「ブロークン・アロー」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「ブロークン・アロー」ネタバレ あらすじアクション

映画「ブロークン・アロー」はジョン・トラボルタとクリスチャン・スレーター主演、ジョン・ウー監督の1996年の映画です。

この映画「ブロークン・アロー」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見どころについて紹介します。

盗まれた核弾頭をめぐって激しい争奪戦が展開するノンストップ・アクション「ブロークン・アロー」をご堪能ください。

 

「ブロークン・アロー」あらすじ

アメリカ空軍の基地内にあるジムのリングで二人の兵士がスパーリングをしています。

一人はヘイル大尉(クリスチャン・スレーター)、相手はディーキンス少佐(ジョン・トラボルタ)です。

試合はディーキンスが優勢で、ヘイルは善戦するものの最後にはノックアウトされました。

試合後のロッカールームでヘイルは賭けていた20ドルを渡そうとします。

「お前は諦めが早すぎる。勝ちたくない者からは受け取れない」

そう言って拒むディーキンスでしたが、ヘイルに「分かってない奴だな。この20ドルはアンタがシャワーを浴びている隙に財布から抜いたんだよ」と言われて渋々受け取りました。

 
その日の夜、2人は任務を言い渡されます。

内容は核弾頭2発を搭載したステルス機を操縦し、ユタ州にあるマクマラン基地のレーダーを掻い潜って国境まで到達する演習でした。

深夜0時、二人は大型ステルスに乗り込んで飛び立ちました。

同じ頃、地上ではキャンプしていた老夫婦の元に国立公園監視員がやって来ました。

「今の時期、このあたりで焚火は禁止ですよ」

「すみません、妻が寒がってしまって・・・」

「他にキャンプしている人を見かけましたか?」

「いいえ、私達しかいないようです・・・・やっぱり罰金ですか?」

「・・・高くつきますよ」

そう言うと、監視員はいきなり発砲し、老夫婦は倒れてしまいました。

 
実は公園監視員はニセモノで、老夫婦を銃殺した後、無線で「準備完了」と合図しました。

すると武装した男達がシープに乗って現れ、手早く大きなサーチライトを空に向けました。

その暫く後、本物の公園監視員・テリー(サマンサ・マシス)の元に「近所の住民が不審な車を見かけた。念の為、確認してほしい」と無線が入ります。

半信半疑ながら、テリーは国立公園に向かいました。

はたして・・・

 

「ブロークン・アロー」ネタバレ

二人を何としても補足しようと、マクマラン基地の責任者 マックス・ウィルキンス大佐 (デルロイ・リンドー)をはじめレーダー室のスタッフはやる気満々でしたが、地上スレスレを飛行するヘイルの飛行テクニックによりレーダー網に捕捉される事なくステルスは目標地点の渓谷まで辿り着きました。

演習とは言え作戦の成功を喜ぶ二人でしたが、突然にディーキンスが深刻な顔になりました。

「位置が違ってないか?窓から見える山がおかしいぞ・・・」

そう言われて外を見たヘイルは、窓に背後のディーキンスが映り、自分に銃を向けている事に気付きます。

寸での所で振り返り、ヘイルは銃を奪おうとしてディーキンスと格闘になります。

 
ディーキンスはヘイルと揉み合いになりながらもステルスに搭載されていた核弾頭を投下し、脱出用レバーを引いてヘイルを座席ごと機外に飛ばしてしまいました。

「大変だ、ヘイルがミスった!」

マクラレン基地に嘘の通信をした後、ディーキンスも脱出し、ステルスは岩山にぶつかって大破してしまいました。

丁度、近くに居合わせたテリーも、頭上をいきなりステルス機が通り過ぎ、あっと言う間にぶつかってしまうのを見て呆気に取られているしか出来ませんでした。

 
核弾頭を搭載したステルス機が墜落したと言う前代未聞の異常事態にマクマラン基地は騒然となり、その報せはすぐにペンタゴンに伝わりました。

軍や国防総省の幹部、大統領首席補佐官達は「輸送機がユタ州の砂漠で墜落した」と嘘の発表をしようとしましたが、大統領補佐官のジャイルズ(フランク・ホエーリー)だけがそれに反対しました。

「航空紙の記者が新型戦闘機の情報を得ようと基地の外で離発着をすべて監視しています。もし、飛び立った筈のステルス機が帰還しなかったら、奴らはこぞって記事にしますよ。事がバレて晒しものにされるのは我々です」

その意見を聞いた首席補佐官は「マスコミにはありのまま情報を伝えろ」と指示し、ジャイルズを責任者に据えて事態の収拾を命じます。

 
すでに、ステルスの墜落現場にはマクマラン基地からの調査隊が向かっていました。

調査隊はステルスの残骸を見つけたものの、中に核弾頭がないと分かると基地に連絡を入れました。

「大佐、”ブロークン・アロー”です!」

それは第4級の緊急事態”核弾頭紛失”を意味するコードでした。その報せに基地やペンタゴンは騒然となりました。

 
一方、機体から放り出されたヘイルは運よく地上に降り立つ事が出来ました。

パラシュートを切り離して、取り敢えずマクマラン基地に向かおうとした時、頭に銃を突きつけられました。

「昨夜のあれはいったい何?」

ステルスが山にぶつかるのを目撃していたテリーでした。

彼女はあの事故に異常な事が起きていると感じて辺りを捜索していたのです。

 
大人しく捕まったかに思えたヘイルでしたが、一瞬の隙をついて銃を奪い、テリーに突きつけました。

テリーは覚悟を決めましたが、ヘイルは銃を持ち直してテリーに渡し、そのまま去って行こうとしました。

「あの・・・車に無線があるわ」

命を助けてくれた礼代わりに、テリーは基地への連絡を申し出たのでした。

 
調査隊が崖の下で捜索を続ける最中車でやって来た観光客風の男が「何かあったのかい?」と調査隊が乗って来たヘリに近づいてきました。

「今、空軍の演習中です。下がってください」

警備をしていた兵士が銃を向けると、男は驚いた様子で後ろに下がりました。

しかし、男が「ちょっと、靴紐を直させてくれ」と屈んだ瞬間、背後に隠れていた別の男がライフルで兵士を撃ち殺しました。

そこへ、襲撃者の仲間もやって来ました。彼らの中には、計画の出資者であるプリチェットもいました。

プリチェットは巨額の資金を提供した計画が思ったように進んでいない事に苛立っていました。

「おい、ディーキンスはどこだ?脱出に失敗して死んだんじゃないだろうな?」

その時です。

「勝手に殺さないでくれ」声がしてディーキンスが姿を現せました。

「ディーキンス!約束の核弾頭は何処にあるんだ?」

「心配しなくても、この崖の下にありますよ」

イラつき通しのプリチェットとは対照的に、ディーキンスは冷静そのものでした。

「万事うまく行ってるよ」と自信満々のディーキンスでしたが、無線を監視していた部下がヘイルが生きているかもしれないと告げると、少し表情が暗くなりました。

 
その時、ディーキンスの部下達が崖の真下にやって来て核弾頭を発見しました。

そして、それをきっかけとして調査隊と襲撃者達の銃撃戦が始まりました。

基地との通信は、ディーキンス達のヘリに搭載された装置が妨害電波を出して遮断しています。

頭上からの攻撃で圧倒的に不利な状況の中、調査隊のローズ隊長は敵の一人を射殺し、襲撃者たちは一旦攻撃を止めました。

その隙にローズ隊長は核弾頭の点火装置を破壊して無力化しようとしました。

しかし、生き残った部下 ケリーが突然銃を抜き「そんな事をされちゃぁ、困るんだよ」とローズの胸を撃ち抜きました。

ケリーもまた裏切り者で、ディーキンスの仲間だったのです。

 
ディーキンス達は妨害電波を止め、ケリーに「大佐、大変です!放射性物質が露出していました。隊は全滅です。苦しい・・・」と無線で嘘の報告をさせました。

その報告を真に受けたウィルキンス大佐は、現場に向かわせていた追加の調査隊を一旦戻らせ、NEST(核緊急捜査隊)の出動を要請しました。

NESTの到着までは数時間。

その間にディーキンス達は核弾頭を奪って姿をくらまそうと目論んでいたのです。

その一方で、ディーキンスはヘイルの抹殺を仲間に命じました。

無線で基地と連絡を取ろうとしていたヘイルは、突然やって来たヘリから銃撃を受けます。

間一髪で銃弾から逃れたヘイルは、テリーと協力してヘリを崖に誘い込みました。

崖の下から見上げるヘイルは、操縦席が見える位置にヘリを誘導し、操縦士を撃ってヘリを墜落させました。

 
ヘリの墜落で上がった爆炎を見て、プリチェットは激高します。

「ヘリを失ったら、核弾頭をどうやって運ぶ気だ?ディーキンス、お前を信用した事を後悔しているぞ!」

「プリチェットさん、アンタの資金提供には深く感謝している。しかしだ、俺達の相手は軍隊だぜ。アンタに軍の何が分かる?俺の指揮に口をだすな!」とディーキンスはプリチェットを黙らせました。

 
同じ頃、ジャイルズの元にステルスからの通信記録が届けられていました。

内容を確認していたジャイルズは、ディーキンスの「ヘイルがミスった!」という言葉に注目していました。

そして大統領補佐官に「もしも、これが事故でなかったとしたらどうでしょう?ヘイルが陰謀を企てているとしたら・・・」と報告します。

関係者の中には「核兵器なんて、ロシアにでも行けば幾らでも買える」と陰謀論を否定する者もいましたが、ジャイルズは「我々は奪われた核兵器を取り戻すのに幾ら出すんでしょうね」と、核弾頭をネタに政府を脅してくるのではないかと予想します。

 
ヘイルとテリーは、ヘリを失ったディーキンスが川を使って核弾頭を運ぶと予想しました。

岩山の上から川へ続く道を見てみると、予想通り2台のトラックが川に向かって走っている最中でした。

先回りしたヘイルとケリーは、道の側に隠れて待ち伏せ1台目のトラックの荷台に飛び乗りました。

追いかけてきた2台目にはディーキンスが乗っており、はずみで転げ落ちたヘイルを轢き殺そうとしますが失敗します。

その間にテリーは1台目の運転手を放り出してトラックを制圧しました。

ディ―キンスの部下が二人を撃とうと銃を向けましたが「核弾頭に向かって発砲するな!」とディーキンスに止められました。

 
その時、ヘイルが荷台にあった予備のガソリンに発煙筒を巻き付け、ディーキンス達の車に投げつけました。

ガソリンがボンネットの上にぶちまけられ、燃え上がり、視界を遮られたディーキンス達は車を止めて火を消すしかありませんでした。

トラックごと核弾頭を奪ったヘイルとテリーは、近くにあった銅の廃鉱山に逃げ込みました。

打ち捨てられた坑道の奥までやってきたヘイルは、核弾頭の操作パネルの番号をデタラメに押し始めました。

爆発コードは3回間違えると回路がロックされてしまいます。

ヘイルはそうやって核爆弾を使い物にならなくするつもりでした。

 
その時、ディーキンスから無線が入りました。

「ディーキンス、核弾頭はもうすぐただの鉄くずになる。残念だったな」

「くそっ、その手があったか。やられた!・・・と言うと思ったか?甘いな。俺にはカウンターがあるんだよ」

そう言われて改めて核弾頭を見たヘイルは驚愕します。

タイマーがカウントダウンを始めていたのです。

 
「タイマーはプログラムし直して、どんなコードを入力しても30分で爆発するようにしておいた」

会話をそばで聞いていたテリーは慌てふためき、一刻も早く逃げ出そうとしますが、ヘイルは諦めませんでした。

「廃坑の奥深くで1個を爆発させて、2つ目を地中深くに埋め立ててやる!」

ディーキンスも流石にそこまでやるとは思っておらず、車のスピードを上げて廃鉱山に向かってきました。

最初は逃げようとしていたテリーも「核爆発が起これば鉱山全体が溶鉱炉みたいになって爆風を包み込む。外に逃げれば大丈夫だ!」とヘイルに説明されて「カウント、ちゃんと見ててよ!」と協力してくれました。

 
マクマラン基地では、ようやくジャイルズが到着しました。

そして、ウィルキンス大佐から、無線を傍受して今回の首謀者がヘイルではなくディーキンスだと分かったと告げられていました。

ヘイルとテリーがエレベーターで鉱山の底まで降り、更に奥まで核弾頭を運ぼうとした時、突然銃声がしました。

追いかけてきたディーキンス達がヘイルを見つけたのです。

ヘイルとテリーを追い払って核弾頭を奪い返したディーキンスは、タイマーを設定し直して残り時間を13分に縮めてしまいます。

ヘイルとテリーはディーキンスの部下と銃撃戦を繰り広げて、遂には倒します。

 
銃撃戦の最中、ヘイルはディーキンスに「アンタは金目的を装っているが、実は周りが出世してゆくのが耐えられなかったんだ。要は単にイカれてるからこんな事をしたんだ!」と叫びました。

本音を言い当てられたディーキンスは険しい顔になりながら、残り1つの核弾頭を外に運び出してエレベーターを爆破してしまいました。

逃げ道を失い、爆発のタイムリミットが迫る中、テリーは坑道が地下水脈に繋がっていたことを思い出しました。

二人は坑道の奥へ行き、地下水の流れる川を見つけると大急ぎで飛び込みました。

廃鉱山から核弾頭を持って脱出したディーキンス達でしたが、プリチェットは「計画は失敗だ。どうする気だ!」と騒ぎ続け、とうとう我慢の限界にきたディーキンスはバールでプリチェットの気管を叩き潰して、殺してしまいます。

しかし、その直後にFBIのヘリに見つかり、ジープは止めさせられてしまいました。

それでもディーキンスは慌てず、こっそり「電子機器の電源は全て落としておけ」と指示だけして、後はただ時計を見つめていました。

 
やがて、タイムリミットになり、核弾頭が爆発しました。

地面には大きな窪みが出来、振動が何キロも離れたマクマラン基地まで届きました。

そして、ディーキンスを捕まえようとしていたFBIのヘリも電子機器が全てダウンして制御を失い、突如墜落してしまいまいた。

「核爆発で生じた電磁パルスで電子機器は全部オシャカになるんだ。ざまあみろ!」

ディーキンスは何の躊躇いもなくプリチェットの死体を車から放り出し、出発しました。

 
その頃、地下水の流れに乗って鉱山から脱出したヘイル達は川に出て、岸辺に泳ぎ着きました。

テリーは放射線に体が冒されてしまったのではないかと心配しましたが、ヘイルは「あそこに蝶が飛んでるのが見えるだろう?大丈夫。放射能の心配はない」となだめました。

そして、川に沿ってディーキンス達を探し始め、暫くするとゴムボートを見つけました。

慌てて二人が茂みに身を隠すと、直後にジープに乗ったディーキンス達がやってきました。

彼らがボートから離れた隙に、ヘイルとテリーはゴムボートを盗んでしまおうと乗り込みました。

しかし、思ったより早くディーキンス達は戻って来てしまいます。

ヘイルは川に飛び込みましたが、テリーはシートを被って隠れ、ボートに残りました。

そして、何も知らないディーキンス達はそのままボートで川を下って行ってしまいました。

 
その頃、国防総省にはディーキンスが核弾頭と引き換えに金を要求するビデオテープが届いていました。

完全に見下した態度のディーキンスに、軍上層部は怒り心頭でした。

しかし、すでに鉱山の地下で核爆発があったことは報告されおり、ディーキンスの要求がハッタリではないことは軍や国防総省、大統領補佐官も承知していました。

万一の場合の死者数などのシミュレーションが始められていましたが、一時間あたり数十万人単位で死者が増えてゆくと知って皆は愕然とします。

 
その頃、川を泳いで逃げたヘイルは軍と合流し、マクマラン基地に向かいました。

そこでウィルキンス大佐やジェイキンスと作戦を立て始めましたが、軍がディーキンス達に総攻撃をかけようとしていると知ってすぐさま反対しました。

そんな事をしたら、何の得もないのに協力してくれたテリーまで巻き添えになってしまうからです。

その気持を知り、ウィルキンス大佐やジェイキンスは、軍の意向を無視して自分達だけでテリーを救出しようと決めます。

軍は、ヘイルがディーキンスのジープで見つけた病院の偽造IDから、放射線機器のある川沿いの病院に核弾頭を隠そうとしていると考えていました。

しかし、ヘイルはそれもディーキンスの罠だと読み、反対方向の都市 デンバーに、検問の手薄な鉄道で向かっていると読みます。

実際のところ、ヘイルの読みは当たっていました。

 
ディーキンス達はゴムボートからデンバー行きの貨物列車に乗り換え、忍び込んでいたテリーも目を盗んで貨物車両の中に入り込みました。

貨物車両の中では、専門家らしき男が一人、核弾頭に機械を繋いで調整を行っている最中でした。

そばにあったハンマーを手に、忍び寄って男を倒そうとしたテリーでしたが、気づかれてあっけなく返り討ちにされてしまいました。

「ただの機械オタクだと思ったか?残念だったな、俺は元特殊部隊だ」

そう言って笑う男のすきを突いてテリーはハンマーを男めがけて投げつけ、額に命中させて倒しました。

すぐに逃げようとしましたが、騒ぎを聞きつけたディーキンス達が集まってきて捕らえられてしまいます

 
ディーキンスはテリーの頭に銃を突きつけ、パネルのボタンを押して核弾頭のタイマーをセットしろと脅してきました。

恐る恐るテリーは言われるままにタイマーをセットしてゆきましたが、最後の最後で解除ボタンを押してタイマーをリセットしました。

その度胸に感服しながらも、ディーキンスはテリーを列車から突き落とそうと扉を開けました。

その時、ちょうど真正面にウィルキンス大佐やヘイルを乗せたヘリが並走していました。

ヘイル達は銃を撃ちまくり、テリーはその隙に逃げ、ディーキンス達は扉の陰に身を隠すしかありませんでした。

更にヘイルが列車に乗り移り、敵を列車から蹴り落としてテリーを救出しました。

そして、列車の屋根伝いに逃げ出しました。

 
当然、ディーキンスの部下が追いかけてきましたが、ウィルキンス大佐が援護してくれました。

しかし、敵の一人 ケリーに撃たれてウィルキンス大佐は倒れ、ヘリもコントロールを失って山にぶつかり墜落してしまいました。

しかし、ヘイルは敵の目を盗んでディーキンス達が脱出用に用意していたヘリの燃料管を切り裂いて、燃料が漏れだすよう細工していました。

早々にヘリで脱出しようしていたディ―キンスは、乗り込む直前に燃料漏れに気が付きます。

すぐエンジンを切るように言いますが、手遅れで、爆発が起きてヘリは大破してしまいました。

混乱に乗じて、ヘイルはテリーに連結器を外して核弾頭がある後続の車両を切り離すように頼みます。

言われた通りに後続車両を切り離し、テリーは走り続けている前方の車両に飛び移りました。

「また後で会おう」

そう言い残して、ヘイルはスピードが落ちて離れてゆく後部車両に残りました。

 

「ブロークン・アロー」最後ラストの結末は?

一方、逃げる手段を失って怖気づいたケリーは、ディーキンスにタイマーをリセットするように言います。

しかし、一度はリセットしたものの、ディーキンスは思い直して5分に再セットしてしまいます。

「何考えてるんだ、狂ってるのか!?」

その時、貨車の右側に何かがぶつかる音がしました。

ケリーとディーキンスはそちら側に銃口を向けると、背後からロープにぶら下がったヘイルが飛び込んできて、そのままケリーを外に蹴り飛ばしてしまいました。

態勢を立て直したヘイルはディーキンスに銃を向け、観念して投降するように促しますが聞き入れる様子はありませんでした。

ディーキンスは不敵な笑いを浮かべながら手の中のリモコンをヘイルに示しました。

「コイツを奪い合おう。起爆ボタンを押せばオレの勝ち。解除ボタンを押せばお前の勝ちだ」

ディーキンスが近くの木箱の上にリモコンを置いたのを合図に、二人は自らの拳で戦い始めました。

体格で勝り、格闘技術も上なディーキンスが最初は優勢で、ヘイルを組み伏せそうになりました。

しかし、ヘイルはスパーリングの時とは違ってガッツを見せて反撃し続け、段々とディーキンスを圧倒し始めました。

 
テリーの乗った前部の車両には運転席や駆動機関もあり、機関士はバックミラーでヘリが燃えていることやテリーが近づいてきている事に気づき、問答無用で銃弾を浴びせてきました。

テリーは物陰に隠れて弾を避けていましたが、弾の切れ目に飛び出して反撃し、機関士を撃ち抜きました。

撃たれた機関士はたおれ、そのはずみでブレーキハンドルを動かしてブレーキが掛かってしました。

危険を察知してテリーが列車から飛び降りた瞬間、ヘリの爆発で起きた火災の炎が予備の燃料に燃え移り、大爆発が起きました。

壁の隙間から前方に炎に包まれた車両が止まっているのを見たヘイルは、このままでは間もなくそこに突っ込むと察知します。

ヘイルは咄嗟にリモコンを取り、飛び降りながら解除ボタンを押しました。

 
列車は止まっていた前部車両に突っ込み、はずみで核弾頭がディーキンスの方に弾丸の様に飛んでゆきました。

ディーキンスは観念したように仁王立ちでそれを受け、飛ばされて壁を突き破り、燃え盛る炎とドラム缶の中に突っ込んで、派手に爆死しました。

核弾頭も炎の中に突っ込んだものの、タイマーは解除されていたので爆発する事はありませんでした。

何とか解決できてほっとしたヘイルの背後から声がしました。

「動かないで、こちらを向いて!」

「・・・君に逮捕されるなら大歓迎だ」

振り向いたヘイルの視線の先には、笑顔のテリーが立っていたのでした。

THE END

 

「ブロークン・アロー」見どころ

この作品の特徴は、危機に立ち向かう主人公のヘイル大尉より、核弾頭強奪を企てるディーキンス少佐の方が魅力的な点です。

勿論ヘイルは勇気があり、諦めずに敵に立ち向かうヒーローですが、真面目で面白みに欠けました。

対してディーキンスは軍を出し抜いて核弾頭を奪い、要求が通らなければ本当に都市を焼け野はらにすることも辞さない。

核弾頭と引き換えに莫大な金をアメリカ政府に要求しているものの、実は金は二の次で、自分の力を示したいという欲望が最優先。

出資者のプリチェットのことなんか「金を出すだけのド素人」と最初から仲間とさえ思っていない様子で、破壊を「ヒャッホー!」と心底楽しんでいる狂いっぷりは「ヒール」そのもので、不思議な気持ち良さと独特の色気がありました。

 
また一方で、ディーキンスは積極性に欠ける元相棒(元部下)のヘイル大尉が予想を覆して自分を追い詰める事に対して、鬱陶しさと喜びが入り交じった感情を抱いているように見えました。

ヘイルも「きっと軍の動きを読んで出し抜いてきますよ」と、どこかディーキンスの能力を称賛していました。

物語の終盤に、ヘイルが倒した敵の死体を使って陽動作戦でディーキンスをひきつけ、背後から襲撃するシーンは、ボクシングの練習中に教わった「右、右、もう一度右と思わせて左だ!」というフェイントを応用しているようで、ディーキンスに対する尊敬が窺える場面でした。

 
敵と味方に別れながら、相手の事を「コイツ、なかなかやるな!」とゲームを楽しんでいるような雰囲気で、先がどうなるか分からないスリリングな駆け引きが堪能できました。

流石、素晴らしいアクション作品を生み出し続けてきたジョン・ウー監督だ、と思わせてくれる映画でした。

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