問いますが、マットはシラを切ります。

もしファイルの内容が漏洩すれば、その人間はトビンのように命を狙われるだろうと脅すのです。

 
マットは帰り際、副長官から私の言った事をよく考えろと言われ「分かりました。後はお任せください。」そう言って部屋を後にします。

その後、マットはファイルの中身をマスコミにリークしてアナのいるフランスへと飛び立つのでした。

THE END

 

「デンジャラス・ラン」見どころ

アクションシーン満載のスリルサスペンス。

終始追手に追われる主人公の姿にハラハラしてしまいますが、最後まで息つく暇なく展開していくストーリーは見応えがあります。

 
デンゼル・ワシントン演じるトビンが最後死んでしまうのには驚きましたが、若い世代に自分の意思を引き継ぐ内容に胸が熱くなりました。

CIA工作員としての辛さを知っているトビンからの忠告に最初は反発していたマットも、トビンが何をしようとしていたのかを知って信頼関係が出来ていく過程にもグッときます。

描写はほんの僅かな時間でしたが世代を超えた友情に泣けてしまいました。

元CIA工作員が、不正を暴くと言うありがちな内容ではありますが、デンゼル・ワシントンとライアン・レイノルズの迫真の演技にどんどん惹きこまれる作品です!

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