「アメリカン・アニマルズ」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ!

映画「アメリカン・アニマルズ」ネタバレ あらすじ
ミステリー/サスペンス

映画「アメリカン・アニマルズ」は、エヴァン・ピーターズ主演、バート・レイトン監督の2018年の映画です。

この映画「アメリカン・アニマルズ」のネタバレやあらすじ、最後ラストの結末と見どころを紹介します。

「アメリカン・アニマルズ」は、実際の事件を実写化したクライムサスペンスです。

 

「アメリカン・アニマルズ」あらすじ

小さなリスクを楽しむ日々を送る青年・ウォーレン (エヴァン・ピーターズ)とスペンサー(バリー・コーガン)。

“特別な人間”に憧れる2人は、大学の図書館が所蔵する貴重な本を盗む計画を思いつきます。

彼らはFBIを目指す秀才・エリック(ジャレッド・アブラハムソン)と実業家として成功していたチャズ(ブレイク・ジェナー)を仲間に引き入れて計画を進めます。

狙うは時価12億円のビンテージ本。

はたして・・・

 

「アメリカン・アニマルズ」ネタバレ

アメリカのケンタッキー州にあるトランシルヴァニア大学に通うスペンサー (バリー・コーガン)。

芸術家になる為に大学に通っていましたが、冴えない毎日をつまらなく感じていました。

そして、有名な芸術家がそうであったように、何か人生を変えるような経験がしたいと願うようになります。

また友人のウォーレン (エヴァン・ピーターズ)もスペンサーと同じく、退屈な日々を変えたいと思っていました。

ある日、スペンサーはウォーレンと、ウォーレンが以前勤めていた店に盗みに入ります。

スリルと刺激を感じたスペンサーは、「何かが起きるのを待ってるけどそれが何なのか分からない。でもきっとそれが起きれば特別な人生になるのは間違いない。」とウォーレンに今の気持ちを話すのです。

 
ある日、スペンサーは大学の図書館に希少な本が所蔵されていることを知ります。

図書館にある本が1200万ドルもするという話をウォーレンに話すスペンサー。

ウォーレンは、その図書館のセキュリティーはどんな感じなのかスペンサーに細かく確認をします。

予約しないと本が展示されているスペースに入れないから警備は厚くないというスペンサーの説明を聞いたウォーレンはその本を盗む計画を立てるのです。

 
それからウォーレンは図書館に侵入するための図面が必要だとスペンサーに話します。

初め、この計画に乗り気ではなかったスペンサーでしたが、ウォーレンにしつこく説得されて渋々計画に乗るのです。

二人は、「華麗なる賭け」「オーシャンズ11」「レザボア・ドッグス」などの映画を見漁り、映画から盗みの知識を得ようとします。

まずはスペンサーが図書館の図面を描き、ウォーレンはどのスタッフがいつ帰って中に何院残るのかを調べるのです。

 
ウォーレンは知り合いから珍しい物を買い取る故買屋を紹介してもらうことに。

故買屋の男にコンタクトを取った二人は、500ドルを用意してニューヨークへと向かいます。

しかし、そこに現れたのは故買屋ではなくそれを紹介するバイヤーだったのです。

アドレスに500ドルも払ったのかとスペンサーは腹を立てますが、ウォーレンはその故買屋に会えばいいだけの話だと呑気に答えるのでした。

故買屋に連絡を取ったウォーレンは、オランダまでその故買屋に会いにいくと話しますが、スペンサーは持ってもいない物の話をしに、知りもしない相手に会いに行くなんて止めようとウォーレンを説得しようとしますが、ウォーレンにけしかけられ、オランダに行くのはウォーレンだけという条件でこの計画を続けることに。

 
一人オランダに向かったウォーレンは約束の場所で故買屋の男二人と会います。

正式な証書があればウォーレンが用意した資料にかかれている本に興味があるというその男。

その金額は数百万ドルになるとウォーレンに話します。

帰国したウォーレンはすぐにスペンサーに報告します。

そして、この大きな計画は二人だけでは無理だと話すのです。

 
自分たちにはない思考力を持った人間が必要だと感じたウォーレンはFBIに入れるほどの頭脳を持つエリック (ジャレッド・アブラハムソン)を誘います。

三人は模型を作って当日の動線を確認しあいますが、今の計画では人数が足りないというエリック。

そこで、ウォーレンは逃走用の車を運転する人間を確保するため、金持ちのチャズ(ブレイク・ジェナー)をこの計画に誘います。

 
映画に倣ってコードネームで呼び合うことに決めた四人。

それぞれの役割分担も決めていきます。

ウォーレンは、スペンサーには変装、エリックには現金と偽のIDを使って逃走する車の確保、チャズには最速で逃げられる逃走経路を探し覚えることを指示し、自分は鑑定人と会う手配をすると三人に伝えるのです。

この計画で一番揉めたのは、誰が司書をどうするか。

誰も司書を捕える役はしたくないと揉めたため、仕方なくウォーレンがその役をすることになります。

 
2003年12月16日。
計画を実行する日がやってきます。

スペンサーとエリックは大学の試験へ、チャズは駐車場で車のナンバープレートを付け替える作業をし急いで大学へ。

ウォーレンは買い忘れたスタンガンを買いに出かけます。

試験を終えたスペンサーとエリックは老人へと変装し同じく変装したウォーレンと落ちあい大学の図書館へと向かうことに。

緊張した面持ちで図書館へ入った四人でしたが、展示室では一人だけだったはずの司書が、数人で話していたため、計画を実行せずにその場を後にするのです。

 
気を取り直したウォーレンは翌日の11時に計画を変更すると三人に報告します。

しかし、この失敗で怖くなったスペンサーはこの計画から降りるとウォーレンに話すのです。

「失敗したら家族がどうなると思う?僕は家族が大事だ。だからこの計画からは降りる。」というスペンサーに「変化を望んだのはお前だろ?」と説得するウォーレン。

考えた末、スペンサーが外の見張り役をするということで話はまとまります。

 
変装はせず、ウォーレンとエリックが図書館に入り、スペンサーは外の見張り、チャズはエンジンをかけ車のドアを開けて待機。

そう計画を立て直し迎えた決行の朝、ウォーレンは、違う人物の名前で予約を入れ、何の問題もなく展示室へと進入することができるのです。

図書館内で待機していたエリックがウォーレンからの連絡で展示室へ向かうと、計画では倒れているはずの司書が普通に業務をしていることに困惑してしまいます。

しかし、入室する人全員にサインを求める決まりがあるため、司書がエリックにサインを求めるその隙に、司書にスタンガンを当てるウォーレン。

騒ぎ立てる司書に謝りながら手足を縛り口をテープで塞ぎ、彼女が首から下げている鍵で一番希少な本を盗む二人。

その他にもバッグに入る大きさの本をそれぞれが盗みます。

 
本を盗み終えたあと、大きな本を持って出口に向かう二人でしたが、バレずに出られるはずの出口が見つからずパニックを起こしてしまうのです。

仕方なく非常用の階段で逃げることにした二人でしたが、図書館にいる人たちにその姿を目撃されてしまいます。

更には、階段を降りる途中で一番高価な本を落としたまま逃げてきてしまったのです。

やっとのことで逃げてきたウォーレンとエリックは、待機していたチャズの車に乗り込みその場から立ち去ります。

外で見張りをしていたスペンサーも、三人が車で逃走したのを見届け、アリバイを作る為に試験会場へこっそり入るのです。

 
その夜、大学の図書館から希少なコレクションである本が盗まれたことが大きくニュースで取り上げられます。

ニュースでは、本を盗んだ二人と逃走車両の二人を捜索中だと取り上げられ、なぜ四人だと分かったのかと焦るスペンサー。

しかし、車のナンバーは付け替えておいたため違う番号が取り上げられ四人はホット胸をなでおろします。

 

「アメリカン・アニマルズ」最後ラストの結末

2004年12月20日。
盗んだ本を売る為バイヤーを訪ねニューヨークまで来た四人。

ウォーレンとスペンサーがバイヤーに会いましたが、担当者がいないためその場で買うことが出来ないといわれ連絡先を渡して一旦ホテルに戻ることに。

車に戻ってその説明をすると、チャズは「ホテルの連絡先を教えてきたんだろな。」と確認されたスペンサーは自分の携帯番号を教えてしまった事を焦ります。

番号を取り戻してこいと怒るチャズ。

ウォーレンはどうにかチャズをなだめようとしますが、チャズは銃を取り出し「お前らがバカだから全員刑務所行きになる!お前のせいで俺の人生はめちゃくちゃだ!」と罵声を浴びせるのです。

 
その後、図書館に送ったメールアドレスとバイヤーに送ったメールアドレスが同じだったことを思い出したスペンサーは、そこからバレてしまうのではないかと不安になってウォーレンに連絡をします。

ウォーレンは「考えすぎだ。今は落ち着け。」とスペンサーに言葉を掛けますが、ウォーレンも不安で眠れずにいたのです。

それから今まで通りの生活に戻ろうとしていた四人でしたが、警察の手がすぐそこまできていました。

四人は逮捕され懲役7年の刑を受けることに。

 
実際に彼らが逮捕された時の映像が流れ、現在の彼らがインタビューを受けます。

スペンサーやチャズは当時を振り返り、「ウォーレンがニューヨークでバイヤーに会ったのも、オランダに行ったのも証拠はないんだ。」と話すのです。

ウォーレンはそれについて「彼らは信じるしかない。」と答え、本当はどうだったのかは答えませんでした。

服役後、何度が引越をし、現在はカルフォルニアで作家として仕事をしているエリック。

チャズはロサンゼルスでジムのインストラクター、ウォーレンはフィラデルフィアで大学に再入学し映画製作を学び、スペンサーはケンタッキーで芸術家として活動しています。

THE END

 

「アメリカン・アニマルズ」見どころ

実際に起きた事件をもとに、彼らや彼らの家族、そして被害に遭った図書館司書などのインタビューを盛り込みながら進むこの作品はドキュメントを見ているようなリアリティを感じる映画でした。

動機も刺激がほしかっただけ、しかもあまりにもずさんな計画なので失敗して当然(これがリアリティ)

実際の犯罪は映画のように上手くいくわけがない様が描かれてます(これがリアリティ)

ずさんな為、あれもこれもと問題が勃発するハラハラドキドキは今までのサスペンス映画とはまた違った印象を受けました。

 
途中でその当時を振り返る彼らのインタビューが入るので、より彼らの心情が分かりやすくて感情移入しながら見てしまいます。

実際の犯人が出演して事件を回想するという、斬新な表現方法に引き込まれますね。

よりリアリティを求める人にはピッタリの犯罪劇です。

実際の犯罪はドラマや映画のようにうまくはいかない。という事を伝えてます。

犯罪防止に役立つ映画ですな。

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