「黄泉がえる復讐」ネタバレ!あらすじや犯人とラスト最後の結末は?

映画「黄泉がえる復讐」ネタバレ あらすじ
ミステリー/サスペンス

映画「黄泉がえる復讐」は、キム・レウォン主演、クァク・キョンテク監督の2017年の韓国映画です。

「黄泉がえる復讐」のネタバレ、犯人、あらすじ、最後ラストの結末を紹介します。

殺された者が蘇り、犯人を殺す衝撃作「黄泉がえる復讐」をお楽しみください。

 

「黄泉がえる復讐」キャスト・スタッフ

■ スタッフ
監督: クァク・キョンテク
音楽: チョン・ジノ
脚本: クァク・キョンテク
撮影:キム・ソンファン

■ 主要キャスト
ジンホン: キム・レウォン
ミョンスク: キム・ヘスク
ソン・ヨンテ: ソン・ドンイル
イ・スヒョン: チョン・ヘジン
ソ・ヒジョン: チャン・ヨンナム

 

「黄泉がえる復讐」あらすじ

検事のジンホン(キム・レウォン)は、7年前、母親をオートバイに乗る強盗に殺されていました。

しかし突然母ミョンスク(キム・ヘスク)が家に帰ってきます。

実は何者かに殺された人間が報復のために生き返り、復讐を果たすと再びこの世から消えるという「犠牲復活者」と呼ばれる存在の報告が各地で相次ぎ報告されていて・・・

ジンホンは事件の真相を知るべく自ら調査に乗り出す。

ミョンスクは何故?

ミョンスクを殺した真犯人は誰なのか?

 

「黄泉がえる復讐」ネタバレ

7年前、母親のミョンスク(キム・ヘスク)を強盗に殺されたジンホン(キム・レウォン)は検事になっていました。

ある時、姉から電話がかかってきます。

「母さんが来た。母さんが戻ってきた」

ジンホンが姉の家に駆け付けると、そこにはまさしく母、ミョンスクが座っていたのでした。

唖然とするジンホンをよそに、ミョンスクは「何か食べる?」と言い、料理を始めます。

そこに噂を聞きつけた近所の人たちが・・・

質問責めに合う、ミョンスクでしたが、突然包丁でジンホンに襲い掛かります。

なんとか取り押さえますが、ミョンスクは気を失ってしまいました。

 
この事件は死人が蘇ったとして警察内で大ごとになります。

実は、最近似たような蘇りの事件が多発していたのです。

蘇りに共通していたのは、蘇った人達はすべて犯人への復讐のため。

復讐を遂げると自然消滅してしまうのでした。

 
警察はこれまでの例から、ミョンスクが襲い掛かったジンホンがミョンスク殺害の犯人ではないかと疑っていました。

ジンホンもこの7年間、母親を殺した犯人を追っていました。

しかし、警察は犯人は死亡したということで解決させていました。

ミョンスクに付着したDNAと容疑者(すでに死亡)のDNAが一致していたのです。

しかしジンホンは、この結論には納得していませんでした。

数々の矛盾があったからです。

 
ミョンスクは病院で昏睡状態でした。

ジンホンはこう考えていました。

「母が蘇ったということは真犯人はまだ生きている」と。

 
ジンホンはある中国人に当たりを付けていました。

その男が住むマンションへ向かいます。

そしてその男を確保します。

その途中、ジンホンは見覚えのある女の子を見ます。

そこ子は母親が殺された現場でも見た女の子でした。

しかし、その子はいつの間にか消えてしまうのでした。

 
ジンホンは母親の事件の捜査結果は偽装だと考えていました。

捕まえた中国人は、カバンを奪ったのは自分だが、ミョンスクを刺したのは別の見知らぬ男だったと証言しました。

警察はその中国人とミョンスクを合わせます。

すると、昏睡状態だったミョンスクは目覚め、その男の首をヘシ折ってしまうのでした。

 

「黄泉がえる復讐」犯人

しかし、ミョンスクは自然消滅しません。

まだ復讐は終わっていないということです・・・

ジンホンはもう一人の犯人と証拠捏造の人物を探します。

 
一方、警察は保険金のやりとりを掴んでいました。

9年前、ヒョンチョルという男と娘のジオンが交通事故で亡くなっていました。

ジンホンの家の近くです。

そしてなぜかミョンスクの保険金がヒョンチョルの父親に支払われていたのです。

 
そして目撃者が現れます。

ミョンスクを刺した男は、その後で消滅したように消えてしまったと・・・

 
事件の真相はこうでした・・・

9年前、国家試験に受かったジンホンは泥酔してトラックを運転していました。

ヒョンチョルの娘、ジオンは泥酔したジンホンの運転するトラックに轢かれ、亡くなっていたのです。

それを知ったミョンスクは、将来のある息子ジンホンのために事故の後始末をします。

その姿を見たヒョンチョルはミョンスクが娘を撥ねたと勘違いしたまま事故で亡くなっていました。

 
そして7年前にヒョンチョルは蘇り、ミョンスクを刺し、復讐をして自然消滅していたのでした。

しかし、ヒョンチョルの娘も蘇っていたのです。

 

「黄泉がえる復讐」ラスト最後の結末

ミョンスクは中国人殺害後、行方がわからなくなっていました。

一方、ジンホンはヒョンチョルの娘ウジンを街中で見かけ、車で後を追います。

それは蘇ったウジンの復讐でした。

横転したジンホンの車にヒョンチョルの娘が火をつけようとした時、ミョンスクが現れました。

息子を許してほしいと土下座し、頭を地面に打ち付けてウジンに懇願するミョンスク・・・

 
ジンホンは間一髪助かります。

そしてすべてを思い出します。

自分がすべて悪かったのだと・・・

するとウジンとミョンスクは一緒に消滅してしまうのでした・・・

 
ジンホンは自首しました。

法廷で罪を吐露し、償うことにしたのです。

蘇りは「復讐」だけでなく、新しいケースとして「許し」の場合もある。とナレーションが入ってTHE ENDです。

 

「黄泉がえる復讐」見どころ

「犠牲復活者」というオカルトチックな導入で始まる序盤ですが、完全な謎解きミステリーです。

しかもかなりの秀作でおもしろいです。

あまり期待せずに見ましたが、掘り出し物を見つけた気分になりました。

 
蘇った死者は復讐を遂げるまで消滅しない・・

最後までこの「犠牲復活者」が起こる謎は解き明かされませんが、それでOK。

そこがメインではないのです。

この映画が伝えたい事は「家族愛」

すべての登場人物に守るべき、愛すべき家族がいて、ある事件が元でドミノ倒しのように転がっていくのです。

 
怒涛のクライマックスからのどんでん返し、そしてその真実・・・

意外な結末にきっと驚かれるでしょう。

じっくりと鑑賞していただきたいです。

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