映画「デイズ・オブ・サンダー」はトム・クルーズ主演、トニー・スコット監督の1990年公開の映画です。
この映画「デイズ・オブ・サンダー」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。
カーレースに賭ける青年の姿を描く「デイズ・オブ・サンダー」をお楽しみください。
「デイズ・オブ・サンダー」あらすじ
ナスカー(モータースポーツ)の時期になり、自動車ディーラーのティム・ダランド(ランディ・クエイド)は以前クルー・チーフを務めていたハリー・ホッジ(ロバート・デュヴァル)の元を訪ね、もう一度レース用に車を作ってくれないかと話します。
しかし、当時自分が担当した車に乗ったレーサーが死亡する事故をきっかけに引退したハリーはその依頼を断わるのです。
それでもティムに、腕の良いドライバーがいるからと無理やり誘われ仕方なくサーッキト場へと向かうと、優勝候補と謳われるラウディ・バーンズ(マイケル・ルーカー)が良い走りをしていました。
ティムは、これから来るドライバーの腕を確認するために車を貸して欲しいとラウディに頼み、嫌々ながらラウディは車を貸すことに。
そこにバイクに乗って登場したコール・トリクル(トム・クルーズ)。
テレビ中継でしかカーレースを見たことがないというコールに全く期待していなかった一同でしたが、テスト走行の腕は素晴らしい物でした。
コールの腕を見込んだハリーは現役復帰することを決心し、コールの為の車を作る事に。
しかし、ハリーとコールのやる気とは裏腹に試合で中々結果を残すことが出来ません。
ティムは、上手くコミュニケーションがとれていないハリーとコールを呼び出し話をすることに。
しかし、ハリーはコールの腕が悪いと言い、コールはハリーの腕が悪いと言い、埒があきません。
怒って部屋を飛び出したコール。
ティムは残されたハリーに、君の腕は確かだがドライバーの信頼を得なければ優勝はあり得ないと言葉をかけるのです。
そして・・・
「デイズ・オブ・サンダー」ネタバレ
ハリーは冷静になりコールと話をします。
もしここをどうして欲しいとか注文があればその注文通りに調整すると言うハリーに対して、注文したくてもメカに弱いせいでその言葉を知らないと話すコール。
きちんと話し合いを出来ていなかったすれ違いが原因だった二人は少しずつ心を許し打ち解けていきます。
それからは格段に技術が上ったコール。
サウスカロライナ州でのレースでは順調に順位を上げラウディを抑えてトップで走ります。
しかし、ピットイン作業でトラブルが起き再びレースに戻った時には三位にまで落ちていました。
コールはハリーに怒鳴り散らしますが、ハリーは特別なタイヤを履かせたから、みんなが減速するコーナーを減速せずに進めと指示を出します。
ティムは壁にぶつかるから危険だとそれを止めますが、コールはハリーの言葉を信じ減速せずにコーナーを周る事に。
その結果、ラウディを破りナスカーで初めての優勝を飾るのでした。
それからのコールは立て続けにレースで優勝し、ついにデイトナへ挑みます。
今回も優勝する事だけを目標に走るコールでしたが、ラウディとの激しいトップ争いの中大きなクラッシュが起こるのです。
煙で視界が遮られていますが、そこへ突進するラウディ。
コールも後を追って煙の中へと走りますが、すぐ目の前でラウディの車がスリップし、コールはそこへ猛スピードのまま突っ込んでしまうのです。
救急ヘリで搬送されたコールとラウディでしたが、幸運にも脳震盪と診断されただけで大きなケガはありませんでした。
しかし、コールとラウディの険悪な雰囲気は更に悪化します。
担当医のクレア・ルイッキ(ニコール・キッドマン)からは、しばらくレースには復帰せず様子を見た方が良いと判断され、ナスカーのオーナービッグ・ジョン(フレッド・トンプソン)からも今の状態ではレースはさせられないと言われてしまうのです。
更に、ビッグは二人を仲直りさせるため食事の席に招待します。
二人は渋々レストランへと向かいますが、公道にも関わらず互いの車をぶつけ合い激しいデッドヒートを繰り広げるコールとラウディ。
しかし、それで打ち解けた二人の間には友情が芽生えるのです。
コールは担当医のクレアに一目ぼれし、休暇の間クレアの部屋いっぱいの花を贈ったり、デートに誘ったりとモーションをかけ良い仲に。
二人はラウディが休暇を過ごす実家の農場へと遊びに出かけます。
船に乗って楽しんでいたコールたちでしたが、ラウディが船酔いをしたと言うためクレアが診察をしてみると事故の時の後遺症で脳内出血していることが分かるのです。
コールがレースに出られない間のピンチヒッターとしてラス・ウィラー(ケイリー・エルウィス)がチームに入り実力を発揮していきます。
コールが復帰した時には、ラスとコール二つのチームが出来上がっていました。
コールは復帰戦で勝利を目指しますが、どうしても事故の時を思い出してしまい今までのように攻めた試合が出来ません。
そんなコールをあざ笑うように、ラスはコールの妨害をしながらレースを進めていくのです。
それからもラスの妨害は続き、我慢ならなくなったコールはウィニングランをするラスの車に自分の車を体当たりさせ互いの車は無残な姿になってしまいます。
激怒するティムに対して、ハリーはラスの陰湿な妨害のせいだとコールを庇いますが、ティムはコールとハリーをチームから解雇するのです。
事故から色んな事が思い通りにいかない苛立ちを車にぶつけたコール。
クレアを隣に乗せているのにも関わらず、後ろから煽られたことに激怒し危険な運転をしてしまいます。
クレアは、何度もコールに車を止めるよう言いますが、コールにはクレアの言葉が届きません。
見かねたクレアは、高速で走る車のドアを開け、車を止めなければ飛び降りるとコールに言います。
やっと我に返ったコールはクレアに謝りますが、クレアは「あなたは恐怖で狂ってるのよ。誰も先の事は予知できないの。手に負えないものを征服すると言いながらそれを怖がってる。無謀なスピードで走る車をコントロールできる自信がないんでしょ?」そう言ってコールを叱るのでした。
「デイズ・オブ・サンダー」見どころ最後のラストの結末は?
ラウディに会いに行ったコールは、病院へ行くよう説得します。
コールの言葉で手術を決心したラウディは、もう選手として復帰することは難しいだろうと考え、コールに自分の車でデイトナに出場してくれるよう頼むのです。
コールがハリーの元へ向かうと、コールがどんな用件で尋ねてきたのか既に分かったようなハリー。
コールの提案を断りますが、コールは自分にはレースしかないのだと訴えハリーを説得します。
そして迎えたデイトナ。
ラスがトップを走る中、コールは緊張からかハリーの無線にも答えず走る事に没頭します。
その時、第三コーナーでクラッシュが起こるのです。
コールの目の前には、事故に遭った時と同じく煙が立ち込めています。
ハリーからの、「お前ならやれる、事故車を避けて突っ走るんだ!」その言葉を聞いて煙の中へと突進するコール。
事故の記憶が蘇るも、恐怖心を克服しレースを進めます。
どんどんと順位を上げ、トップで走るラスへと追いついたコールは怯むことなくアウトコースからラスを抜き去りトップでレースを終えるのです。
コールの優勝に、会場は大いに盛り上がり、コールをクビにしたティムでさえもコールを祝い歓喜します。
チームクルーやクレアと喜びを分かち合ったコールは、一人レース場を眺めるハリーの元へ行き「ビクトリーレーンまで担いでやろうか?」と冗談を言うとハリーはニヤリと笑い、競争だと言って二人でビクトリーレーンに向かって走り出すのでした。
THE END
「デイズ・オブ・サンダー」見どころ
コールとハリーの絆が熱い!!
最初は生意気な態度を取るコールに腹が立ちましたが、専門用語を知らないゆえに虚勢を張っているコールが可愛くも見えてきます。
ハリーも口が悪く大人げない所もありますが、少しずつコールの不安を取り除きトップレーサーへと導いていく姿に胸が熱くなりました。
また、敵対していたはずのラウディとも熱い友情が芽生え、選手として復帰が絶望的になったラウディの車で優勝したコールには涙腺が緩んでしまいます。
レースシーンもドライバー目線の映像などが沢山使われているので、迫力あるシーンが満載ですよ。
レース自体に興味がなくても、臨場感のあるレースシーンは手に汗握ってしまいます!
また、アメ車が好きな方にもおすすめの作品ですね。
そして、若かりし頃のトム・クルーズ、めちゃくちゃ爽やか!
挫折から成功していくサクセスストーリーであり、青春であり、そんなこの作品にピッタリなトム・クルーズ。
ストーリー的には「トップガン」も似た感じですね。
そういえばこの作品もトニー・スコット監督の作品です。
見ているこちらも青春してしまいます。
また、元妻のニコール・キッドマンとの初共演作品ということも話題になった作品です。
二人の初々しい演技も見どころですよ。
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