映画「ブルドッグ」はヴィン・ディーゼル主演、F・ゲイリー・グレイ監督の2003年公開の映画です。
この映画「ブルドッグ」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
復讐に燃える麻薬捜査官の活躍を描く「ブルドッグ」をお楽しみください。
映画「ブルドッグ」あらすじ
麻薬取引捜査官のショーン(ヴィン・ディーゼル)は、7年かけて追い続けた麻薬組織のボス、ルセロ(ジーノ・シルヴァ)の居場所をつきとめます。
彼は同じ場所にいたことがなく、所在を掴むのは至難のワザでした。
しかしようやくそのチャンスが巡ってきたのです。
ルセロ主催のパーティー中にショーンのチームが突入、銃撃戦の末に鎮圧しますが肝心のルセロがいません。
ルセロは秘密の脱出口から逃げ出していました。
それに気が付いたショーンはひとりで追いかけます。
ルセロは車で、ショーンは走って追いかけますが、最後に追いつきルセロを確保するのでした。
ルセロは「お前はとんでもない間違いを犯した」とショーンに言い、連行されていきました。
ショーンはアメリカに帰国します。
妻のステイシー(ジャクリーン・オブラドース)も大喜びです。
一方でメキシコでは次のボスの座を巡って激しい争いが始まっていたのです。
その矛先はショーンにも・・・
自宅が二人組に襲われ撃退はしますが、ショーンは撃たれ、ステイシーは亡くなってしまうのでした。
映画「ブルドッグ」ネタバレ
ショーンはルセロにいる刑務所に面会に行きます。
「俺を襲わせたのはお前か?」
どうもルセロではないようです。
誰が指示を出したのか?
ショーンは捜査を始めました。
ある麻薬売人の家に行くと売人はすでに殺されていました。
死体には「ディアブロ」という文字が・・・
家には一人隠れて生き残っていた男がいました。
その男からハリウッド・ジャック( ティモシー・オリファント)という人物の存在がわかります。
ハリウッド・ジャックはビバリーヒルズで日焼けサロンを経営していました。
ショーンの質問にはシラを切ります。
そして逃げた後、早くブツを捌きたいと仲介人に連絡をするのでした。
一方、ルセロの秘書がルセロの妻と子供を安全な所へ連れて行こうとした矢先、家族の乗った車が炎上してしまうのでした。
ルセロは刑務所で激怒します。
そしてある事を思いつきます。
ルセロはショーンを収監されている刑務所に呼び真相を明かします。
私は妻と子供を亡くした・・・俺と組もう。
ショーンはある売人の情報を受け取るのでした。
潜入捜査に入ったショーン。
新しいボス、ディアブロを探します。
囮の取引を持ち掛け、取引しますが、途中相手が「警官の嫁を殺したのは俺だ」と言いいます。
キレたショーンは売人をボコボコにしてしまい、囮捜査をブチ壊してしまいます。
一斉に組織の人間と隠れていた警官とで激しい銃撃戦になってしまうのでした。
あたりは戦場のようになってしまいます。
犠牲者多数・・・
結局、何の情報も得られないまま作戦は失敗。
ショーンは責任を取らされ解雇されてしまうのでした。
再びルセロ(ジーノ・シルヴァ)の元をたずねたショーン。
ルセロにディアブロを倒せるのはお前しかいないと言われます。
警官ではダメなんだと・・・
まずヤツらの金を奪えと言うルセロ。
そして自分を他の安全な刑務所に移送してくれと・・・
ショーンは行動に移します。
ルセロに金があると言われた店をショーン達が急襲します。
金を奪い、札束の中にGPSを仕込みます。
その金をハリウッド・ジャック( ティモシー・オリファント)へ・・・
ハリウッド・ジャックはメキシコのとある空港に降り立ちます。
そこでお金を渡した途端、ハリウッド・ジャックは撃たれてしまうのでした。
映画「ブルドッグ」ラスト最後の結末
GPSを追跡するショーン。
たどり着いたのは以前、ショーン達がルセロを捕まえた店でした。
脱出口から侵入します。
店はすでに営業していない廃墟でした。
そしてそこにいたのはルセロの秘書でした。
お前がディアブロか?
結局、格闘の末、秘書を撃ってしまいます。
ディアブロの謎はまだわかりません。
一方で移送されていたルセロの車が襲われ、ルセロは消えてしまうのでした。
実はショーンにはある確信がありました。
単独でメキシコのある町へ向かいます。
そこにはルセロがいました。
「お前は7年間同じ場所にいたことがない。おまえの故郷をのぞいてな」
逮捕されてからすべてを仕組んだのはルセロでした。
組織内の不安要素も取り除けて一石二鳥だったのです。
にらみ合う両者。
俺の故郷で逃げられると思うか?
ショーンは手錠をテーブルに叩きつけます。
それが合図で一斉に店内にいた大量の捜査官達がルセロを取り押さえるのでした。
ショーンは妻の墓の前にいました。
そして妻に愛を伝えます。
THE END
映画「ブルドッグ」見どころ
主演のヴィン・ディーゼルがワイルド・スピードの第二弾と同じころに公開された作品です。
ワイルド・スピードとはまた違うヴィン・ディーゼルが見れます。
もはや「ワイルド・スピード=ヴィン・ディーゼル」となってしまった今では逆に新鮮なキャストですね。
どちらかと言うと「トリプルX」に近いヴィン・ディーゼルです。
ストーリー的には謎の人物「ディアブロ」を巡ってのスリルがあるのですが、終盤の答え合わせのあっけなさはびっくりします。
ラストも超急展開です。
鑑賞後の記憶に残るのもヴィン・ディーゼルとルセロ役のジーノ・シルヴァぐらい・・・
登場人物の描き方がイマイチ薄い気がしました。
そもそもストーリーには辻褄が合わない点も多く、そこはB級映画ならではの愛嬌なのかも・・・
・なぜルセロは自分の家族まで巻き込んだのか?
今でもヴィン・ディーゼルはアクションをこなしますが、かなりの巨体になっていて、今作のような俊敏なアクションが見れるのは貴重かと思います。
あまりストーリーを深く考えずにアクションを楽しむ作品です。
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