映画「ラブ・ダイアリーズ」はライアン・レイノルズ主演、アダム・ブルックス監督の2008年の映画です。
この映画「ラブ・ダイアリーズ」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
私のママは誰!?父が娘に語るラブコメコメディ「ラブ・ダイアリーズ」をご堪能ください。
「ラブ・ダイアリーズ」あらすじ
妻と別居し、離婚間近のウィルことウィリアム・マシュー・ヘイズ(ライアン・レイノルズ)。
広告代理店で働く彼の楽しみは毎週金曜日に娘のマーヤ・ヘイズ(アビゲイル・ブレスリン)を学校に迎えに行き、一緒に過ごすこと。
その日学校で性教育を学んだ生徒たちは大興奮、迎えに来た親たちに色々な事を聞いています。
マーヤも「話があるの」とウィルに男女についていろいろ尋ねます。
そして思いがけずアクシデントでできた子もいるが自分もそうなのか、と不安げに尋ねます。
ウィルは欲しくて作ったと答えます。
自分の母親と父、ウィルがどうやってであったのか気になったマーヤ、父親には以前母親の他にふたりの彼女がいたことを聞き出します。
もっと話を聞きたがるマーヤ、寝る時間だというのにお話の時間だと言って聞きません。
観念したウィルは名前や話を少し変えると前置きし、話すから誰が母親か当ててみるようにとマーヤに言います。
マーヤは「ラブストーリーミステリーね」とベッドで話しを聞きます。
はたして・・・
「ラブ・ダイアリーズ」ネタバレ
携帯電話もなかった1992年のウィスコンシン州。
当時ウィルは大学で知り合った恋人、エミリー(エリザベス・バンクス)と付き合っていました。
その時のウィルの夢は、大統領になる事でした。
夢に向かってウィルは2か月間、ニューヨークのクリントンの事務所で働くことになります。
ふたりでプランを立てたから大丈夫というウィルですが、エミリーはウィルの変化を恐れています。
さらにウィルのルームメイトのチャーリーはエミリーを狙っています。
エミリーは友人のサマー(レイチェル・ワイズ)に渡して欲しいとある小包をウィルに預けます。
ここで何となくエミリーはいいお母さんになりそうだけど最初の彼女は大体別れる、と予想するマーヤ。
ニューヨークに行ったウィルは、心酔する大統領候補の手伝いができると希望にあふれていました。
スピーチの原稿まで用意していたウィルですが、事務所で与えられた仕事はコーヒーとベーグルのお使いでした。
そしてその事務所でウィルは、バイトのエイプリル(アイラ・フィッシャー)と出会います。
エイプリルにクリントンが大統領になったら、と熱弁するウィル。
そんな時、クリントンの愛人疑惑が流れます。
バーでクリントンの話をしながら同僚と楽しむウィル、途中でエミリーに電話をします。
ニューヨークに誘うウィルに、エミリーはもう帰ってこないだろうと呟きます。
死ぬほど会いたいと言いあうふたり。
そしてエミリーはサマーのことを尋ねますが、ウィルは連絡したが連絡がこないと言います。
ウィルと一緒に暮らす同僚のラッセル(デレク・ルーク)。
ラッセルに乗せられてウィルは、エミリーから預かった小包を開けてしまいます。
それはサマーの日記でした。
サマーとエミリーの学生時代の出来事が書かれた日記に興奮するふたり。
そしてウィルはサマーを尋ねますが、そこにいたのは父親ハンプトン・ロス(ケヴィン・クライン)だけでした。
ロスから矢継ぎ早に質問され、飲まされたウィル。
寝てしまったウィルの前に、気が付くとサマーがいました。
「あなたがウィルね?私の彼氏を酔いつぶした」というサマー、ハンプトンは父親ではなく恋人で論文の指導を受けていると言います。
ハンプトンは有名なライターでした。
ウィルから日記を受け取り、読んだのか尋ねるサマー。
ウィルは問い詰められついサマーとエミリーのキスのところを呼んだと白状します。
その帰り際、ウィルにキスするサマー。
予備選挙の一週間前、ウィルはお使いからプラカードやポスター部門へ移動していました。
そして有名大学を首席で卒業していたことが判明したウィルは、同窓生に電話をかけてパーティー券を売るよう頼まれます。
デスクを与えられて舞い上がるウィル。
電話をかけまくり、売ることに成功します。
仕事に自信が付き、ついにエミリーにプロポーズすることにしたウィル。
そんな時ふとしたきっかけでウィルは誕生日だというエイプリルのパーティーに付き合うことになります。
そこでエイプリルは明日ウィルがエミリーにプロポーズするつもりだと聞き、プロポーズの練習を提案します。
結構本気でだめだしするエイプリル、それに乗せられてウィルも本気のプロポーズの言葉を言います。
そしてエイプリルを送って家に上がったウィルは、なぜかたくさんあるジェーン・エアの本に興味を持ちます。
エイプリルはきれいな添え書きが入ったジェーン・エアの本を13歳の誕生日に父親からプレゼントされました。
欲しいものでなかったと怒ったエイプリルでしたが、その3週間後に父親が事故で無くなってしまったそうです。
最後のプレゼントとなったその本は引っ越しの際にどこかに行ってしまい、それ以来エイプリルは古本屋で見つけるたびに誰かの添え書きが入ったジェーン・エアの本を買っているそうです。
部屋でくつろぐふたり、エイプリルが世界を旅したいという夢を聞いていい雰囲気になります。
そしてふたりは自然にキスをしてしまいます。
我に返り、慌てて慌てて家を出たウィル。
ウィルは自分の部屋に戻ろうとして、アパートでエレベーターを待つエミリーを見つけます。
階段で慌てて戻るもすでに到着していたエミリー、彼女は夜行バスでウィルに会いに来たのです。
空気を読んで「すぐ戻る言ったでしょ」と言い残して出かけるラッセル。
久々にキスをするふたりですが、エミリーは舌の味が違うと言います。
散歩に出かけたウィルは、エミリーに父親が母親にプロポーズしたときの話をします。
プロポーズしようとして出かけた時に元カノに会って駆け落ちを考えるも、やってくる彼女(ウィルの母)を見て思いとどまったとそうです。
そしてエミリーにプロポーズしようとしますが、なぜか遮るようにしゃべり続けるエミリー。
そして「チャーリーと寝ちゃったの」とエミリーは自分を狙っていたウィルのルームメイトと浮気したことを告白します。
エミリーはウィルの大きな夢に付き合うのに疲れてしまったのです。
そんな落ち込んだウィルのもとに、クリントン予備選当選のニュースが飛び込みます。
仕事を続けられることになったもののエミリーと破局となったウィㇽ、旅に出たエイプリルとはハガキのやり取りをする仲になるもののそれ以上発展しないのでした。
インターネットが使われるようになり携帯が普及した頃の1994年。
ラッセルと選挙コンサルタントの仕事を始めたウィルは、大きな仕事を任されるようになりました。
その頃はアーサー・ロブレトの演説原稿を書いていたウィルは、サマーの彼氏であるハンプトンと仕事で会うことになります。
しかしそのの頃サマーはすでにハンプトンと別れていました。
ふたりのチャンスになるというハンプトンの計らいでウィルとサマーは一緒に仕事をするようになります。
サマーが最初は好きじゃなったけど今は好き、と言うマーヤ。
サマーの記事は好印象で、ウィルが支持するロブレトが優勢になりました。
やがてウィルはサマーと付き合い、結婚を考えるようになります。
そんな時、ハンプトンが病気で入院することに。
ハンプトンはサマーの記事を読み、見舞いに来たサマーに仕事をしろと言います。
サマーはウィルに配慮し、ロブレトの不正を隠していたのです。
仕事も恋愛も順調であったウィルは、久しぶりにエイプリルと再会します。
用事があるウィルに付き合ってある店に向かうエイプリルは、旅の途中で出会った男性の話をします。
しかしエイプリルは彼といい雰囲気になるも、ふってしまったそうです。
それを誰かに話したくなった、そんなときに目の前にあったのに気が付かなかったことが分かったというエイプリル。
旅で男性と出会った結果として、自分が本当に好きな相手は誰か気付いたようです。
しかしその時、店員がウィルのもとにダイヤの指輪を持ってきました。
ウィルはサマーに贈るための指輪を買いに来たのです。
ずっと手紙のやり取りをしていたのにそんな真剣に付き合っている相手がいるとは知らなった、と怒るエイプリル。
友達と思っていたのに気付いた時にはもう遅い、とマーヤは言いますがウィルは意味が分かっていないようです。
ウィルはサマーが書いた記事を見せられます。
それはロブレトが不正したことに関する記事でした。
前の記事では仕事をしたことにならない、仕事をしただけだというサマー。
ウィルはせめて自分の恋人でのせいでロブレトが失脚することを防ぎたかったのですが、すでにサマーは記事を提出した後でした。
このことがきっかけでウィルは恋人のサマー、親友のラッセル、そして仕事も失う事となりました。
それからしばらくして関係が切れたと思ったエイプリルから電話が来ました。
付き合っている人はいる?と聞かれていないと答えるウィル。
本屋で働いているというエイプリㇽは今もジェーン・エアを探しているようです。
そして電話で話しながらウィルはメールで何かやり取りをしています。
ウィルも添え書きのあるジェーン・エアを探しているのでした。
そして再会したふたりでしたが、エイプリルには恋人ケビンという恋人がいました。
エイプリルがウィルの誕生会を開きます。
そこでウィルは父親になったラッセルと再会し、和解します。
そのパーティーの後、ウィルはエイプリルに「実は好きなんだよね、前から」と告白します。
なぜ今なのかと困惑したエイプリル、そのままふたりは喧嘩別れに。
誰か好きになった時にその相手は別の人が好き、とすれ違いが続くウィル。
そんな時、古本屋でウィルはエイプリルの探していたジェーン・エアを見つけます。
「愛しい娘エイプリルへ」と書かれたその本を持ってウィルはエイプリルを訪ねます。
しかしエイプリルはおらず、そこでケウィルはビンと出会ってしまいます。
本を渡せずそのまま帰ってしまったウィルは、サマーと再会します。
サマーは妊娠していました。
サマーがママかもしれない、そしてウィルは自分の本当のパパじゃないから別れるんだと思い込んだマーヤ。
ウィルはハッピーエンドになる、と言いますがマーヤは「私のママがだれだってどうせ別れるんじゃない」と言います。
ウィルはいったん話すのをやめました。
ウィルに飲みすぎ、遊びすぎでも大好きと言って眠りにつくマーヤ。
翌日、出かけた先でウィルに「誰のことが本当に好きなのかわかった、だけどエイプリルには彼氏がいた」と言うマーヤ。
そして「サマーがママなら家出する」と言います。
招待されたサマーのパーティー。
サマーはウィルに口説き文句を言いそうも、このまま修羅場に入る未来を予想したウィルがそれを止めます。
ふたりはそのまま友人になることに。
サマーはウィルに昔からの友人を紹介したい、きっと気が合うはずと言います。
そこにいたのはエミリーでした。
歩きながらふたりは別れなかったら…と話します。
エミリーは「私あなたとあなたの夢が怖かった、もしかして私たち別の計画だったら…」とウィルの髪をかき上げます。
「ストップ、巻き戻して」と言うマーヤ。
マーヤはそのしぐさに覚えがありました。
マーヤの母親はマーヤが泣くと「太陽みたいに輝いて」と言って髪をかき上げるのです。
とそこまで話したところでマーヤの母親がやってきました。
「ママでよかった」とマーヤが言い、ウィルがサラと呼びかけたのはお話の中のエミリーでした。
動物園に一緒に出掛けたウィルたち。
帰ってきたウィルはあのジェーン・エアを見つけます。
ウィルはエイプリルに渡しそびれていたその本を渡しにいきます。
今は彼氏のいないエイプリルと離婚したばかりのウィル。
ケビンのことをエイプリルは「あの人どっかかけているところがあった」と言います。
本を見て本当にありがとう、と言うエイプリル。
ウィルはその本を何年も持っていたことを白状します。
「ラブ・ダイアリーズ」最後ラストの結末は?
あの時ケビンがいて渡せなかったと言うウィルに、帰ってというエイプリル
ずっと探していた本を返していなかったというウィルにマーヤは「何年も探していたのに、お父さんからのプレゼント」と怒ります。
そしてなぜエイプリルだけが本名なのかと尋ねます。
エミリーはサラ、サマーは書いた記事によるとナターシャという名前でした。
何でパパの過去に興味があるのとウィルが訪ねると、マーヤは幸せになってほしいのと答えます。
意を決したウィルはマーヤを連れてエイプリルのもとへ。
タクシーに乗ったマーヤは「ケビンが何か欠けないんでしょ、パパは欠けていないってことかも」とまだ脈があるようなことを言います。
そしてエイプリルの家のチャイムを押したウィル。
ウィルが名乗ると明らかに怒っているエイプリルの声が帰ってきました。
さらに娘と一緒ということで困惑するエイプリル。
「入れてくれるって」言うマーヤにウィルは、エイプリルの家の前で30まで数えて出てこなかったら帰って二度とこの話はしないことを提案します。
マーヤはエイプリルに自分にした話をするように言って数えます。
その話をインターフォン越しに聞くエイプリル。
29まで数えたところで1/4、2/4、3/4と数えますがそれでもエイプリルは出てきません。
あきらめて歩き出したふたりの背中に話って何?と外に出てきたエミリーが声をかけます。
ウィルはエイプリルに「本を持っていたのはふたりをつなぐ糸だったから」と言います。
それを聞いて何も言わずにウィルに抱き着くエイプリル。
そしてマーヤとエイプリルはあなたがマーヤね、あなたがエイプリルねと言い合います。
マーヤはエイプリルと手をつなぎ、エイプリルの家に入りました。
家に入る前に玄関でキスするウィルとエイプリル。
そしてウィルもエイプリルの家に入るのでした。
THE END
「ラブ・ダイアリーズ」見どころ
マーヤの母親は誰?とドキドキしながら見れるこの映画。
結婚相手、子どもを作った相手が運命の相手ではないという結末は予想外である一方、離婚率が高い現代にあったストーリーとも考えられます。
環境が変化し、成長する事やその時のタイミングで恋する相手は変わります。
惹かれ合いながらもタイミングが合わないエイプリルとウィルでしたが、父の幸せを願うマーヤによってやっと結ばれました。
娘が父の新しい幸せを願い、それが叶えられた物語ですが・・・父の女性歴や母親の浮気を知らされたと思うとちょっと複雑ですね。
海外の家庭では普通なのかな?・・・
一緒に見る人を選ぶ映画かもしれません。
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