映画「パリより愛をこめて」は、ジョン・トラヴォルタ主演、ピエール・モレル監督の2010年の映画です。
この映画「パリより愛をこめて」のネタバレ、あらすじや犯人、最後のラスト結末、見所について紹介します。
CIAコンビの活躍をハードアクション満載で描く「パリより愛をこめて」をご堪能ください。
「パリより愛をこめて」あらすじ
パリの在仏アメリカ大使館でベニントン大使(リチャード・ダーデン)の秘書を務めるジェームズ・リース(ジョナサン・リース=マイヤーズ)。
表向きは外交官ですが、彼の裏の顔は見習いのCIAエージェントだったのです。
自身の昇進のためにもCIAの上司からの指令をこなす日々を送っています。
その仕事は盗聴器を仕掛けるものから武器の調達まで様々です。
恋人のキャロリン(カシア・スムトゥニアク)から彼女の父親の形見だという指輪をプレゼントされ逆プロポーズされるリース。
キャロリンはその指輪を外さないで大切にしてとリースに伝えます。
更に次の仕事を上手く成功させれば重要任務のメンバーに抜擢してやると言われ全てが順調に進んでいました。
そんな中、麻薬捜査のエージェントであるチャーリー・ワックス(ジョン・トラボルタ)とダッグを組むことになります。
ワックスはとても優秀なエージェントでしたがかなり型破りな人物だったのです。
この出会いでリースの生活が一変するのですが・・・
「パリより愛をこめて」ネタバレ
リースはどんな案件なのかも聞かされぬままワックスと共に行動しますが、それは思った以上に危険なものでした。
まず向かったのは中華料理店。
そこで料理を頼むのかと思っていたらいきなり従業員に銃を向けるワックス。
そこの店ではチャイニーズマフィアが麻薬の密売をしていたのです。
次々と銃でマフィアたちを撃ち、ワックスは最後に残した一人にコカインの在処を尋ねます。
中々答えないその男の目線の先を銃で撃つと大量のコカインが発見されたのです。
ワックスはリースに店にある花瓶の中にそのコカインを詰めるよう指示します。
そのまま向かったのは密売組織の元締めのアジト。
そこへ潜入した二人は銃撃戦の後、密売所の場所を聞き出します。
密売組織のアジトを探る為、娼婦を買うふりをしてあるアパートへと潜入したワックスとリースでしたが、娼婦と三人でエレベーターに乗っているところを偶然キャロリンに目撃されてしまいます。
密売組織の組員たちがクスリで得た金を洗浄するため動きを見せたため、後を追おうとするリース。
しかしワックスは敢えてその人物を泳がせ衛星で監視をするのです。
衛星で監視した人物が向かったパキスタン系のテロ組織のアジトへと向かう二人。
そこでは密売で得た金を使い武器を作っていました。
ワックスは直接その部屋へ、リースは外へ逃げた人物を追う作戦を計画するのです。
しかし、その部屋で作っていたのは爆弾だったため、銃で爆弾を撃たないようにするため手こずっている間に数人取り逃がしてしまいます。
リースは今から追っても間に合わないと言いますが、ワックスはそのアジトで作られていた爆弾を部屋から落とし、車で逃げようとする組織の人間を車ごと爆破させるのです。
そのアジトにはリースの写真が一面に貼られていました。
リースには全く身に覚えがないため困惑しますが、ワックスはリースの近くに居る人物が何か関わっていると考えるのです。
一仕事終えたワックスとリース。
リースはキャロリンの誤解を解くためにもワックスと一緒にキャロリンが作ったディナーを食べに家に帰ることに。
家に帰ると、キャロリンの友人ニコール(アンバー・ローズ・レヴァ)も招かれていました。
楽しい食事会のはずでしたが、ニコールに掛かってきた電話に「ローズなんていないわ。間違い電話だたみたい。」そうニコールが答えたのを聞いたワックスは彼女の頭を銃で撃ち抜いてしまうのです。
リースとキャロリンはひどく困惑してワックスを責めますが、「ローズってのは暗号だ。アジトで押収した携帯にこの女の番号があった。」そうリースに説明します。
そしてキャロリンに向かって「お前もテロリストの一員だろ?この部屋に盗聴器をしかけてるはずだ。」そう言うのです。
ワックスが部屋を漁ると、盗聴器が出てきました。
リースはキャロリンと付き合う前にキャロリンの事を調べたとワックスに言い返しますが、キャロリンが父親の形見だと言って渡してきた指輪は発信機になっていたのです。
何故だと詰め寄るリースを銃で撃って逃げたキャロリン。
キャロリンはテロ組織の人間でした。
逃げたキャロリンをワックスが追いますが結局取り逃がしてしまいます。
その後リースの部屋を調べると盗聴器や隠しカメラなどが沢山見つかるのです。
愛を誓い合ったはずのキャロリンが自分を監視していたと知ったリースは酷く落胆します。
そこへキャロリンから着信が。
キャロリンは6年前にある信条に目覚めたのだと話し、大義を果たすとリースに伝えます。
キャロリンの電話を逆探知できなかったため、電話の奥で聞こえる音を聞こうとするワックス。
車の通りが多い音を聞いて外環道かもしれないと指摘するリース。
その時、大使から代表団が到着したのになぜ空港に迎えに行っていないのかと電話がかかってきます。
パリではアフリカ支援のサミットが開催され、アメリカの国防長官も出席する予定になっているのです。
ワックスはテロ集団の狙いは代表団が乗る車だと判断し、その車を追跡すると言います。
しかし、リースは何か違和感を覚えます。
そのことをワックスに訴えますが、「それならチェスが得意なお前が考えろ。」と言われてしまうのです。
猛スピードでテロ集団の車を追跡するワックスは目的の車を見つけて激しいカーチェイスを繰り広げます。
その頃、リースはテロ組織の目的が代表団ならばなぜ自分の部屋が盗聴されていたのかを考え、ある考えに至るのです。
ワックスはテロ組織の車をぶっ放そうとバズーカで狙いを定めていましたが、そこへリースから電話が。
「その車は囮だ。彼女は乗ってない。本当の目的はサミット会場だったんだ。」そうワックスに告げるリース。
リースはサミット会場へ急ぎます。
ワックスも囮の車をバズーカで爆破させた後サミット会場へと向かうのです。
「パリより愛をこめて」最後ラストの結末は?
会場へと到着したリースは拳銃を所持していたことで警備員に捕らえられてしまいます。
そこへ大使がやって来たため、サミット会場にテロ組織の人間が潜り込んでると説明するのです。
半信半疑だった大使ですが、リースの必死の訴えを信じ会場内へと向かわせます。
ワックスは会場にいるリースに電話し、「あの女は爆弾を持ってるはずだ。銃を撃つ時は胴を狙ったりするなよ。爆弾と一緒に会場が吹っ飛ぶ。」そうアドバイスするのです。
会場内でキャロリンを見つけたリース。
彼女はやはりチョッキ型の爆弾を着ていました。
リースは警備員の銃を奪って狙いを定めますが、どうしてもキャロリンを撃つことができませんでした。
「任務などどうでもいい。君を愛しているんだ。」そう言ってキャロリンを説得するリースでしたが、キャロリンは自爆テロを決行しようとするのです。
その瞬間、リースは彼女の頭を銃で撃ち抜きました。
彼女が倒れたすぐ後ろにはワックスが待機して彼女が倒れて爆弾が爆破することを防ぎます。
無事に事件が解決した後、自分の国に帰るワックスを見送るリース。
二人は信頼関係を築きすっかりと打ち解けていました。
ワックスは「お前はきっとこの国で重要な任務を任されるだろう。でも俺と一緒に来てもいいんだぞ。」とリースを誘います。
しかし部屋に戻ってやることがあると断るリース。
ワックスは「やりたいってのはこれだろ。」と言ってキャロリンとリースが写った写真をリースに渡します。
二人はリースが得意なチェスをしながら別れを惜しむのでした。
THE END
「パリより愛をこめて」見どころ
外交官を装ったCIAエージェントが、自分の知らないところで事件の隠れ蓑にされているというどんでん返しのストーリーは見応えがありました。
そしてジョン・トラボルタ演じるワックスがかなり型破りで破天荒な人物なのですが、めちゃくちゃカッコいいのです!
言葉よりも行動が先!
そう、トラボルタはクールでワルが似合います。
ガンアクションやカーチェイスなどアクションシーンの連続なのでハラハラドキドキもたっぷり味わえる作品でした。
リース(ジョナサン・リース=マイヤーズ)とワックスのやり取りがちょっとコミカルでクスっと笑えるのも面白かったですね。
新米のリースがだんだん覚醒していく様は見ている方もうれしくなります。
ラストで絶対に恋人を撃てないだろうと思っていた視聴者はその結末にビックリしたのでは?
リースを足手まといぐらいに感じていたワックスが、リースを認めた瞬間でもありました。
でもなんでチェスなんだろう?・・・
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