映画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳〜ファイナル」は平野紫耀(King & Prince)主演、河合勇人監督の2021年公開の映画です。
この映画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳〜ファイナル」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
人気ラブコメ漫画の劇場版ついに完結、「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳〜ファイナル」をお楽しみください。
「かぐや様は告らせたい ファイナル」あらすじ
エリートが集まる由緒正しい名門校私立・秀知院学園。
その生徒たちをまとめるのが、生徒会のメンバーです。
生徒会会長の白銀御行(しろがねみゆき/平野紫耀)と副会長の四宮かぐや(橋本環奈)は両想いでありながら自分から告白した方が負け、と「いかにして相手に告白させるか」という頭脳戦を繰り広げ続けています。
そんな中、生徒会長選が行われ、生徒会長選の勝者は御行に。

生徒会長選挙が終わり会長は白銀御行、副会長は四宮かぐやになりました。
書記は藤原千花(浅川梨奈)、会計は石上優(佐野勇斗)です。
一見平穏な日々が送られているようですが、選挙演説で「好き」を連呼してしまった御行とかぐやは胸がもやもやしたままです。
御行にコーヒーを出すかぐや。
そのカップにがっつりとかぐやのリップクリームがついているのを見た御行は、これは間接キスになる?と激しく動揺します。
そんな御行を「カップひとつでこんなに動揺するなんてそんなに私が好きなのですね、お可愛いこと」と思うかぐや。
しかしわざわざコーヒーカップにリップクリームで唇の跡をつけた自分はただの変態、と気付いて動揺します。
そして・・・
「かぐや様は告らせたい ファイナル」ネタバレ
そんな2人に不満を募らせる会計監査の伊井野ミコ(影山優佳)。
生徒会長を目指すミコは御行とかぐやの選挙演説に不満を募らせ、選挙直後に「無駄に好き隙言ってただけ」とその文句を言いに来ました。
その時に「実地で学べばいい」と御行に言われてことをきっかけに、美子は生徒会に入ったのです。
そのミコに「好きあってるふたり、イチャイチャしてばかり」と言われ、かぐやの自分への気持ちがloveかlikeかで悩む御行。
御行は風呂上がりに裸のまま、台所で座り込んでいて考え込んでしまいます。
御行は妹と父に自分が使ってリップクリームが付いたコーヒーカップを出すのはどういうことか、と相談します。
答えはただの変態、ごみ扱いでへこむ御行。
一方、かぐやも同じくloveかlikeか悩んでいました。
あと一押しで告白してくるはず、と侍女の早坂(堀田真由)に言います。
早坂はかぐやに気を鎮める方法として、ルーティーン法を授けます。
かぐやの気持ちを確かめたい御行。
ゴミ出しをしているかぐやを手伝うふりをして、手を触れ合わせます。
「ありがとうございます」とかわすかぐやに、さらにきれいだよなと声をかけるも「そんなことありませんよ」と返される御行。
いつもの行動で心を落ち着かせるルーティーン法を身に着けたかぐやには、揺さぶりも効果がありません。
さらに誉め言葉を続ける御行を、かぐやは褒め返します。
体育祭まであと1週間で盛り上がる学園。
つまらない、と石上の青春ヘイトが始まります。
そんな石上を周りの生徒は冷たい目で見ます。
そんな中、他校との交流会に行くという御行。
それが実は合コンと聞いてかぐやは、早坂を会場のカラオケ店に送り込みます。
「会長が私を好きになったら」とかぐやに尋ねる早坂。
かぐやに「落とせるものなら落としてみなさい」と言われた早坂は、むきになって御行に近づきます。
そして御行を連れ出すことに成功した早坂。
早坂からの連絡がなくてイラついていたかぐやはやっと来た連絡に安心しますが、「落とせるものなら落としてみろ」と言ったじゃないですかと言われてさらに動揺します。
そして空いてる部屋に入った御行と早坂。
早坂は御行に迫ります。
カラオケ店中を探し回るかぐや、イチャイチャするカップルに次々と遭遇します。
そしてやっと早坂のカーディガンのかかった部屋を発見したかぐやですが、なんて言って入ろうか迷います。
「もうやめて、こわれちゃう」と聞こえてくる言葉に変なことを想像するかぐや。
そんな時、御行が出てきて慌てて隠れます。
中に入ると倒れた早坂の姿が。
「下手だった」ということに会長は下手なのか…と思うかぐや。
それは普通にカラオケの事でした。
体育祭当日。
応援団は、男子は女子の、女子は男子の制服で参加することになっています。
御行に応援団に入れられた石上(佐野勇斗)は、かぐやの制服で応援合戦に参加します。
周囲から冷たい目で見られる石上。
さらに石上はけがした応援団長の代わりに、リレーに出ることになりました。
中学時代に起こした暴力事件のことで、周りからひそひそされることの多い石上。
石上は教室で同級生の男子を殴りました。
しかしそれはその男子が石上の片思いの相手の彼氏で、彼女をもてあそんだことが原因でした。
さらに事実をばらしたら彼女の裸の写真をばらまくと言われたため、石上は本当のことを言えなかったのです。
そうして学年中から白い目で見られることとなった石上、御行はそんな石上を変えるために応援団に推薦されたのです。
御行が合コンに行ったのは、応援団長に石上を応援団に入れる交換条件として頼まれたからでした。
御行たち生徒会の励まし、そして応援団で仲良くなった子安つばめの応援で石上は上位に食い込みます。
青春ヘイトしていた石上が学生生活になじんだ瞬間でした。
夜の屋上。
満月を見て、ふたりの話題はかぐや姫の結末に。
「自分ならかぐやを手放さない、月まで言って連れ帰す」と言う御行。
かぐや、と名前を連呼されて恥ずかしくなって逃げ出したかぐや、かぐやの気持ちに気付いた御行も恥ずかしくなります。
文化祭が近くなりました。
秀知院学園の文化祭にはハートの形のものを贈ると永遠の愛がもたらされる、というジンクスがあります。
文化祭1日目、残ったハートの風船を配る知花。
大事な話がある、とかぐやを連れ出す御行。
告白されるかもと内心喜ぶかぐや。
そして告白しなければいけないことがある、と御行は通知を差し出しました。
それは大学の合格通知で、なんと御行はサンフランシスコの大学に受かったのです。
みんなより先にこの学園を去って留学すると聞いたかぐや。
「おめでとうございます、仕事があるので戻ります」とかぐやはいうと御行のもとを去ります。
自分が大学合格を告白したらかぐやが告白してくる、と思っていた御行はもう脈なしだと落ち込みます。
文化祭2日目。
装飾のハート型風船がすべて盗まれるという事件が起きました。
「ハートを頂く アルセーヌ」という手紙が残されていました。
その後、千花たちは暗号文を発見します。
キャンプファイヤーの火をつける時がやってきました。
点火は弓道部のかぐやが火矢で行います。
文化祭終了まであと一時間、焦るかぐやの前に大量の紙が降ってきました。
「文化祭は頂く アルセーヌ」というちらし。
邪魔が入ってもう告白が無理と思ったとき、屋上に人影が現れました。
屋上には生徒会が作ったオブジェが。
しかし、一緒にあったはずの大きな風船がありません。
実はあの暗号文や手紙は意味のないものでした。
あれはトラブルメーカーの千花の気をそらすためのものでした。
そしてアルセーヌとは男らしい、と言う意味です。
学祭に向けての言葉で「男らしく」と言っていた御行。
これは御行が仕組んだものだったのです。
キャンプファイヤーの周りで盛り上がる学生たち。
石上もつばめにハートのキーホルダーを贈ります。
かぐやは御行に会うため屋上にあがります。
さらに上の時計台に御行の姿が。
言いたいことがまとまらないかぐや。
最後の学祭で羽目を外したかったと言う御行。
怪盗を追い詰めてしてほしいことはないのか?と聞かれますはやはりかぐやは言葉にまとめることができません。
かぐやを連れ出す御行。
そしてキャンプファイヤーに向かって大きな白い風船を落とすと、中からハートの風船が出てきました。
浮かんできた風船を見ながら「これが俺の気持ちだ」と言う御行。
これは大学に受かった日から御行が考え計画してきた、「ウルトラロマンティック作戦」でした。
このために御行は文化祭にキャンプファイヤーを取り入れたのです。
謎解きもかぐやが思った通り、邪魔をする千花をそちらに集中させるためのものでした。
文化祭を完全私物化した生徒会長…
ハートの風船を抱えたかぐやに一生に一度のお願いとして「サンフランシスコ工科大を受けろ、一緒にサンフランシスコに来い」と言う御行。
しかし内部進学を父から言われていたかぐや。
ごめんなさい、さよならとかぐやは告白を断り、ハートのキーホルダーを渡しました。
私はいつまでも待ち続けます、と自分からキスしたかぐや。
「かぐや様は告らせたい ファイナル」最後のラストの結末は?
告白以来姿を消したかぐや。
それから4か月がたちました。
貨物船で旅立つ御行を見送る生徒会のメンバー。
到着したサンフランシスコ工科大学のキャンパスのひとつに、「四宮ホール」がありました。
側にいた生徒に尋ねると「副会長から送られた」と言います。
そして中に「生徒会室」と英語で書かれた部屋が。
そこにはかぐやの姿が。
ここの学生になったと言うかぐや。
実はかぐやは告白されたところでウルトラ焦らし作戦に出たのです。
告白を断って姿を消し、裏で父を説得して留学の手配を進めていたのです。
「会長の席はあけておきましたので」と席を進めるかぐや。
お互い好きすぎだろ、と相手の方が自分のことを好きなのだと言いあうふたり。
「本当にもうはっきりして下さい」というかぐやに御行はキスします。
「愛してる。オレは四宮かぐやを愛してる。」
完。
「かぐや様は告らせたい ファイナル」見どころ
恋した方が負けなのか、告白した方が負けなのか、それとも負けに見せて気持ちを伝えたもの勝ちなのか…
ポップな作風でありながら、ラストではかぐやの心情は丁寧に描かれています。
特別な立場にある令嬢でありながら、好かれているのは自分の勘違いでは?だから告白されたかったと震えるかぐや。
どんな立場であってもやはり失恋は怖いものなのですね。
コメディ色が強いこの作品。
カラオケでKing & Princeの唄を歌ったり、橋本環奈さんが他のドラマのキャラクターの格好をしたりと随所にネタがちりばめられています。
その他にも番組のパロディーや、上映当時の人気芸能人をイメージさせるキャラクターが登場しています。
その一方、石上のエピソードでは高校生らしいほろ苦い恋愛も描かれています。
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