映画「コンフィデンスマンJPロマンス編」は長澤まさみ主演、田中亮監督の2019年の映画です。
この映画「コンフィデンスマンJPロマンス編」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
最後に勝つのは誰?史上最強のだまし合い「コンフィデンスマンJPロマンス編」をご堪能ください。
「コンフィデンスマンJP ロマンス編」あらすじ
詐欺師仲間のチョビ髭(瀧川英次)に小遣い稼ぎを提案されたダー子(長澤まさみ)は、詐欺を手伝う子猫ちゃんの鈴木さん(前田敦子)に電話をかけます。
家族連れでにぎわう遊園地。
そこでスリをしていたギンコ(桜井ユキ)とキンタ(岡田義徳)は、かつて兄弟のふりをして詐欺行為を働いたダーコの仲間、ボクちゃん(東出昌大)に出会います。
ヒーローショーのキャストとなり、詐欺から足を洗って真っ当に生きていると言うボクちゃん。
沖縄でくつろぐリチャード(小日向文世)と、矢島理花(佐津川愛美)。
理花はリチャードに詐欺の仕方を教えてほしいと言います。
ダー子たちに以前20億を奪われた公益財団「あかぼし」会長の赤星栄介(江口洋介)。
文化芸術、スポーツ振興、慈善事業にいそしむ一方、裏では地上げや贈収賄を行い日本のゴッドファーザーと言われる人物です。
ダー子たちに強い恨みを持つ赤星は復讐をたくらんでいます。
テレビで香港の射手座集団(サジタリウス・グループ)総帥、ラン・リウを見たダー子。
氷姫と呼ばれるランを見てある計画を立てます。
公園に出かけたダー子は犬を連れた少女に出会います。
彼氏からもらった犬だと嬉しそうにいう少女に、電話がかかってきました。
その時、ダー子は通りすがりのブリーダーだという男性に、その犬は変わった犬だから100万で売ってほしいと声をかけられます。
ダー子が答える前に男性はゆっくり考えてと言って立ち去ってしまいました。
その時犬の飼い主の少女が「彼氏と別れた、思い出すからイヌはもう飼えない、誰か30万くらいで引き取ってほしい」と泣き出します。
それを聞いて笑い出すダー子、今時ペディグリーペットをする子がいるとはと言います。
ダー子が最初に覚えた詐欺もこのペディグリーペットだったのです。
「おばさん何者だよ」という少女に笑いが止まるダー子。
ここから騙しあいが始まるのです・・・
「コンフィデンスマンJP ロマンス編」ネタバレ
ダー子の部屋に集まったボクちゃん、リチャード。
あの少女モナコ(織田梨沙)が犬を連れてダー子に弟子入りします。
そして4人は香港へ。
香港では詐欺師仲間の五十嵐(小手伸也)が待っていました。
そこでラン・リウの情報を聞きますが、マスコミ嫌いで顔はわかりません。
そのランは伝説の宝石、パープルアイを持っているそうで、その価値は時価数百億にもなるそうです。
謎に包まれたラン、写真は別れた夫の孔海東が10年前に結婚式で隠し撮りした1枚のみ。
その後モナコの活躍でランが福岡で育ったこと、馬主である事、お抱えの占い師を持つほど占いにのめり込んでいることがわかりました。
そしてランの占い師の遺体が発見されたばかりで、その後釜を探しているようです。
そこでダー子はモナコと霊能力者として近づく作戦を立てます。
仕事の一方、カジノに出かけてすっからかんになったダー子。
ふて寝するダー子の側でリチャードはボクちゃんとモナコにダー子の身も心も骨抜きにした人物のことを話します。
その人のことをダー子はスターと呼んでいるようです。
1か月後の競馬場。
ダー子とモナコはサクラ子とヒカル子という姉妹のふりをしてランの前に現れます。
そして五十嵐が扮する金持ちに助言をして競馬が当たったように見せます。
実際は、すべての馬券を買っていたようで金使い過ぎとぼやく五十嵐。
そしてヒカル子(モナコ)は「緑色に気を付けなされ」とランに伝えます。
その帰り道、緑色の服を着た男が運転するバイク便と接触したラン。
そのバイク便の運転手はボクちゃんでした。
さらに1か月後、ランの部下がダー子に接触してきました。
お告げで香港に来たというサクラ子(ダー子)は占いの能力を持った一族の生まれで、異性と関係を持つとその能力は失われると言います。
ふたりはランのもとに連れていかれ、何でもいいから占うように言われます。
調べた情報を言うもいまいち乗り気ではないラン。
そんな時、1人の男が顔を出します。
その男性の体についた傷を当て、ランの信頼を得たサクラ子。
しかし現れた男ジェシー(三浦春馬)は、かつてダー子とニューヨークで組んで詐欺をした相手だったのです。
ジェシーとダー子の関係が気なるモナコ。
偽の宝石をランに買わせようとしたり、東の土地を手に入れると幸運がと言ってみるダー子。
しかしさっぱりうまくいきません。
その裏にはジェシーの手引きがあったのです。
ジェシーと会ったダー子は、その目的が伝説のパープルダイヤであることを知ります。
ジェシーからランの家庭教師を教えられたダー子。
そこからダー子たちはランが恋愛にあこがれを持つ少女だったこと、12歳の時に火事でひどいやけどをしてしましい人目を避けて生きるようになったという情報をつかみます。
そのランが唯一愛したのが元夫の孔海東でした。
政略結婚かと思いきや本当に愛していたのに仕事のトラブルで別れさせられたのです。
そんなランのことを「12歳のまま恋心が冷凍保存」とリチャード。
みんなそれでいいよな、とみんなに提案するボクちゃん。
ボクちゃんたちはランと孔東海にそれぞれ手紙を書きます。
それはランには孔東海から、孔東海にはランからの手紙で一緒にカナダに行こうというものでした。
ダー子たちはお金をあきらめ、ランと孔海東を結びつけることにしたのです。
約束の日、パープルダイヤを持って待ち合わせに向かうラン。
しかしそこに孔東海はいません。
そしてランは孔東海が若い女といるところを目撃してしまいます。
失意のランの元にジェシーがやってきました。
しかし、そこには銃を構えたダー子の姿が。
「ジェシーは私のものよ、誰にも渡さない」と銃をランに向けます。
その間に入り撃たれたジェシー。
ランは自分を守ってくれたジェシーに付き添って病院に行き、夜も付き添います。
翌朝、ランはジェシーのいない部屋で目を覚まします。
首にかけていたパープルダイヤも無くなっていました。
部屋に残されたエアポートの住所。
ダー子はジェシーのもとに行ってしまいました。
モナコはボクちゃんにダー子さんを止められるのはボクちゃんさんだけ、と言います。
そしてそのエアポートへ行くボクちゃんたち。
ヘリコプターに乗ろうとするダー子、「まんまと騙されたでしょう」と言います。
ジェシーは孔海東に30億を払って買収し、ランのもとへ行かないようにしました。
そして失意の底のランからパープルダイヤを盗んだのです。
「好きなんだよ」とジェシーと行こうとするダー子を止めるボクちゃん。
しかしダー子は恋愛詐欺も意外といける、もっと早く言って欲しかったというもボクちゃん達に別れを告げます。
そこにやってきたヘリコプター、中から姿を現したのはなんと赤星でした。
ジェシーは赤星に雇われ、ダー子達を連れてきたのです。
「そんなの嘘よ」と言うダー子の周りを赤星の部下が取り囲みます。
そして情報が筒抜けだったことに対しまだわからないのか?と言うジェシー。
モナコはジェシーが送り込んだ子猫ちゃんだったのです。
孔東海はランと逃げようとしたがそれはお金のため、そこでジェシーは赤星から調達した30億円で孔東海を買収したのです。
赤星は、パープルダイヤは数百億で売れるからとお金を用意したのです。
とそこにランが警察を連れてきてやってきました。
怒り狂ったランに歯が立たないと思ったジェシーはどうせランがダー子達を始末するからと、その場から去るように言います。
そのままヘリコプターで飛び去った赤星。
しかしモナコはそのまま残ります。
パープルダイヤを宝石商に見せる赤星、しかし偽物と言われてあっけにとられます。
そしてランの屋敷に行くもそこはもぬけの殻。
たまたまやってきた不動産屋からラン・リウの家はあっちと窓の外を指さされます。
「コンフィデンスマンJP ロマンス編」最後ラストの結末は?
5か月前、子猫を集めるために鈴木さんに電話したダー子。
しかし彼女はジェシーに結婚詐欺でだまされ、3000万もの大金を取られていました。
かわいい子猫ちゃんを傷つけられたダー子は復讐を企てます。
そしてボクちゃんがキンタとギン子に手を出した赤星を懲らしめたいという事からふたりを同時に釣り上げようと作戦を考えます。
そしてテレビでラン・リウのことを知ったダー子はある人に電話をかけて「広東語いけます?」と尋ねます。
ダー子の部屋で居心地悪そうなモナコ。
「皆さんをだまそうとした」と言う彼女にボクちゃんは「だましたのは僕たち」と言います。
そこでなるチャイム、やってきたのはラン・リウでした。
彼女こそダー子を骨抜きにしたコンフィデンスウーマン、スターだったのです
ランがニセモノと言う事は当然孔東海もニセモノ。
孔東海はリチャード、そして金髪の女性は今回の発端、鈴木さんでした。
ジェシーから金を奪い取り、見事復讐を遂げた鈴木さん。
こうしてダー子はジェシーを嵌め、赤星から金を奪い取ったのです。
ダー子からの手紙を見つけた赤星。
だまされたことを知った赤星はさらに宝石に©ダー子とあるのに気が付きます。
笑い出した赤星を見て笑いながら逃げ出すジェシー。
香港の街を掃除している女性。
その前に車が止まり「会議の時間です」と声をかけます。
その本物のラン・リウの右目には大きな宝石が入っていました。
出資詐欺を行うため、アイドルグループに扮したダー子たち。
それを見たホー・ナムシェン(生瀬勝久)は褒めつつも「全体的にババァだな特にセンター、あれ変えるか」と言います。
THE END
「コンフィデンスマンJP ロマンス編」見どころ
ラン・リウをだます話かと思いきや、本当の魚はジェシーと赤星でした。
ラン・リウが仲間ということを見抜けた人はなかなかいないのではないでしょうか。
ドラマに続く豪華顔ぶれ。
たったワンシーンにもドラマに登場した主役級の豪華ゲストが出演しています。
ちょい役にも一流を使うところがこのシリーズのこだわり、魅力ともいえます。
くしくも亡くなった三浦春馬さん、竹内結子さんも重要な役どころで登場しています。
(ご冥福をお祈り申し上げます)
連続ドラマ、スペシャルに続き映画も公開されているコンフィデンスマンJPシリーズ。
今後も続編が出るようでまだまだ目が離せません。
続編「コンフィデンスマンJP プリンセス編」はこちらです。
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