劇場版「タッチ2 さよならの贈り物」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

劇場版「タッチ2 さよならの贈り物」ネタバレ あらすじ
アニメ

劇場版「タッチ2 さよならの贈り物」は、1986年のアニメ映画です。

この劇場版「タッチ2 さよならの贈り物」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所や無料動画について紹介します。

達也のライバル・新田との名勝負などが描かれた劇場版の第2作目「タッチ2 さよならの贈り物」をご堪能ください。

 

劇場版「タッチ2 さよならの贈り物」あらすじ

『タッチ 背番号のないエース』の続編です。

劇場版「タッチ背番号のないエース」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!
劇場版「タッチ背番号のないエース」は、1986年のアニメ映画です。この劇場版「タッチ背番号のないエース」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所や無料動画について紹介します。アニメ版とは違うアレンジの劇場版「タッチ背番号のないエース」をご堪能ください。

甲子園をめざしていた、明青学園高等部1年生・上杉和也。

彼は地区予選・決勝 対須見工戦の朝、交通事故に遭い帰らぬ人になりました──

和也の死を乗り越えようとしている、双子の兄・達也と幼馴染の南。

明青学園の野球部員・松平孝太郎や親友・原田正平、新たなライバルたちが登場します。

 
夏、達也と南が和也の墓参りに来ると、須見工の4番・新田明男が手を合わせていました。

中学3年の時に初めて和也と対戦したと言う新田、結果は3打席3三振。

新田は、甲子園をめざし挑んだ地区予選・決勝でリベンジを果たすつもりでした。

「和也に代わって、お前が俺と戦え…」真剣な目をする新田に、達也は何も言えません。

 
和也を失った夏が過ぎ、達也は正式に野球部に入部。

一方「南なら出来る!」と友達・清水が、南を強引に新体操部に勧誘します。

 
ある雨の日、父が営む喫茶【南風】で店番をしていた南。

一台のバイクが店の前に止まり、入って来たのは須見工の新田でした。

「…君に、もう一度会いたかった」

そう伝える新田は、野球と恋で達也に勝ちたくなったようです。

3人の関係はいかに・・・

 

劇場版「タッチ2 さよならの贈り物」ネタバレ

学校の体育館では、華麗に新体操をする南に生徒たちが夢中!

ケガした生徒に代わり、野球部マネージャーと期限付きで新体操部の掛け持ちする事に。

南は出場した大会で優勝!「まったく、南のヤツ何をやらせても…」とボソッと呟く達也。

 
新年を迎え「初詣に行こう」と誘う達也に「だって今年は…」と南は遠慮していました。

「和也はそんな事、気にするヤツじゃないよ」達也の言葉で2人は神社へ向かいます。

人混みの中、誰かに付けられている気がする達也は、南の手を取り走り出しました。

2人を追って来たのは勢南高校の西村勇(いさみ)、カーブを武器とする彼もエースで4番。

「南ちゃんのファン…!」とニヤニヤする西村、そこへバイクに乗った新田も現れます。

お調子者で短気、自分の球に自信を持ちその実力は本物の西村。

クールだけど熱い情熱を持つ、高校球界のスラッガー・新田。

達也と同学年の彼らは “野球” さらに “ 南” を巡りライバルになります。

 
春、達也と南は2年生になり、野球部は新マネージャー・西久保泉が入部しました。

可愛らしい1年生の泉に、部員たちも大喜び!甲子園めざして練習に励みます。

「1回だけ」の約束で出場した大会で優勝した南は、都大会にも出場する事になりました。

野球部マネージャーの仕事、新体操の練習とハードな日々を送る南を達也は心配します。

 
迎えた新体操・都大会、南はボールの演技でいつものように観客を魅了していました。

練習を終え急いで会場に来た達也は、南がボールをキャッチ出来ず失敗する姿を見ます。

「…見事に大失敗」と、舌を出しておどけて見せる南。

達也は「中途半端なんだよ…みっともない南は見たくねえよ」と怒っているようです。

そして「…新体操やれよ…俺の事なら大丈夫」と、南に伝えました。

 
夏、甲子園をめざし地区予選が始まります。

達也の初公式戦、相手は弱小・立山高ですがマウンドに上がった達也は緊張していました。

この日のため、練習を重ねた初球は…フェンス直撃!サイン無視の剛速球。

「重いんだよ…甲子園ってやつは」達也の胸中を察する原田、南は不安になります。

乱打戦となりますが、最後に孝太郎がホームランを放ちなんとか明青学園の勝利!

一人浮かない顔をしている達也に、孝太郎は昨年の夏の地区予選・1回戦の話をします。

「…和也だって、先頭バッターにホームランを打たれたんだ…」

和也のそんな姿を想像出来ず驚く達也、甲子園という大舞台に思いを馳せます。

「和也…お前が南を甲子園に連れて行くって言っときながら…」

和也の代わりは出来ない…達也はもどかしい気持ちになるのでした。

 
この日の達也の投球は、まるで“和也みたい” と、嬉しくなるキャッチャーの孝太郎。

それは、スタンドで応援する南も感じていました。

「いいぞー達也!」ストライクが決まる達也に、明青打線も応えて勝利します。

その後も、調子を上げ勝ちを重ねていく達也、明青学園はベスト8へ進みました。

 
ある夜、達也は南にこんな事を言います。

「マウンドで投げてるとさ、和也が応援してくれてるみたいに思えるようになってきた…」

「…きっと、カッちゃんが応援してくれてるんだね」南と達也は星空を見上げます。

この日、球場には須見工の新田も達也の偵察、さらに勢南の西村もやって来ます。

須見工と勢南は、明日の準決勝で対戦するとあって、敵意むき出しの西村。

「甲子園から帰ったらデートしようね!」と、南の手を握る西村に原田が顔面パンチ!

見違えるほど成長した達也を、新田は真剣な目で見ていました。

 
準決勝第1試合 勢南VS須見工

新田は勢南・西村の球をバックスクリーンへ運び須見工の勝利、西村の夏は終わりました。

肩を落とす勢南野球部員、そこに南が駆け寄ると泣き出す西村。

でも、涙を拭き気持ちを切り替え「来年こそ甲子園に…そしたらデートね」と笑顔です!

 
準決勝第2試合 三光VS明青 

この日、9奪三振と好投を見せる達也に観客は大歓声!南や原田、新田も真剣に見つめます。

明青ナインは “マウンドに立つ和也” を感じ、スタンドで「アレは和也だ」と叫ぶ原田!

達也はノーヒットノーランを達成し、明青は須見工との決勝戦に挑みます。

 
翌日の決勝戦は雨で順延、達也は和也の墓参りに来ていました。

和也を失ったあの日を思う達也のもとに、南が花を抱えやって来ます。

「あの日、決勝戦のマウンドに向かったままなんだよ…和也は……」

決勝まで進めたのは、和也が投げているからだと言う達也。

「新田を破って甲子園に行くのは…和也なんだ…」

“自分” の存在を否定するような事ばかり言う達也に、南は悲しくなります。

 
快晴となった翌日、決勝 明青VS須見工 試合開始のサイレンが鳴り響きました。

一回表を0点に抑えられた明青。

その裏、達也の初球はストライク「…本気で和也になってやがる」と原田は言います。

でも、須見工の新田は達也の投球に、まったくバットを振らず二打席三球三振。

誰もが、今日の新田に怪訝な顔をします。

 

劇場版「タッチ2 さよならの贈り物」最後ラストの結末は?

達也も好投し八回まで無得点の両校、迎えた九回表 明青の攻撃は1アウトランナーなし。

打席に立ちサードを守る新田を見る達也は、外野手の頭上を越えるヒット!

1塁を蹴り、一気に2塁へ進みます。

須見工の投手が投げた瞬間スタートを切った達也は、サード・新田と勝負!

キャッチャーからの送球を受けた新田、3塁ベースに達也が飛び込みました。

「セーフ!」達也のプレーに、スタンドの観客が大歓声を送ります。

 
なぜ打たないのか問う達也に、新田は答えました「俺が待っているのは、お前の球だ」

“和也のコピー” と言われ苛立つ達也、その時打球音が響き達也は本塁に走ります。

ところが、新田のダイビングキャッチで三本間に挟まれた達也!

3塁ベースに手を伸ばすも、アウトになりました。

「…俺は、お前と勝負すると言ったんだ!上杉和也のコピーとなんかじゃない」

依然として、両校は無得点で残すは九回裏、須見工の攻撃だけです。

【結末】

“達也” と勝負したい新田、でも “マウンドに立つのは和也” と達也は譲りません。

“和也の球” を渾身の力で投げた達也、構えた新田はバットを振り抜きます。

「上杉達也、これはお前への…贈り物だ!」

打球はバックスクリーンに吸い込まれ見送る達也、須見工が甲子園の切符を手にしました。

 
重い足取りの達也に、新田が声を掛けます。

「来年の上杉達也との対戦を待ってるぜ…“達也” を待ってるのは俺だけじゃないぜ」

球場の外では、南が達也を待っていました。

甲子園の夢が破れ「…無理だったな、俺が “和也” になるのは」と元気のない達也。

「…来年こそ、甲子園に連れてって…タッちゃんが!」

「分かった!」

そう約束をした達也と南は、前を向いて走り出しました。

完。

 

劇場版「タッチ2 さよならの贈り物」見どころ

上杉和也の死後、双子の兄・達也が明青学園野球部に正式に入部。

和也の思いを受け継ぎ、甲子園をめざす2年生の夏を描きます。

前作では設定変更で、チョイ役で達也と対戦した須見工・新田が今作ではメイン!

さらに勢南の西村が登場!でも、前作に続き色々と再構成や名シーン不足です。

西村はチョイ役扱いなので、残念ながらタダのお調子者じゃないという姿は描かれません。

“西村はイイ男” エピソードを観たら、キュンとするかも(詳細は漫画・TVアニメ版で!)

TVアニメ版は達也が2年の時、甲子園・地区予選で激闘を繰り広げるのは勢南・西村です!

彼の力投はバッサりカットし再構成、セリフ変更もあるので…しっくりこない人もいるでしょう。

 
今作で須見工との決勝前、和也の墓前で達也が南と話す “和也が俺の体を使って投げている” の場面。

「…野球はじめて、たった1年の男が決勝戦まで行けるわけねえ…」

TVアニメ版では「…2年の男が…」と、達也は3年生で新田と初めて甲子園を争います。

その後に続く、和也が居なくってしまったから生まれた、達也らしい切ない心情も描かれていません。

もはや “逆に” 再構成された部分を探して、TVアニメ版と劇場版を見比べるのも面白いかもしれませんね!?

コンパクトにまとまっているので、良く言えば時短で『タッチ』を楽しめます。

でも『タッチ』初心者の方には、是非とも漫画やTVアニメ版を観て欲しいですね。

 
イケメンだから許せる、新田のキザなセリフや「南ちゃ~ん♪」と猛アピールする西村。

彼らは達也にとって、数々の名シーンを生んだ良きライバルですから!

 
和也の面影を追い過ぎている達也を、少し心配する南。

和也と過ごした日々や、エロ本を見ているあの頃の達也を思い出す回想シーン。

今作でも “行間を読み” それぞれが抱えた切ない気持ちを考えてみて下さい。

 
一方で “おちゃらけた” 達也が好きな人にとっては、物足りなさもあるかもしれません。

全体的に、和也になるため “まじめ” 達也の印象を受ける作りになっています。

主題歌は、ブレッド&バターの『さよならの贈り物』『岸辺のフォトグラフ』

胸に沁みる哀愁たっぷりの歌詞、メロディーに今作の達也の感情が表されているようです。

「俺は、上杉達也でなきゃいけないんだ!和也と “一緒に” 甲子園に行くために」

タイトル通り和也から “バトンタッチ” で、マウンドに上がる達也のクライマックス!


劇場版3部作 完結編『タッチ3 君が通り過ぎたあとに』も、是非ご覧ください。

劇場版「タッチ3 君が通り過ぎたあとに」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!
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