映画「ロミオ・マスト・ダイ」は、ジェット・リー主演、アンジェイ・バートコウィアク監督の2000年の映画です。
この映画「ロミオ・マスト・ダイ」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、無料動画や見どころについて紹介します。
殺された弟の復讐に立ち上がる元刑事のハードアクション「ロミオ・マスト・ダイ」をご堪能ください。
「ロミオ・マスト・ダイ」あらすじ
中国系マフィアと黒人ギャングが激しい攻防を繰り広げるオークランド。
ある日中国系マフィアのボス、チュー・シン(ヘンリー・オー)の息子ポー(ジョン・キット・リー)が何者かによって殺害されます。
その頃、父親チューの罪をかぶって服役している元警察官のハン(ジェット・リー)は弟ポーの死を知り、刑務所から脱獄をするのです。
黒人ギャングのボス、アイザック・オデイ(デルロイ・リンドー)もポーの死の知らせを受け、自分の子供達に被害が及ばないよう24時間体制で警護をつけることに。
アイザックの娘トリッシュ(アリーヤ)は、父親の仕事に嫌悪感があるため、アイザックの部下が警護につくと聞いて抵抗します。
しかし警護が手薄になった隙をついて逃走を図るのです。
オークランドまでやって来たハンはタクシーで移動しようとしますが、運転手に今は休憩中だと言われ空いているタクシーを盗み移動しようとします。
そこへタクシーと勘違いして乗り込んできたトリッシュ。
ハンはトリッシュに「休憩中だ。」そう言いますが、トリッシュが誰かから追われていると気づき仕方なく車を発進させるのです。
トリッシュを送り届けた後ポーの自宅を訪ねたハン。
手掛かりを探すため電話のリダイアルを押すとある店に繋がります。
その店に向かうとそこは先ほどまで一緒にいたトリッシュの店でした。
弟の殺害とトリッシュは関係があるのでしょうか?
「ロミオ・マスト・ダイ」ネタバレ
ハンは店から出てきたトリッシュを尾行します。
家に着いたトリッシュを追ってそのまま家に入り込むと、トリッシュは警察に通報すると騒ぎ立てたため、ハンは、弟が殺される前にトリッシュの店に弟が電話したのだと説明をし、トリッシュに協力して欲しいとお願いをするのです。
トリッシュは兄のコリン(D・B・ウッドサイド)が時々店の電話を使っていることに気付きますが、そこに父親の手下がやってきてしまいます。
ハンは中華料理店の配達員を装いその場から立ち去ろうとしますが、気付かれてしまい乱闘騒ぎに。
しかし、華麗なカンフー技を決め、手下たちの車を盗んで颯爽とその場から立ち去るのでした。
その後、ポーの葬儀に参列したハン。
父親であるチューと話しますが、自分に罪を着せたこと、ポーを守れなかったこと、それらが積み重なって激しい怒りを募らせていました。
その一方で、ハンはポーの事を任されていたカイ(ラッセル・ウォン)との再会を喜びます。
その後トリッシュに会いにいったハンでしたが、アイザックの部下マック(イザイア・ワシントン)はトリッシュの事が気に入っている為、自分の知らない間に交流を持っていたハンが気に入らずラグビーに誘い態と攻撃を仕掛けるのです。
しかし、ハンはカンフー技を使い手下たちをなぎ倒していきます。
ある夜、トリッシュの兄コリンが恋人と共にマンションの部屋から突き落とされ死亡する事件が起きます。
トリッシュは父親のアイザックを責めます。
「兄さんが殺されたのは全部パパのせいよ!何をしたの?地獄に落ちればいい。」そう言われたアイザックは酷く落胆してしまうのです。
その頃、ハンはポーの部屋が荒らされていることに気付きます。
ポーの車を調べるとそこには杖のような物の中に隠された住所リストがあったのです。
その後ポーの部屋に戻るとトリッシュが来ていました。
トリッシュは兄が死んだ真相を確かめるためハンに協力を頼みに来たのです。
ポーの車から見つけた住所へと向かうハンとトリッシュ。
ある工場へとたどり着きますが、そこには多くの死体が転がっていました。
するとそこへバイクの音が近づいてきます。
建物の中にいることがそのバイクに乗った敵にバレ銃撃を受けるハンとトリッシュ。
車で逃げますがしつこく追ってくる敵と激しいカーチェイスと銃撃戦を繰り広げます。
どうにか逃げることで精いっぱいだったハンでしたが、追い詰められ反撃に出ることに。
しかし相手は中国人女性でした。
女性を攻撃できないというハンにトリッシュは「手加減するな。」と叱咤します。
ハンはトリッシュの腕を借りてその敵を倒すのでした。
ハンは先ほどの敵が中国人女性だったことを受け、父親に、カイがこの事件に関わっているのではないかと尋ねます。
しかしチューはカイの忠誠心を信じていて聴く耳をもちません。
チューは様々な組織で出来ている中国マフィアを牛耳ろうと他の組織のボスを次々と殺していくのです。
アイザックはトリッシュを守る為、ハンと関わらないよう忠告して家に閉じ込めてしまいます。
そこへやって来るハン。
ポーの部屋で見つけた住所リストを調べたハンは、そのほとんどの場所が被害に遭っているか焼かれていることに気付き、唯一残っている店に行ってみようというのです。
その場所は父親とマックが家を出る前に話していたシルク(DMX)の経営するカジノでした。
ハンとトリッシュは客として店に侵入します。
トリッシュはシルクに事務所に呼ばれハンと共に店の事務所へと向かいますが、そこへやってきたマック。
マックは権利書にサインしないというシルクをハンとトリッシュの目の前で銃殺するのです。
ハンは咄嗟に攻撃しようとしますが逆にやられてしまい意識を失ってしまいます。
ハンが目を覚ますとアイザックの手下らに囲まれてしましたが、乱闘の末その場から逃走することに成功するのです。
アイザックはヴィンセント・ロス(エドアルド・バレリーニ)に共同開発を持ち掛けるため、ロスの元へと向かいます。
しかし、マックはチューと手を組んでアイザックを裏切っていました。
「ロミオ・マスト・ダイ」最後ラストの結末は?
マックはトリッシュを人質に取りアイザックを脅します。
そして、コリンを殺したのも権利書を渡さない経営者を殺したのも自分だと告白するのです。
マックに掴みかかったアイザックでしたが、マックに撃たれてしまいます。
ロス側とも銃撃戦になりますが、権利書を持ってヘリで逃げようとするロスを追いかけ、どうにか権利書を手に入れたマック。
そこへハンがやって来ます。
ハンはポーがマックに殺されたと思い攻撃に出ますが、ポーを殺したのは中国人だと聞かされるのです。
「色男は死ね(ロミオ・マスト・ダイ)」と言われ銃でトドメを刺されそうになるハンでしたが、それを救ったのはトリッシュでした。
トリッシュの撃った弾はマックの体に当たり、マックは息絶えるのです。
ハンはトリッシュをアイザックの元に残しカイの元へと向かいます。
ポーを殺したのはカイでした。
ハンとカイは激しい戦いを繰り広げますが、最後のトドメはハンが決めます。
カイを倒したハンは父親チューの元へ。
ポーの殺害をカイに命じたのがチューだったからです。
チューは「弟の仇を取りに来たのか?だったら取ればいい。」そう言ってハンに銃を渡します。
しかしハンは「仇はとった。あとはあんたが自分で始末をつける番だ。」そう言ってその場を立ち去るのです。
その後ろでチューは自分の頭に銃を向け自害するのでした。
THE END
「ロミオ・マスト・ダイ」見どころ
ジェット・リーのカンフーアクションが痛快で見ごたえのあるシーンばかりでした。
ワイヤーアクションも多く使われていて、アクション映画好きにはたまらない作品です。
また、敵対する家同士の子供が恋に落ちていくような恋愛ストーリーも盛り込まれているので単調にならず飽きのこない作品でした。
実はこの作品はアンジェイ・バートコウィアク監督による、いわゆるヒップホップ・カンフー三部作です。
その第二作が2001年の「DENGEKI 電撃」
第三作が2003年の「ブラック・ダイヤモンド」
※作品上のつながりはありませんがヒップホップ・カンフー好きならばぜひ。
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