映画「ボーダーライン」は、エミリー・ブラント主演、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の2015年のアメリカ映画です。
この映画「ボーダーライン」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
メキシコ麻薬カルテル壊滅の特別部隊にスカウトされたFBI女性捜査官を描く「ボーダーライン」をお楽しみください。
■ スタッフ
監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作総指揮: ジョン・H・スターク、エリカ・リー他
製作: ベイジル・イヴァニク、エドワード・L・マクドネル他
脚本: テイラー・シェリダン
撮影: ロジャー・ディーキンス
音楽: ヨハン・ヨハンソン■ 主要キャスト
ケイト・メイサー:エミリー・ブラント
アレハンドロ:ベニチオ・デル・トロ
マット・グレイヴァー:ジョシュ・ブローリン
デイヴ・ジェニングス:ヴィクター・ガーバー
テッド:ジョン・バーンサル
レジー・ウェイン:ダニエル・カルーヤ
スティーヴ・フォーシング:ジェフリー・ドノヴァン
ラファエル:ラオール・トゥルヒージョ
ファウスト・アラルコン:フリオ・セサール・セディージョ
フィル・クーパーズ:ハンク・ロジャーソン
マニュエル・ディアス:ベルナルド・サラシーノ
シルヴィオ:マキシミリアーノ・ヘルナンデス
バーネット:ケヴィン・ウィギンズ
ギレルモ :エドガー・アレオラ
「ボーダーライン」あらすじ
誘拐即応班のリーダーを勤めてもう三年にもなるケイト(エミリー・ブラント)。
彼女が踏み込んだのは荒涼たる原野にかき集められたようにして密集する住宅地、アリゾナ州チャンドラーにある一軒家です。
大型軍用車両に乗ったまま民家に突っ込む形で乗り込んだその家が恐怖の始まりでした。
壁という壁に、まるでリンチを受けたような血まみれの死体が埋め込まれた家・・・
これはソノラ・カルテルの手口です。
メキシコのカルテル(麻薬組織)の急激な拡大が原因とされるこの事件。
家の名義人はマヌエル・ディアス(ベルナンド・サラシーノ)ですが、しかし死体との関連性を裏付けるものは一切ありません。
これがケイト(エミリー・ブラント)が巻き込まれることになる命をかけた戦いの始まりなのでした。
「ボーダーライン」ネタバレ
極限状態にも怯むことなく五回もの急襲作戦を成功させてきたケイト(エミリー・ブラント)と、その相棒でイラク派遣を経験しているレジー(ダニエル・カルーヤ)は上層部からの呼び出しを受け、本部に来ています。
所在無さげな彼らを待たせて、ガラス張りの会議室ではマヌエル・ディアス(ベルナンド・サラシーノ)についての話し合いが続いていました。
約80もの抵当流れ物件を所有する彼は、米国におけるソノラのボス。
このカルテル捜査とディアス追跡の為、専任捜査官として選ばれたのがケイト(エミリー・ブラント)だったのです。
作戦リーダーのマット(ジョシュ・ブローリン)のもと、捜査範囲を広げるため彼女が派遣される事になりました。
早速明後日、マヌエル(ベルナンド・サラシーノ)の兄・ギエルモ(エドガー・アレオラ)に会う為ルーク基地へ来い、と言われたケイト(エミリー・ブラント)。
この作戦においてはレジー(ダニエル・カルーヤ)とのタッグも解消されてしまいます。
機関を超えての派遣のため参加の意思を聞かれた彼女は、チャドラーで見た一軒家の事件の首謀者の逮捕を胸に参加を決意したのでした。
二日後のルーク空軍基地。
到着したケイト(エミリー・ブラント)は、そのままジェット機に乗せられます。
マット(ジョシュ・ブローリン)とケイト(エミリー・ブラント)、そして飛行場にいた謎の男アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)の三人だけが乗った機体は、ファレスへ向け飛び立ったのでした。
到着した彼らが向かったのは軍事情報センターです。
中ではメキシコ警察からカルテルの幹部・ギエルモ(エドガー・アレオラ)をアメリカへ移送してくる為の作戦会議が開かれていました。
ソノラの襲撃が予想される為、この場にいない者は全て敵だと思え!と喝を入れられた上、メキシコ警察は信用するな、とまで言われたケイト(エミリー・ブラント)は面食らってしまいます。
そんな彼女に声をかけてきたのがアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)でした。
ファレスで検察官をしていたという彼の専門はメキシコのカルテル。
多くを語らない彼には、聞いていた話と全く違う状況に置かれたケイト(エミリー・ブラント)の憤りなどぶつけようがありません。
武装準備を整えヘリに乗り込んだのでした。
ヘリが辿り着いたのはメキシコの街・ファレス。
ここは野獣の街と呼ばれ、そこかしこに見せしめの為の死体がぶら下げられているような場所です。
メキシコ警察の封鎖した道を通り、ケイト(エミリー・ブラント)たちは何十台ものパトカーで裁判所を目指すのでした。
時折聞こえてくる銃撃戦の音を避け、凸凹とした道路を走り続けて到着した裁判所から、無事ギエルモ(エドガー・アレオラ)を引き渡されたアメリカ警察。
しかし本当に危険なのは国境です。
メキシコ警察が伴走に付くとは言っても、彼ら自身カルテルに買収されている者が多いのも事実だからです。
その国境にやってきました。
停車することなく優先的にアメリカに入れたケイト(エミリー・ブラント)達でしたが、抜けてすぐの場所は渋滞に陥っています。
解消には時間がかかるため、そのまま足止めを食らう形になったアメリカ警察。
アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)たちは周囲の車に目を光らせ、手には銃を構えています。
撃たれるまで撃つな。
この指示は、周囲を車に囲まれた状態で、しかもその囲んでいる車の中にはおよそ人相がいいとは言い難いタトゥーだらけの男たちが何人もいる状態では緊迫感しか与えません。
その均衡は男が車を降り、銃を下ろせという命令に従わなかっただけで破られました。
マット(ジョシュ・ブローリン)達はなんの躊躇もなく男たちを撃ったのです。
もう一台の車に乗り込んでいた男達にも、犯行を仕掛けた一瞬を見極める形で銃弾を浴びせます。
ただ一人車内に残っていたケイト(エミリー・ブラント)は、目の前の行為に愕然としていますが、しかし彼女もまた車に近づいてきた影に銃を撃たせる間も与えない早さで男を撃ち抜いたのでした。
あっという間に制圧し、そのまま動き出した車の流れに乗って基地まで帰ってきたケイト(エミリー・ブラント)達。
意気揚々としているマット(ジョシュ・ブローリン)に彼女は、先ほどの銃撃戦は違法行為だと訴えます。
民間人の前で撃ちまくるなんて戦争でも始める気?と叫ぶケイト(エミリー・ブラント)に彼は、俺たちはカルテルに混乱を引き起こすんだ、早く慣れろ、と言い残して基地内へ入っていったのでした。
マット(ジョシュ・ブローリン)が向かった先にいたのはギエルモ(エドガー・アレオラ)。
両手を縛られた状態で椅子に座らされ、水を大量に飲まされていました。
旧友を連れてきたぜ、とマット(ジョシュ・ブローリン)が紹介したのはアレハンドロ(バニチオ・デル・トロ)です。
彼もまたサーバーからタンクごと水を持ってきています。
部屋に準備されたビデオの録画を辞め、ギエルモ(エドガー・アレオラ)にとっての地獄の時間がこれから始まるのです。
夜中になって、ケイト(エミリー・ブラント)はマット(ジョシュ・ブローリン)らと共に、迎えに来てくれたレジー(ダニエル・カルーヤ)の車に乗りこんで、ツーソンへ移動しました。
そこには捕らえられた大量の不法移民であるメキシコ人たちが・・・。
マット(ジョシュ・ブローリン)は、ノガレスという場所で捕まった人達にのみ話を聞き始めました。
彼はギエルモ(エドガー・アレオラ)から聞き出したトンネルの場所について聞き出そうとしていたのです。
マット(ジョシュ・ブローリン)たちの考えをも知らされることなく付き合わされる形となっていたケイト(エミリー・ブラント)とレジー(ダニエル・カルーヤ)は、やっとそこで彼らの目的を知ったのでした。
彼らは、混乱を起きる事でソノラ・カルテルのボスであるファウスト・アラルコン(フリオ・セサール・セディージョ)がマヌエル・ディアス(ベルナンド・サラシーノ)を呼び戻すだろうと読んでいます。
このディアス(ベルナンド・サラシーノ)を追う事で、ワクチンの開発並みに難しいアラルコン(フリオ・セザール・セディージョ)の居場所探知を成功させようとしているのです。
マット(ジョシュ・ブローリン)が聞き出したところによると、トンネルはドラッグ・ランドと呼ばれる国境警備隊ですらも近づかないような場所にあるようです。
その情報を元に、翌日彼らが向かったのは銀行です。
ケイト(エミリー・ブラント)はもちろん、彼女を心配するレジー(ダニエル・カルーヤ)もまたその一員として共に向かうこととなりました。
ここで彼らはディアス(ベルナンド・サラシーノ)の口座を凍結したのです。
これが立件の証拠に出来る、と銀行には入るなと言われていたにも関わらず聞く耳を持たなかったケイト(エミリー・ブラント)。
五年もの長きにわたって毎日9000ドルもの入金が続けられてきた事を上司に訴え出ます。
しかしそれでも、それは違法ではない、と諭されてしまいました。
彼らは小さな悪を見逃してでも大きな悪を捕らえる、それが第一だと考えているのです。
超法規的行動を恐ることはない、制約は外された、と言ってケイト(エミリー・ブラント)の訴えは聞き入れて貰えないのでした。
民間人の目の前で銃撃戦を行ったり、自分たちを上手いように利用しているマット(ジョシュ・ブローリン)達に苛立つケイト(エミリー・ブラント)は、それを自分の上司にすら受け入れて貰えないストレスを抱えたままレジー(ダニエル・カルーヤ)と共にバーへ向かいます。
そこで彼女が出会ったのはレジー(ダニエル・カルーヤ)の友人テッド(ジョン・バーンサル)でした。
彼もまた警察官であり、ケイト(エミリー・ブラント)に興味を持っている様子。
離婚以来女性という性差を乗り越える活躍を見せ続けてきた彼女にとって、これは久しぶりに訪れた胸の高まりでもありました。
そのまま意気投合した二人はケイト(エミリー・ブラント)の部屋へ・・・。
いい雰囲気のままソファになだれ込んだ二人でしたが、ケイト(エミリー・ブラント)はそこで想像もしていなかったものを見付けてしまいました。
テッド(ジョン・バーンサル)が置いたキー束です。
そこにあったのはディアス(ベルナンド・サラシーノ)の仲間である事を示すカラフルなバンド・・・。
彼もまたカルテルに組み込まれた汚職警官の一人だったのでした。
銀行で彼女を見て近付いてきた彼から、さりげなさを装い彼から距離を取るも、揉み合ううち床に押し倒され首を絞められてしまうケイト(エミリー・ブラント)。
彼女を救ったのは意外な人物でした。
テッド(ジョン・バーンサル)に銃を向けるアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)。
彼はケイト(エミリー・ブラント)を囮にして、ディアス(ベルナンド・サラシーノ)が動き出すのを狙ったのです。
彼らは、翌日には次の作戦に行動を移します。
ディアス(ベルナンド・サラシーノ)がメキシコに呼び戻されたからです。
目的は敵の陽動。
サーマルカメラで見る暗闇の中に見えてきたトンネル。
いよいよ戦闘の時です。
規定はない為自由射撃、と言われて進む道には、幾人かの敵が倒れています。
緊張と暑さから汗だくで進んでいたケイト(エミリー・ブラント)は、一人道を外れ、やがて広く明るいスペースへと出ました。
そこにはパトカーから荷物を下ろしていた警察官に銃を突きつけているアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)の姿が・・・。
銃を構えながら二人に近付くケイト(エミリー・ブラント)でしたが、しかしアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は急に彼女に向かって発砲します。
防弾チョッキに覆われた部分ではあったものの、衝撃に倒れこむケイト(エミリー・ブラント)。
呼吸を整えたら地上へ戻れ、そう言ってアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は警察官に運転させたパトカーでその場を去ってしまいました。
このアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)の行動も作戦の一つだったのです。
彼は無線で本部と連絡を取りながら標的に回り込むためにパトカーを走らせます。
標的はもちろんディアス(ベルナンド・サラシーノ)。
そんなこととは知らないケイト(エミリー・ブラント)は、制圧後本部に連絡していたマット(ジョシュ・ブローリン)のもとに駆け寄ると、彼を殴りつけます。
興奮する彼女の抵抗を押さえつけたマット(ジョシュ・ブローリン)ですが、燃える瞳の彼女に観念したように作戦の全容を語り始めました。
アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)はアメリカの警察関係者ではないというのです。
コロンビア・カルテルに雇われて仕事している彼と手を組むことによってソノラ壊滅を狙ったマット(ジョシュ・ブローリン)の作戦に怒りとも呆れとも取れない笑いを浮かべるしかないケイト(エミリー・ブラント)。
アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は、人生を破壊した者を倒すためならどんな仕事で儲けるし、誰とでも組む男・・・彼はかつて、妻と娘をアラルコン(フリオ・セサール・セディージョ)への復讐心のみで生きているのです。
呆然とするケイト(エミリー・ブラント)。
しかし我に返ると彼女は、こんなことは許されない、と激高します。
都合良く黙りはしない、と告発を口にする彼女にマット(ジョシュ・ブローリン)は、それは大きな過ちだ、と小さく呟くのでした。
パトカーを走らせ続けるアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は、真っ暗な道の先を走る一台の黒いベンツを発見します。
ディアス(ベルナンド・サラシーノ)です。
アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は彼の車に停まるよう指示を出させます。
パトカーからの命令とあっては流石に無視しきれないディアス(ベルナンド・サラシーノ)は銃を構えつつも停車させました。
アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は、運転手として使ってきた警察官に銃を突きつけたままディアス(ベルナンド・サラシーノ)に指示を出させます。
私を知ってるだろ!と威嚇してくるディアス(ベルナンド・サラシーノ)ですが、警官の言うことには従う様子を見せ、銃を手放すと車から降りてきました。
そこでアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は警官にも車から降りるよう指示し、そうすることで暗闇の中車のヘッドライトの明かりの中に男が二人向かい合って立つ形になりました。
再度、俺を知ってるだろ?と威嚇するように口にするディアス(ベルナンド・サラシーノ)ですが、しかし警察官は恐怖に顔を固まらせたまま無言です。
そんな警察官をアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は後ろから射殺し、そのままディアス(ベルナンド・サラシーノ)の膝を撃ち抜きました。
そして彼は、今度はディアス(ベルナンド・デル・トロ)に運転させることでアラルコン(フリオ・セサール・セディージョ)のもとを目指すのです。
ディアス(ベルナンド・デル・トロ)の車に乗りこんでアラルコン(フリオ・セサール・セディージョ)の自宅へたどり着いたアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)。
到着してしまえばなんの用もないとばかりに、全くの躊躇もなくディアス(ベルナンド・サラシーノ)の首を掻き切り、警備の手下も次々に射殺すると、あっという間に家族との食事を楽しんでいたアラルコン(フリオ・セサール・セディージョ)の前に現れました。
急な侵入者に驚きつつも、慌ても騒ぎもしないアラルコン(フリオ・セサール・セディージョ)。
しかし家族は思い切り動揺しています。
やがて妻は静かに泣き始め、息子たち二人は異様な空気の中逆らうことも出来ずテーブルから離れません。
そんな彼らにアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は顔色ひとつ変えず銃弾を打ち込み、全員を射殺してその場を立ち去ったのでした。
「ボーダーライン」最後のラスト結末
事件後、自宅のベランダでタバコを吸っていたケイト(エミリー・ブラント)。
禁煙を誓っていましたが、ここ最近の激動の日々に再び手が伸びてしまったようです。
すると突然。しばらくベランダに立つのはやめておけ、との声が聞こえてきました。
いつの間にか室内にアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)が入り込んでいたのです。
ぎこちなく室内に戻り、促されるままソファーに座ったケイト(エミリー・ブラント)に彼は、一枚の書類を手渡します。
今回の作戦は全て法規に則ったものだ、そこにサインをするように迫ったのです。
ペンを渡されてもサインできないケイト(エミリー・ブラント)。
泣きながらそう繰り返す彼女にアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)は銃を向けます。
彼女の涙をぬぐい、再度サインを促すアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)。
結局彼女は書類にサインしてしまったのでした。
全てを終えると、法秩序雨の残った小さな街へ行ったほうが良い、とアドバイスめいた言葉を残して彼は出ていきます。
しかしその直後、目に力を取り戻したケイト(エミリー・ブラント)は、彼を追うようにしてベランダに出ると、歩いているアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)に向かって銃を構えました。
その気配に気づき、振り向いてじっとケイト(エミリー・ブラント)を見ている彼・・・。
そんなアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)に結局彼女は引き金を引く事ができなかったのでした。
THE END
「ボーダーライン」見所ポイント!
緊迫感に押しつぶされそうになるような作品でした。
主演のエミリー・ブラントさん。
【プラダを着た悪魔】で主人公の先輩秘書を演じていた方ですが、あの華やかな作品とは全く違う、凶悪でヒリヒリとするようなこの作品に違和感なく溶け込んでいるのが凄かったです。
【SWAT】よりも残酷で、その分エンターテイメント性には欠けますが、先の見えない展開にハラハラ手に汗握ること間違いなしの一本です。
グロテスクなのは最初の壁に埋め込まれた人々のシーンぐらいですが、それがとても強い印象でもって一番に記憶されるので、さしたる暴力シーンがなくても常に緊張して観てしまいました。
これは、一人で見るより誰かと話しながらご覧になるのがいいかもしれませんね。