映画「ザ・レイド」は、イコ・ウワイス主演、ギャレス・エヴァンス監督の2011年のインドネシアのノンストップアクション映画です。
この映画「ザ・レイド」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。
「ザ・レイド」は、第36回トロント国際映画祭で、ミッドナイト・マッドネス賞を受賞しています。
「ザ・レイド」スタッフ・キャスト
■ スタッフ
監督: ギャレス・エヴァンス
製作: アリオ・サガントロ
脚本: ギャレス・エヴァンス
撮影: マット・フラネリー
音楽: マイク・シノダ、ジョセフ・トラパニーズ■ 主要キャスト
ラマ:イコ・ウワイス
マッド・ドッグ:ヤヤン・ルヒアン
ジャカ:ジョー・タスリム
アンディ:ドニー・アラムシャー
タマ・リヤディ:レイ・サヘタピー
ワヒュ:ピエール・グルノ
ボウォ:テガール・サトリヤ
「ザ・レイド」あらすじ
ジャカルタの麻薬王タマ・リヤディ(レイ・サヘタピー)が支配する30階建ての高層ビルは、ギャングに殺し屋、ドラッグの売人たちの巣窟になっていました。
このビルに新人警官ラマ(イコ・ウワイス)を含む20人の精鋭からなるSWATチームが強制捜査(レイド)に入ります。
しかし、奇襲作戦のはずが、作戦の情報が漏れていて、SWATチームは待ち伏せに合います。
各階で待ち受ける無数のギャング・・・
隊員たちが各フロアを順次制圧しながら、リヤディの部屋を目指して上っていきます。
そして激しい銃撃戦は、次第に肉弾戦へと変わっていきます。
次から次へと襲撃してくるギャングによって、一人また一人と仲間を失っていくラマ(イコ・ウワイス)たち・・・
はたして、SWATチームは麻薬王を逮捕できるのか?
生き残るのは誰か?・・・
「ザ・レイド」ネタバレ
ワヒュ警部補(ピエール・グルノ)の指揮の元、ジャカ巡査部長(ジョー・タスリム)率いる20人のSWATチームが、麻薬王タマ・リヤディ(レイ・サヘタピー)を逮捕するため、ビル奇襲計画を実行します。
その中には、間もなく父親になる新人警官ラマ(イコ・ウワイス)もいました。
大勢のギャングと麻薬王タマ・リヤディ(レイ・サヘタピー)の側近、マッド・ドッグ(ヤヤン・ルヒアン)と頭脳派アンディ(ドニ・アラムシャ)がSWATチームを迎え撃ちます。
この作戦は警察の汚職上官が、麻薬王タマと手を組んでいて、SWATチームを殲滅させるためのワナでした。
ジャカ巡査部長(ジョー・タスリム)は、最強のマッド・ドッグ(ヤヤン・ルヒアン)にやられてしまいます。
ほとんどのSWAT隊員が倒れる中、生き残っているのは満身創痍のボウォ(テガール・サトリヤ)とラマ(イコ・ウワイス)だけになってしまいます。
それでも麻薬王タマ・リヤディ(レイ・サヘタピー)を目指す、ラマ(イコ・ウワイス)。
「ザ・レイド」最後のラスト結末
実は側近のアンディ(ドニ・アラムシャ)は、ラマ(イコ・ウワイス)の兄で、ラマを助けます。しかし、モニターを見ていた麻薬王タマにバレてしまうのです。
捕らえられ痛めつけられる兄、アンディを見つけたラマは逃げることなく、マッド・ドッグ(ヤヤン・ルヒアン)と戦います。
しかし、このマッド・ドッグの強いコト・・・
アンディとラマの二人がかりでも倒せません。
その間、ワヒュ警部補(ピエール・グルノ)はついに麻薬王タマの部屋にたどり着きますが、一緒に来た部下を銃で撃ちます。
ワヒュ警部補(ピエール・グルノ)もグルだったのです。
一方ラマ達は死闘の末、マッド・ドッグを倒します。
ワヒュ警部補(ピエール・グルノ)は、麻薬王タマを盾にビルからの脱出を図ります。
しかし、自分も上官に嵌められていた事を知り、怒りのあまり麻薬王タマを銃で撃ってしまいます。
そして自分も自害しようとしますが、弾切れでそれができませんでした。
「ザ・レイド」のラスト結末は、ラマとアンディ、ボウォ(テガール・サトリヤ)とワヒュ警部補(手錠をはめられています)の4人でビルから出てきます。
そして門からラマ・ボウォ・ワヒュ警部補は外へ出ていくのですが、アンディだけはこのビルに残るのです。
「俺はこっちの世界でなら、お前を守れる」と言って・・・
二人が背を向けあって別れる所でTHE ENDです。
「ザ・レイド」見所ポイント!
「シラット」と呼ばれる東南アジアの伝統武術を駆使したアクションが見所のひとつですが、ギャングの数がハンパありません。
一体、このビルには何人いるんだという(笑)・・・
しかもみんなタフ。
そんな連中が刃物などを持って襲ってくるシーンは、こわいモノがあります。
それを最初は銃で撃退するのですが、そのあまりの多さに弾もなくなり、肉弾戦へ・・・
ココからがザ・レイドの真骨頂のアクションシーンの連続です。
よく考えられた戦いのシーンは、昔のジャッキー・チェンなどのカンフー映画を思い出しますが、それよりも相当本気です。
おそらくケガ人続出した撮影現場だったのではないでしょうか。
中でも、一見ただのオッサンである(背も低い)マッド・ドッグ(ヤヤン・ルヒアン)が強い事、強い事。
首にナイフが刺さってても戦います。
本職は格闘家だそうで、どうりで・・・
それに比べボスである麻薬王タマの存在感はイマイチでした・・・
この映画は、マッド・ドッグ(ヤヤン・ルヒアン)が準主役と言ってもいいでしょう。
久々にアクションを堪能できる映画でした。
この続編にあたる「ザ・レイド GOKUDO」はこちら。