映画「シャドー・チェイサー」は、ヘンリー・カヴィル主演、マブルク・エル・メクリ監督の2012年の映画です。
この映画「シャドー・チェイサー」のネタバレ、あらすじや最後のラスト結末、見所について紹介します。
極限状況下での逃避行を描くノンストップアクション「シャドー・チェイサー」をご堪能ください。
「シャドー・チェイサー」あらすじ
バカンスを楽しむ家族に会うためスペインにやってきたアメリカ人青年・ウィル(ヘンリー・ガヴィル)。
だが、海上のクルーザーから家族全員が失踪し、捜査を依頼した地元警察までもが何者かに襲われる。
さらに、その危機を救ってくれた父親(ブルース・ウィリス)がCIA工作員であることも判明し・・・
「シャドー・チェイサー」ネタバレ
会社を経営するウィル・ショー(ヘンリー・ガヴィル)。
会社の経営が危機に瀕していましたが、休暇を取り家族が住むスペインへと戻ります。
父親のマーティン(ブルース・ウィリス)とはあまり良い関係を築けていないショーは空港まで迎えに来たマーティンと家まで気まずい雰囲気のドライブをするのです。
家に着くと母親のローリー(キャロライン・グッドール)と弟のジョシュ(ラフィ・ガヴロン)、そしてジョシュの恋人ダラ・コリンズ(エマ・ハミルトン)に歓迎されゆっくりとしたひと時を過ごします。
家族で楽しく夕食を食べていた時、会社が倒産したという知らせが入りショックを受けたウィルは楽しい雰囲気を壊してしまうのです。
その翌日気分転換もかねて家族とクルーズに出たウィル。
しかし会社からの連絡が気になって携帯ばかり眺めてしまいます。
そんな時、ウィルが目を離したせいで事故が起きダラがケガをしてしまいます。
マーティンはウィルを責め、ウィルの携帯を海に投げ捨ててしまいます。
頭を冷やすため一旦ヨットから降りたウィルは町で買い物を済ませて再び海に戻ると家族の乗ったヨットが消えていました。
やっとの思いで見つけたヨットには誰もおらず、船内が荒らされていました。
警察へ向かったウィル。
警察官たちと共にヨットに向かいますが、ウィルは警察官たちに捕まりそうになります。
どうにか逃げだしたウィルでしたが、すぐに追われ再び捕らえられそうになった時マーティンが現れ難を逃れます。
マーティンは、ウィルがヨットを降りた後見ず知らずの男たちがヨットに乗り込み、マーティンが銃を奪われ脅されている隙に他の三人が連れ去られてしまったと事情を話すのです。
そして、自分は大使館で働く外交官ではなく、CIA工作員なのだと告白するマーティン。
ウィルはマーティンのせいで家族が連れ去られたのだと理解し激しくマーティンを責め立てます。
マーティンは同僚のジーン・キャラック(シガニー・ウィーバー)に連絡を取り協力してもらえるよう頼みます。
犯人たちの狙いはあるブリーフケースで、それを24時間以内に渡さないと家族の命は無いと脅されているマーティン。
マーティンはジーンがそのブリーフケースを持っているのではと疑っています。
しかしジーンはそのブリーフケースは自分の手元には無いのだと説明するのです。
マーティンは諦めて自分で探すと言ってジーンの元を去ろうとしますが、何者かによって狙撃され命を落としてしまいます。
車に残されたウィルは父親の死を悲しむ暇もなくマーティンを撃った犯人から逃れるためマーティンの携帯と銃だけを持ってその場から逃走するのです。
警察官に助けを求めたウィルでしたが、銃を持っていたためその警察官に捕らえられそうになってしまいます。
その時ウィルを追ってきた犯人がその警察官を射殺してしまい、自分の身を守る為犯人に向けて銃を放ったウィルは警察から追われる身に。
ウィルはアメリカ大使館へ向かい自分の無実とマーティンが暗殺されたこと、家族が拉致されている事を訴えます。
しかし、ウィルの話は全く取り合ってもらえませんでした。
その時大使館にジーンから連絡が入るのです。
ジーンはウィルを助けたいと言い車に乗るよう促します。
しかしウィルはどうしてもジーンを信用することが出来ませんでした。
一旦は車に乗ったウィルでしたが、吐きそうだと嘘をついてジーンのもとから逃げ出してしまいます。
マーティンの携帯からディエゴという人物に何度も電話をしていることに気付いたウィルはその人物の元へと向かうことに。
その途中、母親から着信が入ります。
マーティンに代わって欲しいという母親に、「父さんは出られないんだ。父さんは死んだよ。」と真実を告げるウィル。
泣き崩れる母親と電話を代わったのは拉致した犯人でした。
マーティンの事をトムと呼ぶその犯人は、ウィルがマーティンが死んだと何度訴えても聴く耳を持たずウィルに預けたブリーフケースを6時までに太陽の門に持ってこないと家族に命は無いと脅すのです。
ディエゴの会社についたウィルは受付に居たルシア・カルデラ(ベロニカ・エチェーギ)にディエゴの居場所を尋ねます。
しかし様子がおかしいルシア。
ディエゴのオフィスにはジーンの仲間が来ていたのです。
ルシアは不意を突いてその男にナイフを向けますがかわされてしまいます。
それを見たウィルはその男に飛び掛かりルシアのナイフを奪ってその男ともみ合いになってしまうのです。
激しくもみ合うなか、たまたまナイフがその男の背中に刺さり、その男は倒れ込んでしまいます。
ルシアがディエゴの姪だと知ったウィルは、ルシアとともにディエゴの家に向かいますがディエゴは既にジーンに殺害された後でした。
ジーンとその仲間から執拗に終われるウィルとルシア。
しかし、ウィルは逃走中に追ってきたジーンの仲間に銃で撃たれてしまうのです。
どうにか逃げ切ったウィルとルシア。
ルシアはウィルが撃たれていることに気付き、研修医をしている友人の元に向かいます。
友人の協力で傷の手当てをしてもらえたウィルは一命を取り留めました。
ウィルが眠っている間ウィルのもっていた携帯の中の写真を見たルシアは、なぜトムの写真を持っているのかとウィルに尋ねます。
トムと呼ばれた男はマーティンでした。
ルシアはマーティンと愛人の間に生まれた子供だったのです。
家族を守る為、傷を負った体で太陽の門へと向かうウィル。
拉致した犯人ザビール(ロシュディ・ゼム)と対面したウィルでしたが、ウィルもまた拉致監禁されてしまいます。
監禁されたウィルはザビールらによってマーティンの居場所を教えろと拷問を受けることに。
ウィルはマーティンがCIA工作員の仲間に殺されたとザビールに話します。
ザビールはウィルと家族を会わせ、ジーンたちをおびき出すようまた脅すのです。
持ってくるよう言われていたブリーフケースにはモサドの機密情報がしまわれていて、ジーンたちはそれを売ろうと考えていました。
家族の命を守る為、ザビールと取引したウィルはルシアのいるバーへと戻ります。
ディエゴの友人でありそのバーのマスターであるマキシモ(オスカル・ハエナダ)はルシアから事情を聞きウィルの協力してくれることに。
「シャドー・チェイサー」最後ラストの結末は?
ルシアの提案で、ルシアのクレジットカードを使ってジーンたちをおびき出す作戦に出たウィル。
店にやって来たのはジーンの仲間ゴーマン(ジョセフ・マウル)。
マキシモらの協力でゴーマンを拷問しジーンの居場所を聞き出そうとしたウィルでしたが、ゴーマンは頑なにジーンの居場所を言おうとしません。
ウィルはゴーマンをわざと逃がして尾行する作戦を思いつきます。
ウィルの計画通りそこから逃げ出したゴーマンはジーンの元へと向かうのです。
無事にジーンの居場所と取引場所が分かったウィルは車でルシアを待たせ、単身で現場へ乗り込みます。
しかしそこへザビールたちも合流し、ジーンに気付かれてしまうのです。
激しい銃撃戦が繰り広げられる中、ゴーマンがブリーフケースを持って車で逃走を図ります。
それを追ったウィルは、ゴーマンが運転する車に飛び乗り阻止しようとするのです。
車はルシアが待つ車と駐車場の柱に激突し、ゴーマンはそのまま息絶えるのでした。
車から放り出されたブリーフケースはジーンが持ち去ってしまいます。
ジーンの車を追うウィル。
そのまま激しいカーチェイスを繰り広げますが、ジーンの車にウィルが突っ込みウィルの車は動かなくなってしまいます。
ジーンは関係ない一般人を銃で撃ちながらウィルを射殺しようと近づいてきますが、違う車を盗んで逃走したウィルとルシア。
ジーンはそんなウィルたちを執拗に追いかけます。
ジーンに銃で狙われながらの激しいカーチェイスの末、お互いの車がぶつかり合い車は見事に転倒してしまうのです。
転倒の衝撃でウィルの持っていた銃は外に放り出されてしまいますが、ジーンはウィルに銃を向けます。
そしてウィルに向かって発砲しようとしたとき、後を追ってきたザビールによってジーンは射殺されるのです。
大怪我を追ったルシアは病院に運ばれ、ウィルはザビールの運転する車で家族の元へと向かい無事救出することができるのでした。
THE END
「シャドー・チェイサー」見どころ
「マン・オブ・スティール」や「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でスーパーマン役を演じたハンリー・カヴィルが主演を務め、ブルース・ウィリスやシガニー・ウィーバーなどの名優が出演する豪華なキャストが凄いです!
ハラハラとしたストーリー展開と役者の緊迫した演技でグッとストーリーに惹きこまれてしまいました。
訳が分からないまま父親を失い、その真相に近づいていく過程は手に汗握る展開でした。
(まさか、序盤でブルース・ウィリスが死んじゃうなんて・・・)
激しめのカーチェイスや銃撃戦など、アクションシーンが多いのも見どころです。
特にジーンと対決する最後のカーチェイスは迫力満点でした!
悪役のシガニー・ウィーバーも珍しいですね。
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