「仮面の男」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ

映画「仮面の男」ネタバレ あらすじ
アクション

映画「仮面の男」はレオナルド・ディカプリオ主演、ランダル・ウォレス監督の1998年公開の作品です。

この映画「仮面の男」のネタバレ、あらすじや最後のラストの結末と見どころについて紹介します。

レオナルド・ディカプリオによる善と悪の二役必見が必見の「仮面の男」をお楽しみください。

 

「仮面の男」あらすじ

舞台は17世紀のフランス。

若くして王になったルイ14世(レオナルド・ディカプリオ)は、国や民の事など考えず、気に入った女と遊び惚けていました。

戦争を仕掛けてはその犠牲になる兵士と民。

飢えに苦しんでいた市民はやっと支給された食料が腐っていたことから暴動を起こしますが、国王に仕える銃士隊隊長であるダルタニアン(ガブリエル・バーン)が市民を説得し一旦はその場を収めることに成功するのです。

 
そんな中、王はまた新しい女に目をつけます。

それは引退した銃士アトス(ジョン・マルコヴィッチ)の息子ラウル(ピーター・サースガード)の婚約者であるクリスティーヌ(ジュディット・ゴドレーシュ)でした。

クリスティーヌを自分の女にする為、ルイはラウスを戦争の前線部隊へと送り込むのです。

その結果、ラウルは帰らぬ人となってしまいます。

ラウルの帰りを待っていたアトスは、息子の仇を討つため王に剣を向けようと決心しますが、ダルタニアンは事前にそれを止ることに成功するのです。

 
一方、クリスティーヌはラウルの戦士で悲しみに暮れる中ルイに呼ばれ部屋へ向かうことに。

王冠ではなく私を愛して欲しいと言われそのまま王の愛人になってしまいます。

その夜、元銃士のアラミス(ジェレミー・アイアンズ)は地下墓地にポルトス(ジェラール・ドパルデュー)、アトス、ダルタニアンを呼び13四銃士が集まる事に。

アラミスは王から、敵対するイエズス会の責任者を暴き始末しろと命令されていましたが、そのイエズス会の最高責任者がアラミスだったのです。

どうするのかと問うダルタニアンたちに、国王を新しくすればいいというアラミス。

それに賛成したのはポルトスとアトス。

ダルタニアンは、忠誠を誓った王を裏切る事は許されないと言って子の誘いを断ります。

王の我儘によって息子を殺されたアトスは、今の王は忠誠を誓うに値しないとダルタニアンに食って掛かりますが、ダルタニアンは聞き入れません。

頑ななダルタニアンの様子に、アラミスは何か重大な秘密を持っているのではと心配しますが、ダルタニアンはそれには答えずその場を立ち去るのでした。

そして・・・

 

「仮面の男」ネタバレ

作戦を実行に移したアラミスたち。

深夜、バスティーユ牢獄へと向かいます。

牢屋に閉じ込められていたのは仮面をかぶった謎の男。

仮面を着けた死体を用意し、仮面の男を無事助け出したアラミスは、プルトス、アトスと共にその男の仮面を剥ぎます。

すると、仮面の下にある顔が王と瓜二つだったのです。

実は、国王ルイと仮面の男フィリップは双子だったため、二人の父親であるルイ13世は骨肉の争いに発展することを恐れ、生まれたその日にフィリップを死んだ事にしてアラミスへ託すと田舎にある館で司祭と老婆によって育てさせました。

ルイ13世が死ぬ間際、死んだと言っていたフィリップスの事を王妃(アンヌ・パリロー)とルイに伝えると、王妃は城に迎えようとしましたが、ルイはそれを良しとしなかったのです。

ルイはアラミスに、フィリップに仮面を着け幽閉するよう命じました。

 
アラミスはフィリップをルイの代わりに王にしょうと計画していましたが、それを聞いたアトスとポルトスは無謀だと反対します。

戦争によって王を変えるのだと思っていたからです。

いくら顔が同じでも育ってきた環境が違う二人。

側近まで騙す事は不可能だと言うアトスは、万が一失敗すればフィリップの命が危ないとアラミスに訴えるのです。

 
フィリップも、やっと牢獄から出られたのに偽の王になって縛り付けられるのは嫌だと、アラミスの提案を断ります。

その時、アトスは自分たちが良き王に忠誠を誓うため頑張ってきた事、息子のラウルにもその夢があった事、その息子の死が無駄だったのか、そうでなかったのかその真相を知りたいと語り、それを聞いたフィリップはアラミスの計画に協力する事を決心するのです。

 
ルイとフィリップを入れ替えるチャンスは数週間後にある仮面舞踏会。

王としての立ち居振る舞いなどをアトスらに叩きこまれる日々を送るフィリップ。

そんな中、ルイの愛人になったクリスティーヌの元に亡くなったラウルからの手紙が届きます。

そこには生きて帰れないこと、クリスティーヌがルイの愛人となっているだろうことが分かっているような言葉が綴られていたのです。

それでも、愛している、自分を責めるなと書かれたラウルの言葉に自分を責めるクリスティーヌ。

そのことでルイを責めたクリスティーヌでしたが、ルイは自分は王だから地獄に落ちるのはお前だけだろう、そう冷たく言うのでした。

 
急遽繰り上げられた仮面舞踏会に焦ったアラミスらでしたが、どうにか会場に紛れ込みルイとフィリップを入れ替えることに成功します。

入れ替わったフィリップは、事情を知っていた王妃と生まれて以来の再会を果たすことに。

そこへやって来たクリスティーヌ。

クリスティーヌは舞踏会で賑わう会場で王に成りすましたフィリップに人殺しと叫びます。

前線の指揮官にルイの名前で手紙を書いたクリスティーヌは、ラウルが敵の正面にいたのはルイの命令だった事を初めて知ったのです。

泣き叫ぶクリスティーヌを捕えようとする兵士を止めたフィリップ。

クリスティーヌを思いやるフィリップの姿に不信を抱いたダルタニアンは銃士隊を配置に就かせ、フィリップを会場から連れ出します。

 
地下水路からルイを連れ出そうとしていたアトスたちでしたが、城を出る前にダルタニアン率いる銃士らに捕まってしまうのです。

それでもどうにか城から脱出しようとしますが、フィリップだけが捕まってしまいます。

憤怒したルイはフィリップに再び仮面を着けると牢獄へと戻し、ダルタニアンにアトスらの殺害を命令するのです。

その頃、罪の意識にさいなまれたクリスティーヌは首を吊って自殺を図るのでした。

 
逃げたアトスたちはダルタニアンからの手紙を見つけます。

そこにはフィリップが再びバスティーユ牢獄に入れられてしまったこと、そして午前0時に衛兵が10分席を外すからその隙にフィリップを助けるよう書かれていました。

アトスはきっと罠だろうと言いますが、それでもかつての軍服を纏いバスティーユ牢獄へと向かいます。

フィリップを牢獄から助け出した三銃士でしたが、そこへやって来たダルタニアン。

ダルタニアンは銃士隊によって牢獄の外が包囲されていることを知らに来たのです。

アトスらはダルタニアンの罠だと思いつつも外を確認すると、そこにはルイが率いた銃士隊によって包囲されていました。

四銃士たちはフィリップを庇いながら必死に戦うも銃士隊の数には敵いません。

逃げ場が無くなった時、ルイはダルタニアンに向け、「お前だけは助けてやる、他の奴らも苦しむことなく即処刑してやるから降伏するんだ。」そう呼びかけます。

 

「仮面の男」最後のラスト結末は?

アラミス、アトス、ポルトスは、ルイの言う通りにした方が良いとダルタニアンに言いますが、それを聞いたフィリップは自分の命を差し出すからルイに命乞いをしてくれと訴えるのです。

ダルタニアンはそんなフィリップに、「王を見捨てることは出来ます。しかし、あなたを見捨てることは出来ない。息子を見捨てることは出来ないのです。」そう語ります。

ルイとフィリップは王に内緒で愛し合っていた王妃とダルタニアンの間にできた子供でした。

衝撃の告白に皆が息を飲む中、牢屋の入り口が銃士隊によって壊されようとしています。

ダルタニアンたちは、どうせ死ぬなら堂々と戦い銃士として花々しく散ろう、そう言ってフィリップと共に果敢に銃士隊に向かっていくのです。

 
牢獄の外で銃を構え待機していたルイと銃士隊。

しかし、若い兵士たちは恐れることなく向かってくる憧れの四銃士に圧倒され狙いを定めることが出来ません。

四銃士たちに敬意を払った銃士隊たちは攻撃を止めました。

しかし、その時ルイがフィリップに剣を振りかざします。

それを庇い犠牲になったダルタニアン。

ダルタニアンは息を引き取る前に「銃士として願っていた最後だ。私たちの結束は固い。」そう言葉を残して息絶えました。

 
ルイとフィリップが兄弟だと知った銃士隊。

ダルタニアンを尊敬するアンドレ(エドワード・アタートン)は、他言することを禁止し銃士隊を外に出すと「私が理想とするのはあの方だ。」と言いルイに剣を向けます。

三銃士たちはルイとフィリップを入れ替えることに成功するのです。

その後、フィリップの恩赦を受けた仮面の男ルイは田舎でひっそりと暮らし、王となったフィリップはフランスの歴史上最も偉大な名君と謳われる国王、ルイ14世となりました。

THE END

 

「仮面の男」見どころ

若かりし頃のレオナルド・ディカプリオ…美しい!

ちなみに個人的に一番美しいディカプリオが見れる作品は「太陽と月に背いて」だと思っていますが、今作も美しいです。

「太陽と月に背いて」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ
映画「太陽と月に背いて」は、レオナルド・ディカプリオ主演、アニエスカ・ホランド監督の1995年のイギリス映画です。この映画「太陽と月に背いて」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。原作はクリストファー・ハンプトンの戯曲です。

勿論今では味のある俳優さんとなっているレオ様ですが、双子の演じ分けが素晴らしいです!

暴君であるルイ14世の時の表情と、フィリップの時の表情、そして声の感じまでがまるで別人のようでした。

そして、中世ヨーロッパの世界観に溶け込んでいるのが凄い。

 
後は、何といっても渋い俳優さんたちが演じる四銃士のカッコよさ!

ちょっとおまぬけなシーンもありますが、それが何とも可愛らしい。

引退した後も互いを信じ固い結束で結ばれている四銃士の生きざまが熱い!!

ダルタニアンが亡くなり三銃士たちが銃士隊の敬礼の中、颯爽と歩くシーンは泣けてしまいますよ。

四銃士と銃士隊たちの決闘シーンも見ごたえがありました!

仄暗くミステリー要素のあるストーリーも魅力的で、二時間飽きることなく視聴できます。

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