「Mr.&Mrs. スミス」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「Mr.&Mrs. スミス」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「Mr.&Mrs. スミス」は、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー共演、ダグ・リーマン監督の2005年の映画です。

この映画「Mr.&Mrs. スミス」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。

2人のアクションシーン満載の「Mr.&Mrs. スミス」をご鑑賞ください。

 

「Mr.&Mrs. スミス」あらすじ

仲良さげに椅子に座っているジョン・スミス(ブラッド・ピット)ジェーン・スミス(アンジェリーナ・ジョリー)夫妻。

結婚カウンセラーに「二人の出会いはいつ?」と聞かれて「5~6年前・・・・」と話し始めました。

実はふたりはスパイ。

しかしお互いにそれを秘密にしています。

ところがある事件がきっかけでその秘密がバレてしまい敵対することに・・・

 

「Mr.&Mrs. スミス」ネタバレ

5~6年前、コロンビアのボゴタ。

ジョンはホテルのバーで一人酒を飲んでいました。

すると、急に警官隊が中に入って来て、あたりは物々しい雰囲気になりました。

どうやら近くで重要人物が暗殺され、一人でいる旅行者が調べられているようでした。

そこにジェーンが入ってきて、居合わせた警官から「一人ですか?」と質問されました。

言いよどんでいる時、とっさに目のあったジョンは「一人じゃない。俺の連れだ」と話を合わせ、二人は恋人同士の振りをしてバーから出て、部屋に入ってゆきました。

(この時、ジェーンは太ももにナイフ、ジョンは腰に銃を携帯しており、警官に尋問されるとまずい事になりそうな雰囲気でした)

 
そのまま二人は「危機一髪に乾杯」と飲みに行き、意気投合し、一夜を共にします。

お互いに惹かれあった二人はそのままNYで付き合いを続け、6週間後に電撃結婚をしました。

実は二人は異なる組織に属するエージェントでした。

ジョンは一人で勘や勢いを頼りに任務をこなすタイプの暗殺者、ジェーンはデータを集めて緻密な計画を立てる女性エージェントチームのリーダーと、タイプは違うもののどちらもトップクラスの腕を誇り、組織から信頼されていました。

勿論、相手には自分の正体は秘密です。

表向き、ジョンは建設関係の事務所、ジェーンは色々な企業のサーバー管理をする会社を経営するシステムエンジニアと説明し、お互いに出張が多く、一緒の時間を過ごせない事もありながら平和に夫婦生活を続けてきたのです。

 
そして、結婚して5~6年目、二人は愛し合っているものの、秘密を抱えているせいで何処かすれ違いや倦怠期のはじまりを感じ始めていました。

しかし、仕事は相変わらず順調です。

今日もジェーンは「クライアントから緊急の仕事が入った」と夜にも拘らず出かけてゆきました。

勿論それは嘘で、暫くするとジェーンはあるホテルの前に来ていました。

コールガールの振りをしてターゲットの部屋に入り込むと、プレイを装って拘束し「悪い奴に銃を売ったんでしょう?悪い子ね」と言うなり首をへし折り、すぐにハンドバックの持ち手に仕込んだワイヤーで部屋から地上まで一気に飛び降りると、すぐさまタクシーに乗り込んでそのまま姿をくらませて任務を終えました。

 
一方、ジェーンが出かけた後にジョンも外出し、ターゲットが経営するバーにやって来ました。

酔ったふりをして従業員用の部屋に入り込み、そこにいた用心棒たちをポーカーに興じ、ターゲットがやって来ると用心棒たちごと銃で始末して任務を遂行しました。

そして、お互い何もなかったような顔をして家に戻り、そのまま隣の家で行われているホームパーティに一緒に向かったのでした。

 
その頃、ある組織では新人エージェントが上司から極秘指令を受け取っていました。

指令の内容を聞いたエージェントは「えっ、これが任務⁈」とけげんな表情になったものの、従うしかありませんでした。

ある日、ジョンの元に“アトランタ”から緊急指令が入ります。

内容は、国防省に身柄を拘束されているベンジャミン・ダンズ(通称 タンク)がFBIに身柄を引き渡される時を狙って暗殺せよとの事でした。

 
同じ頃、ジェーンの元にも指令が入っていました。

何と、こちらも同じベンジャミン・ダンズの暗殺指令だったのです。

そんな事とは知らないジェーンはいつも通りダンズの移送ルートや身柄引き渡し場所の地形・天候などのデータを揃え、暗殺計画を進めました。

様々な角度から検討した結果、移送ルートにセンサ式の爆弾を敷き詰める方法に決まり、準備万端に整え、実行当日になりました。

 
暗殺成功を確信し、呑気に構えて現場近くの小屋から現場を監視していたジェーンでしたが、ターゲットがやって来る直前に一台のバギーが現れ、一人の男(任務遂行のためにやって来たジョン)が降り立った事に気が付いて慌てだします。

最初は只の民間人だと思っていましたが、バズーカを取り出したので任務の邪魔になると思い、ジョンとは気づかずにライフルで撃ってしまいます。

しかし、ジョンは防弾チョッキを着ていて無事でした。

そして、相手がジェーンとも知らずにバズーカで監視用の小屋を吹き飛ばしてしまいました。(ジェーンは攻撃をいち早く察知して逃げていたので無事でした)

ジェーンが仕掛けていた爆弾は、ジョンがバギーで辺りを走り回った為に時間前に爆発してしまい、結果的に二人ともターゲットに逃げられてしまいます。

任務を邪魔されたと思った二人は、それぞれ相手の正体を探り始めます。

 
ジョンは吹き飛ばした小屋に残されていたPCのRAMチップを部下に調べさせ、持ち主の住所を割り出しました。

その住所がニューヨークのレキシントン通り 507番地5003号室だと聞いたジョンは驚愕します。

それはジェーンがCEOとなっている会社の住所だったからです。

一方、ジェーンは作戦失敗を“ファーザー”に知られ、48時間以内に邪魔者を消すよう命じられます。

早速、現場で撮影した映像を解析し、作戦を邪魔した男がジョンである事に気付きます。

その夜、何もなかったような顔をして帰宅した二人は夕食の席に着きます。

様子を探ろうと、まず口を開いたのはジョンでした。

「仕事はどう?」

「実はちょっとしたトラブルがあったの。他社との“二重契約”よ。でも、もうすぐ解決するわ」

「そうか・・・実はこっちも問題が起きて参ってるんだ」

そう言いながら、ジョンが手に持っていたワインの瓶を落とすと、ジェーンはジョンから目を逸らすことなくそれを受け止めました。

そして、お互いが正体に気付いている事を察します。

 
ジョンは慌てて自分の部屋に銃を取りに行きますが、その隙にジェーンは車で逃げてしまいます。

他人の家に庭を突っ切って追いかけたジョンは、柵に突っ込んだはずみで銃を暴発させてしまいます。

その事にキレたジェーンは、車の屋根に飛びついたジョンを残して車から飛び降り、そのまま車ごと崖に突き落としました。

暫くして、無事に車から脱出したジョンは同僚〔殺し屋〕のエディ(ヴィンス・ヴォーン)の家に行き「女房に殺されかけた!」と打ち明けました。

「女なんて皆そんなもんさ」

エディはそう言いながら一晩泊めてくれました。

ジェーンも同僚〔こちらも殺し屋〕のジャスミン(ケリー・ワシントン)に「ジョンが例の邪魔者だった」と打ち明け「だったら話は簡単。ジョンを始末しましょう。あなたは誰よりも優秀なんだから、きっと出来る」
と励まされます。

 
次の日、ジョンの行方を追う為、ジェーンのチームが家の捜索を開始しました。

家の中のものが次々と持ち出され、思い出のぬいぐるみも盗聴器を探す為に切り裂かれてしまいます。

思い出が汚される事に内心傷つきながら、ジェーンは平静を装っていました。

 
捜索が終わった後、ジョンも家に戻りましたが、納屋の地下に隠していた武器まで残らず持ち去られたと知って苛立ちます。

オフィスに戻ったジェーン達が音声データなどから検索を開始すると、すぐにヒットがありました。

なんと、ジョンはジェーン達のいるオフィスビルを突き止め、通風孔の中に入り込んでいたのです。

侵入を察知したジェーン達はプラン通りデータを廃棄し、ジョンが通風孔から現れる寸前に窓からワイヤーを張って隣のビルに逃れました。

 
間一髪でジェーンを取り逃がしたジョンは、残された手掛かりからジェーン達が建設中の新しいビルを突き止めます。

エレベーターで上に行こうとしますが、監視していたジェーンに止められてしまいます。

「ジョン、街を出ると約束して。さもなければ、エレベーターのケーブルを爆破する」と警告しますが、ジョンは聞き入れませんでした。

更に「君の選んだカーテンは最悪だった」と言われた事に腹を立て、思わず「さよなら、ジョン」と口走ってしまったのを部下が早とちりして爆弾のスイッチを押してしまいます。

爆発が起こり、騒然となるビルの現場をジェーンは茫然と眺めていました。

 
その夜、プロポーズされたレストランで一人落ち込んでいたジェーンの前にジョンが現れます。(ジョンは別のエレベーターから映像を送って偽装していたので、爆破されても無事だったのです)

ダンスをした後、ジェーンはその場を離れ、2階にある部屋に入って行きました。

後を追おうかどうしようかジョンが考えていると、その部屋や人が逃げ出してきて、直後に爆発しました。

逃げてゆく群衆の中にジェーンの姿を見つけたジョンは、自分が再び殺されかけたと気付きます。

 
一足先に逃げ出したジェーンを追ってゆくと、行き先は二人の家でした。

ジョンが中に入ると、ジェーンは両手にマシンガンを持って待ち構えていました。

激しい銃撃戦が繰り広げられ、ジョンは台所に追い詰められますが、ガス管を引きちぎって辺りにガスを充満させ、ジェーンが銃を撃つと爆発が起こり、銃を落としてしまいます。

しかし、それでも双方引き下がらず、素手での格闘が始まりました。

激しい殴り合いの末、床に落ちていた銃とショットガンを拾った二人は同時に銃口を向け合いますが、どちらも撃つ事が出来ず、銃を下ろしてしまいます。

お互いを本気で愛していた事を知った二人は、激しいキスをして抱き合い、仲直りをしました。

 

「Mr.&Mrs. スミス」最後ラストの結末は?

その直後、組織の暗殺者全員に「ジョン・スミス 懸賞金40万」「ジェーン・スミス 懸賞金40万」の暗殺指令が送信されました。

明け方、二人の家に暗殺部隊が押しかけてきました。

二人で銃を取って迎え撃とうとしますが、ロボットを使って爆弾を投げ込まれ、外に逃げ出したものの家を木っ端みじんに爆破されてしまいます。

隣の家の車を盗んで逃げ出した二人でしたが、すぐにBMW3台が追ってきました。

高速道路を突っ走りながら、敵の手りゅう弾を奪って1台を爆破し、残りの2台はドリフトで車体をスピンさせながらエンジンを撃って吹き飛ばして撃退しました。

 
暫く後、ダイナーで食事をしていたエディの前に二人が現れました。

エディは「もし、君達が別れるなら生き延びるチャンスはある。でも、このままだと確実に殺される。奴らの“標的”を奪わない限り」とアドバイスをしてくれました。

かつて逃がしたベンジャミン・ダンズが囚われている場所を割り出した二人は、手を組んで監禁場所を襲ってダンズを誘拐し、モーテルに連れ込みました。

尋問の末、意外な事実がダンズの口から語られました。

実は、ダンズは新米エージェントで国家機密など何も知りませんでした。

本当の標的はジョンとジェーンで、異なる組織に所属する二人の結婚を組織が快く思わず、二人を罠にかけて殺し合いをさせ、一石二鳥で排除しようとしたのです。

更にダンズのベルトには発振装置が仕込まれており、潜伏位置が筒抜けになっていました。

窓から様子を伺うと、すでにモーテルの周りは囲まれていました。

モーテルを出て、ショッピングモールに逃げ込んだ二人はそこで追っ手を迎え撃ちました。二人は決死の覚悟で撃ちまくり、気が付くと相手は全滅し、二人は生き残っていたのでした。

 
数日後、再び結婚カウンセラーの所にやって来た二人は「最近は上手くいってるんです。時には、殺したくなることもありますが」

「今度、家を新しくするんです」

と仲良さげに語ったのでした。

THE END

 

「Mr.&Mrs. スミス」見どころ

実際に夫婦でもあったブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが共演したアクション作品です。

(この頃、まだ二人は結婚しておらず、この作品がきっかけで親しくなったそうです)

 
勘と勢いが頼りのジョン。

緻密な計画と妖艶な魅力を武器に任務を遂行するジェーン。

タイプは違うものの凄腕暗殺者の二人ですが、所々に気持ちが抑えられないシーンもありました。

ジェーンが家の中を捜索している最中に思い出のぬいぐるみを切り裂かれたり、結婚式のビデオを部下に見られたりした時、ジェーンは内心傷ついていました。

お互いに殺し合いながら、いざとなるととどめを刺せません。

特に家の中で散々戦った後、銃を向けないながら悲しそうな眼をしていたのがとても印象的でした。

 
任務の為に相手を殺さなくてはならない。

でも、どうしても愛を断ち切る事が出来ない・・・

派手な爆発やハイテク武器に銃撃、格闘アクションもたっぷり詰め込まれていますが、そればかりでなく、相反する感情に苦悩する繊細な表情もブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは見事に演じており、見応え充分な一作でした。

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