映画「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」は、ベン・アフレック主演、ザック・スナイダー監督の2016年の映画です。
この映画「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころを紹介します。
バットマンとスーパーマンが激突する「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」をお楽しみください。
「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」キャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: ザック・スナイダー
脚本: クリス・テリオ 他
制作: チャールズ・ローヴェン 他
製作総指揮: スティーヴン・マヌーチン 他
音楽: ハンス・ジマー 他
撮影: ラリー・フォン■ 主要キャスト
ブルース・ウェイン / バットマン: ベン・アフレック
クラーク・ケント / スーパーマン: ヘンリー・カヴィル
ロイス・レイン: エイミー・アダムス
レックス・ルーサーJr.: ジェシー・アイゼンバーグ
マーサ・ケント: ダイアン・レイン
ペリー・ホワイト: ローレンス・フィッシュバーン
アルフレッド・ペニーワース: ジェレミー・アイアンズ
ジューン・フィンチ議員: ホリー・ハンター
ダイアナ・プリンス / ワンダーウーマン: ガル・ガドット
アーサー・カリー / アクアマン: ジェイソン・モモア
ヴィクター・ストーン / サイボーグ: レイ・フィッシャー
「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」あらすじ
地球の危機を救って英雄と崇められるスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)ですが、一方でその驚異的な能力を危険視する人々も現れ始めます。
彼の戦いにより自身の保有するビルを破壊され、大切な人々を失ったブルース・ウェイン=バットマン(ベン・アフレック)も怒りを募らせ、スーパーマンと対立します。
スーパーマンも闘いを選択して、ここに「バットマンVSスーパーマン」という構図が世界を巻き込んでいくのです・・・
「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」ネタバレ
少し昔、両親を強盗に殺された少年が葬儀の最中に悲しみを抑えきれずに走り出し、墓地を抜けて森の中に入り込み、地面の下に隠れていた古井戸の中に落ちてしまいます。
そこはコウモリの巣窟でした。
突然やって来た少年に驚き、コウモリ達はいっせいに飛び立ちました。
飛んでゆくコウモリの大軍に囲まれた少年は身動きできずにいました・・・
そして現代、少年は成長し、親の事業を受け継いでウエイン産業のトップとなっていました。
そう、彼こそブルース・ウェイン(ベン・アフレック)またの名をバットマンだったのです。
ブルースは今、荒れ狂う街中を車で自分の会社に向かって突っ走っていました。
宇宙からの侵略者・ゾット将軍とスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)の戦いの影響でメトロポリスの至る所が爆発して崩れ、燃え上がっていたのです。
しかし、ブルースがそこへ着く前にオフィスビルはゾット将軍の宇宙船が突っ込んで来て破壊されてしまいました。
道の途中、ブルースは母親を探して泣く少女と出会います。
「お母さんは?」と聞いて少女が指さした先には崩れて燃えるビルがありました。
そっと少女を抱きしめたブルースの視線の先にはさらに爆発して降り注ぐ宇宙船の破片と、スーパーマンの姿がありました。
18か月後、スーパーマンの恋人でジャーナリストのロイス・レイン(エイミー・アダムス)はアフリカで武装勢力の指導者を取材していました。
しかし、同行していたカメラマンのカメラから発信機が見付かってしまいます。
カメラマンはCIAのエージェントでした。
ロイスはその事を知りませんでしたが、指導者に疑われて殺されそうになります。
寸での所でスーパーマンが現れ、ロイスを助け出しました。
一方、雇われていた傭兵達が仲間である武装勢力のメンバー達を殺して立ち去りました。
その行動の意味は誰も知りませんでした。
ロイスは助かったものの、その時のスーパーマンの行動が問題になり公聴会が開かれる事となります。
またクラーク・ケント(スーパーマンの地球人としての姿)はバットマンをデイリー・プラネットの記事にするため彼を探しだします。
一方ブルースはロシアの武器密売人であるアナトリ・クナイゼフがレックス・コープの社長であるレックス・ルーサーJr.(ジェシー・アイゼンバーグ)と接触していることを知ります。
ルーサーはゾッド将軍がテラフォーミングしようとしたインド洋から引き揚げられたクリプトナイトがクリプトン人に対する「抑止力」になると主張し、ジューン・フィンチ議員(ホリー・ハンター)の懐柔を目論みますが、議員は彼の陰謀を感じ取りクリプトナイトのアメリカに持ち込む事を許さないと伝えます。
ブルースはレックス・コープ動きを探る為のルーサー亭で開かれるパーティへ潜入します。
そこで密かにメインフレームコンピュータから機密データを盗み取っていた時、古美術ディーラーのダイアナ・プリンス(ガル・ガドット)と出会います。
バットケイブで取得したデータを解析中、ブルースは夢の中でスーパーマンに殺される自分の姿を見てしまいます。
そして「僕は早すぎた?」「君の見た事は本物だ」と叫ぶ何者かからロイス・レインの重要性を告げられたところで目を覚まします。
解析したデータからルーサーがクリプトナイトの実験だけでなく、人間社会に紛れ込んでいる「メタヒューマン」の調査も行っていたことを突き止めます。
ブルースはスーパーマンを止める為に、クリプトナイトを盗み出す計画を立てるのでした。
スーパーマンの妥当性について議会の審問が行われます。
自分の正当性を示すため、スーパーマンもその場に現れました。
しかし、ルーサーの陰謀によりそこで爆発事件が起き、多くの死傷者が出てしまいます。
スーパーマンはその場にいたのに人々を救えなかった事から自責の念に苛まれ、ロイスの前から姿を消します。
その頃、バットマンはレックス・コープを襲撃してクリプトナイトを盗み、クリプトナイトを組み込んだグレネード弾と槍、専用のパワードスーツを作り、体を鍛え上げてスーパーマンとの戦いに備えていました。
ルーサーはロイスを誘拐してビルの上から突き落としてスーパーマンをおびき出します。
更にクラークの育ての親であるマーサ・ケント(ダイアン・レイン)を誘拐して監禁しているとスーパーマンに告げ、マーサの命と引き換えにバットマンと戦う事を要求します。
スーパーマンは説得を試みますが、バットマンは有無を言わさず攻撃を仕掛けてきます。
パルス兵器でスーパーマンの足を止め、オートマチックの機関銃で攻撃しますが効かずに投げ飛ばされてしまいます。
しかし、散弾銃の弾の中に仕込んだクリプトナイトの粉末を吸わせスーパーマンを弱体化する事に成功します。
あと一歩のところまで追い詰めますが、とどめを刺す寸前でスーパーマンは力を取り戻し反撃します。
バットマンは、向かってきたスーパーマンにクリプトナイトを浴びせて力を削ぎ、体の自由を奪ってクリプトナイト製の槍で止めを刺そうとします。
しかし、その時「お前のせいでマーサが殺される!」というスーパーマンの一言を聞き躊躇してしまいます。
偶然にもブルースの母親の名前もマーサだったのです。
「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」ラスト最後の結末
その隙にロイスが2人のもとへ駆け付け、母親を誘拐されて戦うしかなかったスーパーマンの事情を説明します。
すぐさまバットマンはアルフレッド(ジェレミー・アイアンズ)にマーサの居所を調べさせ救出へ向かい、スーパーマンはルーサーがいる宇宙船へと向かいます。
マーサが捕らわれている廃工場は武器商人アナトリ・クナイゼフと部下が守っていましたが、バットマンが彼らを倒してマーサを救い出しました。
スーパーマンが宇宙船にいたルーサーの前に現れました。
人質はすでにバットマンにより救出されており追い詰められたルーサーはゾッド将軍の体と自らの血を組み合わせて生み出した怪物ドゥームズデイを解き放ちます。
ドゥームズデイは圧倒的なパワーとスピードでスーパーマンを圧倒しますが、やがてスーパーマンの方が勝り始めます。
しかし、宇宙空間までドゥームズデイを運んでいるとき、軍の発射した核ミサイルにスーパーマンは直撃されてしまうのです。
ドゥームズデイは地上に帰ってきましたがスーパーマンは宇宙空間を漂っていました。
地上で暴れるドゥームズデイの所にバットマンがやって来ますが、なす術なくやられそうになります。
その時、事態の深刻さに気付いたダイアナはワンダーウーマンとして姿を現します。
進化を続け強大になるドゥームズデイに対してクリプトナイトの効力に気付き、スーパーマンは暫く前に戦った場所に戻り、自らもダメージを受けながら槍を持ってきます。
そして、バットマンやワンダーウーマンが足止めをしている隙にドゥームズデイに槍を突き刺して倒します。
しかし同じくクリプトナイトの影響を受け弱体化していたスーパーマンもドゥームズデイに胸を貫かれて死んでしまいます。
ルーサーは逮捕されますが、スーパーマンの死によって世界は脅威に対して脆弱になったとバットマンを嘲弄するのでした。
メトロポリスではスーパーマン追悼の式典が行われ、故郷スモールヴィルではクラークの葬儀が行われブルース、ロイス、マーサ、ダイアナ、デイリー・プラネットの仲間が参列しました。
マーサはロイスにクラークが用意していたエンゲージリングの入った封筒を手渡します。
葬儀のあと、ブルースはダイアナにスーパーマン亡き世界を守るために人間を超えた力を持ったメタヒューマンを探してチームを結成する計画を告げ、協力してくれるよう頼んだのでした。
映画のラストシーン。
スーパーマンの棺桶にかけられた土が、なぜかフワッと浮きだしたところでTHE ENDです。
「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」見どころ
何と言っても無敵のパワーを持ったスーパーマンに、スーツの下は生身の人間であるバットマンがどのように戦うかが最大の見どころです。
人気ヒーローのバットマンとスーパーマンの直接対決はやはり見応えがありました。
更に、誰にも負けないパワーを持っていても救えない命がある、むしろ巻き込んでしまう時さえある事実に苦悩するスーパーマン。
信念の為にスーパーマンを倒す方法を探すバットマン。
そんな彼らを翻弄する悪の天才レックス・ルーサーの3人のキャラがきちんと描かれていて「この先どうなるんだろう」と楽しめる作品になっています。
本作品は「マン・オブ・スティール」の続編で、更にワンダーウーマン、バットマン、アクアマン、サイボーグが活躍する「ジャスティス・リーグ」へと続いてゆきます。
本作だけでなく、そちらも観てみるとより楽しめます。