映画「スリープレス・ナイト」はジェイミー・フォックス主演、バラン・ボー・オダー監督の2017年の映画です。
この映画「スリープレス・ナイト」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
最愛の息子を救うためタフな黒人刑事の激闘を描く「スリープレス・ナイト」をご堪能ください。
「スリープレス・ナイト」あらすじ
ラスベガス市警の刑事、ヴィンセント(ジェイミー・フォックス)とショーン(ティップ・”TI”・ハリス)は麻薬密売組織の集団から銃撃戦の末、コカインを強奪します。
しかし、密売組織の集団に顔を見られてしまったため、自分たちのしたことを隠ぺいしようとこの事件の担当に志願することに。
その後、コカイン強奪事件の現場から発見された銃の弾が、刑事が使う銃弾だと分析されます。
それを受けて、内務調査官のジェニファー(ミシェル・モナハン)はヴィンセントとショーンがこの事件に関与しているのではないかと疑い始めるのです。
ヴィンセントはトーマスという息子がいますが、今は離婚した元妻ディナ(ガブリエル・ユニオン)と暮らしている為中々会えないでいました。
ある日、ディナの都合がつかず代わりにトーマスを迎えに行ったヴィンセント。
トーマスをサッカー場まで送っている最中、何者かに襲われてしまいます。
ヴィンセントはトーマスを護ろうとしますが、腹を刺され重傷を負ってしまうのです。
トーマスはヴィンセントの目の前で襲ってきた集団に拉致されてしまいます。
そして・・・
「スリープレス・ナイト」ネタバレ
ヴィンセントたちを襲ったのはカジノを経営するギャング、スタンリー(ダーモット・マローニー)の手下たちでした。
スタンリーは、ギャングのボスの息子ロブ(スクート・マクネイリー)にコカインを渡す約束をしていたのです。
ヴィンセントはスタンリーから、強奪したコカインを全て返さないとトーマスの命は無いと脅すのでした。
刺された傷を署に戻って手当した後、ショーンに奪った麻薬を全て持ってくるよう指示し、ゴミ袋に詰めてスタンリーの経営するカジノに向かいます。
ヴィンセントはロブと交渉するため、素直にコカインを渡さず、奪った半分のコカインと武器をカジノのトイレにある通気口の中に隠すことに。
一方、ヴィンセントとショーンのことを調べ始めたジェニファーは、ヴィンセントを尾行しカジノまでやって来ます。
そしてヴィンセントが隠したコカインを見つけるのです。
ヴィンセントが事件に関与していた証拠を見つけたジェニファーは相棒のダグ(デヴィッド・ハーバー)にこの事を連絡し、見つけたコカインをスパの女性用ロッカーに隠してしまいます。
ロブと対面したヴィンセントは半分のコカインを渡し、残り半分はトーマスと引き換えだと交渉します。
それにロブが応じたため、残りのコカインを持ちにトイレへと向かいますが、ジェニファーが見つけたためそこには何もありません。
どうにかしないとトーマスの命が危険な為、ヴィンセントは通気口を通って調理場まで移動しコカインの代わりに砂糖を袋に詰めて持っていくことに。
コカインに偽った砂糖を渡した後、スタンリーとロブには警察が来ていると嘘をつき、トーマスと一緒にカジノから逃げようとしますが、中身がコカインではないと気づいたロブは再びヴィンセントとトーマスを捕まえるよう手下に指示するのです。
トーマスに避難されてしまったヴィンセントは、実は今まで内緒にしてきたが内務調査官で麻薬組織と警察の癒着を暴く潜入捜査をしているのだと本当の事を話すことに。
そこへ手下たちが現れ、トーマスを護りながら格闘するヴィンセント。
どうにか敵を倒したヴィンセントでしたが、カジノのフロアで人込みに紛れてしまった際、トーマスは再び捕われてしまうのです。
ダグに一連の話を聞かせたジェニファーでしたが、以前担当した事件で殺されかけた事があり、ダグからはまた今回も問題を起こしたら大変だからと帰宅するよう説得されます。
ダグにロッカーのカギを預けて・・・
ショーンに応援を頼んだヴィンセントはカジノ従業員の制服を着てトーマスを助けようとしたヴィンセントでしたが、非常階段でジェニファーと鉢合わせしてしまいます。
ヴィンセントを麻薬組織の一味だと誤解しているジェニファーはヴィンセントを捕まえようともみ合いになってしまうのです。
ヴィンセントはジェニファーに潜入調査なのだと説明しますが、信じられる話ではなく揉み合いは激しくなるばかり。
仕方なく、ヴィンセントはジェニファーに手錠をはめて拘束し脅してコカインの隠し場所を聞き出します。
スパの更衣室に向かったヴィンセントでしたが、そこにコカインはありませんでした。
そこに現れたダグ。
ジェニファーが自力で拘束を外し連絡していたのです。
ダグはヴィンセントに銃を向けますが、ヴィンセントはダグと乱闘になりますが殴り倒してその場を後にします。
トーマスと連絡が取れなくなって心配したディナはヴィンセントに電話しますがカジノにいるとだけ言いトーマスのことを隠すヴィンセント。
嫌な予感がしたディナはカジノに向かうことに。
その頃、拉致されたトーマスは暴行を受けながらもスタンリーの携帯を奪って自力で脱出しながらヴィンセントに連絡します。
しかし、これはヴィンセントをおびき出すための罠でした。
トーマスを助けに再びカジノに向かったヴィンセントは、入り口前でショーンと落ちあうことに。
ショーンはヴィンセントに銃を向け、内務調査官なのかと問います。
そうだと答えたヴィンセント。
そこにスタンリーの手下が現れヴィンセントに向かって銃を放ちます。
ショーンはそれに気づきヴィンセントを庇って胸に銃弾を撃たれてしまうのです。
ショーンが残した携帯にはダグからの留守番電話が残されていました。
そのことからダグが警察内の内通者だと知ります。
ジェニファーと合流したダグは、血を流して倒れているショーンを発見しますが、証拠隠滅のため銃を向け最後のトドメをさすのでした。
ジェニファーが要請した応援と合流するとみせかけてロブと合流したショーンは、自分が死ねば今までの癒着に関しての事を全て公開出来る様になっているとロブを脅します。
トーマスを監視していたスタンリー。
そこへロブが合流しますが、一向にヴィンセントが現れないためロブは腹を立てスタンリーに銃を向けます。
その時、フロアでトーマスと合流しようとしたヴィンセントを見つけたロブの手下はヴィンセントを捕まえようと乱闘を始めるのです。
それに気づいたロブはヴィンセントに向かって銃を放ちます。
フロアにいた客たちはその銃声に驚き、フロアの入り口に殺到するのです。
ヴィンセントはその人込みに紛れてトーマスを助けカジノの景品であるスポーツカーでカジノの中を走り回り逃走を図ります。
スタンリーは混乱の中逃げ出そうとしますが、それを発見したジェニファーはスタンリーを逮捕するのでした。
駐車場に走り出たヴィンセントたちでしたが、ロブの手下がそれを阻みます。
トーマスに車を運転させて手下たちと銃撃戦を繰り広げるヴィンセント。
順調に敵を倒していたヴィンセントでしたが、ロブがガスマスクを装着し催涙弾を撒き始め危機に陥ります。
銃撃戦となったヴィンセントとロブでしたが、ヴィンセントは腹部を撃たれてもロブを射殺するのです。
「スリープレス・ナイト」最後ラストの結末は?
重傷を負ったヴィンセントを助けたのは、トーマスを心配して駆けつけたディナとトーマス。
二人は意識がもうろうとするヴィンセントを病院まで無事に運ぶのです。
一方、スタンリーを連行していたジェニファーの元にヴィンセントから連絡が入り、ダグが内通者だと報告を受けます。
ダグに銃を向けますが、その銃をダグに奪われてしまうのです。
ダグはスタンリーを射殺しジェニファーも撃った後、運転する警官に銃を突きつけたまま運転するよう脅します。
暫くしてその警官も銃で撃つとパトカーは横転してしまいますが、あらかじめシートベルトを締めていたダグは無事でした。
騒ぎに気付いた警官が駆けつけると、ダグはスタンリーがジェニファーを撃ったため射殺したと嘘をつくのです。
しかし、横転した車の中で生きていたジェニファーは、重傷を負いながらも警官にダグが犯人だと話しダグはその場で逮捕されるのでした。
ヴィンセントと同じ病院に運ばれたジェニファー。
無事に手術も終わり、ヴィンセントの病室を見舞ったジェニファーは、トーマスとディナの前でヴィンセントは良い警官よと言葉をかけます。
その頃、ロブの遺体を調べていると側に落ちていた携帯が鳴り、それを取った麻薬取締局の警官。
その電話はロブの父親からでしたが、その警官は「トラブルが発生しました。」と報告するのでした。
その警官も汚職刑事だったのです・・・
THE END
「スリープレス・ナイト」見どころ
ラストシーン、まだまだ警察と麻薬組織との癒着が無くならなそうな感じのどんでん返しが面白かったですね。
最初は主人公が汚職警官かと思いましたが、中盤から実は潜入捜査官?とどちらとも取れる行動で見る者を迷わせます。
いったいどっちなんだ?と・・・
どんどん追い込まれていく主人公に、あなたはきっとヒリヒリと緊迫感MAXになるはずです。
「マイアミ・バイス」や「Ray」とは全く違うジェイミー・フォックスを楽しめますよ。
アクションシーンも見どころがありますが、カジノ内でのカーアクションがカッコいい!
トーマスが運転できるのには驚きましたが。
テンポも良く、飽きずに見られる作品でした。
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