映画「キック・アス」は、アーロン・ジョンソン主演、マシュー・ヴォーン監督の2010年のアメリカ映画です。
この映画「キック・アス」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末について紹介します。
変身したり、スーパーパワーが一切ないヒーローの物語「キック・アス」をお楽しみください。
原作はマンガ「キック・アス」です。
今作でヒット・ガール役のクロエ・グレース・モレッツがブレイクしました。
そして続編『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』が、2013年に公開されています。
「キック・アス」スタッフ・キャスト
■ スタッフ
監督: マシュー・ヴォーン
製作: ブラッド・ピット他
脚本: ジェーン・ゴールドマン他
撮影: ベン・デイヴィス
音楽: ジョン・マーフィ他■ 主要キャスト
デイヴ・リズースキー / キック・アス:アーロン・ジョンソン
ミンディ・マクレイディ / ヒット・ガール:クロエ・グレース・モレッツ
クリス・ダミーコ / レッド・ミスト:クリストファー・ミンツ=プラッセ
デイモン・マクレイディ / ビッグ・ダディ:ニコラス・ケイジ
フランク・ダミーコ:マーク・ストロング
ケイティ・ドーマ:リンジー・フォンセカ
ヴィック・ジガンテ:ザンダー・バークレー
ビッグ・ジョー:マイケル・リスポリ
マーカス・ウィリアムズ巡査部長:オマリ・ハードウィック
マーティ:クラーク・デューク
トッド:エヴァン・ピーターズ
「キック・アス」あらすじ
デイヴ・リゼウスキ(アーロン・ジョンソン)は、スーパーヒーローに憧れる少年です。
ある日、自分で本物のヒーローになろうとネットで買ったスーツを着てヒーロー活動を始めます。
でも何のスーパーパワーも持っていません・・・
しかし、いつも捨て身の戦いをするデイヴの行動がネット動画で流れてから、状況が変わり始めます。
キック・アスと呼ばれるようになった彼は・・・
「キック・アス」ネタバレ
デイブはごく普通のティーンエージャー。
スポーツも勉強も苦手で唯一の特殊能力は女子には見えない(存在感)であることを自負しています。
動脈瘤で母を亡くしてからは父と二人暮らし。
そんな中で、なぜ誰もスーパーヒーローにならないのか?と疑問に思っていました。
挑戦しようとする人がいないことについて友人のトッド(エヴァン・ピーターズ)達に話をしていたのです。
同じ頃、とある場所にて娘(クロエ・グレース・モレッツ)と父親(ニコラス・ケイジ)が距離を取って立っていました。
父親は銃の引き金を引き、少女は倒れます…
防弾チョッキを着ていたため無事であり、父親はこれで同じ目に遭っても大丈夫だろうと言います。
そして誕生日プレゼントにバタフライナイフを買うのでした。
少女の名はミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)と言います。
ヒーローはコミックの中にしかいないが、悪者は現実にいる…
デイブはネット通販で緑色のコスチュームを買ってヒーローとして活躍しようと決意。
そして車上荒らしを見つけたためスーツに着替え、悪者を止めようとします。
上手く殴ることができましたが、ナイフで刺されて車道に出た際に車にはねられそのまま救急車に…
手術により身体を金属板で補強、末端神経はマヒが残る中、久々の学校へ。
脱がされてケガをしていたことからゲイであるという噂が流れており、そのおかげで美人のケイティ(リンジー・フォンセカ)に声をかけられたのです。
複雑な心境のデイブですがひとまず喜びました。
キック・アスの誕生
デイブは再びパトロールを再開し、猫の捜索のため町を探していると強盗に出くわして襲われてる人をとっさにかばいます。
そのまま殴り合いに巻き込まれますが、金属類を埋め込んだ身体は丈夫になっていたため長引きました。
最後にはナイフを取り出す強盗ですが、デイブは悪人も許せないが野次馬をして見ているだけの人も許せないと、鬼気迫る勢いで圧倒…強盗は去り、助けた人には感謝されました。
野次馬によって撃退の模様が撮影されており、それが動画サイトで評判になってテレビでの報道も多数されました。
デイブは自分をキック・アスだ。と名乗りました。
キックアスはグッズ化される中、デイブは正体を隠しています。
一方で、ケイティにお茶に誘われて「ゲイのお友達が欲しかった!」と嬉々としながら言われたため、自身の恋心は閉まっておきつつも友達としての関係をスタートさせるのでした。
その後、お泊まり会や日焼けオイルを塗ったりもする関係を続ける中、ラズール(コフィー・ナーティ)という男に困っていると聞いたデイブはキックアスにメールを送って助けてもらうべきと勧めます。
そしてデイブはキックアスのコスチュームを着てラズールの元を尋ねるとドアの前には大男が…
ケイティの知人であると言って中へ通してもらい、ラズールに会って彼女に関わるなと忠告しました。
ラズールは襲いかかり、キックアスはスタンガンで応戦、しかし数名の手下により押さえつけられてピンチに…
「キック・アス」ヒット・ガール
そこに現れたのがヒットガール(クロエ・グレース・モレッツ)です。
ミンディが扮したヒットガールは持ち前の身体能力を活かし、長ものの先端についた刃で敵を裂き、時には足を切断しつつも快勝。
現金を詰めながらドアを背に向け、デイブに声をかけた際に襲われそうになります。
しかし、父親であるビッグダディ(ニコラス・ケイジ)が遠くから狙撃したおかげで助かり、彼女は通信で父にたしなめられるのでした。
その後、デイブは自分の弱さを目の当たりにして、キックアスのサイトを閉じようと考えます。
そこへビックダディたちが家に押し掛けたため驚きますが、IPアドレス簡単に追跡できると指摘されたとのこと…
ビックダディたちを呼びたかったらキックアスのサイトに「休暇中」と書くように言われ、彼らは去っていきました。
その間、ビックダディ達はフランク(マーク・ストロング)という町の大物であり、コカインを売りさばく悪党を調べていました。
彼の手下であるコディ(デクスター・フレッチャー)を拷問し、ついに居場所を突き止めます。
ビックダディは元腕利きの警官だったのですが、フランクに罠にかけられて5年も刑務所に…
妻は悲しみのあまり命を絶ちますが、代わりにミンディが、産まれたのです。
出所したビックダディは復習を誓い、ミンディも戦士として育て上げました。
「キック・アス」レッド・ミスト
フランクはビックダディによって手下たちの多くが殺され、現場だった倉庫ごと焼かれる事件が発生。
最初はキックアスも商売の邪魔であるため追っていたのですが、フランクの息子のクリス(クリストファー・ミンツ=プラッセ)ことレッドミストはがヒーロー仲間として彼を庇います。
クリスはキックアスに敬意を抱き、頼りにしていたこともあってビックダディを呼んでもらい、罠にかけようと考えました。
キックアスはレッドミストが何者かに狙われてると聞き、自身のサイトを「休暇中」とするとビックダディから隠れ家Bで待ち合わせようと連絡が入ります。
レッドミストと共に向かい、部屋に入って彼がヒットガールに挨拶をしようとした瞬間、胸を数発銃で撃ちました。
窓際にいた彼女はそのまま下へ落下、レッドミストの仲間が押し寄せてビックダディとキックアスを捕らえるのでした。
レッドミストはフランクにキックアスには手を出さないと約束したと詰め寄りますが、見せしめのため殺すと言い放たれたのです。
「キック・アス」ビッグダディの死
捕まったビッグダディたちは拷問を受け、その様子をネットで流される中、防弾チョッキで無事だったヒットガールが助けに来ました。
「クリプトナイト」、「ロビンの復讐」とビッグダディが作戦を指示しますが彼は火を付けられてしまいます。
ヒットガールは敵を一掃し、ビッグダディの火を消しましたが火傷の範囲が広かったため虫の息…
ヒットガールを愛してると最期に言って息を引き取ります。
キックアスは傷だらけでしたが命は助かり、彼女の隠れ家へ。
ヒットガールは父の始めたことをやり遂げるため武器の用意し、キックアスは助けられた借りを返すため作戦に参加を決意するのでした。
「キック・アス」ラスト最後の結末
ヒットガールが先にアジトに潜入して待ち伏せする敵をほぼ倒し、弾切れとなったため隠れます。
敵はバズーカを持ち出し彼女はピンチに陥りますが、キックアスがアジトの兵器を持って銃を乱射、彼女を助けてレッドミストと対峙します。
ヒットガールはフランクと戦いますが格闘技をたしなんでいた彼は強く、最後にはテーブルに打ちつけられて銃を向けられてしまうのでした。
そこにレッドミストを気絶させたキックアスが敵のバズーカを持ち出してフランクに撃ち込み、彼を倒します。
フランクの同僚だったマーカスにミンディは引き取られて学校に通うようになり、復讐劇は幕を閉じました。
THE END
「キック・アス」見どころ
時系列では「キック・アス」が先に制作されていますが、最近この作品を知った人には「実写版 僕のヒーローアカデミア」だ。と言えば伝わりやすいかと。
ひ弱な青年主人公が経験を通して強くなっていく、その過程には大きな悲しみもあり、それを乗り越えてさらに強くなる・・・王道ですね。
主人公はキック・アス(アーロン・ジョンソン)なのですが、個人的にはヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)の物語なんじゃないかと思います。
ビッグダディ(ニコラス・ケイジ)は死んじゃうし、ポスターも主人公を差し置いて真ん中にいますしね・・・
なんせクロエ・グレース・モレッツが可愛いので、もはやこれは彼女のための映画と言っても過言じゃないでしょう。
ヒーローものが好きな人、クロエ・グレースが好きな人、「僕のヒーローアカデミア」が好きな人におすすめです。
今作のマシュー・ヴォーン監督したスパイ映画「キングスマン」も似たテイストでおすすめです。