「フォーン・ブース」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画「フォーン・ブース」ネタバレ あらすじ
ミステリー/サスペンス

映画「フォーン・ブース」はコリン・ファレル主演、ジョエル・シュマッカー監督の2002年の映画です。

この映画「フォーン・ブース」のネタバレやあらすじ、最後ラストの結末、見どころを紹介します。

公衆電話のベルが鳴り、たまたまそれを取った男が翻弄されるサスペンス「フォーン・ブース」をお楽しみください。

 

「フォーン・ブース」あらすじ

人や車の往来が多い、ニューヨーク マンハッタン。

そこを意気揚々と歩くのは、宣伝マンのスチュアート・シェパード(コリン・ファレル)。

携帯電話 片手に、自分を慕う若いアダムを引き連れて仕事します。

「スチュだ!」と、複数の雑誌編集部に電話して、アーティストの売り込み開始。

そのやり方は、向こうの反応が悪けりゃ「早くしないと あっちに取られるぞ!」と、嘘を吐く。

雑誌社の人間は、ライバル誌に先を越されてなるものか!と、うまい具合に交渉成立。

だけど、全部が思い通りになる訳も無く、スチュに騙されたと怒り心頭な奴も居たりする。

そんな時でも「イヤ~ いい店は予約が一杯で 新曲発表パーティーは延期に…」

なんて、口から出まかせを言って、一方的に電話を切っちまえば終わり。

 
すると直後、幸運にもスチュの口車に乗った店主が、そのパーティー会場に立候補。

「有名人が来るんだ!……料金は店持ち」あらゆる条件を吹っ掛け、結果 甘い汁を吸うスチュ。

人気アーティストのライブチケットをくれるスチュに、街の警官は極上のゴシップを提供。

仕事を補佐してくれる従順なアダムに、気前良くお小遣いをあげて給料未払いを誤魔化す。

どんな駆け引きもモノにして来た強運なスチュに、もはや怖いものはありません。

 
この日の仕事も順調で上機嫌のスチュはアダムと別れ、いつも利用する電話ボックスへ。

いざ、電話を掛けようとすると、ピザ屋の男が扉を叩きます。

この電話ボックスに居る男性にピザを配達するように言われたと。
代金は支払い済。

そんな事は知ったこっちゃ無いと、受取拒否するスチュにピザ屋の男も食い下がります。

次第に、うざったくなるスチュはカネを渡して「ほら、…うせろ!」

チラチラと恨めしそうにスチュを見るピザ屋の男は、そこを立ち去りました。

そして・・・

 

「フォーン・ブース」ネタバレ

面倒事が片づき、改めて電話を掛けるスチュ。

結婚指輪を外し、携帯電話じゃなく公衆電話で連絡する相手は、女優の卵・パム(ケイティ・ホームズ)です。

妻・ケリー(ラダ・ミッチェル)が居るスチュだけど、年下のパムがお気に入り。

宣伝マンの肩書を利用して「君のため…」と、言葉巧みに女優志望のパムに言い寄ります。

純粋なパムもスチュに惹かれ始めているけど、彼が既婚者とは知りません。

妻にバレる前にパムと深い仲に……そう思っているスチュは、進展しない関係に不満気味。

自分のためになる嘘ばかり吐いて、相手の気持ちなどお構いなしです。

 
身なりが立派なら誰にも見下されないと、イタリア製の高級スーツに靴を愛用するスチュ。

自分に好都合の人間は大切に。

そして、自分にとって不用で劣る人間には傲慢な態度を取って来ました。

ソレを快く思わない者が、スチュに迫ります。

 
パムを誘い切れず不機嫌なスチュ、電話を切るとジリリリリンと呼び出し音が鳴りました。

何の気なしに、切ったばかりの受話器を取り耳に当てます。

「……君は私の感情を傷つけた 電話ボックスから出るな」

聞こえて来た知らない男の声にスチュは周りを見渡すけど、街の人々は彼に無関心。

電話ボックスのすぐ近くで、玩具のロボットを売る露天商の男も淡々と開店準備。

しかし、電話を掛けて来た男には、スチュが見えています。

ビルやホテルが建ち並ぶ谷間にあるこの電話ボックスを、どこかの窓から見ていると。

 
顔が見えない男の勝手な言い分も笑い飛ばして、全く動じなかったスチュ。

その顔色が変わったのは、女優の卵・パムの名前が出た時です。

動揺を隠すように、言葉をまくし立てるスチュに対して男は冷静でした。

「…君の妻 ケリーに電話を掛ける また後でな」男はそう言うと、電話を切ります。

男に見透かされるスチュは、ここを立ち去ることが出来ません。

 
ジリリリリン…と、呼び出し音。

電話に出て、男の機嫌取りをするスチュだけど成果なし。

男は女優の卵・パムに電話を掛けると、彼女との会話をスチュに聞かせます。

そして、妻・ケリーの存在を知ったパムは、スチュの嘘に肩を落としました。

 
次に男が望むのは、スチュが妻・ケリーに真実を打ち明ける事です。

パムに下心があったと認めるスチュに、ソレで十分ケリーを裏切っていると引かない男。

要求通り携帯電話でケリーと話すスチュ、しかしパムの事を言い出せません。

すると、一向に電話ボックスから出ない、スチュにムカついて集まる娼婦たち。

男からは「…真実を言え」そして、扉を叩き騒ぎ立てる娼婦には「出て来いよ!」

この最悪な事態を、妻・ケリーのだけは知られたくないスチュ。

異変を感じる彼女に「大丈夫」そう答え、携帯電話を切ったスチュは娼婦を罵倒しました。

 
「電話を切ったら 君を殺す」と、ライフル銃に弾を装填する音を聞かせる男。

街の人々が気にも留めない一瞬で、玩具のロボットを撃ち抜きました。

恐怖と苦痛で顔が歪んで行くスチュに、激高する露天商の男が近づいて来ます。

受話器から聞こえる「始末してやろうか?」と言う言葉に「よせ!」と、焦るスチュ。

破損したロボットの代金を払って解決させるけど、電話ボックスには娼婦の用心棒・レオンが迫ります。

 
この時のレオンは、まだ大らかな気持ちで「電話を切って うせろ!」と、警告。

耳に「切るな」と、男の声が聞こえ「…切れないんだ」と、言うしかないスチュはカネを。

その態度が気に入らないレオンはバットを握り、始まったのは電話ボックス破壊のカウントダウン。

電話の向こうから聞こえる、弾を装填する音。

「止めてやれるぞ 返事をしろスチュ 聞こえてるか?」

レオンを狙うレーザーポインターの赤い光に、気づいたスチュは選択を迫られます。

 
電話ボックスのガラスを叩き割ったレオンに、捕まり殴られるスチュ。

思わず「イエス!」と、声を張り上げた一瞬の後、男に狙撃されたレオンは死亡。

「アイツが殺した!」と、娼婦たちが泣き喚き、無関心だった人々は足を止め野次馬に。

しかし、銃を持っていないと言うスチュの主張を、誰も信じてくれませんでした。

 
娼婦たちの通報を受け、現場に到着した警察。

「…受話器を置け!」との呼び掛けにも、男に命を狙われるスチュは従いません。

電話ボックスに執着するスチュに、釈然としないレイミー警部(フォレスト・ウィテカー)。

「奴がレオンを撃った?……」

スチュが銃を所持していると主張する、娼婦を信じた巡査部長。

しかし携帯電話とタバコしか入っていないスチュのポケット。

銃の不所持を証明しようと、ポケットに手をやれば警察に射殺される。

余計な事を言えば、ライフル銃で男に。

 
逃げ場のないスチュは、電話相手が誰かを問うレイミー警部に「…精神科医だ」と、返答。

傑作の嘘を吐いたスチュに気を良くした男は、邪魔者・レイミー警部に恥辱を与えます。

そして、口先だけで生きて来た不誠実なスチュこそ、つまらない人間だと嘲笑いました。

 
“マンハッタンで起きた殺人事件!”

“電話ボックスから出ず、受話器を握りしめる犯人の目的とは?”

男の筋書き通り、銃を所持した殺人犯としてTV中継されるスチュ。

電話ボックスの周辺を警官が取り囲み、ホテルの屋上には狙撃手が配備されました。

緊迫した空気に包まれると、ニュースを見た妻・ケリーが現場に駆け付けます。

「…大丈夫?何とか言って!」と、呼び掛けられるスチュ。

ケリーが標的になるのを恐れたスチュは「妻じゃない!」と、ケリーを遠ざけました。

 
夫の態度に混乱するケリーを後ろに下げ、どうにか突破口を見つけたいレイミー警部。

しかし、過去にも“処刑”を成功させた男は、一筋縄では行きません。

スチュが異常事態に置かれているとは、誰も気づかないまま・・・

憔悴するスチュは男の要求通り、パムに対しての赤裸々な思いを妻や人々の前で叫びます。

惨めな姿を晒した夫を許したケリー、これで解放されるハズが男はスチュを離しません。

 
男の嘘に怒りが込み上げるスチュは、電話を切ると両手を広げて投降のポーズ。

すると、狙撃手の銃口がスチュを。

取り乱すケリーには、レーザーポインターの赤い光が浮かび、男が狙っています。

「ケリー!下がれ!!」と、慌てるスチュに、レイミー警部もケリーを狙う者に気づきました。

人々が騒然とする中、鳴り続ける公衆電話の呼出し音。

「騙される痛みを知ったか?」そう言って、スチュを“たしなめる”男には、まだ企みが。

電話ボックスの天井を見上げたスチュは、男が置いた銃があると知って愕然とします。

 
建物に潜む狙撃犯を確保するため、動き出した警察。

しかし、容疑が完全に晴れた訳では無いスチュに、狙撃手の銃口は向けられたまま。

狼狽しながらも、銃を取れと言う男の挑発には乗らないスチュ。

すると、男は不気味に笑い「パムとケリー どっちだ?」と、言い出します。

現場にやって来た女優の卵・パムに気づいた男は、スチュに命の選択を迫りました。

 
追い詰められるスチュは、身をかがめ床に落ちる結婚指輪を見つけ指にはめます。

その時、男が言った「何してる?」と言う言葉に、死角に入ったと気づきました。

ポケットにある携帯電話を取り出すと、妻・ケリーに電話。

スチュからの着信、ケリーに聞こえて来たのは「殺さないでくれ!」と、怯える彼の声。

レイミー警部はスチュの救出と、真犯人の確保に動き出します。

 

「フォーン・ブース」最後ラストの結末は?

「……信頼が大切だ 私を信じろ」

電話ボックスに籠るスチュの元へ、話しながら近づくレイミー警部。

二人の会話に嫌気が差す男は、レイミー警部を殺そうと弾を装填。

自分のせいで人が死ぬなんて耐えられないスチュは、レイミー警部を下がらせました。

 
「君に罪を“あがなう”チャンスを与える」そう言って、本音を吐けとスチュに迫る男。

決心したスチュは、嘘で塗り固めた人生だと大勢の人々の前で懺悔します。

ちっぽけな自分を大きく見せたかったと、涙を流して悔いるスチュ。

妻・ケリーや下心を抱いたパム、スチュを慕っていたアダムも言葉を失います。

一方、レイミー警部に真犯人が潜伏する、ホテルの部屋が判明したと連絡が入りました。

 
電話ボックスでうな垂れるスチュは、男がこれで解放するとは思っていません。

このまま殺される……そんなスチュに、レイミー警部から“男を見つけた”と言う合図が。

喜ぶスチュに逆上する男は、ケリーを道連れにすると言い出します。

迫る危機に「俺にしろ!」と、電話を切り天井から銃を取ったスチュ。

覚悟を決めて電話ボックスの外へ飛び出すと、両手を広げます。

「悪いのは俺だ!殺せ!!」そう叫ぶと警察の狙撃手が発砲、ケリーの悲鳴が響きました。

 
スチュに駆け寄る、レイミー警部。

体に残るのはゴム弾の痕で、夫が生きていると知って安心したケリー。

男が潜伏する部屋に突入した警官が目にしたのは、自殺した男の死体。

スチュがカネを渡して追い払った、ピザ屋の男でした。

 
容疑が晴れたスチュが救急車で安静にしていると、知らない男が話し掛けて来ます。

「洒落た靴だな イタリア製か? 電話を切ったな……」

鎮痛剤の注射を打って目まいがするスチュは、男の顔がハッキリ見えません。

しかし、妻・ケリーを知っていて「ピザ屋の男は 気の毒だった」と、聞き覚えのある声。

遠のく意識に抗えないスチュに忠告する男は、警官の間を通り抜け悠然と立ち去りました。

「……君の誠実さが続くよう祈るよ もし続かなければ また電話するよ」

THE END

 

「フォーン・ブース」見どころ

シチュエーション・スリラーの傑作と言えば?

そんな質問に、本作『フォーン・ブース』が、真っ先に思いつく方も多いでしょう。

映し出されるのは、現在から約20年前のニューヨーク。

携帯電話が主流となって殆ど利用されないとは言え、都会のど真ん中にある電話ボックス。

使い慣れた公衆電話のベルが鳴ると、反射的に受話器を取り「…もしもし」

始めは中指立てるくらい威勢が良かったスチュだけど、異様な雰囲気に表情が変わります。

 
男が居るであろう無数の窓を見上げるスチュ、電話ボックスの中のスチュを見下ろす男。

人の行き来は途切れないのに誰もスチュに関心が無くて、彼だけが別世界に居るよう。

もちろん娼婦や露天商の男、犠牲になってしまうピザ屋の男やレオンと関りを持つけど、彼らがスチュに抱くのは怒り。

個人的には、このスチュの孤立無援な感じにゾッとします。

そして「君の罪は、他人に対して傲慢なこと…」と、電話の向こうから聞こえて来る男の言葉に、あなたもドキッとするかも!?

 
姿を現す事なくスチュに、そして観る者に恐怖を植え付けた男。

その正体が分かるのはラスト10分を切った頃、ピザ屋の男の死体を拝んだあとです。

救急車にやって来た男の顔は、スチュの目線で映されるのでぼやぼや~。

あなたが「あれ?もしかして…」と、目を凝らせばモヤも晴れて、アイツが居るんです。

もう20年前の映画で世界中の大半が知っていて、本サイトはネタバレなので正体を明かします!

キーファー・サザーランドなんですねぇ!

 
出演映画は多数ありますが、私の中では何十年経っても断トツ『スタンド・バイ・ミー』(日本公開1987年)の不良・エース!

あまり映画を観ない方も、海外ドラマ『24』の“主人公・ジャック・バウアーを演じた俳優”でピンと来るでしょうか。

憂いを帯びた声色は何とも色気たっぷりで、怒号は怖くて嘲笑う声も憎らしいほど狂気的。

アレを耳元で聞いているスチュの精神状態を想像すると、私なんかは余裕でガクブル!

中指立てていたスチュだって、どこにでも居る普通の兄ちゃんですっかり顔面蒼白です。

 
冒頭は、自信に溢れていた主人公・スチュ。

演じたコリン・ファレルも良い具合にチャラくて、ラズベリー色のシャツが似合ってる。

頭の回転が速いスチュは、喋りの攻防戦をやらせたら天下一品。

嘘も吐き続ければ真実になっちゃう勢いで、スチュの天狗っぷりは痛快に見えちゃかも!?

だけど、本当のスチュは自分に自信が無くて、ソレを見破られるのが怖い奴でした。

外見だけを着飾って弱い心を隠す、たくさん吐いた嘘は彼を信じた人の心を傷つけました。

そんなスチュが、大勢の人々の前でする懺悔の場面。

胸に迫って来るコリン・ファレルの名演が、やっぱり本作の一番の見どころですね。

本作の翌年に公開されたコリン・ファレル主演の「リクルート」も不可解な状況下で展開するサスペンスでおすすめです。

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映画のネタバレ、あらすじ、ラスト最後の結末、見どころを紹介!

 
とは言っても、キレイさっぱり事件解決じゃないので、拍子抜けする方も居るでしょう。

私は、“処刑”殺人してる男を、見逃すなよレイミー警部~って突っ込みたいです!

でも、警部役のフォレスト・ウィテカーが、相変わらずイイ顔してるから許せちゃう◎

野放し状態の男の恐怖を、ふとした時にジワジワ感じるのも嫌いじゃない。

“スチュの振り見て我が振り直せ!”って、自分を戒めてくれる映画な気もします。

サラッと観始めたつもりが、濃厚な時間を堪能できる81分。

あなたも、電話ボックスに釘付けになってみませんか!

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