映画「スパイダーマン:ホームカミング」は、トム・ホランド主演、ジョン・ワッツ監督の2017年のアメリカ映画です。
この「スパイダーマン:ホームカミング」ネタバレ、キャスト、あらすじ、最後ラストの結末や見どころを紹介します。
怪人バルチャーからニューヨークを守れ!「スパイダーマン:ホームカミング」をお楽しみください。
「スパイダーマン:ホームカミング」は、実写映画化作品としては第6作目、新シリーズの第1作目です。
「スパイダーマン:ホームカミング」のキャスト・スタッフ
■ スタッフ
監督: ジョン・ワッツ
製作: ケヴィン・ファイギ他
製作総指揮:ルイス・デスポジート他
脚本: クリストファー・フォード他
撮影:サルヴァトーレ・トティーノ
音楽:マイケル・ジアッチーノ■ 主要キャスト
ピーター・パーカー/スパイダーマントム・ホランド
エイドリアン・トゥームス/バルチャー:マイケル・キートン
ハッピー・ホーガン:ジョン・ファブロー
ミシェル:ゼンデイヤ
メイおばさん:リサ・トメイ
トニー・スターク/アイアンマン:バート・ダウニー・Jr.
アーロン・デイビス:ドナルド・グローバー
アン・マリー・ホーグ:タイン・デイリー
フラッシュ:トニー・レボロリ
リズ:ローラ・ハリアー
「スパイダーマン:ホームカミング」あらすじ
「シビル・ウォー」でアイアンマンのトニー・スタークに呼ばれたスパイダーマンのピーター・パーカー。
これでアベンジャーズの仲間入りかと思いきや、その後一向に連絡はありません。
認められたいピーターは失敗しながらも人助けをしていました。
そんなピーターが遭遇したのがバルチャーという悪者。
バルチャーを倒すべく行動するピーターでしたが、バルチャーにスパイダーマンの正体を知られてしまいます。
しかもトニー・スタークからはスパイダーマンスーツを取り上げられてしまい・・・
「スパイダーマン:ホームカミング」ネタバレ
NYでスパイダーマンとして活躍していたピーター・パーカー(トム・ホランド)。
突然「アイアンマン」トニー・スターク(ロバート・ダウニーJr)に助っ人として呼び出されます(ここから「キャプテンアメリカ シビルウォー」に繋がってゆきます)
アベンジャーズのリーダー的存在であるトニーに声を掛けられただけでも凄い事なのに新しいスパイダースーツまで貰い、ピーターは「僕はアベンジャーズにスカウトされたんだ!」とすっかり舞い上がっていました。
しかし、その後はトニーから何の連絡もありません。
私生活でも、思いを寄せるリズ(ローラ・ハリアー)との距離も縮まらず、モヤモヤしながらも、仕方なく、近所で起きる事件現場に駆けつけ、「ご近所ヒーロー」としてYouTubeなどの動画サイトで有名人になっていました。
一方、ニューヨークでのアベンジャーズとチタウリの戦い(「アベンジャーズ」)の後、廃品回収会社を営んでいたエイドリアン・トゥームス(マイケル・キートン)はトニーが作ったダメージ・コントロール局のせいで商売がダメになってしまいます。
そこで秘密裏にチタウリの廃品を回収したり、時には強奪したりして、その技術で先進的な武器を作って売ることで儲けていました。
決して派手には商売をせずアベンジャーズ・FBIや警察にも目を付けられないように気を配っていました。
しかし、ある日ピーターがたまたま取引現場を見つけてしまいます。
これでトニーに実力を認めてもらえると、ピーターは喜び勇んで現場に飛び込んでゆきます。
しかし、思いのほか強力な武器で反撃された上、巨大な飛行アーマーを着て“バルチャー(ハゲワシ)”となったエイドリアンにあっという間に連れ去られ、川に突き落とされてしまいます。
危なく溺れかけたところをトニーに助けられ「お前の手には負えない。無理をするな」と忠告されますが、ピーターはトニーの言葉を受け入れられず「トニーは僕の実力が分かっていない」と聞く耳を持ちません。
ピーターがスパイダーマンだと知っている唯一の友達・ネッドと共に、武器の残骸からバルチャーを追い詰めようとします。
彼らを捕まえる為、リズらと共にワシントンで行われる学力大会に向かいます。
夜、こっそりホテルを抜け出してバルチャーたちを追跡したピーターは、彼らが廃材を奪うことは阻止したものの、倉庫に閉じ込められてしまいます。
偶然、結晶に爆発の危険性があると知ったピーターは何とか倉庫から脱出し、慌ててワシントンに戻って、スパイダースーツの機能を駆使して友達達を救ったのでした。
一方、妨害によって武器の材料となる廃品の供給が断たれてしまったエイドリアンもスパイダーマンを疎ましく思い始めます。
次の取引がフェリーで行われることを突き止めたピーターは、今度こそバルチャーを倒そうと取引現場に乗り込みます。
しかし、邪魔をされて怒り狂うエイドリアンはなりふり構わず攻撃を仕掛けてきて、巻き添えでフェリーが真っ二つに。
乗客を助ける事で手一杯になってしまい、バルチャー達を取り逃がしたものの、寸での所で来てくれたトニーの助けもあって大惨事を防ぐ事が出来ました。
しかし、忠告を無視して失望したトニーにスーツを取り上げられてしまいます。
失意のなか、メイ伯母さんや学校での生活を大事にしようと決意したパーカーは、意を決してリズに告白しパーティーのパートナーに誘います。
そしてパーティーの夜、リズの家でピーターを迎えた彼女の父親は、フェリーで見たバルチャーの正体であるエイドリアンでした。
トゥームスはピーターとリズとの会話から、ピーターがスパイダーマンであることを見破りし、これ以上邪魔するようなら大切な人を殺すと脅迫したもののリズを事故から救ってくれた礼に今回だけは見逃してくれました。
「スパイダーマン:ホームカミング」ラスト最後の結末
一度は了承したものの、思い直したピーターは手作りのスーツを着てエイドリアンを追う事を決めます。
エイドリアンの狙いがスタークタワーから輸送される武器だと気づいたピーターは、エイドリアンを止めようとしますが、反撃にあい瓦礫の下に埋もれてしまいます。
恐怖と絶望で泣き叫ぶピーターでしたが「スーツが無ければ何もできない弱い人間に、スーツを着る資格はない」と言うトニーの言葉を思い出し、力を絞り出して瓦礫を押しのけて脱出します。
そして、輸送機を襲撃しようとするエイドリアンの元に急ぎます。
すでに輸送機内に入り込んでいたエイドリアンは再び襲い掛かってきたピーターに驚愕します。
戦いの末、二人が乗っていた飛行機は墜落しますが、それでも戦いは続きます。
エイドリアンは飛び立とうとしたが、限界を迎えていたバルチャーのスーツは自爆してしまい、ついに逮捕されてしまうのでした。
そして、エイドリアンが逮捕されたことでリズは転校することになってしまいます。
姿を消して約束を破ったピーターに、リズは「頑張っていることをやり遂げて」と告げ去って行きます。
ハッピーは、今回の件でピーターにお礼を言い、彼をアベンジャーズ基地へ招待する。
基地でピーターを迎えたトニーは、ピーターの実力を認め、先日の態度を謝罪したうえでアベンジャーズの一員として迎えることを提案しますが、ピーターは「僕は今まで通り親愛なる隣人として、街の人々を守ってゆきたいです」と辞退するのでした。
THE END
「スパイダーマン:ホームカミング」見どころ
「アベンジャーズ」シリーズはこれまでにも様々なスピンオフ作品が作られており、本作品もその一つです。
ピーターは登場した正規のアベンジャーズメンバーとは少し違います。
トニーに呼び出されただけで「僕もアベンジャーズの一員だ」とすっかり舞い上がってしまいます。
戦いの前だと言うのに、はしゃいで動画を撮りまくったり、自分の事を認めてほしいとトニーに毎日毎日解決した事件の報告をし続けたりします。
また、人一倍心優しく、親代わりのメイおばさんに心配を掛けたくないと自分がスパイダーマンだと周囲には隠しています。
道に迷ったおばあさんもちゃんと案内します。
同じ学校のリズに思いを寄せていますが、イマイチ積極的になれずにいます。
驚異的な身体能力を持っていても、何処にでもありそうな悩みを抱える15歳の高校生なのです。
それ故に、自分をアピールしたい気持ちが先走り過ぎてしまう一面もあります。
危ない所を救ってくれたトニーの忠告を無視してしまい、事態をかえって悪化させることもあります。
バルチャーを深追いしすぎて、自分を信頼してくれた仲間達との約束をすっぽかしてしまったりもします。
それらの失敗を経て、正しいと信じる行動でも、時として誰かを深く傷つける事があると学んでゆきます。
これまでの、強大な敵と戦うアベンジャーズの壮大なストリートとは一味違って、等身大で身近なキャラクターのヒーローについつい親近感を抱いてしまう内容でした。
協調性ゼロで自分勝手な天才で通してきたトニー・スタークが、今回はピーターを教え導いていた事も新鮮でした。
続編の「「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」」はこちらです。