映画「イントゥ・ザ・ブルー」は、ポール・ウォーカー主演、ジョン・ストックウェル監督の2005年アメリカ映画です。
この映画「イントゥ・ザ・ブルー」のネタバレ、あらすじや最後ラストの結末、見所について紹介します。
伝説の沈没船のお宝をめぐる争奪戦を描く「イントゥ・ザ・ブルー」をお楽しみください。
続編に「イントゥ・ザ・ブルー2」という劇場非公開の続編がありますが、キャストもスケール全く違い別物と考えて良いでしょう。
「イントゥ・ザ・ブルー」スタッフ・キャスト
■ スタッフ
監督: ジョン・ストックウェル
製作: デヴィッド・ゼロン
製作総指揮:ルイス・G・フリードマン他
脚本: マット・ジョンソン
撮影: シェーン・ハールバット
音楽: ポール・ハスリンジャー■ 主要キャスト
ジャレット:ポール・ウォーカー
サム:ジェシカ・アルバ
ブライス:スコット・カーン
アマンダ:アシュレイ・スコット
ベイツ:ジョシュ・ブローリン
レイエス:ジェームズ・フレイン
プリモ:タイソン・ベックフォード
ロイ:ドウェイン・アドウェイ
「イントゥ・ザ・ブルー」あらすじ
美しい海に囲まれた楽園・バハマ。
この島に住むジャレット(ポール・ウォーカー)とサム(ジェシカ・アルバ)は愛し合っている恋人同士です。
ジャレット(ポール・ウォーカー)は沈没船から宝を引き上げる事で一攫千金を狙うトレジャーハンターの卵です。
仕事の合間を縫って海に潜る彼ですが、この島は美しい自然と夢に囲まれている顔と、もうひとつ裏の顔を持っていました。
麻薬密売の温床となっているのです。
小型飛行機に載せた大量のコカインを海に落とし、それを引き上げることで商売をしているギャングがいるのです。
そんな犯罪とは縁のなかったジャレット(ポール・ウォーカー)達ですが、ある嵐の晩にその飛行機が落ちたことから人生を不運に巻き込まれていきます。
果たして彼らは、再び穏やかな生活を取り戻すことが出来るのでしょうか?
「イントゥ・ザ・ブルー」ネタバレ
一攫千金を夢見ながら、観光ダイバーとして働いているジャレット(ポール・ウォーカー)。
いつもお金がなくて、沈没船探しどころかボロボロのボートの修復にばかり追われている彼ですが、そんなジャレット(ポール・ウォーカー)をサム(ジェシカ・アルバ)は深く愛しています。
二人の住む会場コテージに、沈没船をさらって金稼ぎに成功しているベイツ(ジョシュ・ブローリン)がやってきました。
大きな船で乗り付けた彼はジャレット(ポール・ウォーカー)を下働きに誘いますが、彼は笑顔で断ります。
当たり障り無い言葉で付き合いはするものの、ジャレット(ポール・ウォーカー)にとってベイツ(ジョシュ・ブローリン)は、この美しい海の珊瑚礁を荒らした憎い人物なのです。
そんな時、ジャレット(ポール・ウォーカー)の友人・ブライス(スコット・カーン)がバハマへやってきます。
久しぶりの再会を喜ぶ男たち。
ブライス(スコット・カーン)はアマンダ(アシュレイ・スコット)という金髪女性を同伴していました。
たった14時間前に知り合ったという彼女を連れて旅行に来たブライス(スコット・カーン)は弁護士をしています。
彼はこのバハマに、依頼人から支払いとして受け取った別荘を所有しているのです。
白く大きな別荘にはプールばかりか、真新しいボートまで付いています。
それを聞いて大喜びするジャレット(ポール・ウォーカー)。
四人は早速ボートに乗って海へと繰り出したのでした。
空を飛んでいるような透明度の海を泳ぐ4人。
ここらの海にはサメが出没しますが、普段から慣れているジャレット(ポール・ウォーカー)とサム(ジェシカ・アルバ)は全く気にしません。
怯えるブライズ(スコット・カーン)を笑い飛ばしたジャレット(ポール・ウォーカー)は、早く上がれと声を上げる彼に笑顔を返すと、落としてしまった腕時計を拾うため再び海底へと潜っていきます。
そこで彼は、昔の船の痕跡を見つけました。
ボートに戻っている3人に声をかけ、再び海底へ向かいます。
彼らがそこで見つけたのは、随分と古い遺留物・・・。
中でもジャレット(ポール・ウォーカー)が見つけたナイフは金で出来ており、デザイン的にも古い宝物であることが見て取れます。
そこで搜索に熱の入ったジャレット(ポール・ウォーカー)は、さらに深くまで潜っていったことで、思わぬものを発見してしまいました。
小型の飛行船が沈んでいたのです。
飛行機だ!!といった彼の言葉により、ほかの三人ももう一度海の中に戻ります。
そして潜り込んだ飛行機の中で、大量のコカインパッケージを見つけてしまいました。
麻薬御殿が建つほどの量に興奮気味のブライス(スコット・カーン)とアマンダ(アシュレイ・スコット)。
彼はなんとその包みをひとつ持って上がってきたのです。
しかしそれはあっさりジャレット(ポール・ウォーカー)のよって海に返されてしまいました。
別荘に戻った4人はプールで作戦会議をしています。
今日収穫したナイフを積んでいた船が、この間の嵐で掘り起こされたと確信しているジャレット(ポール・ウォーカー)はすぐにでも没船の搜索に向かいたくて仕方ありません。
しかしコカインのことを警察に通報すればあの一体の海には入れなくなる・・・。
まずは船を見つけたという権利の申し立てが必要だと思案するジャレット(ポール・ウォーカー)に、ブライス(スコット・カーン)が言います。
権利申し立てのために沈んでいる船の名前とどこから来たのかという特定情報を探しに行こう、と。
船の特定を済ませてから警察に通報する。
この案に気乗りしないのはサム(ジェシカ・アルバ)だけです。
結局、飛行機には近づかない、という約束の元彼女もまた協力することになったのでした。
ところが翌日、その捜索のための船の支度で躓いてしまいます。
理由は簡単、資金不足。
弁護士をしているにも関わらずギャンブルで借金を抱えるブライス(スコット・カーン)にも支度金3万ドルはありません。
見えっ張りな彼に夢だけ見せられた形のジャレット(ポール・ウォーカー)ですが、こうなってはあの別荘のボートで向かうしかありません。
しかし揉めている二人の話を、見知らぬ男が聞きつけて誰かに電話していたのでした。
新しいとは言え小さなボート・・・
捜索のための大型装置もなく、彼らは金属探知機をもって地道に探していきます。
探知機で反応のあった場所の砂を払って見つけたのは、赤く錆びた太い鎖でした。
陸に戻り、引き上げた遺留物の硫化銀を銀に戻す作業をしている4人。
特別な機械にかける事で姿を現したのは銀でできた旧式の拳銃と銀の火薬入れです。
それには伝説の海賊[T・ソープ]の持ち物である可能性が・・・。
もしもこれが彼のものなら、あそこにあるのはゼフィア号かもしれない!
世紀の発見とも言っていいお宝に興奮気味のジャレット(ポール・ウォーカー)。
もしゼフィア号を引き上げる事が出来たら何億もの価値を生むかもしれない、その可能性に大いに盛り上がる4人。
そのままの勢いで、4人は翌日も搜索に向かいます。
見張りとしてアマンダ(アシュレイ・スコット)をボートに残し海底に向かった3人は、昨日と同じく探知機を駆使して探すうち、大きな反応を得る場所を見付けました。
掘り返して出てきたものは大きなマストの一部・・・?
彼らはこの発見に喜び、浮きをつけて海面へと送ります。
その頃船上のアマンダ(アシュレイ・スコット)はこの場所の緯度経度をメモすると、日光浴をしていました。
するとそこに近付く一艘のボート。
それは警察船でした。
停泊している船に、一応、ということで船内の捜索を始めた警官たち。
何者かがボートに近付いているのは、海中にいるジャレット(ポール・ウォーカー)達にも見えています。
浮き上がるのを停止して様子を伺っていた彼らですが、浮きがバランスを崩したことでマストが沈んでしまいました。
そのマストの下敷きになってしまったブライス(スコット・カーン)。
サメに囲まれつつもなんとか彼を助け出して浮上したジャレット(ポール・ウォーカー)達。
船にいたのは顔見知りに警官・ロイ(ドウェイン・アドウェイ)でした。
親しげに話す2人は、結局何も見つからなかったとして会話を終え、警察船は去ります。
マストは海底に沈んだままに・・・。
その夜、街のクラブへと繰り出した彼らは、音楽に身を任せそれぞれ楽しんでいます。
ここでブライス(スコット・カーン)が騒ぎを起こしてしまいました。
アマンダ(アシュレイ・スコット)に親密そうに近付く男を殴ってしまったのです。
相手はこの店のオーナー・プリモ(タイソン・ベックフォード)。
彼からクスリを貰ったと微笑むアマンダ(アシュレイ・スコット)を巡っての喧嘩には、ほかの場所にいたジャレット(ポール・ウォーカー)も大慌て。
なんとか彼を止めに行くのでした。
翌日も発掘にやってきた4人。
今日は全員で海に潜っていたところ、何者かがボートに近づくのが見えました。
浮上し身を隠して船上に戻ったジャレット(ポール・ウォーカー)とブライス(スコット・カーン)は、船内をうろつく男二人に組み付くとあっという間に制圧します。
逃げていく男たち。
彼らはボンゼル号と書かれた帽子を残していきました。
それを拾い上げたジャレット(ポール・ウォーカー)は、怒りを抱えながらベイツ(ジョシュ・ブローリン)のもとに向かいます。
ボンゼル号は彼が引き上げた船だったからです。
しかしベイツ(助手・ブローリン)は知らぬ存ぜぬを貫き通し、大量生産の帽子しか証拠を持たないジャレット(ポール・ウォーカー)にはそれ以上彼を糾弾する事が出来ません。
納得出来ないまま、去るしかないのでした。
しかし、ベイツ(ジョシュ・ブローリン)が何かを探っているのは間違いありません。
圧倒的な資金力と大型捜索船を持つ彼にかかればゼフィア号もすぐに見つかってしまう・・・。
焦るジャレット(ポール・ウォーカー)にブライス(スコット・カーン)が囁きます。
必要なものを揃える為の金の在り処は分かってるだろ、と。
あのコカインを売れば資金の心配はしなくていいし、初犯なら捕まっても5年で出られる―――
その言葉はとても魅力的な響きでもってジャレット(ポール・ウォーカー)を誘います。
しかしそれでも彼はその誘惑に打ち勝つのです。
ブライス(スコット・カーン)を置いてその場を去るジャレット(ポール・ウォーカー)。
あとには不服そうなブライス(スコット・カーン)だけが残されたのでした。
その夜、暗闇に紛れて海に出るボートがあります。
ブライス(スコット・カーン)とアマンダ(アシュレイ・スコット)です。
二人はあの飛行機に潜り、いくつかのコカインを持ち出したのでした。
そしてそのまま朝を待って彼らが向かったのは、ブライス(スコット・カーン)が喧嘩をふっかけたプリモ(タイソン・ベックフォード)のところ。
二人は彼を通じてコカインをさばこうとしたのです。
そうとは知らないジャレット(ポール・ウォーカー)はその頃、ボロボロのボートから水を汲み出していました。
そこへかかってきたブライス(スコット・カーン)からの電話。
呼び出されて向かったのは一艘の豪華なボートでした。
怪訝そうに入ってきたジャレット(ポール・ウォーカー)を迎えたのは、明らかに安堵の表情を浮かべるブライス(スコット・カーン)達でした。
どういうことだ?と聞いたジャレット(ポール・ウォーカー)に応えたのは、レイエス(ジェームズ・フレイン)です。
薬の密売人として成り上がった彼は冷たい目をしながら、あのコカインは俺のものだと静かに話します。
つまりブライス(スコット・カーン)達は、コカインを本来の持ち主に売りつけに行ってしまったのです。
口調こそ静かながら、怒り狂っているレイエス(ジェームズ・フレイン)。
全て引き上げて持って来い、とジャレット(ポール・ウォーカー)を脅します。
800キロにもなる大量のコカインすべてを引き上げてこないとサム(ジェシカ・アルバ)に危害を加える・・・
そう言われたジャレット(ポール・ウォーカー)は彼から、引き上げる為の装備の準備金を受け取ってボートから降りたのでした。
あれほど注意したにもかかわらず目の前の欲に目がくらんだブライス(スコット・カーン)に掴みかかるジャレット(ポール・ウォーカー)。
しかし揉めている時間はありません。
与えられた猶予はたったの12時間しかないのです。
装備を揃え、夜には海に向かいます。
全てを知ったサム(ジェシカ・アルバ)は、怒りに燃える眼で同行を拒否します。
売人の言いなりになって動くジャレット(ポール・ウォーカー)とは一緒にいられないと行ってしまうサム(ジャレット・アルバ)。
追いかけたくても時間に追われるジャレット(ポール・ウォーカー)は結局、そのまま3人で海に出るしかありません。
暗闇を照らすライトの下で、まず彼らがしたのはゼフィア号の捜索でした。
3万ドルで用意した大型捜索船が使えるうちに、と考えたのでしょう。
そこで見つけたのはゼフィア号と書かれた錆びた鐘。
これで船の権利を主張するための材料は揃いました。
喜び勇んだ3人でそのまま飛行機へと向かいます。
船から垂らしたワイヤーに取り付けた袋の中にコカインを溜めて、ある程度の量になったら引き上げるという方法を取った3人。
しかしここで思わぬトラブルが起こります。
サメがアマンダ(アシュレイ・スコット)の足を食いちぎったのです。
慌てて引き上げるブライス(ポール・ウォーカー)たち。
パニックの最中、ワイヤーは釣られたコカインの重さに耐えられずに切れ、彼らは一つの袋も引き上げることがないまま病院へ向かうことになりました。
しかし手当の甲斐なくアマンダ(アシュレイ・スコット)は死亡・・・。
駆けつけたサム(ジェシカ・アルバ)と抱き合い、友人の死を悼むジャレット(ポール・ウォーカー)。
ところが、彼女の一番近しい人間であるはずのブライス(スコット・カーン)は早々に切り替え、なんとかコカインを引き上げなくてはとそればかり。
薄情なその言動にサム(ジェシカ・アルバ)は苛立ち、二人の間に険悪なムードが流れますが、しかし猶予がないのは事実です。
彼らはレイエス(ジェームズ・フレイン)の部下に追いかけられ、街中を走り回る羽目になってしまいました。
しかしジャレット(ポール・ウォーカー)のボロトラックでは追いつかれるのも時間の問題・・・。
そこでジャレット(ポール・ウォーカー)は自分ひとりだけ降りると、後で待ち合わせようと言って2人だけを逃がします。
彼はゼフィア号から引き上げた金のナイフなどを差し出すことによって許しを得ようと考えたのです。
ジャレット(ポール・ウォーカー)が降りてすぐ、今度はサム(ジェシカ・アルバ)が車から降りていきます。
彼女が向かったのはロイ(ドウェイン・アドウェイ)のいる警察署です。
この際全てを話して助けを求めようつ決意したサム(ジェシカ・アルバ)。
彼女の告白に驚いたロイ(ドウェイン・アドウェイ)は、この事は署長や同僚でさえ信用できるか分からない・・・と頭を抱えます。
そして彼は言ったのです。彼なら力になれるかも、と―――。
サム(ジェシカ・アルバ)の行動など知る由もないジャレット(ポール・ウォーカー)はその頃、レイエス(ジェームズ・フレイン)のいる豪華ボートにやってきていました。
プリモ(タイソン・ベックフォード)の案内で船内に足を踏み入れましたが、そこに広がるのは異様な光景。
静まり返った船内には人々がバタバタと倒れていたのです。
プリモ(タイソン・ベックフォード)はジャレット(ポール・ウォーカー)を伏せさせると、更に奥へと進んで行きました。
銃を構えて進んでいた彼ですが、しかし何者かによって静かに撃ち殺されてしまいます。
その物音にそっと見を起こしたジャレット(ポール・ウォーカー)。
彼もまた船の奥へと進み、奥のベッドには目を見開いたまま絶命しているレイエス(ジェームズ・フレイン)の姿を発見・・・。
絶句している彼の前に現れたのは、なんとベイツ(ジョシュ・ブローリン)でした。
彼はレイエス(ジェームズ・フレイン)と組んで、薬の密売をしていたのです。
慌てて逃げ出したジャレット(ポール・ウォーカー)。
泳力に長けた彼は、海に飛び込んでなんとか逃げ出すことに成功したのでした。
ところが、待ち合わせ場所にたどり着いたジャレット(ポール・ウォーカー)を迎えてくれるはずのサム(ジェシカ・アルバ)がいません。
彼女はロイ(ドウェイン・アドウェイ)によりベイツ(ジョシュ・ブローリン)に囚われていたのです。
飛行機の沈む座標を教えろと迫るベイツ(ジョシュ・ブローリン)を、イースター岬の南3キロ地点に来い、と誘い出すジャレット(ポール・ウォーカー)。
その誘いに乗ったベイツ(ジョシュ・ブローリン)ですが、相棒であるレイエス(ジェームズ・フレイン)の裏切りによる苛立ちは、彼を殺した今も収まっていません。
そんなところに声をかけたロイ(ドウェイン・アドウェイ)。
ジャレット(ポール・ウォーカー)を呼び出す事に成功したのだからサム(ジェシカ・アルバ)を離してやれ、と進言した彼はベイツ(ジョシュ・ブローリン)に撃ち殺されてしまいました。
サム(ジェシカ・アルバ)を危険に晒したことでブライス(スコット・カーン)を責め立てるジャレット(ポール・ウォーカー)。
しかし彼自身もまた、自らの意思でレイエス(ジェームス・フレイン)から3万ドルを受け取ったのは事実です。
自分にもこの事態の責任はあると反省したジャレット(ポール・ウォーカー)はブライス(スコット・カーン)と作戦を練るのでした。
そうして約束の場所にやってきたジャレット(ポール・ウォーカー)は、後ろ手に手錠された状態でベイツ(ジョシュ・ブローリン)の前に連れて行かれます。
彼のいう場所まで小型のボートに乗り換えて進んだベイツ(ジョシュ・ブローリン)。
しかしそこに浮かんでいたのは引き裂かれた大量のコカインの袋。
どういうつもりだ、と怒りに震える彼の前で、残りの半分ももうすぐだと笑ったジャレット(ポール・ウォーカー)はそのまま海へとダイブしたのでした。
「イントゥ・ザ・ブルー」最後のラスト結末
その頃、手下二人しかいない船に残されていたサム(ジェシカ・アルバ)は自力で逃げようと立ち上がります。
ロイ(ドウェイン・アドウェイ)と繋がれていた手錠を外すと、船の操舵室を目指して行動を開始したのです。
それと並行して船にはジャレット(ポール・ウォーカー)の友人・ダニーが近付いてきます。
釣り上げた魚を売りさばく行商に扮した彼は、煩わしそうな手下にひたすら話しかけ隙を伺っていました。
一瞬のタイミングをついて手下を海に引き釣り込むことに成功したダニー。
これで船には手下1人とサム(ジェシカ・アルバ)しか残っていません。
彼女は格闘の末、手下を海へと連れ込みサメに襲わせて自由を得たのでした。
海に飛び込んだジャレット(ポール・ウォーカー)は一直線に飛行機へと泳ぎます。
追いかけてきたベイツ(ジョシュ・ブローリン)達を誘い込み、待ち伏せていたブライス(スコット・カーン)と一緒に彼らと対峙したのです。
格闘に次ぐ格闘の末、飛行機のエンジン部分を爆破させることで窮地を脱した2人。
こうして彼らは、やっと追われる立場を返上したのでした。
6週間後、3人はダニーを加えた4人であのマストに引き上げにやってきています。
やはり資金面では無理が効かないので、使えるのは別荘のボートのみ。
しかし後一歩のところでワイヤーが切れ落下していくマスト。
また明日やるさ、と悠長に構えるジャレット(ポール・ウォーカー)達ですが、海を覗き込んでいたブライス(スコット・カーン)が突然海に飛び込んでしまいました。
その行動に驚く3人の前に浮かび上がってきた彼は、両手に金の延べ棒を握っています。
マストの落下により穴のあいた船底に隠されていた大量の金がでてきたのです。
最高の発見に大喜びする声が、美しい海に響き渡るのでした。
THE END
「イントゥ・ザ・ブルー」見所ポイント!
思っていた以上にとても面白い作品でした。
何よりもまず主役の二人の見た目が麗しい!
イケメン、ポール・ウォーカーと美女ジェシカ・アルバはバハマの景色に馴染んで、それだけでも眼福モノの感動があります。
ポール・ウォーカーはこの後、「ワイルドスピード」シリーズで一躍スターになりましたね。
とにかく綺麗な景色を切り取るような映像の美しさや、それと相反するサメの噛み跡のエグさなど、両極端でありながらちゃんとストーリーにうまく組み込まれていて本当に面白かったです。
ブライスの人間性には頭をひねってしまう場面が少なくないですが、それでも物語はハッピーエンドです。
伏線や絡まり合う陰謀など複雑は皆無ですが、頭空っぽで楽しめる良作だと思います。
ワクワクしながらお楽しみください。