映画「ブロンコ・ビリー」はクリント・イーストウッド主演、監督の1980年公開の作品です。
この映画「ブロンコ・ビリー」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
全米各地を巡業する西部ショーの座長とわがまま娘の恋を描く「ブロンコ・ビリー」をお楽しみください。
「ブロンコ・ビリー」あらすじ
ブロンコ・ビリー(クリント・イーストウッド)はワイルド・ウェスト・ショーの座長です。
6人の団員とともに全米各地を巡業しています。
団員たちは給料などの不満はあるものの、ブロンコ・ビリーには恩があり一致団結して旅を続けていました。
ある町でブロンコ・ビリーはアントワネット・リリー(ソンドラ・ロック)に出会います。
彼女は裕福な家庭で育ちますが、30歳までに結婚しないと父親の遺産を相続できないことになっていました。
生まれつきわがままなリリーは誰に対しても傲慢な態度をとります。
そして遺産を得るために好きでもない男、ジョン・アーリントン(ジェフリー・ルイス)と結婚しようとしていました。
しかしジョンも度重なるリリーの態度に頭に来ていたのです。
ビリー(クリント・イーストウッド)とアントワネット(ソンドラ・ロック)の出会いはまったくの偶然でした。
女性アシスタントを探していたビリーでしたが、なかなかいい娘が見つかりません。
一方、アントワネットは愛想をつかされジョン・アーリントン(ジェフリー・ルイス)に置いてきぼりにされていました。
そんな時に出会ったふたり。
行動を共にすることになります。
最初に着いたのが孤児院でした。
ビリー達は子供達に慈善事業もしているのです。
当初、相性は悪かったふたりですが、しだいにビリーの人柄に惹かれていくのでした。
はたして・・・
「ブロンコ・ビリー」ネタバレ
町まで送るかわりに、その間ショーのアシスタントになったアントワネット(ソンドラ・ロック)。
一方、アントワネットの母親アイリーン・リリー(ビヴァリー・マッキンゼー)は娘がジョン・アーリントン(ジェフリー・ルイス)に殺されたと思っていました。
弁護士のエドガー(ウィリアム・プリンス)と遺産を受け取る計画を立てていました。
ジョンはすでにアントワネットのダイヤを持って逃げていたため警察に捕まっています。
ショーでは打ち合わせどうりにやらないアントワネットのせいでメチャクチャでした。
そしてアントワネットは自分がジョンに殺されたことになっていることを知ります。
その頃、エドガー弁護士(ウィリアム・プリンス)は、収監されているジョンに殺したことを早く認めろと言います。
精神状態の問題にすれば病院に行ける。
そして退院したら50万ドルをやると言うのでした。
次のショー会場についた一行に良い知らせが。
団員のカップルに子供が出来たのです。
みんなで喜び、祝杯をあげに行く団員達を見て、アントワネット(ソンドラ・ロック)は今までの自分の環境とは全く違う世界を感じるのでした。
そして祝いの酒場で涙するアントワネットにビリーは何かしてあげたいと思うのでした。
酒場でひょんなことからケンカが始まります。
外にでたアントワネットは男2人に絡まれてしまいます。
危機一髪のところ、ビリーと仲間達に助けられるのでした。
ショーの最中、お客のバクチクから家事になってしまいます。
無残にもテントは全焼・・・
アントワネット(ソンドラ・ロック)は団員から疫病神あつかいをされるようになってしまいます。
一文無しになったワイルド・ウェスト・ショー。
ついに列車強盗を考えます。
が、走る列車にまったく歯が立たず・・・
次にビリー(クリント・イーストウッド)が考えたのは犯罪精神病院でした。
ここは毎年、慰問でショーをしている病院でした。
しかしここにはジョン(ジェフリー・ルイス)がいたのです。
ジョンはアントワネットを見つけます。
彼は院長にすべてを打ち明け、あそこに妻がいると言うのでした。
一気にマスコミが集まり大ごとに・・・
ジョンは冤罪で、ビリーは逃亡者隠匿・・・
アントワネット(ソンドラ・ロック)はニューヨークに連れ戻されました。
遺産の行へは・・・
「ブロンコ・ビリー」ラスト最後の結末
アントワネット(ソンドラ・ロック)はビリー(クリント・イーストウッド)を忘れられません。
一方、ワイルド・ウェスト・ショーはアイダホで新しいテントでショーを始めました。
心なしか元気のないビリー。
今日のアシスタントを紹介しますと団員の名前を呼びます。
しかし出てきたのはなんとアントワネットでした。
驚くビリーと団員たち。
「ニ度と離さない」とリリーに告げるビリー。
2人は息もピッタリで見事にショーをこなします。
他の団員もイキイキと演じ、会場は拍手喝采の総立ちになるのでした。
THE END
「ブロンコ・ビリー」見どころ
当時のクリント・イーストウッド像を完全に打ち壊しにかかった意欲作です。
シリアスでクールなクリント・イーストウッドではなく、茶目っ気たっぷりでユーモアのあるイーストウッド。
これが今作の最大の見どころと言っていいでしょう。
コメディなのですが大笑いさせる作品ではなく、要所要所でクスッとさせてくれます。
個人的にツボだったのが犯罪精神病院の院長でした。
まるでミスター・ビーンのローワン・アトキンソンそっくりでした。
そして謎なのがどうして逮捕された団員を連れ戻すことができたのか?
劇中では団員を助けるために警察署長とのやりとりのシーンがあるのですが、あのまま早撃ち対決をしたのか、そのまま署長にへりくだってお金を渡したのかが描かれていません。
視聴者の想像に任せるということでしょうか?
個人的には早撃ち勝負をして署長の鼻をヘシ折ったのだと思いたいです。
いままでのイーストウッドとは違う役柄を楽しんでください。
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